●高山俊外野手(23)が中日戦に「2番・左翼」で出場し、 8回に 3号 2ラン。12球団のオープン戦の本塁打トップタイとなる一撃で打線に火をつければ、 9回二死からは中谷将大外野手(24)が逆転の 2点 2塁打。単独トップとなる13打点目で猛アピールした。放物線を見送ったアラウホが、たまらずペロッと舌を出した。 2試合連続の無得点負けがちらつき始めた 8回一死 1塁。虎打線をよみがえらせたのは、高山の“キング弾”だった。相手は身長 2メートルの竜の新助っ人左腕。クロスステップ気味にビュンビュン腕を振ってきたが、 3球目。内寄りに入ってきた 138キロ直球を一閃した。快音を残し、打球は右翼席へドカーン! 2試合ぶりのオープン戦 3号。マット・ダフィー内野手(28=ロッテ)と並んでついに12球団トップタイとなった。表情を緩めることなく、さらに引き締めた。春季キャンプでは、指揮官から逆方向に強い打球を打つことを指導された。肩の開きが抑えられ、体の強さを打球に伝えられるようになった。左腕も苦にしない高山は、このまま 2番で「3.31」に突入することが有力。高山、糸井嘉男外野手(35)、福留孝介外野手(35)と左打者が並ぶオーダーも金本監督は「構わない」と話した。超攻撃型オーダーが、はまりそうだ。
●阪神は 9回二死からの大逆転で、中日に 8- 4で勝利。原口文仁捕手(25)が今季実戦19試合、73打席目で初アーチとなる 3ランを放ち、トドメを刺した。金本知憲監督(48)は満面の笑顔で「(こういう)ぶっ倒れるような試合をしてみたい」と公式戦での再現を期待した。春本番を待てない若虎たちが、見せつけるように花を開く。執念の逆転劇の中で、原口一人だけつぼみをしぼませるワケにいかなかった。待ちに待った一発だ。トンネルの出口へ、ポンッと背中を押され飛び出した。 3- 4の 9回。 2安打と死球で二死満塁から中谷が逆転 2点 2塁打を放ち、なお二死 2、 3塁で原口に打順が巡った。佐藤優投手(23)の内角直球を弾き返すと、左翼ポール際へ。切れるか…と打席を出たところで一瞬歩みを止めたが、白球は内側に飛び込んだ。 2月の紅白戦から数えること19試合73打席目。ようやくの一発だった。敗戦まであと一死からの一挙 5得点。金本監督もたまげた。指揮官の背中を必死に追い、もがいてきた。右肘の使い方、腰の回し方、バットの入れ方も…。朝の練習、球場での特打と根気強く理論を注入してくれた将に、必死で近づこうとした。空き時間は動画サイトで現役時代の金本監督の映像を漁った。期待ゆえに指揮官の目は厳しい。現在地は原口も当然わかっている。31日の広島との開幕戦(マツダ)まで、あと 8戦。つかみかけたこの花を、枯らせはしない。満開の春は、まだ先にある。
●ゲームセットまで、あと 1球…。起死回生の中谷将大内野手(24)の打球が、左翼へかっ飛んでいった。フェンス最上段を直撃し、 2者が生還。黄色に染まった左翼席が沸く。“虎の点取り屋”がひと振りで、試合をひっくり返した。 3- 4の 9回二死満塁。しびれる場面で、カウント 2- 2から、佐藤の甘くきた 128キロスライダーを、思い切り引っ張った。あと数センチ上だったら逆転満塁弾だったが、 2点 2塁打で十分だ。オープン戦での打点もこれで「13」に。規定打席以上の打者で12球団トップに立った。 7回の第 3打席でも右翼線に 2塁打を放つなど 2安打。打率も 0.333と高い位置をキープし、開幕 1軍へ猛アピールを続けている。外野、 1塁ともレギュラーが固まりつつあるなかで、活路が 3塁だ。鳥谷、糸原らと争うが、主軸に高山、糸井、福留と左打者が並ぶ打線において、右打者の中谷は魅力的。ヤクルト、西武を日本一に導いた名将・広岡達朗氏(85)に、かつて「(元ソフトバンク監督の)秋山(幸二)よりパワーがある」と絶賛された大砲も、今年でプロ 7年目。 3塁、さらには高山、原口の座も脅かす打棒で、一気にブレークを目指す。
●昨季までの竜とは違う…。金本監督は、警戒心をあらわにした。 0- 2の 6回一死 1、 3塁で遠藤一星内野手(27)にセーフティースクイズを決められた。 7回一死 2、 3塁でも石岡諒太内野手(24)にスクイズ。さらにエンドランや盗塁…。勝ったものの、着実に 1点をもぎとる森野球をみせつけられた。記事をまとめてみました。
(オープン戦、中日 4- 8阪神、17日、ナゴヤD)
いけるぞ、 2番で20発! 高山俊外野手が中日戦に「2番・左翼」で出場し、 8回に 3号 2ラン。12球団のオープン戦の本塁打トップタイとなる一撃で打線に火をつければ、 9回二死からは中谷将大外野手が逆転の 2点 2塁打。単独トップとなる13打点目で猛アピールした。
放物線を見送ったアラウホが、たまらずペロッと舌を出した。 2試合連続の無得点負けがちらつき始めた 8回一死 1塁。虎打線をよみがえらせたのは、高山の“キング弾”だった。
「しっかりスイングできたのはよかったです。(対戦)データはないので、まずは真っすぐをしっかり打ち返そうと思っていました」
8回、 2点本塁打を放った高山俊外野手=ナゴヤドーム
相手は身長 2メートルの竜の新助っ人左腕。クロスステップ気味にビュンビュン腕を振ってきたが、 3球目。内寄りに入ってきた 138キロ直球を一閃した。快音を残し、打球は右翼席へドカーン! 2試合ぶりのオープン戦 3号。ダフィー(ロッテ)と並んでついに12球団トップタイとなった。
「厳しいところをまだ全然攻められていないので。こんな簡単にはいかないとは思うので、しっかりとやりたいです」
表情を緩めることなく、さらに引き締めた。新人王に輝いた昨季は 8本塁打。シーズン終了後から、20本塁打を放てる強い体と技術向上を求めて、ここまできた。金本監督は「(20発に)いってほしいし、もう、いかないけんと思う」とさらなるハッパ。2006年のリグス(ヤクルト)以来、11年ぶりの「2番&20発」がみえてきた。
8回、高山俊外野手がドカーンと 3号。キング弾で反撃の口火を切った=ナゴヤドーム
春季キャンプでは、指揮官から逆方向に強い打球を打つことを指導された。肩の開きが抑えられ、体の強さを打球に伝えられるようになった。
「前は、引っ張って引っ張って、飛ばそう、飛ばそうと思っていたんですが、基本は右中間から左中間の間というのを心がけています」
そんな基本形が体に染みついたところで、実戦へ突入。最近は2番打者として引っ張ることも意識し、ポイントが自然と前になった。指揮官も「定期的に右打ち練習をさせてポイントが変わってきた」とうなずく。開幕まで 2週間。逆方向にはじき飛ばせる力強いスイングと、引っ張れるミートポイント。一見、相反することが、しっかりと融合してきた。
左腕も苦にしない高山は、このまま 2番で「3.31」に突入することが有力。高山、糸井、福留と左打者が並ぶオーダーも金本監督は「構わない」と話した。超攻撃型オーダーが、はまりそうだ。
◇データBOX◇
◎…阪神の選手がオープン戦で 3本塁打以上打つのは2013年のブルックス・コンラッド内野手( 3本)以来。日本人選手では、2010年の鳥谷敬内野手( 6本)以来。
◎…阪神の選手のオープン戦の“本塁打王”も、2010年の鳥谷敬内野手が最後。 ◎…主に 2番打者としてシーズン20発以上を打った選手は、最近では2006年のヤクルト・アダム・リグス内野手(39本塁打)。
大興奮の劇勝だ! 阪神は 9回二死からの大逆転で、中日に 8- 4で勝利。原口文仁捕手が今季実戦19試合、73打席目で初アーチとなる 3ランを放ち、トドメを刺した。金本知憲監督は満面の笑顔で「(こういう)ぶっ倒れるような試合をしてみたい」と公式戦での再現を期待した。
春本番を待てない若虎たちが、見せつけるように花を開く。執念の逆転劇の中で、原口一人だけつぼみをしぼませるワケにいかなかった。待ちに待った一発だ。トンネルの出口へ、ポンッと中を押され飛び出した。
「やっとね、しっかりスイングした中で。向こうも逆転されて、そういうスキをしっかり、一振りで仕留められたので。しっかりまた調子を上げていきたいと思います」
待望の一発! 原口文仁捕手が 9回、今季初本塁打を放ち、試合を決めた=ナゴヤドーム
3- 4の 9回。 2安打と死球で二死満塁から中谷が逆転 2点 2塁打を放ち、なお二死 2、 3塁で原口に打順が巡った。
「6番・1塁」。今季初めて、 4、 5番から降格した。ここ5試合は17打数 2安打(打率 0.118)、 0打点。そしてこの 5打席目まで、 7日のヤクルト戦(甲子園)から31打席連続で長打がなかった。神経を研ぎ澄まし、初球から振った。
佐藤の内角直球を弾き返すと、左翼ポール際へ。切れるか…と打席を出たところで一瞬歩みを止めたが、白球は内側に飛び込んだ。 2月の紅白戦から数えること19試合73打席目。ようやくの一発だった。
原口文仁捕手(右)と勝利のタッチを交わす金本知憲監督。こんな劇勝、公式戦でしたい! =ナゴヤドーム
敗戦まであと一死からの一挙 5得点。金本監督もたまげた。「公式戦で見たい。優勝がかかったような試合をね。興奮して、ぶっ倒れるような試合をしてみたい」。興奮気味に土壇場の執念をたたえると、悩みに悩んでいた大砲候補の目覚めを「きっかけは何でもいい。本人が一番ホッとしたんじゃないかな」と胸をなでおろした。
指揮官の背中を必死に追い、もがいてきた。右肘の使い方、腰の回し方、バットの入れ方も…。朝の練習、球場での特打と根気強く理論を注入してくれた将に、必死で近づこうとした。空き時間は動画サイトで現役時代の金本監督の映像を漁った。「♪打球がライトスタンドをひとまたぎ…って。監督は応援歌が 2つあるんですけど、すごく監督らしくて、かっこいいんです」。目に耳に、こびりついた。バットを持つ指の握り方から見直すほど試行錯誤し、ようやく結果が出た。
9回、レフトスタンドへの 3点本塁打を放った原口文仁捕手=ナゴヤドーム
期待ゆえに指揮官の目は厳しい。「彼が今取り組んでいることはまだできていないと思う。あれを左中間方向に打てて、体の力がちゃんとバットに伝わって、乗っていくような感覚を求めていると思う。そういう意味ではまだ引っ張り込んだようなホームラン。理想ではないと思うね、僕は」と合格はくれない。
現在地は原口も当然わかっている。「内容もそうですけど結果も両方上げていけるように。こうやって結果が出たので。シーズンに入っても結果が出せるように、頑張ります」。31日の広島との開幕戦(マツダ)まで、あと 8戦。つかみかけたこの花を、枯らせはしない。満開の春は、まだ先にある。
9回、 3点本塁打を放った原口文仁捕手=ナゴヤドーム
★初弾もナゴヤD
昨年の原口のプロ初本塁打もナゴヤドームだった。 5月 4日に「8番・捕手」で出場し、 4回に吉見から左翼へ 1号 3ランを放った。 4月27日に育成から支配下登録され、プロ17打席目で飛び出した一発。ナゴヤドームは打率 0.414、 3本塁打と好相性で、この日の試合後も「そうですね。それ(いいイメージ)は少しあります」と笑顔だった。
★ここまでの原口
オフから捕手としてトレーニングに励み、春季キャンプも本人の強い意思で「捕手一本」で過ごした。しかし右肩の状態に加え、 1塁手のいないチーム事情や打力を生かしたい首脳陣の考えもあり、最終日の 2月28日に話し合いが行われ、 1塁転向が決定。 3月 1日には同郷(埼玉)で 1学年下の一般女性との結婚も発表された。
9回二死から、中谷将大内野手が起死回生の逆転 2点 2塁打! 控えではもったいない打力だ=ナゴヤドーム
ゲームセットまで、あと 1球…。起死回生の中谷の打球が、左翼へかっ飛んでいった。フェンス最上段を直撃し、 2者が生還。黄色に染まった左翼席が沸く。“虎の点取り屋”がひと振りで、試合をひっくり返した。
「いいところで 1本出たので、これを励みにして、今後も続けていきたい。アウトになった打席もしっかりとらえられているので、きょうはよかった。 1打席目は反省ですけど」
3- 4の 9回二死満塁。しびれる場面で、カウント 2- 2から、佐藤の甘くきた 128キロスライダーを、思い切り引っ張った。あと数センチ上だったら逆転満塁弾だったが、 2点 2塁打で十分だ。オープン戦での打点もこれで「13」に。規定打席以上の打者で12球団トップに立った。
「しっかりチームに貢献できているので、打点はよかったです」
9回、レフトへの適時 2塁打を放った中谷将大内野手=ナゴヤドーム
7回の第 3打席でも右翼線に 2塁打を放つなど 2安打。打率も 0.333と高い位置をキープし、開幕 1軍へ猛アピールを続けている。
ただ、本格的に再挑戦を始めた 3塁の守備では 1失策。 7回無死 1塁で溝脇の緩い 3ゴロを 1塁へ悪送球して失点につながり「サードをやらせてもらっている以上、しっかり守れるように練習してきたい」と反省した。
外野、 1塁ともレギュラーが固まりつつあるなかで、活路が 3塁だ。鳥谷、糸原らと争うが、主軸に高山、糸井、福留と左打者が並ぶ打線において、右打者の中谷は魅力的。ヤクルト、西武を日本一に導いた名将・広岡達朗氏に、かつて「(元ソフトバンク監督の)秋山(幸二)よりパワーがある」と絶賛された大砲も、今年でプロ 7年目。 3塁、さらには高山、原口の座も脅かす打棒で、一気にブレークを目指す。
◇データBOX◇
◎…中谷が 2打点を挙げ、オープン戦13打点目。マット・ダフィー内野手(ロッテ)の12を抜き、12球団トップとなった。阪神の選手がオープン戦で最多打点となれば、2006年のアンディ・シーツ内野手(21)以来。
6回は遠藤一星内野手にセーフティースクイズ=ナゴヤドーム
昨季までの竜とは違う…。金本監督は、警戒心をあらわにした。
「スクイズも 2回あった。セーフティースクイズは防げんぞ。スクイズは外したりできるかもしれんけど、なかなかセーフティーは…。みえみえでも、やったりするから、なかなか…」
0- 2の 6回一死 1、 3塁で遠藤にセーフティースクイズを決められた。 7回一死 2、 3塁でも石岡にスクイズ。さらにエンドランや盗塁…。勝ったものの、着実に 1点をもぎとる森野球をみせつけられた。
「(機動力野球は)そりゃ、中日に限らず…」
まだオープン戦。しかも同一リーグ相手。手の内をみせるか、みせないかは指揮官の考え次第。ただ、先発の山井に 6回無失点の好投を許した前半での攻撃など、反省も多い試合だった。
今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 日程と結果(03月)
2017年 公式戦 日程と結果(04月)
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