●北海道日本ハムが初回、近藤健介外野手(23)の適時打とレアードの犠飛で 2点を先制した。阪神は 3回に糸井嘉男外野手(35)の適時打で 1点を返した。阪神が 4回に逆転した。先頭の鳥谷敬内野手(35)が 2塁と右翼の間に落ちる 2塁打で出塁し、一死 3塁から岡崎太一捕手(33)がプロ初本塁打を放った。阪神は 8回にも加点。継投でリードを守り、連敗を「2」で止めた。先発の青柳晃洋投手(23)は今季「2勝」目。阪神ドリスは「18セーブ」目。守備妨害の有無を巡ってリプレー検証が実施される場面があった。阪神が 1点リードで迎えた 6回の守備。一死 1、 2塁から北海道日本ハム大野の遊ゴロで 2塁封殺。 2塁ベースカバーに入った上本博紀内野手(30)が 1塁に転送したがセーフだった。直後に阪神ベンチの指摘があり、 1塁走者大田のスライディングが、守備妨害に当たるかが検証された。
●糸井嘉男外野手が反撃のタイムリーを放った。 2点を追う 3回、一死 2塁から、北海道日本ハムの先発ルイス・メンドーサ投手(33)のストレートを詰まりながらもセンター前へ落とし、 2塁走者をホームへ迎え入れた。先発青柳が 1回に 2点を先制されていただけに、糸井の一打に甲子園の阪神ファンは大喜びだった。悔しさは打って晴らすしかない。逆襲に燃える「7」の背中が、虎を逆転へ導いた。糸井の11打席ぶり安打が、反撃開始の適時打になった。今度こそ、完全復活だ。オリックス時代も通算打率 0.647と打ち込んでいたメンドーサに先陣を切って斬りかかった。これが、 6月初安打。 5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、 3試合11打席ぶりの快音だった。本塁への返球の間に、猛然と 2塁へスライディング。ふがいなかった自分自身を振り払うような、荒々しいスイングと走りだった。28打席連続無安打を止めたときと同じように、 5試合ぶりに「1番」で起用した金本監督は、気分転換だったのか、と問われうなずいた。糸井も打棒の“湿り気”を今度こそ飛ばすため、普段行っているバットの天日干しをさらに強化。試合用バットを関係者の手によって、 1塁側アルプススタンド最上段で干した。ゲームの流れを変えたのは、必死で自らを変えようとした糸井に違いなかった。
●岡崎太一捕手が、プロ初本塁打を放った。 1点を追う 4回一死 3塁で、北海道日本ハム・メンドーサのチェンジアップをとらえ、左翼ポール際へ運ぶ逆転の2ラン。岡崎にとってプロ13年目、通算 131打席目での待望の 1発だった。試合後のお立ち台では、本塁打の感触を問われ「最高でした!」。本塁打を打った後も表情を変えず、 5人の投手をリードし勝利に導いた。ホームランボールは、苦労をかけた家族にささげるつもりだ。今季最多 4万6720人が劇弾の証人だ!岡崎太一捕手がプロ13年目で初本塁打となる「2ラン」を放ち、北海道日本ハムに逆転勝ちした。金本知憲監督(49)も「一世一代やねぇ」とあ然!?とした苦労人の大活躍で、連敗を「2」でストップ。首位広島との「1ゲーム」差を死守した。打った岡崎すら“パニック”になった。信じられないような放物線が夜空に描かれる。タテジマに袖を通し、苦節13年目。初めて、ゆっくりダイヤモンドを一周だ。2005年に松下電器から自由枠で入団も、矢野燿大捕手(48=現・阪神一軍作戦兼バッテリーコーチ)、城島健司捕手(40)の牙城を崩せず出番は激減。2013、2014年と 2年連続 1軍出場ゼロ。整理対象選手にもなった。金本監督が昨季就任し「正捕手は競争」という言葉に燃えた。どんな状況でも出たい。外国人投手限定でもいい。英会話の勉強を始め、通訳も質問攻めにした。 9回は、中田の捕邪飛をよろめきながらキャッチ。ウイニングボールを手にする瞬間まで笑顔を封印したのは、扇の要としての責任感だ。感情が胸を突き上げても涙腺だけは守った。貯金は再び「9」。笑いじわが、カクテル光線に照らされた。野球の神様はいた。
●青柳晃洋投手が初回の失点を反省した。先頭打者を内野安打で出すと、次打者の送りバントを捕った青柳が 1塁へ悪送球。無死 1、 3塁とピンチを広げ、近藤の適時打などで 2点を先制された。ただ、 2回以降は立ち直り、 6回途中 2失点(自責点0)で勝利投手の権利を持って降板。先発の青柳は粘り強く投げ、 5回 2/3を 4安打 2失点。 2回以降は打たせて取る投球で、今季「2勝」目を挙げた。立ち上がりは、またか…という暗雲だった。 1回、先頭の西川遥輝外野手(25)に内野安打で出塁を許すと、続く中島卓也内野手(26)の投前犠打を 1塁へ悪送球。無死 1、 3塁のピンチを招くと、近藤健介外野手(23)に右前適時打されるなど、簡単に 2点を失った。これで今季 4失策目。課題を解消できなかったが、悪い流れを自ら断ち切ったのは成長の証か。
●高橋聡文投手(34)が 3者連続のK斬りで北海道日本ハム打線を沈黙させた。 1点リードの 7回に登板し、中島を見逃し、近藤、中田を空振り三振に仕留めた。左足が無意識に跳ね上がるほど躍動感にあふれた。セットアッパーの高橋が、圧巻の「3者三振」。前夜に続いて終盤の逆転劇を狙った北海道日本ハムの気持ちを刈り取るような、ピッチングだった。岡崎と並んだお立ち台で胸を張った。 1点リードの 7回に登板し、先頭の中島を直球で見逃し三振。 4番の中田も直球で空振り三振。自身の連続無失点を10試合に伸ばし、たすきをつないだ。チーム防御率は2.94と、セ・リーグ唯一の 2点台。指揮官は絶大な信頼を寄せた。岡崎の「プロ1号」のリードを守り抜いた強固なリリーフ陣が、これからも虎に勝利を呼びよせる。記事をまとめてみました。
<日本生命セ・パ交流戦:阪神 4- 2北海道日本ハム>◇ 3日◇阪神甲子園球場
北海道日本ハムが初回、近藤の適時打とレアードの犠飛で 2点を先制した。阪神は 3回に糸井の適時打で 1点を返した。
阪神が 4回に逆転した。先頭の鳥谷が 2塁と右翼の間に落ちる 2塁打で出塁し、一死 3塁から岡崎がプロ初本塁打を放った。
阪神は 8回にも加点。継投でリードを守り、連敗を「2」で止めた。先発の青柳は今季「2勝」目。北海道日本ハムの連勝は「3」で止まった。阪神ドリスは「18セーブ」目、北海道日本ハム・メンドーサは「4敗」目。
8回裏阪神二死 1塁、中前打を放った岡崎太一捕手=阪神甲子園球場
守備妨害の有無を巡ってリプレー検証が実施される場面があった。
阪神が 1点リードで迎えた 6回の守備。一死 1、 2塁から北海道日本ハム大野の遊ゴロで 2塁封殺。 2塁ベースカバーに入った上本が 1塁に転送したがセーフだった。直後に阪神ベンチの指摘があり、 1塁走者大田のスライディングが、守備妨害に当たるかが検証された。結局、判定通り二死 1、 3塁で再開された。
6回表北海道日本ハム一死 1、 2塁、大野の打球を捕球した糸原健斗内野手から送球を受け、 1塁へ転送した上本博紀内野手だが、足元には 1走大田泰示外野手が滑り込んでいた=阪神甲子園球場
3回裏阪神一死 2塁、糸井嘉男外野手は中前適時打を放った=阪神甲子園球場
糸井嘉男外野手が反撃のタイムリーを放った。
2点を追う 3回、一死 2塁から、北海道日本ハムの先発メンドーサのストレートを詰まりながらもセンター前へ落とし、 2塁走者をホームへ迎え入れた。先発青柳が 1回に 2点を先制されていただけに、糸井の一打に甲子園の阪神ファンは大喜びだった。
3回に反撃の適時打を放った糸井嘉男外野手。「1番」で復活だ=阪神甲子園球場
悔しさは打って晴らすしかない。逆襲に燃える「7」の背中が、虎を逆転へ導いた。糸井の11打席ぶり安打が、反撃開始の適時打になった。今度こそ、完全復活だ。
「きょうはもう(岡崎)太一でしょう。自分とかじゃない」
主演ではない、と多くは語らなかったが、逆転劇の幕を開けたのは間違いなく超人のバットだ。 0- 2の 3回先頭で、その岡崎が右前打。青柳の投前犠打で一死 2塁となり、打席が巡ってきた。カウント 2- 1から、内角低め 142キロを思い切り振り抜く。やや詰まったが、緩い弧を描いた打球が中前へ落ち、 2走・岡崎が一気に生還した。
「打者有利なカウントで、走者をかえす事だけ考えて打ちました」
3回、適時打を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
オリックス時代も通算打率 0.647と打ち込んでいたメンドーサに先陣を切って斬りかかった。これが、 6月初安打。 5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、 3試合11打席ぶりの快音だった。本塁への返球の間に、猛然と 2塁へスライディング。ふがいなかった自分自身を振り払うような、荒々しいスイングと走りだった。
前夜は虎で初めて4番に座ったが、期待に応えられず。 5打席凡退。得点圏に走者を置いた場面はすべて三振に倒れた。「僕が打っていれば…」。一夜明けても、何も気持ちは変わっていなかった。この日は練習前に取材を受ける予定があったが「申し訳ないですけど、インタビューを受けている場合じゃない。練習せなアカン」と言い残し、室内練習場に消えたという。チームのために、復活する必要があった。
7回、内野安打を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
28打席連続無安打を止めたときと同じように、 5試合ぶりに「1番」で起用した金本監督は、気分転換だったのか、と問われ「そうですね。そうですね」とうなずいた。糸井も打棒の“湿り気”を今度こそ飛ばすため、普段行っているバットの天日干しをさらに強化。試合用バットを関係者の手によって、 1塁側アルプススタンド最上段で干した。
7回一死の第 4打席でも投手への内野安打で 1塁へ猛然とかけ、チーム最多15度目のマルチ安打。二死となると、鮮やかに 6盗塁目も決めた。ゲームの流れを変えたのは、必死で自らを変えようとした糸井に違いなかった。
談笑する糸井嘉男外野手(左)と北海道日本ハム・中田翔内野手=阪神甲子園球場
★前夜の糸井嘉男外野手
福留の休養日で、自身 3年ぶり、阪神移籍後では初めて「4番(第99代)」を託されたが、 5打数無安打 3三振。 4度、走者を置いた場面で打席に立ちながら結果を出せず。 2- 4で逆転負けした試合後は「僕が打っていれば…ですね」と悔しそうに話した。
◇データBOX◇
◎…糸井の「1番」での出場は、 5試合ぶり今季 5度目。
◎…オリックス時代の昨年まで 3年間、北海道日本ハム・メンドーサとの通算対戦成績は、17打数11安打(打率 0.647)。 3本塁打、 8打点、 3本塁打、 8四死球と“カモ”にしていた。
岡崎太一捕手が、プロ初本塁打を放った。
1点を追う 4回一死 3塁で、北海道日本ハム・メンドーサのチェンジアップをとらえ、左翼ポール際へ運ぶ逆転の2ラン。岡崎にとってプロ13年目、通算 131打席目での待望の 1発だった。
4回裏阪神一死 3塁、岡崎太一捕手は「プロ1号となる左越え2点本塁打」を放った=阪神甲子園球場
試合後のお立ち台では、本塁打の感触を問われ「最高でした!」。 2日の試合でスクイズを失敗したことを振り返り「絶対にやり返すんだという強い気持ちで打席に入りました」と話した。本塁打を打った後も表情を変えず、 5人の投手をリードし勝利に導いた。試合後は「ホッとしました。勝ててよかった」と笑った。ホームランボールは「家で家族が待ってると思うんで、家族に見せたいと思います」と、苦労をかけた家族にささげるつもりだ。
3回、安打を放った岡崎太一捕手=阪神甲子園球場
まさか…いや、今季最多 4万6720人が劇弾の証人だ! 阪神は岡崎太一捕手がプロ13年目で初本塁打となる「2ラン」を放ち、北海道日本ハムに逆転勝ちした。金本知憲監督も「一世一代やねぇ」とあ然!? とした苦労人の大活躍で、連敗を「2」でストップ。首位広島との「1ゲーム」差を死守した。
打った岡崎すら“パニック”になった。ベンチでは金本監督、そして、 4万6720人の観衆が目を丸くした。信じられないような放物線が夜空に描かれる。タテジマに袖を通し、苦節13年目。初めて、ゆっくりダイヤモンドを一周だ。
「ちょっと…ワケわからなかったんで。(ホームランボールは)家族が家で待っていると思うので、家族にみせたいと思います。最高でした!」
苦節13年-。岡崎太一捕手が 4回、「逆転2ラン」を放った=阪神甲子園球場
2001年、奈良・智弁学園高時代の選抜以来となる甲子園での一発は 1点を追う 4回一死 3塁だ。メンドーサのチェンジアップに 2球連続空振り。前夜は同じ状況でスクイズを失敗。またか…。しかし 4球目の高めチェンジアップを一閃。奇跡の「逆転2ラン」だ。
金本監督は「一世一代やねぇ。あ然(笑)。何が起きたのか一瞬わからなかった。うれしい誤算。生涯最高で最後にならないように、また頑張ってほしい」と“最大級”の賛辞を贈った。
「僕、お立ち台で(スクイズ失敗の分を)『やられたらやり返す』といいましたが、自分でやらかしたんで。絶対に取り返すという気持ちでやりました」
2005年に松下電器から自由枠で入団も、矢野、城島の牙城を崩せず出番は激減。2013、2014年と 2年連続 1軍出場ゼロ。整理対象選手にもなった。金本監督が昨季就任し「正捕手は競争」という言葉に燃えた。どんな状況でも出たい。外国人投手限定でもいい。英会話の勉強を始め、通訳も質問攻めにした。「ドミニカ共和国の選手も、だいたいは米国を経由している」と他球団のナニータにも話しかけて、学んだ。
9回二死 2、 3塁で中田翔内野手の捕邪飛をキャッチする岡崎太一捕手=阪神甲子園球場
泥臭く、ひたむきに。周囲から「永遠の若手」といわれ始めた。そんな姿を指揮官は高く評価し、イジられ役にも“任命”。試合前時点の打率は 0.077。岡崎のフリー打撃が始まると指揮官はベンチ裏に引っ込む。「なぜか太一の打撃になると(古傷の)膝が痛くなるんよなぁ」。たまにケージ裏で見守っていても「(サングラスの奥で)目はつぶっていた」とニヤリ。それでも、梅野を外しての 2試合連続スタメン起用は、青柳、岩貞、小野ら苦しむ若手の再生役としての、大きな期待の表れだった。
9回は、中田の捕邪飛をよろめきながらキャッチ。ウイニングボールを手にする瞬間まで笑顔を封印したのは、扇の要としての責任感だ。
家に帰れば 1男 2女のパパ。「しんどいときばっかりで、全然いい思いをさせてないんですけど、これからまたしんどい思いをさせると思うんですけど、その中で恩返ししていきたいですね」。
感情が胸を突き上げても涙腺だけは守った。貯金は再び「9」。笑いじわが、カクテル光線に照らされた。野球の神様はいた。
4回、左越えの「2点本塁打」を放った岡崎太一捕手=阪神甲子園球場
★前夜の岡崎太一捕手
「8番・捕手」でフル出場し、 4打数無安打。 2- 0の 6回一死 2、 3塁ではスクイズを空振りし、 3走・鳥谷が憤死した。 9回に守護神ドリスが 3失点して、 2- 4で逆転負け。金本監督は「俺の(サインを)出すタイミングが悪かった。あそこでワンバウンドが来るとは」とかばったが、本人は「何とかバットに当てないと。向こうはそれ( 9回にスクイズ成功)で 1点を取った」と猛省した。
★謙虚な男
「サンスポさん、いませんか?」。2009年 2月、春季キャンプ中に岡崎に呼ばれた。「ありがとうございます。この間、 1面にしてくださって…。嫁さんや家族がすっごく喜んでくれていました。本当にありがとうございます」。あれから 8年。中堅からベテランの域に達しても、この姿勢は変わらない。重い荷物をスタッフが手伝おうとしても「僕はそんな選手じゃない」と断る。そんな男だ。
4回、2点本塁打を放った岡崎太一捕手=阪神甲子園球場
◇データBOX◇
◎…岡崎がプロ13年目で初本塁打( 2軍では13本)。「プロ1号」が出るまでの最長は、近鉄・石山一秀捕手(1983年10月21日の阪急戦)の14年目。13年目は西武・田原晃司捕手(2005年 6月 9日のヤクルト戦)、広島・井生崇光外野手(2011年 7月15日の中日戦)に並ぶ 2番目に遅い記録。投手では、工藤公康(巨人)が2004年に23年目で放った。
◎…岡崎の 1試合 3安打は2009年 4月 7日の広島戦(甲子園)以来、 8年ぶり 2度目。
1回表日本ハム無死 1塁、青柳晃洋投手は中島のバントした打球を 1塁へ悪送球=阪神甲子園球場
青柳晃洋投手が初回の失点を反省した。先頭打者を内野安打で出すと、次打者の送りバントを捕った青柳が 1塁へ悪送球。無死 1、 3塁とピンチを広げ、近藤の適時打などで 2点を先制された。
ただ、 2回以降は立ち直り、 6回途中 2失点(自責点0)で勝利投手の権利を持って降板。青柳は「立ち上がり自分のミスがあって失点してしまいましたが、 2回以降はゴロアウトを取ることを意識して、低めにボールを集めることで粘りの投球ができました。もっと長いイニングを投げていけるように頑張ります」と話した。
投球する青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
先発の青柳は粘り強く投げ、 5回 2/3を 4安打 2失点。 2回以降は「(球を)低く低くということを意識しました」と打たせて取る投球で、今季\2勝」目を挙げた。
「(岡崎が逆転 2ランで)自分のミスを取り返してくれて、うれしかったです」
立ち上がりは、またか…という暗雲だった。 1回、先頭の西川に内野安打で出塁を許すと、続く中島の投前犠打を 1塁へ悪送球。無死 1、 3塁のピンチを招くと、近藤に右前適時打されるなど、簡単に 2点を失った。
これで今季 4失策目。課題を解消できなかったが、悪い流れを自ら断ち切ったのは成長の証か。金本監督が「メンタルだと思うんで、しっかりと修正してほしい。(ただ)ああいうこと(失策)がありながらの『2勝』目。彼には勝ち運があるかと思います」と話せば、本人も「前回も今回も勝たしてもらった。次またチャンスがもらえれば、しっかりやりたいです」と前を向いた。
高橋聡文投手が 3者連続のK斬りで北海道日本ハム打線を沈黙させた。
1点リードの 7回に登板し、中島を見逃し、近藤、中田を空振り三振に仕留めた。お立ち台で「打てるもんなら打ってみろという気持ちで投げました」と振り返った。接戦での登板には「ブルペンではいつも投げたくないなと思ってるんですけど、試合に行くと、絶対に打たせないという気持ちで投げてます」と話した。
お立ち台でポーズを決める岡崎太一捕手(右)と高橋聡文投手=阪神甲子園球場
左足が無意識に跳ね上がるほど躍動感にあふれた。セットアッパーの高橋が、圧巻の「3者三振」。前夜に続いて終盤の逆転劇を狙った北海道日本ハムの気持ちを刈り取るような、ピッチングだった。
「打てるものなら打ってみろ、という気持ちで投げました。自分の球を投げれば三振をとれると思って投げたので」
岡崎と並んだお立ち台で胸を張った。 1点リードの 7回に登板し、先頭の中島を直球で見逃し三振。 4割バッターの近藤には「自分の真っすぐがどれくらい通用するか」と高め 135キロ直球で挑み、空振り三振に仕留めた。 4番の中田も直球で空振り三振。自身の連続無失点を10試合に伸ばし、たすきをつないだ。
6回、投球した岩崎優投手=阪神甲子園球場
8回をマテオがゼロに抑えると、 9回は守護神のドリス。前日 2日は 3失点で初のセーブ失敗。「バントや足を絡めてくるチームなので気をつけないと」と教訓を胸にマウンドに立ったが…。
先頭の代打・松本に中前打を浴びた。西川にはセーフティーバントを決められ、無死 1、 2塁。「あの場面でバントは頭になかった」。前日の悪夢が頭をよぎったが、気持ちを切り替えた。
一死 2、 3塁から、近藤をフォークで空振り三振に取るなど、無失点締め。金本監督も「よく踏ん張ってくれました」と胸をなで下ろした。
チーム防御率は2.94と、セ・リーグ唯一の 2点台。特に「後ろの投手はずっといいので、安心しています」と指揮官は絶大な信頼を寄せた。岡崎の「プロ1号」のリードを守り抜いた強固なリリーフ陣が、これからも虎に勝利を呼びよせる。
良い試合だった。こういう試合だったら、文句は無いでしょうね、
これからも、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(06月)
2017年 公式戦 日程と結果(07月)
日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。
2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。
ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。
入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。
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※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。