●原口文仁捕手(24)が沖縄・宜野座キャンプ休日の15日、サンケイスポーツのインタビューに応じた。打撃理論も注入し、抜てきしてくれた金本知憲監督(48)や苦しい時期を支えてくれたスタッフのため激白。右肩も｢80、90％｣まで回復。必ずＶの要となる。
●マルコス・マテオ投手(32)が15日、休日返上で練習した。この日、チームはオフだったが、沖縄・読谷村内のホテルにある室内練習場で体を動かした。今月 8日に子どもの事情により、家族のいる米国に緊急帰国。守護神の最有力候補だけに、調整遅れが心配されていた。再契約で大筋合意に達しているラファエル・ドリス投手(29)がこの日、合流。新助っ人のロマン・メンデス投手(26)を含めて守護神争いをするだけに、うかうかしていられない！？人影もまばらな室内練習場に、剛球がミットをたたく音が甲高く響き渡る。再合流 2日目。 2年目の守護神候補マテオが、たった 1人で休日返上で汗を流した。 8日に家庭の事情でキャンプ地を離れ、家族が住む米国へ。13日に沖縄に戻って14日に練習に合流した。その間に守護神の座を争うメンデスはブルペンで調子を上げ、同日にはフリー打撃に初登板。江越と荒木をキリキリ舞いさせて、アピールに成功していた。この日の夕方には再契約間近のドリスが宜野座入りした。メンデスに続くライバル登場。しかも、こちらはともに昨季、日本で実績を残している。し烈な 守護神争いが、本格的に幕を開ける。
●阪神は15日、昨季所属していたラファエル・ドリス投手(29)が16日から沖縄・宜野座の 1軍キャンプの練習に参加すると発表した。22日にトライアウト登板が予定されている。阪神が再契約に向けて大筋合意しているラファエル・ドリス投手が15日、来日し、午後 5時半頃、沖縄・読谷村内のチーム宿舎に入った。昨年10月に右肘を手術。すでに母国のドミニカ共和国でフリー打撃に登板するほどまでに回復している。
●新外国人エリック・キャンベル内野手(29＝メッツ)が15日、練習休日を利用し、沖縄・読谷村内にある｢比嘉酒造｣で琉球泡盛の製造見学を行った。｢残波｣のブランドで知られる同社の営業マン、仲村早人氏(26)は、元高校球児。本塁打 1本につき、泡盛 1升瓶 6本のプレゼントを約束され、30発以上を“厳命”された。｢本塁打 1本につき 1ケース、プレゼントします｣仲村氏はそう言って、事務所に駆け込んでいった。常務との緊急会議で了承を取り付けると、ＯＫポーズを作りながら戻ってきた。実は仲村氏は元高校球児。浦添商高で2008年夏の甲子園に出場し、｢４強｣進出に貢献した。背番号｢１３｣ながら主将。泡盛｢残波｣は人気ブランドだが、久米島の｢久米仙｣には後れを取っている。事前にＣ砲がお酒が好きという情報を入手して“残波大使”に任命した…というワケ。突然の申し出に、キャンベルはさすがに驚いた。メジャー通算 7発。今キャンプでのフリー打撃でもわかるように、長距離砲ではない。“ムチャぶり”に戸惑いながらも関係者らに｢残波｣をふるまうことを約束した。記事をまとめてみました。
原口文仁捕手は右肩の状態が戻ってきた。捕手として活躍し、金本監督を胴上げしたい＝沖縄・宜野座村球場
阪神春季キャンプ(15日、沖縄・宜野座)優勝で恩返しを！ 原口文仁捕手が沖縄・宜野座キャンプ休日の15日、サンケイスポーツのインタビューに応じた。打撃理論も注入し、抜てきしてくれた金本知憲監督や苦しい時期を支えてくれたスタッフのため｢チームが優勝するということで恩返しをしたい｣と激白。右肩も｢80、90％｣まで回復。必ずＶの要となる。
マルコス・マテオ投手が15日、休日返上で練習した。
この日、チームはオフだったが、沖縄・読谷村内のホテルにある室内練習場で体を動かした。今月 8日に子どもの事情により、家族のいる米国に緊急帰国。守護神の最有力候補だけに、調整遅れが心配されていた。前日14日からチームに合流したマテオは｢体は問題ない。もう気持ちも出来ている｣と目をぎらつかせた。
マルコス・マテオ投手は休日返上で練習。ドリスが来るんやろ？ 休んでなんかおられまへん ＝沖縄・宜野座村球場
14日に再合流したマルコス・マテオ投手が、沖縄・読谷村で休日返上で練習した。再契約で大筋合意に達しているラファエル・ドリス投手がこの日、合流。新助っ人のロマン・メンデス投手を含めて守護神争いをするだけに、うかうかしていられない！？
人影もまばらな室内練習場に、剛球がミットをたたく音が甲高く響き渡る。再合流 2日目。 2年目の守護神候補マテオが、たった 1人で休日返上で汗を流した。
｢体の状態はいいよ｣
休日、ノックを受けるマルコス・マテオ投手＝沖縄・宜野座村球場
休んでなんかいられない。キャッチボールで自慢の剛速球を投げると、橘通訳のミットをはめた左手が悲鳴を上げ、たまらず交代。それぐらいボールには力があった。真っすぐだけでない。伝家の宝刀スライダーの感触も確かめ、満足げにうなずいた。
8日に家庭の事情でキャンプ地を離れ、家族が住む米国へ。13日に沖縄に戻って14日に練習に合流した。その間に守護神の座を争うメンデスはブルペンで調子を上げ、同日にはフリー打撃に初登板。江越と荒木をキリキリ舞いさせて、アピールに成功していた。
キャンプ休日、室内練習場で調整するマルコス・マテオ投手＝沖縄・宜野座村球場
こちらは昨季52試合に登板して 1勝 3敗、20セーブで防御率1.80と実績を残しているものの、新戦力の躍動が気にならないわけはない。投球練習を終えると休む間もなくマスコットバットを手にし、なぜか左打席でフリー打撃。続いて本来の右打席に入って、シャープな打球を連発した。
しめて 1時間の練習を見守った香田投手コーチは｢あした(16日)からは普通のスケジュールでやるよ｣と言い切った。14日は別メニュー調整だったが、ブルペン入りも再開する予定だ。
｢打撃投手もやって、体を作っていきたい｣とマテオは鼻息が荒い。それもそのはず。この日の夕方には再契約間近のドリスが宜野座入りした。メンデスに続くライバル登場。しかも、こちらはともに昨季、日本で実績を残している。
休日、キャッチボールをするマルコス・マテオ投手＝沖縄・宜野座村球場 ｢あすからはムーチョ(とても)がんばります｣と腕まくりするドリスにも負けられない。し烈な守護神争いが、本格的に幕を開ける。
★ドリス実績十分
昨季の阪神は守護神を固定できず、マテオが最多の３５試合、ドリスが19試合、藤川が15試合で務めた。今季はマテオと新助っ人メンデスが当面、クローザーの座を巡って争うが、ドリスも実績は十分。 2人の状態次第では食い込んでくる可能性がある。マテオもドリスも昨季は故障で離脱しただけに、外国人不在となれば藤川にも出番が回ってきそうだ。
阪神キャンプに参加するラファエル・ドリス投手(写真は2016年 6月 4日)
阪神は15日、昨季所属していたドリスが16日から沖縄・宜野座の 1軍キャンプの練習に参加すると発表した。22日にトライアウト登板が予定されている。 ドリスはドミニカ共和国出身の右腕投手。昨季は34試合の登板で 3勝 3敗 8セーブ、防御率2.12だった。
お待たせ！ ラファエル・ドリス投手が沖縄のチーム宿舎に合流。16日から練習に参加する
阪神が再契約に向けて大筋合意しているラファエル・ドリス投手が15日、来日し、午後 5時半頃、沖縄・読谷村内のチーム宿舎に入った。昨年10月に右肘を手術。すでに母国のドミニカ共和国でフリー打撃に登板するほどまでに回復している。16日からチームに合流。22日の紅白戦で登板する。
新外国人エリック・キャンベル内野手が15日、練習休日を利用し、沖縄・読谷村内にある｢比嘉酒造｣で琉球泡盛の製造見学を行った。
約 1時間施設を見学。キャンベルは｢泡盛は今まで飲んだことがない。大きな会社ではないけど、施設内をうまく利用して、できる限りたくさんのお酒をつくっていて驚いた｣と感想を語った。
｢残波｣を製造する比嘉酒造を訪れたエリック・キャンベル内野手は古酒の入った瓶と記念写真に納まる＝沖縄・読谷村の比嘉酒造
新外国人、エリック・キャンベル内野手がキャンプ休日の15日、読谷村にある比嘉酒造を訪問。泡盛の製造工程を学んだ。｢残波｣のブランドで知られる同社の営業マン、仲村早人氏は、元高校球児。本塁打 1本につき、泡盛 1升瓶 6本のプレゼントを約束され、30発以上を“厳命”された。
チーム宿舎から車で 5分。蒸した米とお酒の香りが心地よく漂う工場に足を運んだ。衛生キャップをかぶって、泡盛ができるまでの工程を学ぶ。精米、製麹、仕込み…。マジメに質問するキャンベルを横目に、比嘉酒造の営業担当・仲村氏がＰＲ作戦を練っていた。
｢本塁打 1本につき 1ケース、プレゼントします。『残波プレミアム３０度』(1800ミリリットル)を 6本です。たくさんの人に飲んでほしい。最低でも30発。絶対に打つと思います。信じています｣
エリック・キャンベル内野手は泡盛の製造工程を見学。えっ、30発？ そんなに打てるかな…ガンバリマス＝沖縄・読谷村の比嘉酒造
仲村氏はそう言って、事務所に駆け込んでいった。常務との緊急会議で了承を取り付けると、ＯＫポーズを作りながら戻ってきた。
実は仲村氏は元高校球児。浦添商高で2008年夏の甲子園に出場し、｢４強｣進出に貢献した。背番号｢１３｣ながら主将。泡盛｢残波｣は人気ブランドだが、久米島の｢久米仙｣には後れを取っている。事前にＣ砲がお酒が好きという情報を入手して“残波大使”に任命した…というワケ。
突然の申し出に、キャンベルはさすがに驚いた。 ｢本当かい！？｣ メジャー通算 7発。今キャンプでのフリー打撃でもわかるように、長距離砲ではない。“ムチャぶり”に｢(本塁打の)数字のことはなかなかいえない｣と戸惑いながらも｢打ったら、皆さんに泡盛をお渡ししたい｣と関係者らに｢残波｣をふるまうことを約束した。
エリック・キャンベル内野手はフォークリフトに乗ってご機嫌。任せろ、みんなに泡盛を振る舞うぜ＝沖縄・読谷村の比嘉酒造
｢残波プレミアム３０度｣は 1本3888円(税込み、沖縄県外)。仮に30発放てば、およそ70万円。仲村氏は｢50発打ったらどうしましょう…｣と震え上がるが、うれしい誤算で残波の知名度が上がり、Ｃ砲の株も上がれば安いもの！？
｢日本で活躍すれば、いろいろな形でサポートしてもらえる。これから実戦も増えてくる。開幕に 100％の力を出せるようにきっちりやるよ｣
最後はフォークリフトに乗り、まんざらでもないポーズをとった。泡モリモリ、ガンバリマース！
★有限会社比嘉酒造
沖縄県中頭郡読谷村に本社をおく泡盛メーカー。1948(昭和23)年に民営移管の｢南部酒造組合｣として創業。1953年から現在の社名となった。主なブランドは｢残波｣｢海の彩(いろ)｣。製品はモンドセレクションなど国内外で高く評価されている。従業員数は38人。比嘉兼作代表取締役。
仲村早人氏(左)は双子のきょうだい有人氏(右)とともに比嘉酒造を盛り上げている＝沖縄・読谷村の比嘉酒造
◇データＢＯＸ◇
◎…阪神の助っ人外国人選手のシーズン30本塁打以上は、47本塁打を放った2010年のブラゼル以来。2016年限りで退団したゴメスは2014年の26発が最多。歴代最優秀助っ人と評されるバースは1985年に54発でタイトルを獲得している
◇エリック・キャンベル(Ｅｒｉｃ Ｃａｍｐｂｅｌｌ)
内野手。1987年 4月 9日生まれ、29歳。米コネティカット州出身。2008年Ｄ 8巡目でメッツ入団。2014年 5月10日のフィリーズ戦でメジャーデビュー。昨季メジャー40試合で打率 0.173、 1本塁打、 9打点。通算 196試合で打率 0.221、 7本塁打、44打点。 1ートル91、98キロ。右投げ右打ち。年俸7000万円。背番号｢２９｣。
今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2017年春季キャンプ日程
2017年 公式戦 日程と結果(02月)
2017年 公式戦 日程と結果(03月)
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