●ヤクルトが序盤に 2点を先制した。初回に雄平の適時打で 1点を奪い、 3回はバレンティンの今季 1号で 2点目を追加した。ヤクルトは 9回、代打・荒木の 2塁打を足掛かりに 3点目を追加。ヤクルトが逃げきり、連勝を飾った。阪神は「3連敗」を喫した。金本知憲監督(49)が激怒した。 5回の藤浪の投球を巡り、両軍がもみくちゃの大乱闘に発展。バレンティンが矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ(48)を突き飛ばすシーンを間近で目撃した。輪が解けた後も怒りは収まらなかった。怒りを力に変えたかったが、開幕戦の勝利から一転して 3連敗。イライラの募る黒星となった。“乱闘の元凶”は藤浪かもしれない。でも、騒ぎをいたずらに大きくしたのは間違いなくバレンティン。そう確信した金本監督が闘将と化した。 5回無死から、藤浪が畠山の左肩付近にぶつけたことに端を発した乱闘騒ぎ。全員がベンチを飛び出し入り乱れた中で、大暴れする敵の助っ人に突進していく。何か言葉を発しながら。想像を絶するド迫力だ。試合後、冷静に受け答えしたが、その瞬間の怒りは沸騰点。バレンティンが矢野作戦兼バッテリーコーチを突き飛ばした行為が、冷静を保とうとした指揮官の我慢の限界を突破したのだ。死球の報復は明確に否定した。が、この試合で先に当てたのはヤクルト。 2回、ブキャナンが原口にドスン。その時、原口は投手に向かっていくわけでもなく、静かに 1塁ベースに歩いた。ここ数年来の藤浪の死球による因縁はさておき、ヤクルトはどうだ…というわけだ。唇をかんだ。前日 3日が誕生日だった。49歳になって最初の試合が悔しい黒星に。そして 3連敗。悔しさは勝利でしか晴らせない。
● 5回の乱闘で退場となった矢野燿大作戦兼バッテリーコーチが乱闘について語った。試合後、関係者の駐車場に私服姿で現れた矢野コーチは、落ち着いた口ぶりで「バレンティンが俺にきたから、応戦してしまったということ」と振り返った。乱闘は藤浪が 5回にヤクルト畠山に死球を与え、両軍がグラウンドに入り乱れる形で発生。バレンティンが矢野コーチにタックルすると、矢野コーチもたまらず反撃。ジャンピングニーをバレンティン浴びせた。暴力行為をはたらいた双方には退場処分が科せられた。
●ヤクルトの 4番のウラディミール・バレンティン外野手(32)と阪神の矢野燿大作戦兼バッテリーコーチが退場処分を受けた。退場は両リーグを通じて今季初で、警告試合が宣告された。 5回に阪神の藤浪晋太郎投手(22)が畠山和洋内野手(34)の左肩付近に死球を当て、両チームの選手が入り乱れる中、バレンティンに倒された矢野コーチが跳び蹴りを返すなどし、乱闘の輪が広がった。ヤクルトの真中監督は試合後、危険球と判定されなかったことについて、日本野球機構(NPB)に意見書を提出する意向を示した。 5日にも、球団から日本野球機構に抗議文を提出する可能性がある。
●シーズン初先発の藤浪晋太郎投手が 5回 5安打 2失点も、毎回の 9四死球と乱れに乱れた。 初回に 3四球から雄平のタイムリーを浴び先制されると、 2回にも 2四球から満塁のピンチを背負った。ここはなんとか切り抜けるも、 3回には先頭バレンティンにバックスクリーン横の 5階席に飛び込む、特大のソロアーチを許した。さらに 5回には、畠山に死球を与えたことで両軍が入り乱れての乱闘に発展。マウンド上でぼうぜん自失といった表情を浮かべていた。 9四死球という藤浪の制球難に金本知憲監督も「どうしようもない」とバッサリ。午後 7時36分。京セラが騒然となった。 5回無死 1塁。ここまで 8四球と制球が定まらない藤浪が畠山に投じた 107球目の 142キロツーシームがすっぽ抜け、顔面付近へ飛んでいった。左肩へ死球を受け、倒れた畠山がマウンドへ歩を進めると、ヤクルトベンチからナインが飛び出してきた。すぐさま、阪神ベンチからも選手、コーチ陣が駆けつける。怒号が飛び交った。すると、もみあいの輪の中にバレンティンが加わり、矢野コーチを突き飛ばした。倒れた矢野コーチが起き上がり、プロレスのジャンピングニーパッドばりの跳び膝蹴りで応戦。腹心がやられた金本監督も激高し、両軍がホーム付近でにらみ合った。輪が解けかけたころには、遅れてブルペンから用心棒さながら、ラファエル・ドリス投手(29)、マルコス・マテオ投手(32)も駆けつけるシーンも。両軍が分けられ、審判団はバレンティン、矢野コーチに退場処分を命じ、今季初めて両チームに警告試合が発せられた。大乱闘の発端は藤浪の大乱調だった。序盤から制球が定まらず、四球を連発。真っすぐはすっぽ抜け、変化球も定まらない。 1回には山田、バレンティンと立て続けにボールが頭部付近に抜け、尻もちをつかせる場面があった。昨年までヤクルトには 4年間で計 5死球を当て、昨年 4月には谷内を骨折させていた。プロ入り 5年目で初めて奪三振ゼロでマウンドを降りた。誰もが期待する右腕。そして誰もがこれが本当の姿だと信じていない右腕。開幕白星の後、 3連敗。負の連鎖を断ち切るどころか、遺恨を深めてしまった。これからのシーズンで首脳陣の思いに応えなければ、後味の悪さしか残らない。
●北條史也内野手(22)は 2回、左前打を放ち、14打席目にして今季初安打。トンネルを抜けた若虎は「しっかり明日に向けて準備していきます」と切り替えた。
●乱闘騒ぎも右腕打撲の影響も関係ない。糸井嘉男外野手(35)が“不死鳥弾”を放った。 2点を追う 6回一死走者なし。虎打線が打ちあぐねていたヤクルトの新外国人、ブキャナンの 133キロをはじき返し、 2試合連発となるソロアーチを右翼席へたたき込んだ。 5回には藤浪の死球から両軍入り乱れた。中堅からかけつけ、もみ合いの輪の外側にいた。悪いムードを払拭するには、白星しかない。その一心で反撃ののろしをあげた。 4月 2日の広島戦(マツダ)。第 3打席に内角球が右肘付近を直撃し、途中交代した。結果は右腕の打撲…。腫れは少しずつ引いていたが、この日午前までトレーナー陣と出場の可否を話し合った結果、GOサインが出た。この日から右肘に肘当てを装着し 3打数 1安打 1打点。 1回には福留の打席で盗塁死もあったが、 4試合連続打点をあげた。FA砲の存在感は絶大だ。帰り際、糸井は報道陣に右腕の状態を問われ「大丈夫」と言い切って車に乗り込んだ。もう連敗はしたくない。虎の超人が連敗ストップの使者になる。記事をまとめてみました。
<阪神 1- 3ヤクルト>◇ 4日◇京セラドーム大阪
ヤクルトが序盤に 2点を先制した。初回に雄平の適時打で 1点を奪い、 3回はバレンティンの今季 1号で 2点目を追加した。
ヤクルトは 5回無死 1、 2塁の好機をバント失敗などで得点に結びつけられず。阪神が 6回、糸井の 2号ソロで 1点を返した。 ヤクルトは 9回、代打・荒木の 2塁打を足掛かりに 3点目を追加。ヤクルトが逃げきり、連勝を飾った。阪神は「3連敗」を喫した。
5回表ヤクルト無死 1塁、畠山への死球で乱闘となり、矢野コーチを引き倒したバレンティン外野手(左)に向かっていく金本知憲監督=京セラドーム大阪
金本知憲監督が激怒した。 5回の藤浪の投球を巡り、両軍がもみくちゃの大乱闘に発展。バレンティンが矢野作戦兼バッテリーコーチを突き飛ばすシーンを間近で目撃した。
「横から不意打ちに殴ってきたら、許せないでしょ」。指揮官も応酬しようとしたが、周囲から制止された。「こっちも( 2回に)原口が当てられているわけだから。お返ししたわけじゃないし、勝負の中で当たったんだから」。輪が解けた後も怒りは収まらなかった。怒りを力に変えたかったが、開幕戦の勝利から一転して 3連敗。イライラの募る黒星となった。
5回、藤浪晋太郎投手の畠山和洋内野手への死球を巡って、両軍がホームベース付近で入り乱れた=京セラドーム大阪
“乱闘の元凶”は藤浪かもしれない。でも、騒ぎをいたずらに大きくしたのは間違いなくバレンティン。そう確信した金本監督が闘将と化した。 5回無死から、藤浪が畠山の左肩付近にぶつけたことに端を発した乱闘騒ぎ。全員がベンチを飛び出し入り乱れた中で、大暴れする敵の助っ人に突進していく。何か言葉を発しながら。想像を絶するド迫力だ。
「そりゃあ、横から不意打ちに殴ってきたんだから許せないでしょう」
試合後、冷静に受け答えしたが、その瞬間の怒りは沸騰点。バレンティンが矢野作戦兼バッテリーコーチを突き飛ばした行為が、冷静を保とうとした指揮官の我慢の限界を突破したのだ。
そもそも…。金本監督の言い分がある。
藤浪晋太郎投手の死球に怒りをみせる畠山和洋内野手=京セラドーム大阪
「こっちも原口が当てられている。別に、お返ししたわけじゃないし、勝負の中で当たったんだから」
死球の報復は明確に否定した。が、この試合で先に当てたのはヤクルト。 2回、ブキャナンが原口にドスン。その時、原口は投手に向かっていくわけでもなく、静かに 1塁ベースに歩いた。ここ数年来の藤浪の死球による因縁はさておき、ヤクルトはどうだ…というわけだ。
報復合戦は否定しつつ、遺恨が深まったのは事実。ただ、悔やんだのは勝てなかったこと。ピンチをしのぎ、松田が、藤川が、 2人で 7奪三振と流れを変える三振ショーを演じただけに。
「何とか勝ちに結びつけたかった。それだけ」
唇をかんだ。前日 3日が誕生日だった。49歳になって最初の試合が悔しい黒星に。そして 3連敗。悔しさは勝利でしか晴らせない。
5回表ヤクルト無死 1塁、畠山和洋内野手への死球で両軍が出てきて乱闘。ウラディミール・バレンティン外野手(左)が矢野耀大作戦兼バッテリーコーチ(右)を押し倒し、矢野コーチも反撃する=京セラドーム大阪
5回の乱闘で退場となった矢野燿大作戦兼バッテリーコーチが乱闘について語った。
試合後、関係者の駐車場に私服姿で現れた矢野コーチは、落ち着いた口ぶりで「考えて何かをする場面ではなかったので。一番は(藤浪)晋太郎を守ることかな。その中でたまたまバレンティンが俺にきたから、応戦してしまったということ」と振り返った。
「お互いそういう風なことをしようとやっているわけじゃない。真剣勝負の中だから。チームとして勝ちたいという気持ちがそうなったと思う。乱闘したいわけではない。でも(試合に)勝ちたかったね」と冷静に話した。
乱闘は藤浪が 5回にヤクルト畠山に死球を与え、両軍がグラウンドに入り乱れる形で発生。バレンティンが矢野コーチにタックルすると、矢野コーチもたまらず反撃。ジャンピングニーをバレンティン浴びせた。暴力行為をはたらいた双方には退場処分が科せられた。
ヤクルト・畠山和洋内野手に対する死球で乱闘になったバレンティン外野手(左)と矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ=京セラドーム大阪
4日の阪神-ヤクルト 1回戦(京セラドーム大阪)で死球を巡る乱闘が起き、ヤクルトのバレンティン外野手と阪神の矢野燿大作戦兼バッテリーコーチが退場処分を受けた。退場は両リーグを通じて今季初で、警告試合が宣告された。
5回に阪神の藤浪が畠山の左肩付近に死球を当て、両チームの選手が入り乱れる中、バレンティンに倒された矢野コーチが跳び蹴りを返すなどし、乱闘の輪が広がった。
ヤクルトの真中監督は試合後、危険球と判定されなかったことについて、日本野球機構(NPB)に意見書を提出する意向を示した。
5回、畠山の死球で球審と話すヤクルト・真中満監督=京セラドーム大阪
4番のウラディミール・バレンティン外野手が、 5回に畠山和洋内野手が受けた死球をめぐって発生した両軍の乱闘の中で、矢野燿大作戦兼バッテリーコーチを突き飛ばし、退場処分。
乱闘について、真中監督は「(藤浪は)デッドボールが多い投手でしようがないけど、あまりにも危ないボールが多くて、みんなもカッとした」と振り返った。指揮官は事態が落ち着くと、審判団に駆け寄った。「畠山も肩に当たってから顔に当たったと言っていた。危険球じゃない、という説明だったが、そういうルールはないから、抗議文を出そうと思う」と説明。 5日にも、球団から日本野球機構(NPB)に抗議文を提出する可能性がある。
5回表ヤクルト無死 1塁、畠山和洋内野手への死球で当てた藤浪晋太郎投手(左から 2人目)に向かっていき両軍が出てくる=京セラドーム大阪
シーズン初先発の藤浪晋太郎投手が 5回 5安打 2失点も、毎回の 9四死球と乱れに乱れた。
初回に 3四球から雄平のタイムリーを浴び先制されると、 2回にも 2四球から満塁のピンチを背負った。ここはなんとか切り抜けるも、 3回には先頭バレンティンにバックスクリーン横の 5階席に飛び込む、特大のソロアーチを許した。
さらに 5回には、畠山に死球を与えたことで両軍が入り乱れての乱闘に発展。マウンド上でぼうぜん自失といった表情を浮かべていた。「初回から制球が定まらず、最後まで修正することができませんでした。守備が長くなってしまい、チームに迷惑をかけてしまいました」と反省の弁を述べた。
藤浪晋太郎投手が畠山和洋内野手にぶつけたのをきっかけに、乱闘に発展。バレンティン外野手(中央)が矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ(下)を倒し、さらに熱を帯びた=京セラドーム大阪
危ない!! 大荒れの藤浪晋太郎投手が 5回、ヤクルト・畠山の左肩付近に死球をぶつけ、両軍入り乱れる乱闘が発生。バレンティンと矢野作戦兼バッテリーコーチが退場となった。 9四死球という藤浪の制球難に金本知憲監督も「どうしようもない」とバッサリ。ホーム開幕戦を落とし、 3連敗を喫した。
午後 7時36分。京セラが騒然となった。 5回無死 1塁。ここまで 8四球と制球が定まらない藤浪が畠山に投じた 107球目の 142キロツーシームがすっぽ抜け、顔面付近へ飛んでいった。左肩へ死球を受け、倒れた畠山がマウンドへ歩を進めると、ヤクルトベンチからナインが飛び出してきた。すぐさま、阪神ベンチからも選手、コーチ陣が駆けつける。怒号が飛び交った。
ヤクルト戦に先発した藤浪晋太郎投手=京セラドーム大阪
すると、もみあいの輪の中にバレンティンが加わり、矢野コーチを突き飛ばした。倒れた矢野コーチが起き上がり、プロレスのジャンピングニーパッドばりの跳び膝蹴りで応戦。腹心がやられた金本監督も激高し、両軍がホーム付近でにらみ合った。
輪が解けかけたころには、遅れてブルペンから用心棒さながら、ドリス、マテオも駆けつけるシーンも。両軍が分けられ、審判団はバレンティン、矢野コーチに退場処分を命じ、今季初めて両チームに警告試合が発せられた。
大乱闘の発端は藤浪の大乱調だった。序盤から制球が定まらず、四球を連発。真っすぐはすっぽ抜け、変化球も定まらない。
2回、しゃがみ込む藤浪晋太郎投手=京セラドーム大阪
「 1回から浮き足立ってしまった。最後の最後まで自分のフォームで投げられず、狂ったまま投げてしまった。打者と勝負する以前の問題で、ストライクを取ることに必死だった」
1回には山田、バレンティンと立て続けにボールが頭部付近に抜け、尻もちをつかせる場面があった。昨年までヤクルトには 4年間で計 5死球を当て、昨年 4月には谷内を骨折させていた。すべての伏線が畠山の死球で暴発。投壊阻止に向け、登板前は「 7、 8回は投げたい」と意気込んでいたが、 5回で降板。 5安打 2失点ながらも、 8四球一死球という散々な内容で、今季初黒星。プロ入り 5年目で初めて奪三振ゼロでマウンドを降りた。
きっかけは 5回、大乱調の藤浪晋太郎投手(左)が畠山和洋内野手(右)の左肩に当てた死球だった=京セラドーム大阪
金本監督は「もう、ピッチングになってないもんな。ストライクが入らないんだから、どうしようもない」とバッサリと斬り捨てた。藤浪は「畠山さんには申し訳ない。反省すべきところはして、引きずらないように。いい意味で切り替えてあしたからやっていきたい」と話した。
退場処分を受けた矢野コーチは「一番は晋太郎を守ること。そのなかでバレンティンが俺のところにきたから応戦しちゃった。俺らは投手、バッテリーを守らないといけない。乱闘したいわけじゃない。勝ちたかったね」と若きエースを守ろうとして自然と体が動いたことを明かした。誰もが期待する右腕。そして誰もがこれが本当の姿だと信じていない右腕。開幕白星の後、 3連敗。負の連鎖を断ち切るどころか、遺恨を深めてしまった。これからのシーズンで首脳陣の思いに応えなければ、後味の悪さしか残らない。
◆乱闘騒ぎについて杉永責任審判
「事件を起こして、対応した人を(場内に)報告しました。それだけです。(今後の処分は)報告して、コミッショナーがどう判断するか。(藤浪の畠山への死球は)退場に値する危険球ではないと判断しました」
◆ 1点を追う 8回から 3番手で登板し、 3者連続三振の阪神・藤川球児投手
「負けたら意味がないです。まだ春先なのでしっかりやっていきます」
◆藤浪晋太郎投手降板後の 6回から 2番手で登板し、 2回無失点、 4三振を奪った松田遼馬投手
「雰囲気も雰囲気だったので、流れを切れるようにと思いました」
◇データBOX◇
◎…藤浪が 9四死球( 8四球 1死球)。自己ワーストは2015年 9月 3日の広島戦(甲子園)の 9四球。このときは 7回 2安打 1失点12奪三振。 5- 1で勝ち、勝利投手になった。
◎…京セラでの通算成績は 7試合で 3勝 4敗、防御率4.66となり、黒星が先行した。
◎…ヤクルト戦13戦ぶり黒星。2013年 9月21日(甲子園)から12戦負けなし( 7勝)で、過去 4年間の通算18試合で 9勝 3敗、防御率3.35と好相性だった。
2回、今季初安打となる左安打を放った北條史也内野手。ほっと一息だ=京セラドーム大阪
北條は 2回、左前打を放ち、14打席目にして今季初安打。「追い込まれてから打ててよかったです」とやっと出た一打に胸をなで下ろした。 9回一死 1塁からも左前打を放ち、 1、 2塁としてチャンスメークした。トンネルを抜けた若虎は「きょうはよかったので、しっかり明日に向けて準備していきます」と切り替えた。
乱闘騒ぎも右腕打撲の影響も関係ない。糸井が“不死鳥弾”を放った。 2点を追う 6回一死走者なし。虎打線が打ちあぐねていたヤクルトの新外国人、ブキャナンの 133キロをはじき返し、 2試合連発となるソロアーチを右翼席へたたき込んだ。
「打ったのはチェンジアップ。まだ 2点差の打席でしたし、絶対打つという気持ちで打席にはいりました」
5回には藤浪の死球から両軍入り乱れた。中堅からかけつけ、もみ合いの輪の外側にいた。悪いムードを払拭するには、白星しかない。その一心で反撃ののろしをあげた。
1回、四球を選んだ糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪
4月 2日の広島戦(マツダ)。第 3打席に内角球が右肘付近を直撃し、途中交代した。結果は右腕の打撲…。腫れは少しずつ引いていたが、この日午前までトレーナー陣と出場の可否を話し合った結果、GOサインが出た。この日から右肘に肘当てを装着し 3打数 1安打 1打点。 1回には福留の打席で盗塁死もあったが、 4試合連続打点をあげた。FA砲の存在感は絶大だ。金本監督も「見ての通り、今のところ、良くやってくれているし、いい所で打ってくれているし」と変わらぬ信頼を口にした。
6回、 1点差に迫る 2試合連続の 2号ソロを放った糸井。 2日の死球交代もなんの、超人が右翼席にほうり込んだ=京セラドーム大阪
負傷に気落ちするどころか、試合前の背番号「7」は「ペゲーロの打球みました? エグイっすよ!」と周囲に話していた。 2日のオリックス戦(京セラ)でバックスクリーン上段へ本塁打を飛ばすなど今季 2本塁打を放っている楽天の大砲の圧倒的な放物線に心を高ぶらせた。どんな状況でも野球に背中を向けない男は、強い。
帰り際、糸井は報道陣に右腕の状態を問われ「大丈夫」と言い切って車に乗り込んだ。もう連敗はしたくない。虎の超人が連敗ストップの使者になる。
今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
オープン戦順位表
2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(04月)
2017年 公式戦 日程と結果(05月)
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