東都大学野球春期リーグ第 6週第 2日(10日、亜細亜大學 4- 2日本大學、明治神宮球場)
東都大学野球春季リーグ戦第 6週第 2日は10日、東京・神宮球場で 2回戦が行われ、東洋大學が国学院大學を 9- 2で下し、連勝で勝ち点を「3」に伸ばし首位に立った。亜細亜大學は日本大學に 4- 2で競り勝ち、連勝で勝ち点を「2」に伸ばした。
東洋大學は 3、 4回に 4点ずつを挙げて先行し、継投で 2失点に抑えた。亜細亜大學は救援した嘉陽宗一郎投手が 8回 2失点に抑えた。
優勝争いは、東洋大學、国学院大學、亜細亜大學の 3校に絞られた。
★日大・仲村監督(秋春連覇を逃し)
「田村(孝)は 6回にリズムを崩して 2失点。昨年の木村や京田の穴埋めができなかった」
亜大は 2回から登板の嘉陽が 8回を 8安打 2失点(自責点 0)と好投した。 5、 8回に内野ゴロで失点したが、制球良く危なげなかった。打線は 1点差に迫られた直後の 6回に暴投と高橋優の適時 3塁打で 2点を加えて突き放した。
ロングリリーフした亜細亜大學・嘉陽宗一郎投手=東都大学野球春期リーグ・明治神宮球場
亜大が日大に連勝し勝ち点「2」とし、優勝へ望みをつないだ。
嘉陽宗一郎投手( 4年=松山聖陵高校)が 2回から 3番手で登板しロングリリーフ。 2点を失ったが、切れのあるボールを放って要所を締めた。「今はスピードより抑えることの方が大事。どれだけチームのために犠牲になれるか。優勝を考えず次のカードへ、まず 1勝を目指します」と話した。
生田勉監督は「今日の勝因は比嘉(健)が 1回を 0点に抑えたこと、嘉陽も淡々とよく投げてくれました。まさか優勝の可能性があるとは知りませんでしたが、これまでと変わらずやっていきます」と言った。
亜大が勝ち点を「2」とし、生田監督は「優勝争いに残っているとは知らなかった」と驚きの表情を浮かべた。
監督を喜ばせたのは 3番手で 2回からロングリリーフを見せた嘉陽。連日の好投に監督は「ここにきて良くなっている」と評価した。