●ホットコーナーに激震だ。左手首腱鞘炎で別メニュー調整中の阪神の新外国人、エリック・キャンベル内野手(29＝前メッツ)が、 3月31日の開幕広島戦(マツダ)に間に合わない可能性が 6日、浮上した。 3塁筆頭候補のアクシデント。 7日に陽川尚将内野手(25)が 1軍に昇格し、ドラフト 1位・大山悠輔内野手(22＝白鴎大學)らとのバトルに殴り込む。開幕へ突き進む虎に春の嵐だ。新助っ人、キャンベルの復帰に見通しが立たず。回復を待つのか、新星が輝くのか、それとも…。残すは24日。｢開幕３塁｣が揺れる。金本監督が、厳しい見通しを口にした。Ｃ砲は沖縄・宜野座キャンプ中の 2月27日の紅白戦で、左手首を痛めて病院へ直行。｢左手首腱鞘炎｣と診断された。現在は 2軍の鳴尾浜に場所を移してリハビリ中。キャッチボールの捕球も控えているという状況だ。新助っ人だけに、まずは優先起用すると話してきた 3塁手の筆頭候補。その方針に変わりはないが、復帰メドが立たないとなれば、スケジュールを変更せざるを得ない。｢３・３１｣に黄色信号が灯ったのは確かだ。痛いアクシデントも、進む道が交差する男たちにとっては“青信号”に他ならない。他の 3塁手候補には、絶好機といえる。まずは 7日。ヤクルト戦(甲子園)から陽川が殴り込む。掛布雅之 2軍監督(61)とともに、高知・安芸キャンプで牙を研いできた 4年目の大砲候補が、満を持して 1軍に昇格。休日のこの日も鳴尾浜を訪れ、約 1時間の打ち込みを敢行した。思わぬ激震が、何人もの男のハートに火をつける。一番燃えた男に｢３．３１｣のホットコーナーに座る資格がある。
●糸井嘉男外野手(35)が甲子園を管理する阪神園芸と“会談”を行っていたことが 6日、わかった。脚力を生かすため、 1、 2塁間の走路を固めるプランも浮上していたが、本人は現状で十分と回答したという。右膝関節炎からの回復も順調。入念に整備された新たなホームグラウンドで、超人が思う存分、駆け回る。“超人仕様”のテコ入れはいりません－。糸井が伝えたアンサーは、これだった。昨季、糸井は京セラドームが本拠地のオリックスで53盗塁をマーク。最年長盗塁王に輝いた。しかし人工芝から、天然芝と土の甲子園を主戦場にすることで、スピードが落ちてしまうのではないかとの懸念もあった。かつて赤星憲広氏が2001年から 5年連続で盗塁王に輝いた際、岡田彰布監督(当時)の発案で 1、 2塁間を固めていたことがあるだけに、援護射撃ができないかと阪神園芸は検討。そして、このほど話し合いを行ったわけだ。右膝関節炎も順調に回復しすでにチーム本隊に合流。31日の開幕広島戦(マツダ)に向け、今後は本格的なベースランニングや守備練習などでギアを上げていき、 3月中旬をメドに実戦に入っていく。開幕前最後の甲子園でのオープン戦は、12日の巨人戦。例年、新入団選手のグラウンドでのお披露目が行われる試合だ。ファンも詰めかける日曜日。状態が良ければ、そこでデビューとなる可能性もある。早くも聖地と“仲良し”になった糸井から、ますます目が離せない。
●阪神百貨店梅田本店で 3月 8日から21日まで、 600個の｢フラワーポンポン｣で飾る阪神タイガースマークの｢タイガースフラワータワー｣作りのイベントが行われる。来店客に、紙に阪神タイガース優勝の願いを込めたメッセージを記入してもらう。
記事をまとめてみました。
左手首腱鞘炎の回復メドが立たないエリック・キャンベル内野手。長期化の可能性も出て来た＝阪神甲子園球場
ホットコーナーに激震だ。左手首腱鞘炎で別メニュー調整中の阪神の新外国人、エリック・キャンベル内野手が、 3月31日の開幕広島戦(マツダ)に間に合わない可能性が 6日、浮上した。 3塁筆頭候補のアクシデント。 7日に陽川尚将内野手が 1軍に昇格し、ドラフト 1位・大山悠輔内野手らとのバトルに殴り込む。
開幕へ突き進む虎に春の嵐だ。新助っ人、キャンベルの復帰に見通しが立たず。回復を待つのか、新星が輝くのか、それとも…。残すは24日。｢開幕３塁｣が揺れる。
「トレーナーに聞いてみて。手首は(回復までの期間が)長いと思うけどな。俺も経験があるけど｣
金本監督が、厳しい見通しを口にした。Ｃ砲は沖縄・宜野座キャンプ中の 2月27日の紅白戦で、左手首を痛めて病院へ直行。｢左手首腱鞘炎｣と診断された。当初、指揮官は症状は軽いと話していたが…。現在は 2軍の鳴尾浜に場所を移してリハビリ中。キャッチボールの捕球も控えているという状況だ。
休日返上で打ち込んだ陽川尚将内野手。気合十分の昇格だ
早い段階の実戦出場を志願し｢(開幕まで)50打席ほど欲しい｣と、精力的に日本野球へアジャストを進めていた最中だった。｢再合流は打てるようになってからか｣と問われても指揮官は｢まあ、そうなるよな｣と答えるしかなかった。
新助っ人だけに、まずは優先起用すると話してきた 3塁手の筆頭候補。その方針に変わりはないが、復帰メドが立たないとなれば、スケジュールを変更せざるを得ない。｢３・３１｣に黄色信号が灯ったのは確かだ。
｢他の選手にはチャンスが巡ってきたということ。プロ野球選手に共通すること。勝ち取った人が(試合に)出る｣とは高代ヘッドコーチ。痛いアクシデントも、進む道が交差する男たちにとっては“青信号”に他ならない。他の 3塁手候補には、絶好機といえる。
上昇ムードの大山悠輔内野手も開幕 3塁を狙う
まずは 7日。ヤクルト戦(甲子園)から陽川が殴り込む。掛布 2軍監督とともに、高知・安芸キャンプで牙を研いできた 4年目の大砲候補が、満を持して 1軍に昇格。休日のこの日も鳴尾浜を訪れ、約 1時間の打ち込みを敢行した。
｢やってきたことをしっかりアピールするしかない。まずはしっかり、結果にこだわってやっていきます｣。昨季は 1軍初出場で 2本塁打も、打率 0.167。29試合出場にとどまった。ファームでは14本塁打、62打点で２冠王。今年もその地位に甘んじる気などない。
｢ 1試合 1試合レベルアップのために集中したい｣と話すＤ 1位・大山も、上り調子だ。 4日のＷＢＣ豪州代表との強化試合(京セラＤ)でも先制 2塁打を含む 2安打と暴れ、指揮官に｢(開幕 3塁は)ないこともない｣と言わしめた。実戦11試合で打率 0.250(32打数 8安打)、 3打点。｢プロの世界は競争は仕方ないこと。負けたら意味がない｣と話してきたドラ 1にとって、大きなチャンスだ。
思わぬ激震が、何人もの男のハートに火をつける。一番燃えた男に｢３．３１｣のホットコーナーに座る資格がある。
★サード鳥谷も
2017年の阪神の内野布陣は｢遊撃・北條｣｢１塁・原口｣で進んでおり、注目の鳥谷は前日 5日の広島戦で、虎では初めて｢２塁｣についた。ただ金本監督は、今後も 3塁や遊撃を守らせると説明しており、まだ流動的だ。 3塁にはキャンベル、大山、陽川の他にも 2軍で新井や今成らが牙を研ぐが、任せるには厳しいとなれば、鳥谷を 3塁に据え、 2塁に上本や大和、ルーキー糸原、リハビリ中の西岡ということも考えられる。
4日に甲子園で“盗塁練習”を行った糸井嘉男外野手。聖地の土との相性は、すでにバッチリだ＝阪神甲子園球場
糸井嘉男外野手が甲子園を管理する阪神園芸と“会談”を行っていたことが 6日、わかった。脚力を生かすため、 1、 2塁間の走路を固めるプランも浮上していたが、本人は現状で十分と回答したという。右膝関節炎からの回復も順調。入念に整備された新たなホームグラウンドで、超人が思う存分、駆け回る。
“超人仕様”のテコ入れはいりません－。糸井が伝えたアンサーは、これだった。
｢本人に確認したところ『今のままでいいです』ということでした。糸井選手自身、すごくコミュニケーションを大事にされているので、こちらとしても助かります｣
阪神園芸関係者が、すでに話し合いを終えたこと明かし、｢問題なし｣という回答を得たことを説明した。
昨季、糸井は京セラドームが本拠地のオリックスで53盗塁をマーク。最年長盗塁王に輝いた。しかし人工芝から、天然芝と土の甲子園を主戦場にすることで、スピードが落ちてしまうのではないかとの懸念もあった。
かつて赤星憲広氏が2001年から 5年連続で盗塁王に輝いた際、岡田彰布監督(当時)の発案で 1、 2塁間を固めていたことがあるだけに、援護射撃ができないかと阪神園芸は検討。そして、このほど話し合いを行ったわけだ。
平成29年(2017年) 1月 4日付大阪サンスポ 2面｢糸井のため！！硬い土化お応えします｣
｢京セラドームは 2塁の手前が少し硬かったようで『滑ると痛い。柔らかくしてほしいという要望は出していた』と(糸井から)聞きました｣と先の関係者。いつも｢特になし｣という答えではない。言うべきときは、言う。 4日の練習では、初めてスパイクを履き、まるで盗塁をするかのように 1、 2塁間のダッシュを４本こなした。感触よし。問題なし。甲子園のグラウンドと糸井の足が、完全にフィットしていたといえるだろう。
右膝関節炎も順調に回復し、すでにチーム本隊に合流。31日の開幕広島戦(マツダ)に向け、今後は本格的なベースランニングや守備練習などでギアを上げていき、 3月中旬をメドに｢何試合かは出たい｣と話している実戦に入っていく。
球団関係者は実戦について｢まだ詳しい日程は決まっていない｣と話すにとどめたが、開幕前最後の甲子園でのオープン戦は、12日の巨人戦。例年、新入団選手のグラウンドでのお披露目が行われる試合だ。ファンも詰めかける日曜日。状態が良ければ、そこでデビューとなる可能性もある。早くも聖地と“仲良し”になった糸井から、ますます目が離せない。
★金本監督は…
金本監督は広島から阪神にＦＡ移籍した2003年、高知・安芸キャンプ中の 2月 9日に右ふくらはぎ痛を発症し、別メニュー調整に。 3月15日の北海道日本ハム戦(甲子園)でデビュー予定だったが、雨で流れ、タテジマ初実戦は翌16日の巨人戦(同)だった。新入団選手お披露目に出席し、｢３番・ＤＨ｣で出場。２打席目に右前打を放った。
阪神百貨店梅田(本店大阪市北区)が 3月 8日から地下 1Ｆ東エスカレーター前で作成する阪神タイガースフラワータワーの完成予定図。来場者が優勝への願いをメッセージに書き込んだ 600個のフラワーポンポンで開幕に向かうタイガースを後押しする
阪神百貨店梅田本店で 3月 8日から21日まで、 600個の｢フラワーポンポン｣で飾る阪神タイガースマークの｢タイガースフラワータワー｣作りのイベントが行われる。 8階タイガースショップ横にタワーの飾りとなる｢ポンポン(花の形にした紙)｣の作成コーナーを設置。来店客に、紙に阪神タイガース優勝の願いを込めたメッセージを記入してもらう。
今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2017年 公式戦 日程と結果(02月)
2017年 公式戦 日程と結果(03月)
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