● 1日◇群馬県庁前発着( 7区間 100キロ)◇37チームで第61回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)が行われ、旭化成が18年ぶり22度目の優勝を果たした。 1区で13位、 2区では20位まで順位を落とした。それでも 3区で11位まで順位を上げると 4区で市田孝選手が区間賞の快走を見せトップと17秒差の 5位に押し上げた。 5区では村山謙太選手がジワジワと差を詰めると 9キロ付近でついに先頭に。区間賞の走りで 2位に 7秒差を付けてタスキリレーした。 6区では市田ツインズの弟宏選手がこれまた快走。区間記録を更新する走りでリードを広げた。区間新記録で 2位との差を58秒に広げ独走態勢に。 7区アンカー佐々木選手も安定した走りを見せゴールテープを切った。トヨタ自動車九州が昨年に続いて 3位に入り、コニカミノルタは 5位。 4区を終えてトップだったDeNAは 7位、東日本大会を制した日清食品グループは 8位、ホンダは11位に終わった。
●優勝候補の筆頭に挙げられたトヨタ自動車は 2区で区間27位に沈んだのが響き、2001~2003年のコニカ(現コニカミノルタ)以来の 3連覇はならなかった。ただ、 3区では大石が20人抜きで区間賞を獲得。エース区間の 4区でも東洋大出のルーキー服部勇馬選手が区間 5位と踏ん張った。
●トヨタ自動車九州は 5区を終えて旭化成と 7秒差の 2位だったが、 6区の奥野選手が区間23位と失速。ただ、昨年より仕上がりに不安が残る中、 2年連続で 3位に食い込み、森下監督は「 5、 6位を狙っていた。上出来」と評価した。
●コニカミノルタのルーキー、神野大地選手(23=青山学院大學)がエース区間の 4区(22キロ)を走った。 4位でタスキを受けすぐに 2位集団に付けたが徐々に遅れはじめトップから38秒遅れの 7位でタスキをつないだ。タイムは 1時間 3分49秒で全体 7位だった。箱根駅伝では山上りの 5区で活躍し脚光を浴びた。社会人 1年目のランナーは残念そうだった。コニカミノルタは 5位だった。記事をまとめてみました。
<陸上:第61回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)>◇ 1日◇群馬県庁前発着( 7区間 100キロ)◇37チーム
旭化成が18年ぶり22度目の優勝を果たした。
1区で13位、 2区では20位まで順位を落とした。それでも 3区で11位まで順位を上げると 4区で市田孝選手が区間賞の快走を見せトップと17秒差の 5位に押し上げた。 5区では村山謙太選手がジワジワと差を詰めると 9キロ付近でついに先頭に。区間賞の走りで 2位に 7秒差を付けてタスキリレーした。 6区では市田ツインズの弟宏選手がこれまた快走。区間新記録で 2位との差を58秒に広げ独走態勢に。 7区アンカー佐々木選手も安定した走りを見せゴールテープを切った。
西政幸監督は「悔しい思いをした分、本当にうれしい。みんなが気迫あふれるレースをしてくれた。最後までヒヤヒヤ、ドキドキでした」と話した。
22度目の優勝は最多。名門が見事に復活した。
ガッツポーズでゴールする旭化成のアンカー・佐々木悟選手=群馬県庁前
旭化成が 4時間49分55秒で18年ぶりに優勝した。歴代最多の優勝回数は22度となった。
外国選手を含まない布陣での 1位は2007年の中国電力以来。 3連覇を目指したトヨタ自動車は 1分 7秒差の 2位だった。
トヨタ自動車九州が昨年に続いて 3位に入り、コニカミノルタは 5位。 4区を終えてトップだったDeNAは 7位、東日本大会を制した日清食品グループは 8位、ホンダは11位に終わった。
旭化成は 4区の市田孝が区間 1位の快走で11位から 5位に浮上。 5区の村山謙太選手も区間賞を奪って首位に立つと、 6区の市田宏選手は区間記録を更新する走りでリードを広げた。
18年ぶり22度目の優勝を果たし、胴上げされる旭化成の西政幸監督=群馬県庁前
古豪復活だ。 7区のアンカー、佐々木がゴールに駆け込むと、選手は喜びを爆発させた。胴上げされた西監督は「悔しい思いをしてきた分、うれしい。選手一人一人が役割を果たし、気迫あふれるレースをしました。最後までヒヤヒヤドキドキ」と興奮を隠せなかった。
旭化成は中盤に順位を上げ、 4区の市田孝、 5区の村山、 6区の市田宏が区間賞( 6区は区間新)。トヨタ自動車は 2位で 3連覇はかなわなかった。
18年ぶり22度目の優勝を果たし、記念写真に納まる西政幸監督(後列右から 2人目)ら旭化成=群馬県庁前
▽旭化成・西政幸監督の話
ようやく勝てたというのが率直な気持ち。今でも夢かなと思っている。選手たちの気迫がすごかった。勝たせてやることができてうれしい。
4区でトップを走るDeNAの高木登志夫選手(手前)に迫るトヨタ自動車の服部勇馬選手
優勝候補の筆頭に挙げられたトヨタ自動車は 2区で区間27位に沈んだのが響き、2001~2003年のコニカ(現コニカミノルタ)以来の 3連覇はならなかった。
佐藤監督は「あまりにも離れすぎてしまった」と誤算を認めながらも「旭化成の頑張りを褒めるべき」とライバルをたたえた。
ただ、 3区では大石が20人抜きで区間賞を獲得。エース区間の 4区でも東洋大出のルーキー服部勇馬選手が区間 5位と踏ん張った。脚がつりそうになりながらも、順位を一つ上げたホープは「合格点。マラソンに向けてはいい形になった」とうなずいた。
3位でゴールするトヨタ自動車九州のアンカー・大津顕杜選手=群馬県庁前
全日本実業団対抗駅伝は 1日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする 7区間、 100キロに37チームが参加して行われ、旭化成が 4時間49分55秒で18年ぶりに優勝した。トヨタ自動車九州が昨年に続いて 3位に入り、コニカミノルタは 5位だった。
トヨタ自動車九州は 5区を終えて旭化成と 7秒差の 2位だったが、 6区の奥野選手が区間23位と失速。ただ、昨年より仕上がりに不安が残る中、 2年連続で 3位に食い込み、森下監督は「 5、 6位を狙っていた。上出来」と評価した。
エースの今井選手が 4区で区間トップと 1秒差の 2位と好走。 9位から 4位に順位を上げると、続く 5区では一時、先頭を争った。チームとしての収穫を語った今井選手は、さらに上をにらみ「個人の能力を引き上げることが大切」と課題も口にした。
コニカミノルタのルーキー、神野大地選手がエース区間の 4区(22キロ)を走った。
4位でタスキを受けすぐに 2位集団に付けたが徐々に遅れはじめトップから38秒遅れの 7位でタスキをつないだ。タイムは 1時間 3分49秒で全体 7位だった。
青山学院大學では 3、 4年時に箱根駅伝で「山上りの5区」を走り連覇に貢献。しかし 1年目で初めて臨んだニューイヤー駅伝で箱根の再現はならなかった。
コニカミノルタは 5位だった。
2012年から昨年まで優勝 2度、 2位が 3度と安定していたコニカミノルタは 5位。青山学院大學出の新人、神野大地選手はエースが集まる 4区を走り、区間 7位だった。
同じ23歳の服部選手(トヨタ自動車)らとの対決が注目されたが、後半に脇腹に痛みが生じたという。「 1年間の努力を全部ぶつけられなかった。悔しさが残る」と唇をかんだ。
箱根駅伝では山上りの 5区で活躍し脚光を浴びた。社会人 1年目のランナーは「山だけじゃないことを見せたかったけど、全く見せることができなかった」と残念そうだった。
総合順位表
今日( 1/2)から明日に掛けては、第93回箱根駅伝が行われる。母校が参加した学校OB,OGもいるでしょう。自分たちの夢ランナーに託してみては如何でしょうか。
☆箱根駅伝公式Webサイト⇒ http://www.hakone-ekiden.jp/
☆第93回箱根駅伝|日本テレビ⇒ http://www.ntv.co.jp/hakone/index.html