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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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阪神岡崎延長サヨナラ打!マテオ5勝!高山が先制適時打!鳥谷、交流戦通算安打数トップタイに並ぶ!

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夢のOB対決が実現した。朝日放送が企画した「サプライズ!6CH★66周年スペシャルウィーク」にて、阪神OBで日刊スポーツ評論家である桧山進次郎氏(47=韓国名は黄 進煥(ファン・ジナン)と関本賢太郎氏(38=本名:関本健太郎)が試合前イベントに登場。打席に立った桧山氏は高々とバットをあげて観客を沸かせた。関本氏が投じた初球は外角低めに外れボール。仕切り直した 2球目の直球を流し打ち。快音を響かせて打球をレフト線に落とした。

阪神が 3回に 1点を先制した。糸井嘉男外野手(35)の右前打と上本博紀内野手(30)の四球などで一死 1、 2塁とし、高山俊外野手(24)が中前に適時打を放った。北海道日本ハムが 6回に逆転した。阪神は 9回、北海道日本ハム守護神増井浩俊投手(32)の制球難から無死満塁のチャンスをつかむと、糸原健斗内野手(24)の 2ゴロ、原口文仁内野手(25)の適時打で追いつき、延長戦とした。阪神は延長11回一死満塁の好機に岡崎太一捕手(33)が左前へサヨナラ適時打。接戦を制した。プロ13年目となるベテランの連日の活躍で阪神が「2連勝」した。「逆転2ラン」の前日 3日に続き、 2日連続のヒーローとなった。マルコス・マテオ投手(33)が「5勝」目。北海道日本ハムは 6回に中田翔内野手(28)の適時打などで 2点を奪ったが、 9回にも 1点を追加。しかしその裏に登板した増井浩俊投手(32)が誤算。阪神が無死満塁から糸原の 2ゴロの間に 3走が生還。さらに代打・原口が中前適時打を放ち、土壇場で追いついた。岡崎は前日 3日の試合でもプロ初本塁打となる「2ラン」を放ち、逆転勝ちに貢献。金本知憲監督(49)と抱き合った苦労人はお立ち台で「最高です」と喜びを爆発させた。

糸井が虎移籍後初となる 2試合連続盗塁をマークした。 3回一死から右前打で出塁すると、続く上本への 4球目でスタート。今季「7盗塁」目で好機を拡大し、高山の中前打で先制のホームを踏んだ。超人の活躍もあり、チームは 2日連続で劇的な勝ち方。

高山俊外野手が先制適時打を放った。 3回一死 1、 2塁で打席へ。北海道日本ハム先発村田透投手(32)の 144キロを、センター前にはじき返した。

鳥谷敬内野手(35)が 4回に中安打を放ち、交流戦通算安打数をトップの和田一浩氏(44=元中日=愛称:ベンちゃん)と並ぶ交流戦通算「304」安打とし、歴代「1位」に立った。白球が中前で弾む。スコアボードには「H」ランプが灯った。先発・村田の初球、 137キロの直球をはじき返した。13年目を迎えたセ・パ交流戦の出場 306試合目で「1位」の数字に到達。通算「2000安打」までも、あと「79」とした。ベンチスタートの日には、試合前のアップメニューを変更し、腸腰筋(股関節周辺の筋肉)を鍛えるなど、常にコンディションによってベストな選択をしてきた。求められる役割にはしっかり応える。次はバントも決める。頼もしい虎の顔が、チームを支えている。

2点を追う 9回。北海道日本ハムの守護神・増井が先頭から 3者連続四球と乱れ、無安打で 1点差に追い上げた。なおも一死 1、 3塁で原口が打席へ。速球に狙いを定め、 1ボールからの外角低め 146キロにバットを伸ばす。痛烈なゴロが黒土を走った。ゲッツー狙いで中間守備を敷いていた遊撃・中島が飛び込んだが、わずかにグラブの右を抜けた。起死回生の中前同点打で、ドラマが待つ延長へつなげた。金本監督も迷いながらも勝負に出た。打席に入ろうとした梅野隆太郎捕手(25)を高代延博ヘッド(63)が呼び止めて耳打ちした後、少し遅れて「代打・原口」を告げた。 3試合ぶりに原口をベンチスタートとし、先発 1塁に中谷将大外野手(24)を置いたが、指揮官自身も以前から「勝負強さの原口。長打の中谷」と分析。土俵際で、頼もしい孝行息子が救った。もがきながらも、やるべきことを黙々とやる姿を、指揮官も見てくれている。もっと、期待に応えたい。

ベンチの金本監督が鬼の形相で飛び出した。左手を振り上げ、両手で「なんで?」のポーズ。そして今度は右手を振り上げ…。グラウンドに立ち止まり、叫ぶ。大歓声で聞こえるはずのない抗議の声。でも、誰にも思いは伝わっていた。なんであれがアウトやねん!延長11回無死 1、 2塁。代打・北條史也内野手(22)のバントが投前に転がった。エドウィン・エスコバー投手(25)は 3塁へ送球。微妙…。その瞬間はセーフにも見えた。が、嶋田 3塁塁審は「アウトッ!」。信じられない判定に、 3塁コーチャーズボックスの高代ヘッドは両手を挙げてぴょ~んと跳ねた。試合後は冷静に振り返った指揮官。が、その瞬間の“熱さ”はチームの闘志をさらに奮い立たせた。結果はサヨナラ劇。これぞまさしく陣頭指揮。超攻撃的姿勢で引き寄せた、熱き「1勝」だ。

岡崎太一捕手がサヨナラ打を放った。延長11回一死満塁。ここしかないという場面で背番号「57」は気合を入れた。北海道日本ハム 8番手エスコバーを相手にファウルで粘り、フルカウントに。そして13球目。打球は 3塁手のグラブをかすめ、レフト線に抜けていった。打った瞬間に右拳を 1塁側ベンチに向けて突き上げ、勝利の味をかみしめていた。ペットボトルを持って準備していた中谷、大和内野手(29)らチームメートがベンチから駆け寄り、祝福のシャワーをかけた。金本監督はグッと岡崎の体を持ち上げて、喜びを表現。岡崎のヘルメットを取って、何度も頭をなでた。 2人の、くしゃくしゃになった笑顔が喜びの大きさを物語っていた。前日 3日にプロ初本塁打を放っていた13年目の苦労人は、この日もお立ち台で光り輝いた。チームも貯金は再び「10」に乗り、球団史上、交流戦「開幕2カード連続勝ち越し」は初。12年ぶりとなるリーグ優勝へ。20日で34歳になるラッキーボーイが、何度もドラマをつむぐ。

小野泰己投手(23=富士大學)が 7回 2失点で降板した。 5回まで無失点の投球を披露するも、 6回に北海道日本ハム打線につかまった。プロ 3度目の先発登板も、勝ち星がつくことはなかった。 8回からは 2番手高橋聡文投手(34)がマウンドにあがった。“3度目の正直”の好投だった。D 2位・小野泰己投手が、自己最長 7回を投げて 2失点。勝利投手になれなかったが、敗戦投手にもならず、様々な思いが交錯する試合後だった。記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セ・パ交流戦:阪神 4- 3北海道日本ハム>◇ 4日◇阪神甲子園球場

 夢のOB対決が実現した。朝日放送が企画した「サプライズ!6CH★66周年スペシャルウィーク」にて、阪神OBで日刊スポーツ評論家である桧山進次郎氏と関本賢太郎氏が試合前イベントに登場。

 打席に立った桧山氏は高々とバットをあげて観客を沸かせた。関本氏が投じた初球は外角低めに外れボール。仕切り直した 2球目の直球を流し打ち。快音を響かせて打球をレフト線に落とした。桧山氏は「(初球は)打とうとしたら遠すぎた。あれ、 2塁打ですね」と振り返った。

 本塁打予告ポーズをとった桧山進次郎氏と、マウンドで振り返る関本賢太郎氏=阪神甲子園球場

 

 阪神が 3回に 1点を先制した。糸井の右前打と上本の四球などで一死 1、 2塁とし、高山が中前に適時打を放った。

 北海道日本ハムが 6回に逆転した。一死 2塁からレアードの中越え適時 2塁打で同点。中田の中前適時打で 2- 1とした。

 阪神は 9回、北海道日本ハム守護神増井の制球難から無死満塁のチャンスをつかむと、糸原の 2ゴロ、原口の適時打で追いつき、延長戦とした。

 阪神は延長11回一死満塁の好機に岡崎が左前へサヨナラ適時打。「逆転2ラン」の前日 3日に続き、 2日連続のヒーローとなった。阪神マテオが「5勝」目、北海道日本ハムのエスコバーは「2敗」目。

 5勝目を挙げた阪神マテオ=阪神甲子園球場

 阪神は同点で迎えた延長11回に途中出場の 9番・岡崎が左翼線にサヨナラ打を放ち、接戦を制した。33歳、プロ13年目となるベテランの連日の活躍で阪神が「2連勝」した。

 先制したのは阪神。 3回、一死から 1番・糸井が右前打で出塁すると 2盗。上本は四球を選んで 1、 2塁とすると、高山が相手先発の村田から中前適時打を放ち、糸井が生還した。

 北海道日本ハムは 6回に中田の適時打などで 2点を奪ったが、 9回にも 1点を追加。

 しかしその裏に登板した増井が誤算。阪神が無死満塁から糸原の 2ゴロの間に 3走が生還。さらに代打・原口が中前適時打を放ち、土壇場で追いついた。

 11回、サヨナラ打を放ち金本知憲監督と抱き合う岡崎太一捕手=阪神甲子園球場

 阪神は 3- 3の延長11回に一死満塁のチャンスを作ると、岡崎が北海道日本ハムの 8番手・エスコバーを相手に12球粘り、迎えた13球目の内角 144キロの直球を左翼線に運び、サヨナラ勝ちを決めた。岡崎は前日 3日の試合でもプロ初本塁打となる「2ラン」を放ち、逆転勝ちに貢献。金本監督と抱き合った苦労人はお立ち台で「最高です」と喜びを爆発させた。

☆阪神・金本知憲監督の話

 「なんか彼(岡崎)は人生変わってきた。 2つ続けてなんてね」

 

  3回、 2盗を決めた糸井嘉男外野手。 2戦連続は移籍後初だ=阪神甲子園球場

 糸井が虎移籍後初となる 2試合連続盗塁をマークした。 3回一死から右前打で出塁すると、続く上本への 4球目でスタート。今季「7盗塁」目で好機を拡大し、高山の中前打で先制のホームを踏んだ。超人の活躍もあり、チームは 2日連続で劇的な勝ち方。試合後は「よかった」とチームの勝利を喜び、クラブハウスへと引き揚げていった。

 

  3回裏阪神一死 1、 2塁、中前適時打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場

 高山俊外野手が先制適時打を放った。 3回一死 1、 2塁で打席へ。北海道日本ハム先発村田の 144キロを、センター前にはじき返した。

 「打ったのはツーシーム。先制のチャンスの打席でしたし、追い込まれてしまいましたが後ろにつなぐ意識を持って、なんとか打ちかえすことができました。ここからも集中して頑張ります」と先制打を振り返った。

 

  4回裏阪神無死、鳥谷敬内野手は中前安打を放った=阪神甲子園球場

 鳥谷敬内野手が 4回に中安打を放ち、交流戦通算安打数をトップの和田一浩氏(元中日)と並ぶ「304」とした。

  4回、中前打を放った鳥谷敬内野手。交流戦最多タイとなる快音を響かせた=阪神甲子園球場

 白球が中前で弾む。スコアボードには「H」ランプが灯った。メガホンを打ち鳴らす虎党の視線の先には、 1塁ベース上で表情一つ変えないクールな男。鳥谷が節目の一打を放った。交流戦通算「304」安打。和田一浩氏(元中日)と並び、歴代「1位」に立った。

 「記録? それは別にいいです」

 個人記録への執着心はない。求めるのはチームの勝利だけ。それはいつも変わらない。だが、積み重ねて来た安打の数は、チームに貢献してきた証だ。 4回の先頭だった。先発・村田の初球、 137キロの直球をはじき返した。13年目を迎えたセ・パ交流戦の出場 306試合目で「1位」の数字に到達。通算「2000安打」までも、あと「79」とした。

  6回、三振に倒れた鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場

  2点を追う 9回も無死から福留、中谷に続いて四球を選び、同点機を演出。延長11回では、無死 1塁からバントのサインが。捕前に転がすと、大野が 2塁へ悪送球(記録は失策)。 2塁封殺を免れ、無死 1、 2塁と好機が広がった。だが、打球を殺しすぎ「あれは(相手の)バッテリーミスなんで。次はしっかり決めたい」と反省も忘れない。

 顔面死球により鼻骨を骨折しても、バットを持ち続けた現代の鉄人。ベンチスタートの日には、試合前のアップメニューを変更し、腸腰筋(股関節周辺の筋肉)を鍛えるなど、常にコンディションによってベストな選択をしてきた。求められる役割にはしっかり応える。次はバントも決める。頼もしい虎の顔が、チームを支えている。

 

 真っすぐに気持ちをぶつけた。地をはう同点打が抜けていくのを見届け、原口は何度も手をたたいた。ベンチでも全員が声を上げ、こぶしを突き上げる。だれもあきらめていなかった。期待された通りの勝負強さで、劇的勝利へつないだ。

 「一番いい真っすぐを打ち返したいという気持ちでした。なんとか 3塁ランナーをかえしたかった」

  2点を追う 9回。北海道日本ハムの守護神・増井が先頭から 3者連続四球と乱れ、無安打で 1点差に追い上げた。なおも一死 1、 3塁で原口が打席へ。速球に狙いを定め、 1ボールからの外角低め 146キロにバットを伸ばす。痛烈なゴロが黒土を走った。ゲッツー狙いで中間守備を敷いていた遊撃・中島が飛び込んだが、わずかにグラブの右を抜けた。起死回生の中前同点打で、ドラマが待つ延長へつなげた。

  9回、同点打を放った原口文仁内野手。代打で勝負強さをみせた=阪神甲子園球場

 金本監督も迷いながらも勝負に出た。打席に入ろうとした梅野を高代ヘッドが呼び止めて耳打ちした後、少し遅れて「代打・原口」を告げた。「そのまま梅野で、というのもあったんですが、とっさに片岡(打撃)コーチも原口で勝負をかけようかと。よく打ってくれました」。 3試合ぶりに原口をベンチスタートとし、先発 1塁に中谷を置いたが、指揮官自身も以前から「勝負強さの原口。長打の中谷」と分析。土俵際で、頼もしい孝行息子が救った。

 試合開始 5時間前、原口はいつも聖地を独り占めする。「天気がいいのに、室内でアップをしたらもったいない気がして」と、緑の芝の上でじっくり体を温める。この日は午前 9時すぎから右翼スタンドの階段をランニング。 4月のある日には、たまたま早く来ていた金本監督から「今の俺でもグッチになら(脚力で)勝てるぞ!」とイジられ、満面の笑みで返した。もがきながらも、やるべきことを黙々とやる姿を、指揮官も見てくれている。もっと、期待に応えたい。

  9回、適時打を放った原口文仁内野手=阪神甲子園球場

 「与えられたところで何とか結果を出して、試合に出られるように。がんばります」

 岡崎の劇打の直前。延長11回一死 1、 2塁では、あわや併殺の遊ゴロを打ち、敵失で満塁にはなったがヒーローになり損ねた。値千金の同点打から、レギュラー奪取への再出発する。

◇データBOX◇

◎…原口の代打起用は今季 9度目で、打率 0.429( 7打数 3安打)、 0本塁打、 2打点。代打通算では35度で打率 0.276(29打数 8安打)、 0本塁打、 5打点。

 

 11回、抗議に出る阪神・金本知憲監督=阪神甲子園球場

 セーフやろ! 絶対にセーフやろ!! ベンチの金本監督が鬼の形相で飛び出した。左手を振り上げ、両手で「なんで?」のポーズ。そして今度は右手を振り上げ…。

 「○×※▽」

 グラウンドに立ち止まり、叫ぶ。大歓声で聞こえるはずのない抗議の声。でも、誰にも思いは伝わっていた。なんであれがアウトやねん!

 延長11回無死 1、 2塁。代打・北條のバントが投前に転がった。エスコバーは 3塁へ送球。微妙…。その瞬間はセーフにも見えた。が、嶋田 3塁塁審は「アウトッ!」。信じられない判定に、 3塁コーチャーズボックスの高代ヘッドは両手を挙げてぴょ~んと跳ねた。

 「そうですね。僕には完全にセーフに見えたんでね。ちょっとこれはビデオ判定ではないプレーなんでね。ちょっともう…悔しい思いをしましたけどね」

 試合後は冷静に振り返った指揮官。が、その瞬間の“熱さ”はチームの闘志をさらに奮い立たせた。結果はサヨナラ劇。これぞまさしく陣頭指揮。超攻撃的姿勢で引き寄せた、熱き「1勝」だ。

 

 

 岡崎太一捕手がサヨナラ打を放った。

 延長11回一死満塁。ここしかないという場面で背番号「57」は気合を入れた。北海道日本ハム 8番手エスコバーを相手にファウルで粘り、フルカウントに。そして13球目。打球は 3塁手のグラブをかすめ、レフト線に抜けていった。打った瞬間に右拳を 1塁側ベンチに向けて突き上げ、勝利の味をかみしめていた。

 ペットボトルを持って準備していた中谷、大和らチームメートがベンチから駆け寄り、祝福のシャワーをかけた。

 11回裏阪神一死満塁、左前サヨナラ適時打を放ち、金本知憲監督(左)と抱き合って喜ぶ岡崎太一捕手=阪神甲子園球場

 金本監督はグッと岡崎の体を持ち上げて、喜びを表現。岡崎のヘルメットを取って、何度も頭をなでた。 2人の、くしゃくしゃになった笑顔が喜びの大きさを物語っていた。

  2試合続けてのヒーローインタビューで岡崎は「少し長い試合だったんですけど、最後まで試合を観ていただいて、ありがとうございました!」。 3時間55分のロングゲームにも、虎の勝利を見ようと残ったファンに感謝した。

 そして「監督、コーチはじめ、ここにいるお客さんのみなさんも、たぶん誰も期待してなかったと思うんですけど、サヨナラ、やりました! また応援よろしくお願いします!」と締めくくった。

 前日 3日にプロ初本塁打を放っていた13年目の苦労人は、この日もお立ち台で光り輝いた。

 11回、サヨナラ打を放った岡崎太一捕手を力強く祝福する金本知憲監督=阪神甲子園球場

 奇跡の粘り勝ち! 岡崎太一捕手が北海道日本ハム戦の延長11回、一死満塁から粘って13球目をとらえ、左翼線へプロ初のサヨナラ打を放った。前日に13年目で初本塁打を放った苦労人の連日の活躍に、金本知憲監督も「人生変わってきましたね」。チームも交流戦初の開幕 2カード連続の勝ち越しや!!

 ファウル! ファウル! またファウル! 根性で食らいつく岡崎に、今季最多の観衆 4万6744人を詰め込んだ甲子園が揺れる。頑張れ、打て-。苦労した年の数だけ粘った。そして、プロ13年目の13球目…。

 粘りに粘った岡崎太一捕手は、13球目を左翼線へ初のサヨナラ打=阪神甲子園球場

 「昨日と一緒ですけど…最高です! 本当にインコースにきたら当たろうというぐらいの気持ちで。何とかバットに当てようと思っていました」

  3- 3の延長11回一死満塁。「スクイズかと思っていたんですが」。第 1戦の失敗が頭をよぎったが、指示は強攻。左腕エスコバーに対し、カウント 2- 1から 5球ファウル。フルカウントになってからも 3球。そして13球目の内角寄りの 144キロ直球を引っ張った。打球は左翼線に一直線。通算24本目の安打は初のサヨナラ打で、「プロ1号」が「逆転2ラン」となった前夜に続いての殊勲。拳を握る。ほえる。飛び出したナインからウオーターシャワーを浴びると、金本監督の分厚い胸に飛び込んだ。

 「ぐちゃぐちゃ~ってなってたんで。(監督は)もう『こい!』みたいな感じだったんで」

 11回、サヨナラ打を放ちガッツポーズの岡崎太一捕手=阪神甲子園球場

 腰をくの字にさせて抱擁した虎将は「結構重かったですね」と目尻を下げながら、「なんか、人生変わってきましたね。こんな 2日続けて、太一が決めるとはね」と目を細めた。

 ドラマがあった。この回無死 1塁から鳥谷の送りバントが敵失を呼ぶ。その次は微妙な判定に金本監督が激怒。そして原口の打球に誰もが併殺を覚悟したが、これも敵失。阪神に微笑みかけた勝利の女神が北海道日本ハムにも手を差し伸べる。どちらに転んでもおかしくない状況で岡崎がファウルの連続。ハラハラドキドキ。そのウラで余りにもファウルを打つから、審判にボールを手渡すスタッフさんは大慌て。野球が凝縮された“タイチの13球”だった。

 11回、岡崎太一捕手がサヨナラの適時打を放った=阪神甲子園球場

 前夜、自宅に帰ると、妻・明通子(あつこ)さんが涙を流していた。「よそ行きの料理を作って、待ってくれてました」。初のホームランボールをかばんから取り出す。「ありがとう」。「おめでとう」。 3人の子供( 1男 2女)は帰省中。夫婦水入らずで祝杯を掲げ、ぐっすりと眠って午前 7時台には球場入り。いつものようにグラウンドをランニングし、 8時半には再びクラブハウスへと戻った。「終わったことなんで切り替えていきたい」。途中出場に備えた。

「監督さんやコーチ陣はじめ、お客さんもみんな誰も期待してなかったと思うんですが、きょうもサヨナラやりました!」

 サヨナラ打を放ち、手荒い祝福を受ける岡崎太一捕手。劇的なフィナーレだった=阪神甲子園球場

 チームも貯金は再び「10」に乗り、球団史上、交流戦「開幕2カード連続勝ち越し」は初。12年ぶりとなるリーグ優勝へ。20日で34歳になるラッキーボーイが、何度もドラマをつむぐ。

◇データBOX◇

◎…阪神のサヨナラ勝ちは、 4月 6日のヤクルト戦(京セラ)の延長11回無死から原口が「1号ソロ」を放って以来、今季「2度目」。

◎…阪神の交流戦2カード連続勝ち越しは2015年 6月 2- 4日のロッテ戦(甲子園)、 6- 7日の北海道日本ハム戦(甲子園での「2連戦」)以来、 2年ぶりで、金本監督就任後は初。交流戦の開幕からは初。

 金本知憲監督(左)と抱き合う岡崎太一捕手。まさかの?連日のヒーローだ=阪神甲子園球場

☆岡崎 太一(おかざき・たいち)

 捕手。1983(昭和58)年 6月20日生まれ、33歳。奈良県出身。智弁学園高時は「2度」甲子園に出場。社会人の松下電器を経て2005年自由獲得枠で阪神入団。2009年 4月 7日の広島戦(甲子園)でプロ初スタメンを飾った。今季17試合、打率 00.278、 1本塁打、 3打点。 1メートル80、84キロ。右投げ右打ち。年俸1300万円。背番号「57」。

 

  6回表北海道日本ハム一死 2塁、適時打となったブランドン・レアード内野手の打球を見つめる小野泰己投手=阪神甲子園球場

 小野泰己投手が 7回 2失点で降板した。

  5回まで無失点の投球を披露するも、 6回に北海道日本ハム打線につかまった。プロ 3度目の先発登板も、勝ち星がつくことはなかった。

  8回からは 2番手高橋がマウンドにあがった。

  6回、北海道日本ハム・ブランドン・レアード内野手に適時 2塁打を浴びた小野泰己投手=阪神甲子園球場

 “3度目の正直”の好投だった。D 2位・小野泰己投手が、自己最長 7回を投げて 2失点。勝利投手になれなかったが、敗戦投手にもならず、様々な思いが交錯する試合後だった。

 「きょうは変化球でストライクが取れたのが良かったです」

 反省は 6回一死 2塁からレアード、中田の長短打で 2点を奪われた場面だ。「球が甘めに入ってしまった。梅野さんはボール要求だったのですが…。今後の課題です」。過去 2度は 4回 1/3で 4失点、 3回 6失点。そこから一気に先発としては合格ピッチ。次回登板について金本監督も「もちろん、あります」と断言した。

 

 11回の判定は何って言う判定なんだ!ノブちゃん(高代延博一軍ヘッドコーチ)がジャンプしてまで抗議したのは当然の事。今でもノブちゃんの電話番号が手元に残っていれば、電話するところだった!これは、場合によっては提訴問題に発展してもおかしく無いかも知れない。

 今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 

 

んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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