●生き残りへ、覚悟のコンバート! 鳥谷敬内野手(35)が甲子園初戦となる広島とのオープン戦に「3番・2塁」で出場した。虎で 2塁を守ったのは14年目で初。金本知憲監督(48)の要請に「 2塁も 3塁もすぐできます」と快諾した。31日の広島戦(マツダ)を見据える“開幕前哨戦”は 2- 6で敗れたが、無難な守備で存在感を示した。聞き慣れない場内アナウンスに、試合前の甲子園がどよめき、沸いた。「3番、セカンド鳥谷」すべてがこの“1フレーズ”に集約される。2012年の球宴、2013年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では経験はあるが、阪神では初めて 2塁のポジションに就いたのだ。選手ロッカーへの狭い通路。群がる報道陣に囲まれながら、鳥谷は顔色ひとつ変えない。“世間”の前ではどこまでもクールを貫いた。確かにこの日は 1、 2回の併殺プレーの 2塁ベースカバー、 5、 6回に飛球 2つ、ゴロ 1つを処理。 3打数無安打に終わったが、危なげない守備で存在感を示した。「北條・遊撃」を示唆した時点で決まってはいた。ただ明確なビジョンが、これではっきりと見えてきた。フルイニング出場記録は昨年「667」でストップしたが、連続試合出場「1752」は継続中。鉄人は別の居場所で再び光り輝き続ける道を求めたのだ。金本監督もキャンプ期間中に何度も話し合ってきたことを明かした。まだ本格実戦 3戦目の鳥谷が、どこを守るのか。何番を打つのか。今は誰にも分からない。おそらく、金本監督にも。それでも、はっきりしていることはある。2017年虎打線は、鳥谷が内野のピースにはまったとき大きく変わる。
●阪神は今季初の甲子園で、昨季Vの広島と今季初対戦。原口文仁捕手(25)が「4番・1塁」に座りチーム唯一の適時打を放つなど、 2安打 2打点で 4番の務めを果たした。初先発のドラフト 2位・小野泰己投手(22=富士大學)が 3回 7安打 4失点とプロの洗礼を浴びて 2- 6で敗れたが、31日の開幕戦(マツダ)ではやり返す。バット一本で、ゲームを動かす。その覚悟が風格となって「94」の背中に漂いつつある。ここまでの実戦全11試合で 4番に座る原口が、全打点をもたらす 2安打 2打点だ。 2回無死、先発・岡田の初球 143キロを豪快に振り抜き、ライナーで中前打。2017年の“甲子園チーム初安打”をさらうと、集中力は 0- 5で迎えた 6回一死 1、 2塁でも際立つ。 3番手のへーゲンズに追い込まれるも、外寄りのカットボールに食らいつき中前へ運んだ。 2走・高山が悠々生還。 3日の日本代表との強化試合(京セラD)から実戦 3試合連続打点とした。 4番として最低限の仕事は果たした。実戦全11試合で 2度目のマルチ安打。打率 0.289(38打数11安打)、 0本塁打、 7打点。対外試合に限れば、全 7試合で快音を重ねた。糸井、福留を加え、理想のジグザグ打線を組むために、 4番に据え続ける金本監督の気持ちに応えるように、ジワジワと数字も調子も上げてきた。 2月11日の紅白戦(宜野座)での 2塁打以来、長打が出ていない。試行錯誤中の打撃は、もっと上を目指す必要がある。この 4番は日に日に、 4番らしくなっていく。
●新井良太内野手(33)が 5日、教育リーグのソフトバンク戦(タマスタ筑後)に「5番・1塁」で出場し“今季1号”となる左翼へのソロ本塁打を含む 5打数 2安打 1打点と結果を出して、 6- 0の勝利に貢献。掛布雅之 2軍監督(61)は状態のよさに目を細めた。教育リーグは初戦から 2連勝となった。表情こそ緩めなかったが、言葉の端々に充実感を漂わせた。昨季から掛布 2軍監督と下半身主導の打撃を身につけるためマンツーマンでの指導を仰いできた。上昇気配の背番号「32」について、“師匠”は声を弾ませた。記事をまとめてみました。
(オープン戦、阪神 2- 6広島、 5日、甲子園)
生き残りへ、覚悟のコンバート! 鳥谷敬内野手が甲子園初戦となる広島とのオープン戦に「3番・2塁」で出場した。虎で 2塁を守ったのは14年目で初。金本知憲監督の要請に「 2塁も 3塁もすぐできます」と快諾した。31日の広島戦(マツダ)を見据える“開幕前哨戦”は 2- 6で敗れたが、無難な守備で存在感を示した。
聞き慣れない場内アナウンスに、試合前の甲子園がどよめき、沸いた。
「3番、セカンド鳥谷」
すべてがこの“1フレーズ”に集約される。2012年の球宴、2013年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では経験はあるが、阪神では初めて 2塁のポジションに就いたのだ。
虎初の 2塁で出場した鳥谷敬内野手。 1回、併殺を完成させるなど無難にこなした=阪神甲子園球場
「久しぶりというか、WBCでやったことはあるので…。違和感はないこともない。慣れていくというか、これからどうなるかも分からない」
選手ロッカーへの狭い通路。群がる報道陣に囲まれながら、鳥谷は顔色ひとつ変えない。“世間”の前ではどこまでもクールを貫いた。確かにこの日は 1、 2回の併殺プレーの 2塁ベースカバー、 5、 6回に飛球 2つ、ゴロ 1つを処理。 3打数無安打に終わったが、危なげない守備で存在感を示した。
大きな決断が下ったことは間違いない。名遊撃手のコンバートは、金本監督が宜野座キャンプ打ち上げの 2月28日、「北條・遊撃」を示唆した時点で決まってはいた。ただ明確なビジョンが、これではっきりと見えてきた。
「 2塁も 3塁もすぐできます」
鳥谷敬内野手が甲子園初戦となる広島とのオープン戦に「3番・2塁」で出場=阪神甲子園球場
鳥谷が指揮官に伝えたメッセージだ。そこに見え隠れするのは「覚悟」に他ならない。これまで守備位置については「僕が決めることじゃない」と繰り返していたが、昨年11月には「ショート 1本でやる」と直訴。退路を断って、今季に臨んでいた。しかし、事実上、北條に定位置を奪われた以上、他のポジションでの出場に生きる道を探るしかない。どこでも…。フルイニング出場記録は昨年「667」でストップしたが、連続試合出場「1752」は継続中。鉄人は別の居場所で再び光り輝き続ける道を求めたのだ。
金本監督もキャンプ期間中に何度も話し合ってきたことを明かした。
「チーム状況も考えて…」
ノーヒットに終わった鳥谷敬内野手(手前)をベンチで見る金本知憲監督(左下)=阪神甲子園球場
コンバート断行理由を短く説明し、今後のオープン戦で 2塁だけでなく 3塁も、そして遊撃も守る予定を明かした。 ただし、イバラの道に変わりはない。 2塁には上本、大和、D 5位の糸原健斗内野手(JX-ENEOS)が、 3塁には新外国人・キャンベル、D 1位・大山悠輔内野手(白鴎大學)がいる。鳥谷に「はい、どうぞ」という状況ではない。 まだ本格実戦 3戦目の鳥谷が、どこを守るのか。何番を打つのか。今は誰にも分からない。おそらく、金本監督にも。それでも、はっきりしていることはある。2017年虎打線は、鳥谷が内野のピースにはまったとき大きく変わる。
今季初の甲子園だけに、虎の快勝が見たかったが…=阪神甲子園球場
★阪神の内野事情
1塁は捕手からコンバートが決まった原口、遊撃は打撃力アップを実戦で示している北條で決定的。 2塁は上本やD 5位・糸原、 2軍で両打ち挑戦中の大和らが争う。 3塁はD 1位・大山、糸原や新外国人のキャンベルがいる。鳥谷はまだ固まっていない 2、 3塁の定位置争いに参戦。 3塁が本職のキャンベルは 2塁をこなすものの、キャンプ終盤に左手首を痛めてリハビリ中。
◇データBOX◇
◎…鳥谷はプロ野球の公式戦としては「2塁」での出場はなく、2004年と2016年に計47試合(途中出場等含む)、「3塁」で出場。本職の「遊撃」では通算1745試合(同)に出場している。
6回、適時打を放った原口文仁捕手。今季初の甲子園で 4番の仕事だ=阪神甲子園球場
阪神は今季初の甲子園で、昨季Vの広島と今季初対戦。原口文仁捕手が「4番・1塁」に座りチーム唯一の適時打を放つなど、 2安打 2打点で 4番の務めを果たした。初先発のドラフト 2位・小野泰己投手が 3回 7安打 4失点とプロの洗礼を浴びて 2- 6で敗れたが、31日の開幕戦(マツダ)ではやり返す。
バット一本で、ゲームを動かす。その覚悟が風格となって「94」の背中に漂いつつある。ここまでの実戦全11試合で 4番に座る原口が、全打点をもたらす 2安打 2打点だ。
「チャンスが多く回ってくる打順なので。集中していきました。打点がすごく大事になる。数多く(ここぞの一本を)出せるように集中していきたい」
2回、安打を放った原口文仁捕手=阪神甲子園球場
2回無死、先発・岡田の初球 143キロを豪快に振り抜き、ライナーで中前打。2017年の“甲子園チーム初安打”をさらうと、集中力は 0- 5で迎えた 6回一死 1、 2塁でも際立つ。 3番手のへーゲンズに追い込まれるも、外寄りのカットボールに食らいつき中前へ運んだ。 2走・高山が悠々生還。 3日の日本代表との強化試合(京セラD)から実戦 3試合連続打点とした。
しぶとさも見せた。 1- 5の 8回一死 2、 3塁でもヘーゲンズに追い込まれながら、外角 138キロにバットを伸ばし、遊ゴロの間に 1点を追加。 1本が出ていれば、開幕前哨戦で甲子園を歓喜に導くきっかけになる場面だったが、 4番として最低限の仕事は果たした。実戦全11試合で 2度目のマルチ安打。打率 0.289(38打数11安打)、 0本塁打、 7打点。対外試合に限れば、全 7試合で快音を重ねた。
6回、適時打を放った原口文仁捕手=阪神甲子園球場
糸井、福留を加え、理想のジグザグ打線を組むために、 4番に据え続ける金本監督の気持ちに応えるように、ジワジワと数字も調子も上げてきた。
昨季は背負えなかった。「普段と同じようにと思っても、違ってしまった」と振り返る。5試合で 4番に座ったが打率 0.211(19打数 4安打)、 0打点、 0本塁打とホロ苦い結果だった。今もまだ「 4番目を打たせてもらっているという気持ち」と言うが、チームのために「ここぞの一本」を出したい気持ちは変わらない。捕手から 1塁へとコンバートになり 3試合。バットの重みも増す。チャンスが来れば、集中するだけだ。
「まずまずです。まだやれることがあるので、しっかりやっていきたい」
2月11日の紅白戦(宜野座)での 2塁打以来、長打が出ていない。試行錯誤中の打撃は、もっと上を目指す必要がある。この 4番は日に日に、 4番らしくなっていく。
新井良太内野手が 5日、教育リーグのソフトバンク戦(タマスタ筑後)に「5番・1塁」で出場し“今季1号”となる左翼へのソロ本塁打を含む 5打数 2安打 1打点と結果を出して、 6- 0の勝利に貢献。掛布雅之 2軍監督(61)は状態のよさに目を細めた。教育リーグは初戦から 2連勝となった。
チームに流れを呼び込む一打になった。 1- 0の 6回一死。新井が 133キロの直球をはじき返すと、白球は高々と舞い上がり左翼ネットを揺らした。 2回にも左前へ強烈な打球を飛ばし、今季 1号を含むマルチ安打で好調ぶりを猛アピールだ。
“今季1号”を放った新井良太内野手。マルチ安打と好調アピールだ=タマスタ筑後
「感覚はいいよ。継続が大事。またさらに気を引き締めて、 1日を大事にすごしていきたいね」
表情こそ緩めなかったが、言葉の端々に充実感を漂わせた。
昨季から掛布 2軍監督と下半身主導の打撃を身につけるためマンツーマンでの指導を仰いできた。上昇気配の背番号「32」について、“師匠”は「バットが上から出ているからいいスピンがかかっているんだと思うよ。打球に。秋季キャンプから続けてきたことに良太も手応えを感じだしてきていると思うよ」と声を弾ませた。
今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 日程と結果(02月)
2017年 公式戦 日程と結果(03月)
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