●プロ野球の連続試合出場の日本記録を持つ鉄人こと、元広島の衣笠祥雄氏(70=野球評論家)が23日、阪神の沖縄・宜野座キャンプを訪問。歴代 3位となる1752試合連続出場中の鳥谷敬内野手(35)に 3塁転向を勧めた。記録にこだわらずチームに貢献する重要性を説いた。宜野座ドームからメイングラウンドへと続く通路で、 2人の鉄人が再会した。試合に出続ける大変さをわかり合える 2人。鉄人らしい会話を交わし、練習に向かう背番号「1」を見送ると、衣笠氏は穏やかな口調で遊撃一本にこだわっている鳥谷に 3塁転向の“ススメ”を説いた。2215試合連続出場の日本記録保持者は、メジャー屈指の遊撃手であり、2362試合連続出場の世界記録を持つカル・リプケン氏(56)を引き合いに 3塁転向を提案。進境著しい 5年目北條の存在に触れ諭すように話した。がけっぷちの今季もあくまで遊撃一本にこだわり、北條との競争に身を置く。衣笠氏はプライド、愛着を十分に理解した上で、フォア・ザ・チームの精神を最優先させれば、さらに選手生命が伸びることもあると強調した。自分がチームに何ができるか。何をすべきかを考える。 3塁転向もそのひとつ。考え、行動に移す時期に来ている。鉄人から鉄人へのメッセージだ。
●FAでオリックスから阪神に加入した糸井嘉男外野手(35)が、宿舎へ帰る時間を急きょ遅らせケース打撃のメニューを見学した。キャプテン・福留孝介外野手(39)の進言もあり、攻守におけるサインプレーなどに目をこらした。 3塁側ベンチから身を乗り出して、虎が目指す野球を“猛勉強”だ。超人とて虎では 1年生だ。糸井が帰路へと向かう足をクルッと方向転換した。向かった先は、チーム本隊がケース打撃を行うメイングラウンド。指揮官が目指す野球を目に焼きつけ、学んだ。午後 1時。一旦は迎えのタクシーが宜野座ドーム前につけ、糸井を宿舎へと帰す準備が整っていた。右膝関節炎で別メニュー調整中だけに、宜野座でできる練習メニューはすべて終えていた。だが、福留の一言でその予定を変更。車はすぐに元の停車場へと戻された。新キャプテンからは、ケース打撃を見ておけば今後のためになる、といった旨のアドバイスがあったという。このメニューで行うのは、ナインと首脳陣で細かな攻守のサインをやり取りし、作戦を突き詰めていく作業だ。見ておくだけでも金本監督が目指す野球を知ることにつながる、という先輩なりの配慮でもあっただろう。糸井もそれならぜひ見たい、とすぐさま呼応した。鳥谷、福留と 3人で 3塁側ベンチの最前列から身を乗り出し、ときおり言葉も交わしながら、全体の約半分の 1時間も見守った。ただでさえ 3月31日の開幕・広島戦(マツダ)まで、実戦出場が少なくなりかねない状況だ。ここで“勉強”できたことは大きい。戦える状態へと、糸井がまた一歩近づいた。
●新外国人、エリック・キャンベル内野手(29=前メッツ)がケース打撃でチームバッティングに徹する 2本の右打ちを披露。 2塁打も放ち、アピールした。出場予定はなかったが、志願しての参加。25、26日のオープン戦にも出場予定だ。指揮官から「マジメな選手ですから」と認められたC砲。自己犠牲の精神でチームに貢献していく。
●「4番・3塁」で先発し、 4打数 1安打の陽川に川藤幸三OB会長(67)からゲキが飛んだ。記事をまとめてみました。
3塁の守備位置でノックを受ける鳥谷敬内野手。鉄人衣笠祥雄氏から三塁転向のススメを受けた=沖縄・宜野座村球場
阪神春季キャンプ(23日、沖縄・宜野座)プロ野球の連続試合出場の日本記録を持つ鉄人こと、元広島の衣笠祥雄氏が23日、阪神の沖縄・宜野座キャンプを訪問。歴代 3位となる1752試合連続出場中の鳥谷敬内野手に 3塁転向を勧めた。記録にこだわらずチームに貢献する重要性を説いた。
宜野座ドームからメイングラウンドへと続く通路で、 2人の鉄人が再会した。駆け寄り、打撃用手袋を外した鳥谷に、衣笠氏は右手をスッと差し出した。
「けがするなよ」と衣笠氏が話しかけると「はい!」と鳥谷はうなずいた。試合に出続ける大変さをわかり合える 2人。鉄人らしい会話を交わし、練習に向かう背番号「1」を見送ると、衣笠氏は穏やかな口調で遊撃一本にこだわっている鳥谷に 3塁転向の“ススメ”を説いた。
阪神キャンプを訪れた衣笠祥雄氏。鳥谷敬内野手を激励した=沖縄・宜野座村球場
「順番でいけばサードだよね。リプケンもそうだったし、向こう(米大リーグ)でもいいショートがサードに移る。変なことじゃない。それがチームのためになるなら、喜んでやるべきだと思う。望まれるのは幸せなこと。(最後は戦力外で)いらないって言われる世界なんだから」
2215試合連続出場の日本記録保持者は、メジャー屈指の遊撃手であり、2362試合連続出場の世界記録を持つカル・リプケン氏を引き合いに 3塁転向を提案。進境著しい 5年目北條の存在に触れ「若くて優秀な次の世代のショートが出てきたときに、そういう道があることは事実」と諭すように話した。
昨季、鳥谷は自己ワーストの打率 0.236、36打点、 7本塁打に終わり、遊撃の定位置を失った。がけっぷちの今季もあくまで遊撃一本にこだわり、北條との競争に身を置く。衣笠氏はプライド、愛着を十分に理解した上で、フォア・ザ・チームの精神を最優先させれば、さらに選手生命が伸びることもあると強調した。
広島時代の衣笠氏
[記録のためにやろうとすると挫折する。チームのためにこっちに動こうというなら、それは正解。記録を続けるためにという、そんなこそくな手を使ってもうまくはいかない」
元祖鉄人は引退した最終年まで 3塁手としてプレーし続けた。チームの勝利第一の姿勢を貫いた結果、王貞治に続く球界 2人目の国民栄誉賞が贈られた。鳥谷の連続フルイニング出場は 667試合で止まったが、連続試合出場は継続中。現在、歴代 3位となる1752試合まで伸びた。歴代 2位の金本知憲監督にはあと14試合で並び、年間 143試合と想定して 3年後、38歳で開幕を迎える2020年シーズンの34試合目( 5月上旬)には衣笠氏に追いつく。自身の背中を追いかけてくる“後輩”に心構えを説いた。
「ゲームに出ればいいってもんじゃない。チームの役に立たないと何の意味もない。野球は個人プレーじゃないから」
自分がチームに何ができるか。何をすべきかを考える。 3塁転向もそのひとつ。考え、行動に移す時期に来ている。鉄人から鉄人へのメッセージだ。
3塁の守備につく鳥谷敬内野手=沖縄・宜野座村球場
★遊撃手から 3塁手に コンバートした主な選手あらかると
◆宮本慎也(元ヤクルト):ゴールデングラブ賞を遊撃手部門で 6度、2008年頃から 3塁手として先発が増え、 3塁手部門で 4度受賞。通算成績は2162試合、打率 0.282、62本塁打、 578打点。
◆石毛宏典(元西武、ダイエー):現役時代は 1年目から新人王を獲得するなど、遊撃手として西武の黄金期を支えた。1987年から 3塁手での出場が多くなった。ゴールデングラブ賞を遊撃手、 3塁手部門で各 5度(計10度)受賞。通算成績は1796試合、打率 0.283、 236本塁打、 847打点。
◆池山隆寛(元ヤクルト):1997年頃から宮本の加入で遊撃から 3塁手に転向。ゴールデングラブ賞を遊撃手部門で 1度受賞。通算成績は1784試合、打率 0.262、 304本塁打、 898打点。
ケース打撃中、ベンチから出てキャッチボールをする鳥谷敬内野手=沖縄・宜野座村野球場
★衣笠氏の守備
プロ 1年目の1965年に打撃を生かすため、高校時代の捕手から、内野手( 1塁兼 3塁)に転向。1974年までは主に 1塁を守った。広島球団初優勝の1975年、強打の 1塁手・ホプキンスが加入したことにともない、 3塁手に専念。引退した1987年も全 130試合に 3塁手で先発出場した。 1塁守備は歴代 5位の守備率 0.993を誇り、リードした試合の終盤は、守備固めで 3塁から 1塁に回るケースが多かった。引退を決意した理由は、打撃面ではなく「思うような守備ができなくなった」だった。 ◎衣笠 祥雄(きぬがさ・さちお) 内野手。1947(昭和22)年 1月18日生まれ、70歳。京都府出身。平安(現龍谷大學付属平安)高校から1965年に広島に入団。1968年から 1塁手としてレギュラーとなり、1976年に31盗塁で盗塁王を獲得。1983年 8月 9日の阪神戦(広島)で通算2000安打を達成。1984年には自己最高の打率 0.329、31本塁打、 102打点を残し、打点王を獲得。1987年に現役引退。2215試合連続出場は日本記録。通算成績は2677試合出場、9404打数2543安打(歴代 5位)、打率 0.270、 504本塁打(歴代 7位タイ)、1448打点。右投げ右打ち。現役時代のサイズは 1メートル75、73キロ。背番号「3」は広島の永久欠番。
練習に臨む糸井嘉男外野手=沖縄・宜野座球場
自然と周囲のお手本になってしまうのがスターです。右膝関節炎の影響で別メニュー調整にもかかわらず、糸井サンが今キャンプのウエートルームで行っているトレーニングは「ものすごい」とウワサです。
球団関係者も「アレを見せられたら、若手も絶対に意識が変わる」と証言します。鍛え上げられた胸板も肩幅も超人級ですが、自然と超人になったワケではないのです。
そして、そこから出てもすごい。毎日のように即席サイン会を行いました。付き添いファンを整理した担当者が、10分たちました…20分たちました…糸井サン、どうしますか? 列を切りましょうか? と尋ねても「最後までやるよ」とサラッと言い切りました。
昨季のスローガン「超変革」を継続する虎を、さらに変えてくれるのが糸井サンです。
福留孝介外野手(中)に声をかけられ、ケース打撃を見学する糸井嘉男外野手(左から 2人目、左は平野コーチ)。鳥谷敬内野手(右)も見守った=沖縄・宜野座球場
フリーエージェント(FA)でオリックスから阪神に加入した糸井嘉男外野手が、宿舎へ帰る時間を急きょ遅らせケース打撃のメニューを見学した。キャプテン・福留孝介外野手の進言もあり、攻守におけるサインプレーなどに目をこらした。 3塁側ベンチから身を乗り出して、虎が目指す野球を“猛勉強”だ。
超人とて虎では 1年生だ。糸井が帰路へと向かう足をクルッと方向転換した。向かった先は、チーム本隊がケース打撃を行うメイングラウンド。指揮官が目指す野球を目に焼きつけ、学んだ。
「サインプレーとか、見ておいた方がいいかなと。きょうはそれだけです」
午後 1時。一旦は迎えのタクシーが宜野座ドーム前につけ、糸井を宿舎へと帰す準備が整っていた。右膝関節炎で別メニュー調整中だけに、宜野座でできる練習メニューはすべて終えていた。だが、福留の一言でその予定を変更。車はすぐに元の停車場へと戻された。
フリー打撃に臨む糸井嘉男外野手=沖縄・宜野座球場
新キャプテンからは、ケース打撃を見ておけば今後のためになる、といった旨のアドバイスがあったという。このメニューで行うのは、ナインと首脳陣で細かな攻守のサインをやり取りし、作戦を突き詰めていく作業だ。見ておくだけでも金本監督が目指す野球を知ることにつながる、という先輩なりの配慮でもあっただろう。糸井もそれならぜひ見たい、とすぐさま呼応した。鳥谷、福留と 3人で 3塁側ベンチの最前列から身を乗り出し、ときおり言葉も交わしながら、全体の約半分の 1時間も見守った。
実績のある男たちがジッと見つめれば、若虎も気が引き締まる。一気にチームで共通の理解も得られる。近くで見ていた久慈内野守備走塁コーチも「見学じゃないかな。別に強制していないけどチームプレーだからね。居るメンバーは(見てもらえれば)」」とうなずいた。
この日もドーム内でのフリー打撃、キャッチボール、サブグラウンドでのダッシュなどを行い、右膝の状態は良好。「よい休日を!」と、笑顔で第5クールを締めた。
ただでさえ 3月31日の開幕・広島戦(マツダ)まで、実戦出場が少なくなりかねない状況だ。ここで“勉強”できたことは大きい。戦える状態へと、糸井がまた一歩近づいた。
ケース打撃に臨むエリック・キャンベル内野手=沖縄・宜野座球場
新外国人、エリック・キャンベル内野手がケース打撃でチームバッティングに徹する 2本の右打ちを披露。 2塁打も放ち、アピールした。
「バントに関しては(米国では) 5回くらいしかやったことがないけど、右打ちもチームに必要ならやっていきたい」
無死 2塁で山本の初球を流し打ち、 1ゴロの進塁打。無死 2、 3塁を想定した場面では、追い込まれながらも、再び山本から 1ゴロを打ち、 3走を生還させた。金本監督は「右に打つのはうまいタイプ」と目を細めた。歳内と対戦した無死 1塁では、左中間への 2塁打を放った。
出場予定はなかったが、志願しての参加。25、26日のオープン戦にも出場予定だ。指揮官から「マジメな選手ですから」と認められたC砲。自己犠牲の精神でチームに貢献していく。
( 2軍練習試合、阪神 1- 4西武、23日、安芸)「4番・3塁」で先発し、 4打数 1安打の陽川に川藤幸三OB会長からゲキが飛んだ。試合後の特打中、打撃ケージの外から右の大砲候補へ「沖縄組に負けるなよ!」と気合注入。陽川も「しっかりと最後の 1クールに向けてもやっていきたいです」と腕をぶした。さらに、浪速の春団治は「なにが沖縄じゃ! 金本こっち向かんかい! と思ってやらんといかん。こっち(安芸)の人間は」と若虎たちを激励した。
今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年春季キャンプ日程
2017年 公式戦 日程と結果(02月)
2017年 公式戦 日程と結果(03月)
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