●阪神は 3回に上本博紀内野手(30)、高山俊外野手(24)、原口文仁捕手(25)の適時打と鳥谷敬内野手(35)の「3ラン」で 6点を奪い逆転。阪神は 6回にも糸井嘉男外野手(35)、原口の適時打や敵失など10人攻撃で 5点を追加。秋山拓巳投手(26)は 6回まで 1回の 2失点にとどめ、終盤へ。阪神がそのまま「3連勝」。秋山は「5勝」目を挙げた。阪神は「関西ダービー」初戦を11- 4で大勝した。 3回、 6回に打線が猛攻で 7連勝中のオリックスを破り、「3連勝」を飾った。今季の虎は強い。投げては先発・秋山が要所を抑え、 8回12安打 2失点。プロ 8年目で自己最多となる「5勝目(3敗)」を挙げた。初回にオリックス打線に 4安打を集中され、いきなり 2失点。その後も毎回のように得点圏に走者を背負うが、要所を締めて 8回 2失点でマウンドを降りた。
●原口文仁捕手が勝ち越し打を放った。同点に追いついた 3回二死 1、 2塁で打席へ。オリックス金子千尋投手(33)の 3球目、外角高めにきた直球を強振。レフトにライナーではじき返し、 2塁走者の高山が生還する勝ち越し打となった。お立ち台では、お決まりのせりふでファンを沸かせていた。もうチャンスは逃さない。 5番・原口が食らいつき、絶好機をモノにした。塁上で力強く手をたたく姿とともに、帰ってきた。ゲームをひっくり返す決勝打から、開幕戦以来の猛打賞だ。 4日の北海道日本ハム戦(甲子園)の 9回、代打同点打から 2戦連続打点。だが、これで終わるワケにはいかなかった。 5回も金子に追い込まれながら軽打で左前打。 8- 2の 6回二死満塁では、 3番手・ゴンザレス・ヘルメン投手(29)から左翼線「2点2塁打」。 3月31日の開幕戦、広島戦(マツダ)以来の 3安打で今季初の 3打点。金本監督を深くうなずかせた。ため込んでいたものを、ようやく解き放った。打撃のことが頭から離れない。 2軍行きも頭をよぎった。はい上がる道の険しさは誰より知っている。交流戦突入直後の千葉遠征から、朝10時半に宿舎出発し連続ティーと素振りを行う早出特打組にも加わった。噛みしめていた悔しさを練習にぶつけ、もう一度はい上がるしか道はなかった。ヒーローインタビューでも表情を引き締める。これを完全復活にし、目覚めなくては、寝言も言えない。笑顔とともに、バットももっと弾けさせる。
●鳥谷敬内野手が「2号3ラン」を放った。 3回二死 1、 2塁。オリックス金子の内角への 142キロ速球を振り抜いた。高々と舞った打球は、そのまま右翼席最前席に飛び込んだ。この 1発で交流戦通算「305安打」とし、元中日和田一浩氏(44)を抜いて単独トップに立った。 3回は鳥谷の本塁打の他にも上本、高山、原口がタイムリーを放ち、一挙 6点を奪取。逆転に成功した。鳥谷敬内野手が交流戦の通算安打数を「305本」とし、同部門で単独首位に立った。 3- 0の 3回二死 1、 2塁でオリックス金子の直球を、右翼スタンドぎりぎりに運ぶ「2号3ラン」。不屈の男が京セラに美しい放物線を描いた。白球はフェンス下でジャンプした右翼手・武田の頭上を越し、最前列に着弾した。鼻骨を骨折しながら試合に出続ける鳥谷が金子の膝を折らせ、「関西ダービー」先勝を決めた。 3回二死 1、 2塁。原口の左前適時打で 3- 2と勝ち越し、一気呵成といきたいところだった。カウント 1- 1から内角 142キロを強振。 5月12日のDeNA戦(横浜)以来、実に20試合ぶりの「2号3ラン」だ。本人はいたってクールだが、「球団通算7777号」というハッピーな!? おまけつきだった。早稲田大學時代からそうだった。 2年時のオープン戦で死球で右手を痛めた。当時の監督、野村徹氏(80)によると「投げる方の手で、どうなるかと心配した」が、リーグ戦に間に合わせて、出場を続けた。「3連勝」で貯金「11」。首位広島に「1ゲーム」差で食らいつき、セ・リーグは完全に 2強モードだ。オリックスの連勝も「7」で止めた。牛だろうが鷹だろうが、獅子も鷲も、鉄人が導く虎が、一気に食べ尽くす。
●上本が反撃ののろしをあげた。 0- 2の 3回二死 2塁で金子のスライダーをとらえ、右中間に適時 2塁打。 1点を返す一打は反撃ののろしとなった。この回に一挙 6点を挙げ、逆転。先発秋山を援護した。上本は今季、初球打ちで14打数 7安打。思い切りのよさが目立つ。 5回には先頭で左前にはじき返し、今季13度目のマルチ安打。出塁も 5月20日のヤクルト戦(神宮)から15試合連続と、好調をキープしている。
●糸井嘉男外野手が古巣オリックス戦で適時打を放った。糸井嘉男外野手が古巣オリックス戦で 2安打 1打点と活躍した。 6回二死 2塁。フルカウントからオリックス金子の 126キロのチェンジアップに体勢を崩されながらも合わせた。打球は遊撃手の左横を抜け中前へ。 2塁走者が生還した。昨季まで所属した古巣に恩返しの一打となった。さらに 7回にも左翼線への 2塁打を放ち、 2安打 1打点で今季16度目のマルチも記録。昨季まで 4シーズン在籍した庭で大暴れした。勝利を決定づけた。阪神では初となる右翼も、オリックス時代には本職で慣れたもの。 6度の守備機会を無難にこなした。これからも任務を全うし、勝利の使者になる。記事をまとめてみました。
<日本生命セパ交流戦:オリックス 4-11阪神>◇ 6日◇京セラドーム大阪
オリックスは 1回、小谷野と中島の適時打で 2点先制。阪神は 3回に上本、高山、原口の適時打と鳥谷の「3ラン」で 6点を奪い逆転。
阪神は 6回にも糸井、原口の適時打や敵失など10人攻撃で 5点を追加。秋山は 6回まで 1回の 2失点にとどめ、終盤へ。
阪神がそのまま「3連勝」。秋山は「5勝」目を挙げた。オリックスは連勝が「7」で止まり、交流戦初黒星。 9失点の金子は「3敗」目。
8回裏オリックス一死 1塁、T―岡田(岡田貴弘)を 2塁ゴロ併殺打に打ち取った秋山拓巳投手(中央)は、さばいた大和(前田大和・左)内野手と糸原健斗内野手を迎える=京セラドーム大阪
阪神は「関西ダービー」初戦を11- 4で大勝した。 3回、 6回に打線が猛攻で 7連勝中のオリックスを破り、「3連勝」を飾った。
今季の虎は強い。まずは 2点を追う 3回だ。上本、高山の連続適時打で同点とすると、原口の左前適時打で勝ち越し。追撃の手を緩めることなく、鳥谷が右越え「3ラン」を放ち、この回一挙 6点を奪った。 6回にもビッグイニングだ。糸井が古巣オリックスとの対決でエース・金子から貴重な追加点となる中前適時打を放つなど、この回 5点を奪った。
投げては先発・秋山が要所を抑え、 8回12安打 2失点。プロ 8年目で自己最多となる「5勝目(3敗)」を挙げた。
力投の秋山拓巳投手=京セラドーム大阪
秋山拓巳投手がオリックス金子との投げ合いを制し、「5勝目」を手にした。
初回にオリックス打線に 4安打を集中され、いきなり 2失点。その後も毎回のように得点圏に走者を背負うが、要所を締めて 8回 2失点でマウンドを降りた。「梅野が粘り強くリードしてくれたから初回の 2点でしのげた」。女房役の梅野に感謝しきりだった。この勝利でルーキーイヤーにマークした自己最多シーズン「4勝」を更新。「低い数字なんで、もっと増やせるように」と、白星の積み上げを誓った。
3回表阪神二死 1、 2塁、左前に勝ち越し適時打を放った原口文仁捕手=京セラドーム大阪
原口文仁捕手が勝ち越し打を放った。
同点に追いついた 3回二死 1、 2塁で打席へ。オリックス金子の 3球目、外角高めにきた直球を強振。レフトにライナーではじき返し、 2塁走者の高山が生還する勝ち越し打となった。
お立ち台では「必死のパッチで打ちました」と、お決まりのせりふでファンを沸かせていた。
原口文仁捕手は 3回に勝ち越し打。猛打賞と完全復活の予感だ=京セラドーム大阪
もうチャンスは逃さない。 5番・原口が食らいつき、絶好機をモノにした。塁上で力強く手をたたく姿とともに、帰ってきた。ゲームをひっくり返す決勝打から、開幕戦以来の猛打賞だ。
「前のバッターがつないでつないでという打席だったので、僕もつなぐ意識でいきました。ホントもう、必死のパッチで打ちました!」
0- 2の 3回二死 2塁から、上本が右中間を破る適時 2塁打。高山が中前へ同点打。 4番・福留はフルカウントから四球でつなぎ 1、 2塁となった。ふらつく金子を一気に倒したかった。
「少し強引でしたけど、しっかりスイングして芯で捉えられた」
1- 1からの外角 144キロを引っ張り込み、ライナーで遊撃頭上を抜いた。勝ち越しの左前適時打だ。
3回、原口文仁捕手が適時打を放った=京セラドーム大阪
4日の北海道日本ハム戦(甲子園)の 9回、代打同点打から 2戦連続打点。だが、これで終わるワケにはいかなかった。 5回も金子に追い込まれながら軽打で左前打。 8- 2の 6回二死満塁では、 3番手・ヘルメンから左翼線「2点2塁打」。 3月31日の開幕戦、広島戦(マツダ)以来の 3安打で今季初の 3打点。金本監督を「原口しかり、上本しかり。みんな本当、いいところで打ってくれたという試合でした」と深くうなずかせた。ため込んでいたものを、ようやく解き放った。
自身初のサヨナラ本塁打を放った 4月 6日のヤクルト戦以来の、京セラドームのゲームだった。あの 3連戦中に、結婚後初の同居が始まった。帰れば大ごちそうと笑顔に迎えられ、夢見心地の毎日。夢の中でも好調で、新妻が眠れないほどの寝言をつぶやいた。だが、調子と打率が下降線をたどると一変。「自分の歯ぎしりで目が覚めたんです」-。
6回、適時 2塁打を放った原口文仁捕手=京セラドーム大阪
打撃のことが頭から離れない。 2軍行きも頭をよぎった。はい上がる道の険しさは誰より知っている。交流戦突入直後の千葉遠征から、朝10時半に宿舎出発し連続ティーと素振りを行う早出特打組にも加わった。噛みしめていた悔しさを練習にぶつけ、もう一度はい上がるしか道はなかった。
「結果を求められる立場なので。出たときにしっかりと結果を出したいと思います」
ヒーローインタビューでも表情を引き締める。これを完全復活にし、目覚めなくては、寝言も言えない。笑顔とともに、バットももっと弾けさせる。
◇データBOX◇
◎…原口が 3安打 3打点。 3安打は 3月31日の広島との開幕戦(マツダ)以来。 3打点は今季初。昨年 7月28日のヤクルト戦(甲子園)での 4打点以来。
◎…阪神が 3回に 6得点。 1イニング 6得点以上は、 5月30日のロッテ戦(ZOZOマリン)の 5回( 6点)以来、今季 4度目。最多は 5月 6日の広島戦(甲子園)での 6回の「7」。
鳥谷敬内野手が「2号3ラン」を放った。
3回二死 1、 2塁。オリックス金子の内角への 142キロ速球を振り抜いた。高々と舞った打球は、そのまま右翼席最前席に飛び込んだ。「とにかくランナーを返すことを心がけて打席に入りました。インコースのボールでしたがうまく反応することができましたし、最高の結果になってくれて良かったです」。この 1発で交流戦通算「305安打」とし、和田一浩氏を抜いて単独トップに立った。
3回は鳥谷の本塁打の他にも上本、高山、原口がタイムリーを放ち、一挙 6点を奪取。逆転に成功した。
3回表阪神二死 1、 2塁、鳥谷敬内野手は右越えに3点本塁打を放った=京セラドーム大阪
鳥谷敬内野手が交流戦の通算安打数を「305本」とし、同部門で単独首位に立った。
3- 0の 3回二死 1、 2塁でオリックス金子の直球を、右翼スタンドぎりぎりに運ぶ「2号3ラン」。
4日の北海道日本ハム戦(甲子園)で元中日和田一浩氏と並ぶ通算「304本」目の安打を放ち、首位に並んだが、この日抜き去った。
記録については「辞めたら、どうせ抜かれると思うので」と笑ったが、試合の行方を決定づけた「3ラン」には「(外野手に)捕られるかと思いました」と振り返った。
3回、「3点本塁打」を放った鳥谷敬内野手=京セラドーム大阪
鳥だ! 虎だ! 関西の主役は俺たちだァ!! 阪神は交流戦無敗だったオリックスに11- 4と爆勝。鳥谷敬内野手が交流戦歴代最多「305安打」目を「2号3ラン」で飾るなど、猛牛のエース・金子千尋投手(339を 9失点KOに追い込んだ。関西ダービー初戦を制し、首位広島を猛追する「3連勝」だ。
不屈の男が京セラに美しい放物線を描いた。白球はフェンス下でジャンプした右翼手・武田の頭上を越し、最前列に着弾した。鼻骨を骨折しながら試合に出続ける鳥谷が金子の膝を折らせ、「関西ダービー」先勝を決めた。
「捕られるかなと思いましたけど。甲子園だったら(浜風で)アウトでした。京セラドームだったんでラッキーでした」
鳥谷敬内野手が 3回に「3ラン」。一挙 6得点の猛攻で金子千尋投手(手前)を沈めた=京セラドーム大阪
3回二死 1、 2塁。原口の左前適時打で 3- 2と勝ち越し、一気呵成といきたいところだった。カウント 1- 1から内角 142キロを強振。 5月12日のDeNA戦(横浜)以来、実に20試合ぶりの「2号3ラン」だ。
これでこの回、一挙 6得点。ここまで「6勝」を挙げていた球界を代表するエース・金子を、自己ワースト 9失点KO( 5回 2/3)に追い込んだのは、間違いなく鳥谷のひと振り。しかも、これで和田一浩氏8元中日など)を超える歴代単独トップの交流戦通算「305安打」だ。
「(安打トップは)特に…。やめたら、どうせ抜かれるので。気にしていないです」 本人はいたってクールだが、「球団通算7777号」というハッピーな!? おまけつきだった。
5月24日の巨人戦(甲子園)で顔面に死球を受け、激しい流血とともに鼻骨骨折。球団関係者の話を総合すると折れた場所は鼻背で、 1、 2週間は腫れると診断されたという。それでも首脳陣に出場を志願。同30日のロッテ戦(ZOZOマリン)でスタメン復帰した姿に、毎年、合同自主トレを行う球界最年長野手・42歳の井口(ロッテ)は「けがをしても試合に出る。練習量も多く、メンタルの強さもある。僕も尊敬する選手です」と最敬礼した。
3回、「3点本塁打」を放った鳥谷敬内野手=京セラドーム大阪
早大時代からそうだった。 2年時のオープン戦で死球で右手を痛めた。当時の監督、野村徹氏によると「投げる方の手で、どうなるかと心配した」が、リーグ戦に間に合わせて、出場を続けた。「口数の多い男でもなく、私にも周囲にも弱音を吐かなかった。けがとか風邪とか、そんなのは彼の中にない」と同氏。この日で「1805試合」連続出場。常々、「僕はホームラン打者じゃない」というが、衣笠祥雄、金本知憲の系譜をたどりながら、メモリアルを一発で決めたのは、さすがといえる。
「最高の結果になってくれてよかったです」と鳥谷が力を込めれば、金本監督も「向こうはエース。なかなか点がとれないだろうというのはありましたが、よくとってくれた」と目を細めた。
「3連勝」で貯金「11」。首位広島に「1ゲーム」差で食らいつき、セ・リーグは完全に 2強モードだ。オリックスの連勝も「7」で止めた。牛だろうが鷹だろうが、獅子も鷲も、鉄人が導く虎が、一気に食べ尽くす。
ムードは最高! 鳥谷敬内野手(手前)を笑顔で出迎える虎ベンチ=京セラドーム大阪
☆鳥谷敬内野手について片岡篤史打撃コーチ
「インコースの難しい球を見事に回転して打った。見事だった」
◇データBOX◇
◎…阪神は 5月18日の中日戦(甲子園)以来の貯金「11」。今季最多は「12」。 ◎… 2桁得点は 5月30日のロッテ戦(ZOZOマリン)での「15得点」(今季最多)以来、「4度目」。
◎…阪神はオリックスとの交流戦の通算対戦成績を、「25勝25敗1分け」と五分に戻した。
◎…オリックス・金子と先発では0試合目の対戦で「3勝目(5敗)」。これまでもっとも攻略したのは2010年 5月21日( 4回 1/3、 6失点)。
◎…鳥谷は昨季まで、金子とは通算「29打数5安打(打率 0.172)」、 1本塁打、 2打点だった。
3回、適時 2塁打を放った上本博紀内野手=京セラドーム大阪
上本が反撃ののろしをあげた。 0- 2の 3回二死 2塁で金子のスライダーをとらえ、右中間に適時 2塁打。「ランナーをかえすことだけ考えて、初球から打ちにいきました。しっかりとらえることができてよかったです」とコメントした。 5回には先頭で左前にはじき返し、今季13度目のマルチ安打。出塁も 5月20日のヤクルト戦(神宮)から15試合連続と、好調をキープしている。
5回表阪神無死、上本博紀内野手は左前安打を放った=京セラドーム大阪
上本博紀内野手が 2安打を放ち、打率を 2割 9分 3厘にまで引き上げた。
3回二死 2塁では初球のスライダーを打って適時 2塁打。 1点を返す一打は反撃ののろしとなった。
「ランナーをかえすことだけ考えて、初球から打ちにいきました」。この回に一挙 6点を挙げ、逆転。先発秋山を援護した。
上本は今季、初球打ちで14打数 7安打。思い切りのよさが目立つ。
糸井嘉男外野手が古巣オリックス戦で適時打を放った。
6回二死 2塁。フルカウントからオリックス金子の 126キロのチェンジアップに体勢を崩されながらも合わせた。打球は遊撃手の左横を抜け中前へ。 2塁走者が生還した。
昨季まで所属した古巣に恩返しの一打となった。
6回表阪神二死 2塁、中前に適時打を放った糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪
糸井嘉男外野手が古巣オリックス戦で 2安打 1打点と活躍した。
「1番・右翼」で出場し、 6回二死 2塁から金子のチェンジアップをセンターにはじき返すタイムリー。「追加点が取れて良かったです」と振り返った。
7回には左翼線に 2塁打を放ち、マルチ安打をマークした。
6回、元同僚の金子千尋投手(手前)から適時打を放った糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪
いつもと同じように、歯を食いしばって“恩返し”の一撃を見舞った。今はタテジマに身を捧げ、勝利に貢献するだけ。古巣を相手に、糸井が有言実行の金子撃ちでチーム 7点目をゲット。勝利を決定づけた。
「追加点がとれて、よかったですね」
6- 2の 6回二死 2塁。フルカウントから高めの 126キロを中前へ。貴重な適時打で自身 2試合ぶりの打点を挙げると、直後の上本の打席では 3試合連続、今季 8個目となる 2盗に成功。この回途中で金子を降板に追い込んだ。
さらに 7回にも左翼線への 2塁打を放ち、 2安打 1打点で今季16度目のマルチも記録。昨季まで 4シーズン在籍した庭で大暴れした。
阪神のスタメン=京セラドーム大阪
パ・リーグ、いや球界を代表する元同僚・金子との対戦。お互いを認め合う関係だ。前日 5日には「最悪。…それは冗談やけど、打てるように頑張ります」とジョークを交えつつ、大きなモチベーションに変えていた。北海道日本ハム時代に通算打率 0.200(35打数 7安打)と苦手にしていたのは、もう過去の話。最初の 3打席は封じられたが、 4打席目できっちりと仕留めた。
金本監督は「トリ(鳥谷)の 3ランと、糸井のタイムリーか。きょうはあの 2人の打点が一番大きかったですね」と、試合を決めた 2人に目を細めた。阪神では初となる右翼も、オリックス時代には本職で慣れたもの。 6度の守備機会を無難にこなした。これからも任務を全うし、勝利の使者になる。
6回表阪神二死 2塁、糸井嘉男外野手は金子千尋投手から中前適時打を放った=京セラドーム大阪
◇データBOX◇
◎…糸井は北海道日本ハム時代、オリックス戦の通算成績(2007~12年)は 360打数 112安打(打率 0.311)、13本塁打、47打点。金子との対戦成績(2008~11年)は35打数 7安打(打率 0.200)、 1本塁打、 2打点だった。
◎…糸井の右翼は阪神では初。オリックス時代の昨年 9月25日のロッテ戦(当時QVC)以来。
◎…福留の左翼は2013年に阪神加入以来、初。右翼以外の守備につくのは2014年 9月10日の巨人戦(中堅=甲子園)以来。高山の中堅は昨年 9月24日の中日戦(ナゴヤドーム)以来。
どちらの球団においてもホームでの試合だったが、その利を利用しての勝利は実に良いですね。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(06月)
2017年 公式戦 日程と結果(07月)
日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。
2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。
ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。
入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。