●岩田稔投手(33)が18日、大阪・藤井寺市内の｢藤井寺スポーツ｣で契約するローリングスジャパン社のトークショーを行った。今季は不調で2007年以来、 9年ぶりの 0勝に終わり、防御率8.85。観客から来季、目標の勝利数を問われ｢目標は口に出しません。 1個勝たないと前に進めない｣と真剣な表情で語った。来季からグラブをモデルチェンジすることを明かした。同社のグラブを従来の横型から縦型に変更。巨人・杉内俊哉投手(36)も使用するタイプで、復活を目指す。デザインや素材を変えるわけではない。着目したのは｢つぶし｣だ。ピッチャーは投げるときに、グラブをはめている手を握る＝グラブを“つぶす”ことで、ボールに力を伝える。人さし指や中指が手のひら側に曲がるのが横型で、岩田はローリングス社のグラブを使い始めた2014年オフから使用していた。だが、専属トレーナーの助言もあって変更。10月中旬に縦型のモデルを注文し、このほど完成した。年明けからの恒例の米アリゾナの自主トレで、新グラブを体になじませる。必ずはい上がる。
●高山俊外野手(23)が18日、大阪市内の｢ミズノ大阪店｣で一日店長を務めた。来季からミズノとブランドアンバサダー契約を締結したことを受け行われたイベントでは、握手会を行うなど来店客のべ 150人と交流した。高山も満足感たっぷりの表情で話した。来季の打率 3割超えを誓った。 1年目の今季は球団新人記録を更新する 136安打を放ったが、打率 0.275と“大台”には届かず。新人王も獲得し、より厳しく攻められることは必至だが年末年始もオフ返上で汗を流し、 2年目のジンクスを吹き飛ばす。のべ 150人のファンと触れ合うなかで、強い責任感が胸に芽ばえていた。 2年目に備えるために無休で鍛えまくる。20日には鳴尾浜が年末休養に入るため、故郷の千葉・船橋市に帰省。真価を問われる 2年目。チームの勝利にさらに貢献するための打率 3割。高山が、無休で挑む。
●18日、台湾・台中インターコンチネンタル球場でアジアウインターリーグ優勝決定戦が行われ、リーグの投手ＭＶＰに選ばれた阪神・青柳晃洋投手(23)は 2番手で登板し、 1回 2/3を 2安打無失点。 6－ 0の 7回二死満塁で、 4番手で登板した横山雄哉投手(22)は、 139キロ直球で楽天・内田靖人内野手(21)を中飛に仕留めてピンチを切り抜けた。石崎剛投手(26)は大量リードのなか、 9回に登板して全球直球勝負で三者凡退の熱投。来季、守護神の座を狙う右腕は、 5セーブでセーブ王にも輝いた。両投手とも、異国の地での経験を糧に、来季の飛躍を目指す。横田慎太郎外野手(21)は 4打数 2安打 1打点。台湾での武者修行を、優勝で締めくくった。
●秋山拓巳投手(25)は心を整えて逆襲する。シダックス・カルチャービレッジにオープンした｢ｄａｔ｣という施設で18日、コンサルティング契約を結ぶ企業のイベントに参加。 2年間、メンタル面のアドバイスを受けてきたスポーツドクター・辻秀一氏と対談し心の成長で今季 4年ぶり白星をつかんだことを明かした。トレーニングも治療も可能な同施設は、今オフだけでなくシーズン中も使用が可能。腕まくりした。記事をまとめてみました。
大阪・藤井寺市内でトークショーを行った岩田稔投手
岩田稔投手が18日、大阪・藤井寺市内の｢藤井寺スポーツ｣でトークショーを行った。
今季は不調で2007年以来、 9年ぶりの 0勝に終わり、防御率8.85。観客から来季、目標の勝利数を問われ｢目標は口に出しません。 1個勝たないと前に進めない｣と真剣な表情で語った。
来季のグラブを手に岩田稔投手はトークショーに臨む。縦型で変身だ！
やれることは、なんでもやる！ 岩田稔投手が18日、大阪・藤井寺市のスポーツ店｢ＦＵＪＩＳＰＯ(フジスポ)｣で契約するローリングスジャパン社のトークショーを行った。来季からグラブをモデルチェンジすることを明かした。同社のグラブを従来の横型から縦型に変更。巨人・杉内俊哉投手も使用するタイプで、復活を目指す。
復活するために、ガラリと変える。投球フォームを横振りから縦振りに矯正すべく、岩田がグラブを変更。“超変革”に乗り出した。
｢今年がダメだったので、ガラッと変えようかなと。(体の回転軸を)縦に使えるようにするためにです｣ デザインや素材を変えるわけではない。着目したのは｢つぶし｣だ。
岩田稔投手はしっかり“つぶせる”横型を使っていたが、来季は巨人・杉内俊哉投手愛用の縦型で挑む
ピッチャーは投げるときに、グラブをはめている手を握る＝グラブを“つぶす”ことで、ボールに力を伝える。人さし指や中指が手のひら側に曲がるのが横型で、岩田はローリングス社のグラブを使い始めた2014年オフから使用していた。
だが、専属トレーナーの助言もあって変更。10月中旬に縦型のモデルを注文し、このほど完成した。岩田によれば横型は｢(体の回転の)ベクトルが横にいく｣。つぶしても指が内側に折れ曲がらない縦型は｢体(の回転)が縦に入りやすい。グラブで(フォームが)変わるんじゃないか｣と期待を寄せる。
巨人・杉内俊哉投手
同社担当者は｢縦のタイプは指の引っかかりが全然違う。(ボールを)上から叩ける｣と説明。縦型は捕球面が大きいため、外野手が好んで使うのが一般的。投手では巨人・杉内が愛用者で｢軽く投げてもボールがいくのは、指にかかっているから。フォームもずっと変わらない｣という。
今季は 6試合で 0勝 3敗、防御率8.85。プロ入り 2年目の2007年以来 9年ぶりに未勝利に終わった。岩貞、青柳ら若手の台頭で、先発ローテに返り咲くには相当な変わり身が必要。必死のパッチで生き残りを図る。
｢それ(縦振りが)ができればボールもしっかり押し込める。球の質も上がってくる｣。年明けからの恒例の米アリゾナの自主トレで、新グラブを体になじませる。必ずはい上がる。
★開幕ローテも…
今季の岩田はどん底を味わった。メッセンジャー、藤浪、能見、岩貞、藤川と開幕ローテ入りしたが、初登板の 3月30日のヤクルト戦(神宮)から 3連敗で 4月28日に降格。 2軍でも復調の兆しが見られず、13試合で 2勝 3敗、防御率4.15。 1軍のリリーフ陣が苦しくなった 9月10日のヤクルト戦(神宮)に中継ぎで 1軍復帰したが、 1回 4安打 4失点。再び 2軍落ちしてシーズンを終えていた。
◆グラブの縦型、横型
縦型は横型よりも縦長のサイズで、ポケットも深い。指を曲げず、すぼめるようにして閉じる。捕球する面が広いため、一般的に外野手がよく採用している。横型は素材が軟らかく、指を曲げて握り込めるように使える。投手は投げるときに思い切り手を握りしめられることから、横型を使う選手が多い。
高山俊外野手が18日、大阪市内の｢ミズノ大阪店｣で一日店長を務めた。来季からミズノとブランドアンバサダー契約を締結したことを受け行われたイベントでは、握手会を行うなど来店客のべ 150人と交流した。
高山も｢いろんなファンの方と交流を持てる機会で良かった。シーズン中はプレーでですけど、オフシーズンは交流の場があると良いと思うので、野球を通して社会貢献していけたら｣と満足感たっぷりの表情で話した。
｢ミズノ大阪店｣で１日店長を務めあいさつする高山俊外野手＝大阪市内の｢ミズノ大阪店｣
高山俊外野手が18日、大阪市内のミズノ大阪店で一日店長を務め、来季の打率 3割超えを誓った。 1年目の今季は球団新人記録を更新する 136安打を放ったが、打率 0.275と“大台”には届かず。新人王も獲得し、より厳しく攻められることは必至だが年末年始もオフ返上で汗を流し、 2年目のジンクスを吹き飛ばす。
チームの勝利に貢献することを最優先し、これまで具体的な数字を口にしてこなかった高山が、珍しく個人目標を明確に掲げた。ミズノ本店で一日店長を務め、のべ 150人のファンと触れ合うなかで、強い責任感が胸に芽ばえていた。
1日店長の高山俊外野手は子供を抱き上げるが、ぐずられてしまって苦笑い＝大阪市内の｢ミズノ大阪店｣
｢ 1年目はミスも甘く見てもらえたところがあったと思うけど、来年からは、出るからには責任も増してくる。(打率) 3割という数字は、達成したいですね｣ 来季目標に全試合出場を挙げたことはあるが、数字を明言したのは初めて。 3割といえばセで今季、規定打席に到達したなかでは首位打者の巨人・坂本( 0.344)を筆頭に 9人しかいない。一流の仲間入りとなる。
それだけに簡単な数字ではない。今季は 494打数で球団新人最多を更新する 136安打。 3割に達するには 149安打を放たなければならなかった。さらに新人王にも輝いたことで、来季は他球団から厳しく攻められる。だが、常々｢ 2年目以降、同じ数字ではいけない｣という若虎は、あえて困難に立ち向かう。
高山俊外野手(左)はスイングを披露したり、握手会をしたりと一日店長として奮闘＝大阪市内の｢ミズノ大阪店｣
2年目に備えるために無休で鍛えまくる。20日には鳴尾浜が年末休養に入るため、故郷の千葉・船橋市に帰省。｢どこというのは決まってないけど、練習する場所はたくさんある。(毎日やるのかとの問いに)そうですね、キャンプが怖いので。 2月 1日に 100％でアピールできるように準備したい｣。鍛錬に盆も正月もない。自宅近くのジムなどで、オフ返上で鍛え込むつもりだ。
鳴尾浜に戻るのは来年 1月 7日の予定。年末年始も｢基本的には体を動かさないといけないと思っている｣とキッパリ。真価を問われる 2年目。チームの勝利にさらに貢献するための打率 3割。高山が、無休で挑む。
★ファン１５０人を“接客” 高山は今オフにミズノとアンバサダー契約を締結したことを受け、ミズノ大阪店で 1日店長を務めた。店頭での出迎えの後、 4階特設会場でのべ 150人のファンを“接客”。抱っこした女児に泣かれて苦笑いする場面もあったが｢交流を持てるのはいいこと。小さい子が来てくれるとうれしい。子供にあこがれられる選手になりたい｣と満足げだった。
アジアウインターリーグ優勝決定戦(18日、台湾・台中インターコンチネンタル球場)
6－ 0の 7回二死満塁で、 4番手で登板した横山は、 139キロ直球で内田(楽天)を中飛に仕留めてピンチを切り抜けた。石崎は大量リードのなか、 9回に登板して全球直球勝負で三者凡退の熱投。来季、守護神の座を狙う右腕は、 5セーブでセーブ王にも輝いた。両投手とも、異国の地での経験を糧に、来季の飛躍を目指す。
ウエスタン選抜の選手らはチャンピオンフラッグを前に充実の表情を見せた
日本チーム同士による優勝決定戦が行われ、ウエスタン選抜が 6－ 1でイースタン選抜に勝った。リーグの投手ＭＶＰに選ばれた青柳晃洋投手は 2番手で登板し、 1回 2/3を 2安打無失点。横山雄哉投手、石崎剛投手もリリーフ登板で 0点に抑え、横田慎太郎外野手は 4打数 2安打 1打点。台湾での武者修行を、優勝で締めくくった。
青柳は 6－ 0の 6回から 2番手で登場。先頭打者に四球も直後に遊ゴロ併殺に打ち取るなど、粘りの投球で 1回 2/3を無失点に抑えた。
このリーグでは｢シーズンとは違う勝負の仕方をして、どうなるかを試しました｣と新たなパターンを試行。新球のカーブなども投げて、レギュラーシーズンで投手ＭＶＰを獲得。プレーオフでも 2試合に登板して、最終的に 6試合で 3勝 0敗、防御率1.45と胸を張れる結果を残した。
大きな収穫を手に、来季に向けて帰国する。
秋山は心を整えて逆襲する。シダックス・カルチャービレッジにオープンした｢ｄａｔ｣という施設で18日、コンサルティング契約を結ぶ企業のイベントに参加。 2年間、メンタル面のアドバイスを受けてきたスポーツドクター・辻秀一氏と対談し｢大きな目標は阪神のエース。やるべきことに集中しています。打たれても『どうしよう』ではなく『次にどうすべきか』を考えられるようになりました｣と心の成長で今季 4年ぶり白星をつかんだことを明かした。
トレーニングも治療も可能な同施設は、今オフだけでなくシーズン中も使用が可能。｢サポートしてもらっている。結果で応えたい｣と腕まくりした。
来シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって進め！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2016年 公式戦順位表
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