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糸井、6号3ラン!福留、ポール直撃6号2ラン!鳥谷、フェイスガード外し四球選ぶ!青柳今季初勝利!

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スカイマーク神戸空港支店の地上旅客職員である牛尾恵理子さんが始球式を務めた。この日は「タイガースジェットで神戸空港から挑むデー」として開催。紺色の制服姿に黄色ラインのスカーフを巻いてマウンドへ登場。投じたボールはノーバウンドで捕手岡崎のミットに収まった。マウンドを降りると感激のあまり、涙目で話した。 3回に阪神が糸井「6号3ラン」と福留「6号2ラン」で 5点を先制。阪神は 4回に糸井の適時内野安打で 1点、 6回には相手失策で 2点追加。DeNAは 5回に戸柱の適時打などで 2点返す。阪神は 8回、中谷の「6号ソロ」でダメ押し。先発青柳が今季初勝利を飾った。

D 5位・糸原健斗内野手(24=JX-ENEOS)がしてやったりの“奇襲”作戦を成功させて大量得点の呼び水になった。。 0- 0と同点の 3回、先頭打者として打席へ。初球にセーフティーバントを試みた。DeNA先発のフィル・クライン投手(28)が処理できず、投失で塁に出た。これをきっかけに糸井と福留に本塁打が飛び出して一挙 5得点。事前に“足下”が弱いという情報を頭に入れていた。 2回まで完全に抑えられて迎えた 3回先頭。セーフティーバントに、慌てたクラインは打球をファンブル(記録は失策)。この間に 1塁を駆け抜けると、さらに続く岡崎の打席では 1球目のけん制悪送球で 2進。カッカきているところを糸井、福留がアベック弾!小技で崩してこの回一挙 5点を奪い、 3得点で存在感を発揮した。どんな状況でも最善の一手を見極める。猛虎打線に欠かすことのできないピースになってきた。

糸井嘉男外野手(35)が先制となる「6号3ラン」を放った。 3回一死 1、 2塁の好機で打席へ。カウント 2- 0からDeNA先発クラインの投じた 135キロを右翼席まで運んだ。 4回二死 3塁、ゴロで 1、 2塁間に放った打球をDeNA 1塁手ホセ・ロペス内野手(33)に捕球されるも、糸井の足の方が速く 1塁ベースに到達した。 1塁塁審の白井が勢いよく両手を広げ、甲子園は大歓声に包まれた。糸井が、先制の「6号3ラン」を含む 2安打で今季最多の 4打点で、超人が大爆発の大復活だ。虎もDeNA相手に 9- 2で圧勝し、 5月の勝ち越しが決定。超人のバットが完全復活や!!「1番・中堅」に入った25日の巨人戦(甲子園)で 8試合29打席ぶりの安打を出し、そこから 3試合連続安打。もう大丈夫だ。 奇跡が起きた。ミラクル逆転もあった 5月は「13勝8敗」。 2カ月連続の月間勝ち越しを決めた。 2位・広島から首位を死守。28日も勝って勢いをつけ、30日からは勝手知ったるパ・リーグを相手に、さらに超人が暴れる。

福留孝介外野手(40)が追加点となる「6号2ラン」を放った。 3回二死 1塁、DeNA先発クラインの投じた 143キロ直球を流し打ち。左翼ポールに直撃し、 3塁塁審が右手を大きくグルグルと回した。主将の一撃で、 5- 0とリードを広げた。フラフラッと左翼方向に舞い上がった白球を、浜風が、虎党の大声援が押す。入れ-。打球はポールを直撃し、外野の芝生上に跳ね返った。「6号2ラン」。 1塁ベンチで出迎えた糸井とは、両腕で何かを持ち上げるような“マッスルポーズ”で、初のアベックアーチを喜び合った。これで福留が本塁打を打てば、12試合ぶりの一発は今季甲子園初アーチで、不敗神話も継続。これまでは自己流で調整していたベテランが、違う“刺激”を求めた。本屋敷俊介トレーナー(42)から提案されたのは動作を見直すこと。常に上を目指す。進化を続ける背番号「8」が、猛虎打線の中心にいる。

鳥谷敬内野手(35)が 6回に代打で登場した。一死 2、 3塁と追加点の好機でフルカウントから四球を選び満塁。チャンス拡大に成功した。24日に死球を受け「鼻骨骨折」と診断されてからの 2試合は、黒のフェースガードを装着して試合に臨んできたが、この打席では外して登場した。 6回一死 2、 3塁から代打で出場し、フルカウントから四球を選んで好機を広げた。スタメンに復帰する日も近そうだ。

中谷将大外野手(24)が「6号ソロ」でダメを押した。途中出場し、この日初打席となった 6点リードの 8回。平田の 105キロのスローカーブをとらえ、左翼ポールに当てた。チーム最多の 5本塁打で並んでいた糸井と福留がお先に「6号」競演。両先輩に負けじと「6号」で並び返した。中谷も左翼ポール直撃の一発を放った。 7回守備から途中出場し、 8回一死の初打席。 4球目の浮いたカーブを振り抜いた。打球は浜風にも乗り、16日の中日戦(甲子園)以来の「6号ソロ」。 3回の福留の「2ラン」も同ポール直撃で、主砲に続く一打となった。

青柳晃洋投手(23)が 6回 2失点。大量援護に守られて、今季初勝利をマークした。 1回二死満塁、 2回一死 2塁、 3回一死 3塁…。 1本出て先制されていたら、この試合はどうなっていたか。 5回の 2失点は梶谷の投ゴロをはじいたのが始まり(記録は内野安打)。素晴らしい球を投げたかと思えば、打者の後ろを通過する球が。捕手・岡崎太一(33)の“ダイビングキャッチ”が救ってくれたシーンも。藤浪晋太郎投手(23)が抹消され、先発ローテは非常事態。間違いなくチャンスは巡ってくる。

藤浪晋太郎投手が27日、再調整のため出場選手登録を抹消された。今季はインフルエンザ感染による 4月16日以来 2回目で、不振による 2軍落ちはプロ 5年目で初。この日午前に鳴尾浜の残留練習に参加したが、今後は基礎練習などで体を作り直し、 2軍戦をへて 1軍復帰する見込みだ。 2軍本隊は25日から遠征に出ており、この日は福原忍コーチ(40)の指導のもとで汗を流した。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 9- 2DeNA>◇27日◇阪神甲子園球場

 スカイマーク神戸空港支店の地上旅客職員である牛尾恵理子さんが始球式を務めた。この日は「タイガースジェットで神戸空港から挑むデー」として開催。

 紺色の制服姿に黄色ラインのスカーフを巻いてマウンドへ登場。投じたボールはノーバウンドで捕手岡崎のミットに収まった。「弟が野球部だったので一緒に練習してもらいました。私も野球部のマネジャーをしていたので、まさか甲子園のマウンドに立てるなんて。憧れでした」とマウンドを降りると感激のあまり、涙目で話した。

 始球式を務めた牛尾恵理子さん(右)とラッキー=阪神甲子園球場

  3回に阪神が糸井「6号3ラン」と福留「6号2ラン」で 5点を先制。DeNAは 3回まで毎回、得点圏に走者を進めるも得点ならず。

 阪神は 4回に糸井の適時内野安打で 1点、 6回には相手失策で 2点追加。DeNAは 5回に戸柱の適時打などで 2点返す。

 阪神は 8回、中谷の「6号ソロ」でダメ押し。先発青柳が今季初勝利を飾った。DeNAクラインが「2敗」目。

 阪神先発青柳晃洋投手=阪神甲子園球場

 

 糸原健斗内野手(24=JX-ENEOS)が大量得点のきっかけを作った。

  0- 0と同点の 3回、先頭打者として打席へ。「(チームに)ヒットが出ていなかったし、相手のリズムを崩そうと思った」と、初球にセーフティーバントを試みた。DeNA先発のクラインが処理できず、投失で塁に出た。これをきっかけに糸井と福留に本塁打が飛び出して一挙 5得点。糸原はその後の打席も四球、右安打、四球と、 4打席すべてで塁に出た。「結果的にすべて出塁できたのでよかった」と、打席でのしぶとさを振り返った。

  3回、セーフティーバントを試みた糸原健斗内野手。クライン(手前)の失策を誘発し、一挙 5点の起点となった=阪神甲子園球場

 敵の意表をつき、混乱を生み出した。D 5位・糸原健斗内野手がしてやったりの“奇襲”作戦を成功させて大量得点の呼び水になった。

 「安打が出なくて、相手のリズムを崩すことを考えていました。データは頭に入っていたので」

  3回裏阪神無死、バントした糸原健斗内野手は投失策で出塁した=阪神甲子園球場

 相手先発のクラインは 2メートル 1と球界屈指の大男。事前に“足下”が弱いという情報を頭に入れていた。 2回まで完全に抑えられて迎えた 3回先頭。肩の力をすっと抜き、バットを横にしてコツンと当てた。

 セーフティーバントに、慌てたクラインは打球をファンブル(記録は失策)。この間に 1塁を駆け抜けると、さらに続く岡崎の打席では 1球目のけん制悪送球で 2進。カッカきているところを糸井、福留がアベック弾! 小技で崩してこの回一挙 5点を奪い、その後も 1安打 2四球で全 4打席出塁を果たし、 3得点で存在感を発揮した。

 糸原健斗内野手を出迎えた金本知憲監督は「ナイスアイデア」と大絶賛=阪神甲子園球場

 プロ 1年目を生き抜く知恵は徹底した危機管理にある。初対戦の投手ばかりだが試合前はもちろん、ナイター後であってもその日の配球を振り返って、メモ帳にペンを走らせてきた。

 努力を怠らないガッツマンを虎将も「彼の判断です。ナイスアイデアですね。アウトになっても、いい判断です」と絶賛した。 2回には悪送球で今季 4つ目の失策を記録してしまったが「守備は練習します」と力強く挽回を誓った。どんな状況でも最善の一手を見極める。猛虎打線に欠かすことのできないピースになってきた。

  6回、糸井の打球は相手エラーを誘う。その間に生還し、上本博紀内野手(左)とハイタッチする糸原健斗内野手=阪神甲子園球場

 

 糸井嘉男外野手が先制となる「6号3ラン」を放った。

  3回一死 1、 2塁の好機で打席へ。カウント 2- 0からDeNA先発クラインの投じた 135キロを右翼席まで運んだ。

 「打ったのはスライダー。みんながつないでくれてチャンスでまわってきた打席だったので、とにかく先制できるようにと打席に入りました。切れずにスタンドまで届いてくれてよかったです」と先制パンチを振り返った。

 浜風も何の!!  3回に糸井嘉男外野手が右翼へ先制「3ラン」。超人が完全復活や=阪神甲子園球場

 糸井嘉男外野手が全力疾走で追加点をもぎ取った。

  4回二死 3塁、ゴロで 1、 2塁間に放った打球をDeNA 1塁手ロペスに捕球されるも、投手クラインのベースカバーがわずかに遅れ、糸井の足の方が速く 1塁ベースに到達した。

  1塁塁審の白井が勢いよく両手を広げ、甲子園は大歓声に包まれた。 3塁走者の糸原が生還して 1点追加した。

  3回、本塁打を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 もう大丈夫や!! 糸井嘉男外野手が、先制の「6号3ラン」を含む 2安打で今季最多の 4打点と大活躍。 3回には福留との初のアベックアーチで、一挙 5得点を演出してみせた。絶不調の時期もあったが、 3戦連続安打。虎もDeNA相手に 9- 2で圧勝し、 5月の勝ち越しが決定。30日からの交流戦を目前に、超人のバットが完全復活や!!

 空の青と雲の白に、悔しさを乗せた白球を解き放つ。右翼ポールの右か左か、風に勝てるか-。今季最多 4万6616人が息を止める。 1塁塁審の腕がグルグルと回り、糸井の右腕もグッと上がった。先制「6号3ラン」に始まる 4打点で、超人が大爆発の大復活だ。

  3回、先制「3ラン」を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 「ずっと迷惑をかけていたんで。まず先制点を取るっていう気持ちで打席に入りました。手応えはよかったんですけど、浜風にちょっと戻されたんで、ビクビクしながら走ってました」

 自己最長のトンネルを抜けるとそこは大甲子園のお立ち台だった。 3回一死 1、 2塁。 2ボールから、先発クラインの内角低め 135キロをすくい上げた。上空を渦巻く風にも打ち勝ち、実に10試合38打席ぶりの一発。福留にも同じ「6号( 2ラン)」が飛び出し、初のアベックアーチで一挙 5点を奪った。糸井は 4回にも 1塁への適時内野安打。虎加入後初の 4打点で、勝負を決めた。

  3回裏阪神一死 1、 2塁、糸井嘉男外野手は右越え 3点本塁打を放った=阪神甲子園球場

 超人らしいド派手なカムバックに、金本監督も「長打が 1週間ぐらい出ていなかったのが、やっときのう(26日) 2塁打が出て、きょうも効果的な、大きな一発でした」と最敬礼だ。「1番・中堅」に入った25日の巨人戦(甲子園)で 8試合29打席ぶりの安打を出し、そこから 3試合連続安打。もう大丈夫だ。

 「監督もいろいろ考えてくれて。しっかりしていたら(チームも)こんなことにならなかった。取り返すという気持ちで、毎日やっていく」

  3回、 3点本塁打を放ちガッツポーズでダイヤモンドを回る糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 こうわびるが、糸井が虎の勝利のために尽くし願ってきたのは、みんな知っている。「9点差」逆転のあの日も、実はこの男の“力”で勝った。 6日の広島戦。一挙 7点を奪い 1点差に詰め寄った 7回の攻撃中。打席を終え、 1塁ベンチ裏へ戻ってきた糸井は、誰より興奮していた。点が入るたび「うぉ~!!」と絶叫。ついには、かたわらに置かれていた金色のゾウの置物を猛烈にこすり始め「お願いします! お願いします!!」と願掛けまで始めた。この人がここまで願うのか-。周囲のナインはおのずと笑顔になり、一つになる。そして、奇跡が起きた。

  3回、 3点本塁打を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 ミラクル逆転もあった 5月は「13勝8敗」。 2カ月連続の月間勝ち越しを決めた。 2位・広島から首位を死守。28日も勝って勢いをつけ、30日からは勝手知ったるパ・リーグを相手に、さらに超人が暴れる。

 「ああいう 1本を打つために、毎日練習しているんやなと思います。(完全復活へ)そうなるように、日々努力していきたいと思います!」

 『TORACO DAY』 1日目の黄色い声援も浴びた壇上で、久々の糸井スマイルだ。この笑顔で団結する虎は、もうだれにも止められない。

  3回、「3点本塁打」を放ち金本知憲監督とハイタッチする糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

◇データBOX◇

◎…糸井が今季初の 1試合 4打点を記録。昨年 9月15日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)以来、通算「9度目」。自身最多は2015年 7月30日の北海道日本ハム(京都)の 5打点。

◎…糸井は今季 6本塁打のうち、 5本が外国人投手から。今季外国人投手には打率 0.417と相性がいい。

◎…阪神は 5月「13勝8敗」。 3試合を残し、2015年 6~ 8月( 3カ月連続)以来となる 2カ月連続の勝ち越しが確定。

 

  3回に左翼ポール直撃の「2ラン」を放った福留孝介外野手。不敗神話は止まりそうにない=阪神甲子園球場

 福留孝介外野手が追加点となる「6号2ラン」を放った。

  3回二死 1塁、DeNA先発クラインの投じた 143キロ直球を流し打ち。左翼ポールに直撃し、 3塁塁審が右手を大きくグルグルと回した。「打ったのはストレート。後ろにつなぐことだけ考えて打ちました。風のおかげです」と謙虚なコメント。主将の一撃で、 5- 0とリードを広げた。

  3回裏阪神二死 1塁、左翼ポール直撃の「2点本塁打」を放った福留孝介外野手=阪神甲子園球場

 フラフラッと左翼方向に舞い上がった白球を、浜風が、虎党の大声援が押す。入れ-。打球はポールを直撃し、外野の芝生上に跳ね返った。「6号2ラン」。福留は今年初めて眺める景色を楽しむように、ゆっくりとダイヤモンドを 1周した。勝利を呼ぶ、主将の一撃だ。

 「いや、あの…感触はよかったんですけど、何せ力がないもので。届いてくれと思って走っていました」

 ヒーローインタビューの福留孝介外野手と糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 糸井と並び立ったお立ち台で、照れくさそうに胸の内を明かした。超人の「6号3ラン」で 3点先取した後の 3回二死 1塁だった。先発クラインの 3球目。内角 143キロにバットを出し、左翼のポールを直撃させた。 1塁ベンチで出迎えた糸井とは、両腕で何かを持ち上げるような“マッスルポーズ”で、初のアベックアーチを喜び合った。

 タイガースを応援する女子「TORACO DAY」にちなみ、お揃いのデザインのユニフォームやTシャツを着て観戦に訪れた阪神ファン=阪神甲子園球場

 これで福留が本塁打を打てば、昨年 9月11日のヤクルト戦(神宮)から「8連勝」中。12試合ぶりの一発は今季甲子園初アーチで、不敗神話も継続。「やっぱりここでホームランを打ってダイヤモンドを 1周するっていうのは、すごく気持ちがいいものですし、よかったです」と笑みを浮かべた。

 40歳と不惑の年を迎えたが、新しい試みにも取り組み始めた。17打席連続無安打など不振に陥り、「やっぱりまだ俺で止めちゃってる感がある」と悔しさを口にしていた 4月中旬。福留が球団トレーナーに要望を出した。

 「トレーニングメニューを作ってくれないか」

 「TORACO DAY」にちなみ、女性ファンとハイタッチする糸井嘉男外野手と福留孝介外野手 =阪神甲子園球場

 これまでは自己流で調整していたベテランが、違う“刺激”を求めた。本屋敷トレーナーから提案されたのは動作を見直すこと。地面を蹴る、踏み出すという動きにつながる筋肉を、若手や糸井らとウエートトレで鍛え直した。「5号ソロ」を放った12日のDeNA戦(横浜)でも、試合前にトレーニング。確実に結果に結びついている。

 「(不敗神話は)たまたまだけど、悪いことじゃない。いつも通り何も変わらず、自分たちのやれることをやるだけ」

 常に上を目指す。進化を続ける背番号「8」が、猛虎打線の中心にいる。

 

  6回裏阪神一死 2、 3塁、フェースガードなしで代打出場した鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場

 鳥谷敬内野手が 6回に代打で登場した。一死 2、 3塁と追加点の好機でフルカウントから四球を選び満塁。チャンス拡大に成功した。

 24日に死球を受け「鼻骨骨折」と診断されてからの 2試合は、黒のフェースガードを装着して試合に臨んできたが、この打席では外して登場した。試合後には「痛みがなかったから外しました」とあっさり答えて球場を後にした。

  6回裏阪神一死 2、 3塁、代打鳥谷敬内野手はフェイスマスクなしで打席に入った=阪神甲子園球場

 24日の巨人戦(甲子園で頭部死球を受けて鼻骨を骨折した鳥谷が負傷後、初めてフェースガードを外して試合に出場した。練習から外しており、「見え方はもともと(つけていても)悪くない。(つけなくても)問題ないので外しました」。 6回一死 2、 3塁から代打で出場し、フルカウントから四球を選んで好機を広げた。骨折後の打席では初めての出塁で、その後の糸井の 1ゴロ失策の場面では骨折前と変わらぬ走塁も見せ、 3塁を陥れた。スタメンに復帰する日も近そうだ。

 

  8回裏阪神一死、左越え本塁打を放った中谷将大外野手=阪神甲子園球場

 中谷将大外野手が「6号ソロ」でダメを押した。途中出場し、この日初打席となった 6点リードの 8回。平田の 105キロのスローカーブをとらえ、左翼ポールに当てた。

 「追い込まれていたので、結果が出て良かったです」。チーム最多の 5本塁打で並んでいた糸井と福留がお先に「6号」競演。中谷はここ最近、出場 6試合で内野安打 1本と低調だったが、両先輩に負けじと「6号」で並び返した。

 中谷将大外野手の「ダメ押しソロ」も左翼ポール直撃だった=阪神甲子園球場

 中谷も左翼ポール直撃の一発を放った。 7回守備から途中出場し、 8回一死の初打席。 4球目の浮いたカーブを振り抜いた。打球は浜風にも乗り、16日の中日戦(甲子園)以来10試合ぶりの「6号ソロ」。 3回の福留の「2ラン」も同ポール直撃で、主砲に続く一打となった。「追い込まれていたので。結果が出てよかったです」。とはいえ、直前の 3試合の成績は打率 0.091(11打数 1安打)。確固たる定位置をつかむため、必死に汗をかく。

 

 投球する青柳晃洋投手=阪神甲子園球場

 ナイスピッチングにはほど遠い。でも、勝ちは勝ちだ。青柳が 6回 2失点。大量援護に守られて、今季初勝利をマークした。

 「毎回走者を出してしまい、三者凡退のイニングがなく、いいリズムを作ることができなかったですが、野手の方が序盤からたくさん点を取ってくれたおかげで、落ち着いて投げることができました。内容は良くなかったです」

 先発した青柳晃洋投手=阪神甲子園球場

 このコメントがすべてを物語る。 1回二死満塁、 2回一死 2塁、 3回一死 3塁…。 1本出て先制されていたら、この試合はどうなっていたか。

  5回の 2失点は梶谷の投ゴロをはじいたのが始まり(記録は内野安打)。素晴らしい球を投げたかと思えば、打者の後ろを通過する球が。捕手・岡崎の“ダイビングキャッチ”が救ってくれたシーンも。

  1回、先発した青柳晃洋投手=阪神甲子園球場

  4月15日の今季初登板(広島戦)では守りのミスを連発。同29日(中日戦)も失策を記録。制球も定まらないが、それ以前の守乱で 2軍落ちしたのが同30日。 2軍で基本からやり直して、この日 1軍に戻ってきた。

 先頭打者を出しながら、粘った青柳晃洋投手。やっと今季初勝利を手にした=阪神甲子園球場

 藤浪が抹消され、先発ローテは非常事態。「次回チャンスがあれば、頑張る」。そう誓った青柳だが、間違いなくチャンスは巡ってくる。ただ、最後に金本監督の言葉を添えておく。「投ゴロは捕りましょう」-。

◇データBOX◇

◎…青柳が今季 4試合目で初勝利。青柳の勝利は 1年目の昨年 8月13日中日戦(京セラ、○ 5- 2)以来、 287日ぶり。ちなみに昨年の初勝利は初登板だった 6月 1日の楽天戦(Koboスタ、○ 5- 3))で記録。

 

 岩田稔投手と話す藤浪晋太郎投手(左)。 2軍で体作りから再調整する=阪神鳴尾浜球場

 藤浪晋太郎投手が27日、再調整のため出場選手登録を抹消された。今季はインフルエンザ感染による 4月16日以来 2回目で、不振による 2軍落ちはプロ 5年目で初。この日午前に鳴尾浜の残留練習に参加したが、今後は基礎練習などで体を作り直し、 2軍戦をへて 1軍復帰する見込みだ。

 いつものように淡々とした表情だが、どこか覇気がない。藤浪は黙々と調整をこなした。

 「(今後は投球フォームの)バランスであったり、福原さん( 2軍育成コーチ)といろいろ話をしながらやっていきたいです。投げることがメインになるとは思いますが。キャッチボールや遠投など、(練習法は)いろいろあると思います」

 これまでけがや体調不良での降格はあるが、不振による再調整では初。 2軍本隊は25日から遠征に出ており、この日は福原コーチの指導のもとで汗を流した。

  2軍残留練習に合流した藤浪晋太郎投手=阪神鳴尾浜球場

 前日26日のDeNA戦(甲子園)では、 5回 1/3 6安打 4四死球 3失点で降板。今季 3敗目( 3勝)を喫していた。今季 7試合登板で40回 2/3を投げ、四死球は36。荒れ球が持ち味とはいえ、不安定な投球を続けていた。

 前夜の試合後は抹消の可能性について明言を避けた金本監督だったが、「いち早く修正してほしいというか、 1軍で投げるよりは 2軍でしっかりフォームを直した方がいいのではないかな、というみんなの意見で、決断しました」と苦渋の決断だったことを明かした。

 香田投手コーチは「体を作り直すことが必要。( 1軍に)戻ってくるのは早ければ早いほうがいいが、中途半端なことはしたくない」と説明。ファーム首脳陣に調整を一任し、 2軍戦登板をへての復活に期待する方針だ。

 

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(05月)

 

 

 

 

   

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