●阪神が 2回、一死満塁からD 5位・糸原健斗内野手(24=JX-ENEOS)の 2点打で先制。上本博紀内野手(30)も 2点打を放ち、一挙 4点を奪った。この回、 4番・福留、 5番・原口が連続四球で出塁。鳥谷敬内野手(35)は 2ゴロに倒れるも、中谷が四球を選び満塁に。糸原が相手先発・松本裕樹投手(21)の 5球目、 143キロの速球をとらえ右翼線に運び、 2点を先制した。なおも 2、 3塁から岡崎太一捕手(33)は 2飛に倒れるも、上本が左翼線に運び 2者が生還。 4点を挙げた。先発・青柳晃洋投手(23)は 5回に 1点失うも、高橋、桑原、岩崎、マテオの継投で逃げ切った。ソフトバンクは 5回に川崎宗則内野手(36)の適時打で 1点を返したが、打線がつながらなかった。前日 9日の試合で左太ももを痛めた糸井嘉男外野手(35)が先発から外れた。先発の青柳は 5回 4安打 1失点で「3勝」目( 2敗)を挙げた。
●先発の青柳晃洋投手は 5回 1失点で「3勝」目を挙げた。21試合連続ヒット中だった柳田悠岐外野手(28)を無安打に抑えるなど力投。四球も 1つとコーナーをついた制球力も光った。先発した大卒 2年目の青柳晃洋投手が 5回 4安打 1失点と、最少失点で試合を作った。前日 9日に「15号2ラン」を放つなど大暴れした柳田悠岐外野手相手には、 2打数無安打。並みいる強打者を封じ込めた力投、実にあっぱれや!! 9回二死 2塁。ジェンセンの放った飛球が岡崎のミットに収まると、黄色に染まった左翼席は歓喜に沸き、青柳は 3塁ベンチでホッと胸をなで下ろした。12球団屈指の鷹打線相手に 5回 1失点。大卒 2年目の若虎が、独特のクオータースローでねじ伏せた。この日は、頼みの綱の糸井が左太もも裏を痛めて初めてスタメン落ち。正直、苦しい! そんな状況を粘投で救った。相手は打率 0.278、71本塁打、 276打点と 3部門でパ首位を誇る強力打線。リリーフとして初対峙した昨年 6月19日(甲子園)には自身も 2安打 2失点し、怖さは身をもって知っていた。気を張って丁寧に投げたため、体力を消耗。 5回 4安打 1失点、85球で降板となった。熱狂的な阪神ファンの祖母は日々、孫が載った紙面をスクラップする。小さな記事でも欠かさず切り抜いている。この日は細かな作業が必要ない、堂々 1面の活躍だ。孝行息子の踏ん張りで 5月28日に首位を奪われて以降、一度も縮まらずにジワジワと「3」まで広がった首位広島とのゲーム差を「2」に、貯金も「11」に戻した。自身初の3連勝を飾った変則右腕が、もっともっと雄姿を届ける。
●糸原健斗内野手が先制の 2点 2塁打を放った。これが決勝点となった。 2回一死満塁。カウント 2- 2から、松本裕の低め 143キロ真っすぐを振り抜いた。打球は右翼線に鋭いライナーで飛び、フェンスまで到達。 2人の走者を生還させた。その後も上本が 2点適時 2塁打を放ち、この回 4点を挙げて主導権を握り、序盤で勝利への道筋がついた。 1メートル75の体に、勝ち気と頼もしさが詰まっている。全身全霊をかけて振り、爽快なライナーを貫いた。D 5位ルーキー、糸原健斗内野手が、V打もヒーローもいただきだ。 7日のオリックス戦(京セラ)以来 3試合ぶりの出場となったのも、疲労を考慮されてのことだった。糸井が左太もも裏を痛めて虎移籍後、初めて欠場。超人を欠く打線にあって奮起した。 4回先頭でも右前打を放ち、自身 6度目のマルチ安打。守りで少しケチはついたが、満塁打率 0.500( 6打数 3安打)と頼もしさは増すばかり。糸井の即先発復帰が見込めない状況で、こんな若虎の存在は心強い。甲子園で 3人でお立ち台に立ったことはあったが、 1人でのヒーローインタビューは初。初々しさも取れて、徐々に主力の顔つきになっていく。
●糸原の適時打が出た直後の 2回二死 2、 3塁。上本博紀内野手(30)が高めの直球を振り抜くと、打球は鋭く 3塁線を破った。 2点 2塁打で、こちらも糸井不在の穴をしっかり埋めた。昨年 8月31日の中日戦(ナゴヤドーム)以来となる 1番起用で、 4打数 1安打 2打点。「2番」から持ち場が変わっても、クールにこなした。トリプルスリーを達成した強打者が、今でもリスペクトする存在。切り込み隊長も点取り屋もお任せ。猛虎打線をグイグイと引っ張っていく。
●糸井嘉男外野手が、左ハムストリング(太もも裏)の軽い筋挫傷と診断されたことが10日、球団から発表された。この日はチーム本隊とは別メニューで患部の治療を行い、その後、球場に向かう予定。糸井は前日 9日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で左太ももを負傷したとみられ、試合中に患部をアイシングし、病院に直行していた。この日、球団が同箇所の軽い筋挫傷であることを発表。試合前練習には参加せず、治療後、球場入りしていた。快勝を見届けるとバスに引き揚げた。金本監督は試合後「無理すると(回復まで) 1カ月とか 1カ月半になってしまうから、そこは慎重にいきます」と説明した。
●藤浪晋太郎投手(23)が甲子園で開催された 2軍のソフトバンク戦で先発登板した。 6回を投げて 2失点。毎回となる11奪三振。被安打 4、四球は 5回まで毎回の 5つだった。球数は 116球にまとめた。初回、制球に苦しみ 4連続ボールで、いきなり四球を与える。次打者に中前打を許してピンチを迎えたが、 3番牧原大成内野手(24)を空振り三振、 4番長谷川勇也外野手(32)を見逃し三振、 5番釜元豪外野手(23)を空振り三振と、圧倒的なピッチングを披露。この日最速 155キロの直球でねじ伏せ、ピンチを切り抜けた。 4回の 2失点には味方の守備の乱れもあったが、落ち着いて後続を絶った。 6回一死 1塁では、けん制球が 1塁走者の真砂勇介外野手(23)に直撃し、負傷交代するというハプニングもあったが、なんとか 6回を乗り切った。
●西岡剛内野手(32)は10日、 2軍の練習には参加したが、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)には出場しなかった。11日の同戦では実戦復帰後、初めて守備(遊撃)につく予定で、それに備えて万全を期したもようだ。記事をまとめてみました。
<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク 1- 5阪神>◇10日◇ヤフオクドーム福岡
阪神が 2回、一死満塁からD 5位・糸原健斗内野手の 2点打で先制。上本博紀内野手も 2点打を放ち、一挙 4点を奪った。この回、 4番・福留、 5番・原口が連続四球で出塁。鳥谷は 2ゴロに倒れるも、中谷が四球を選び満塁に。糸原が相手先発・松本裕の 5球目、 143キロの速球をとらえ右翼線に運び、 2点を先制した。
なおも 2、 3塁から岡崎は 2飛に倒れるも、上本が左翼線に運び 2者が生還。 4点を挙げた。
2回、適時打を放った糸原健斗内野手=ヤフオクドーム福岡
阪神がD 5位・糸原健斗内野手と上本博紀内野手の 2点打で 2回に一挙 4点。先発・青柳晃洋投手は 5回に 1点失うも、高橋、桑原、岩崎、マテオの継投で逃げ切った。ソフトバンクは 5回に川崎の適時打で 1点を返したが、打線がつながらなかった。
前日 9日の試合で左太ももを痛めた糸井が先発から外れた阪神。 2回に糸原が相手先発・松本裕の 5球目、 143キロの速球を右翼線に運び、 2点を先制した。なおもこの回、上本が左翼線に運び 2者が生還。 4点を挙げた。
阪神は、 8回に 2番手・笠原の暴投で 1点を追加した。先発の青柳は 5回 4安打 1失点で「3勝」目( 2敗)を挙げた。
2回、生還した糸原健斗内野手を出迎える金本知憲監督=ヤフオクドーム福岡
先発の青柳晃洋投手は 5回 1失点で「3勝」目を挙げた。
21試合連続ヒット中だった柳田を無安打に抑えるなど力投。「バッターに集中していた。運良く抑えられました」と謙虚に振り返った。四球も 1つとコーナーをついた制球力も光った。
球数は85球。青柳も「僕の中ではいけると思ったんですけど、ボールが弱くなっていた」と反省した。
金本監督も 5回での交代に「今日はちょっと疲れが早く見えてね」とし、「打線が強いチームに投げる時も最低 6イニングはね。できれば 7、 8といけるように精神的なスタミナっていうか」と注文も忘れなかった。
3勝目を挙げた青柳晃洋投手(右から 2人目)の頭を笑顔でたたき祝福する金本知憲監督=ヤフオクドーム福岡
強力鷹打線相手に、よう粘った! 阪神はソフトバンクに 5- 1で快勝。先発した大卒 2年目の青柳晃洋投手が 5回 4安打 1失点と、最少失点で試合を作った。前日 9日に「15号2ラン」を放つなど大暴れした柳田悠岐外野手相手には、 2打数無安打。並みいる強打者を封じ込めた力投、実にあっぱれや!!
9回二死 2塁。ジェンセンの放った飛球が岡崎のミットに収まると、黄色に染まった左翼席は歓喜に沸き、青柳は 3塁ベンチでホッと胸をなで下ろした。12球団屈指の鷹打線相手に 5回 1失点。大卒 2年目の若虎が、独特のクオータースローでねじ伏せた。
青柳晃洋投手は鷹打線相手に奮投。最少1失点に抑えて流れを引き寄せた=ヤフオクドーム福岡
「 2回に 4点を取ってもらったので、再三のピンチも落ち着いて投げることができました。打者勝負で集中できました」
チームのバスの前で立ち止まると、攻撃陣への感謝を口にした。
2回にD 5位・糸原健斗内野手の先制打などで 4点の援護をもらい、勢いづいた。ツーシームや緩いカーブを効果的に使って、好機を作らせない。21試合連続安打と絶好調で前日 9日に「15号2ラン」を放つなどノリノリの柳田や、パ・リーグ首位の18発を誇るデスパイネを無安打に封じ込めた。
青柳晃洋投手は 1回一死 2塁で柳田悠岐外野手を空振り三振に仕留める=ヤフオクドーム福岡
前日、チームは完封負け。打線は力でねじ伏せてくる鷹投手陣を打ち崩せなかった。さらにこの日は、頼みの綱の糸井が左太もも裏を痛めて初めてスタメン落ち。正直、苦しい! そんな状況を粘投で救った。
とはいえ相手は打率 0.278、71本塁打、 276打点と 3部門でパ首位を誇る強力打線。リリーフとして初対峙した昨年 6月19日(甲子園)には自身も 2安打 2失点し、怖さは身をもって知っていた。気を張って丁寧に投げたため、体力を消耗。 5回 4安打 1失点、85球で降板となった。
5回、ソフトバンク・明石健志内野手の打球に飛びつく青柳晃洋投手=ヤフオクドーム福岡
金本監督は「疲れが早く見えた。ソフトバンク相手だからかな。 100球いっていないのに一気に(球威が)落ちた」と降板理由を説明。「 7、 8回投げられるように精神的なスタミナをつけてほしい。本人は『まだまだいける』とホラ吹いていたけれど」と笑いを誘いつつ、成長も求めた。
テレビ画面越しでも、博多から快投を届けたかった。横浜市で暮らす母・利香さんがどの阪神戦の中継も見られるよう、実家のケーブルテレビの代金を払い続けている。「それぐらいしかできないので…」と照れくさそうに明かすが、トリプルスリー男に真っ向勝負を挑んだ雄姿は、きっと母の胸を打ったはずだ。熱狂的な阪神ファンの祖母は日々、孫が載った紙面をスクラップする。小さな記事でも欠かさず切り抜いている。この日は細かな作業が必要ない、堂々 1面の活躍だ。
2回、 2点適時 2塁打を放った糸原健斗内野手=ヤフオクドーム福岡
「先発としては 5回までなので、もっと投げないといけない。勝たせてもらいました。 1イニングずつ伸ばして、長くなっていけばいい」
孝行息子の踏ん張りで 5月28日に首位を奪われて以降、一度も縮まらずにジワジワと「3」まで広がった首位広島とのゲーム差を「2」に、貯金も「11」に戻した。自身初の3連勝を飾った変則右腕が、もっともっと雄姿を届ける。
◇データBOX◇
◎…大卒 2年目の青柳(帝京大學から2016年D 5位)が 5月27日のDeNA戦(甲子園)から自身最長の 3連勝。球団の大卒 2年目投手の 3連勝は2015年の岩崎優(国士舘大學から2014年D 6位)が 8月 9日のDeNA戦(横浜)から同22日の同戦(京セラ)で記録した 3連勝以来。
2回表阪神一死満塁、糸原健斗内野手は右翼線へ先制となる 2点 2塁打を放った=ヤフオクドーム福岡
糸原健斗内野手が先制の 2点 2塁打を放った。これが決勝点となった。
2回一死満塁。カウント 2- 2から、松本裕の低め 143キロ真っすぐを振り抜いた。打球は右翼線に鋭いライナーで飛び、フェンスまで到達。 2人の走者を生還させた。
「チャンスだったのでなんとか食らいついていく気持ちで打ち返しました。先に点を取れるようにと思っていたので、しっかり結果を出すことができてよかったです」と振り返った。
その後も上本が 2点適時 2塁打を放ち、この回 4点を挙げて主導権を握り、序盤で勝利への道筋がついた。
糸原健斗内野手は 2回一死満塁で右翼線へ先制の 2点 2塁打を放った=ヤフオクドーム福岡
1メートル75の体に、勝ち気と頼もしさが詰まっている。全身全霊をかけて振り、爽快なライナーを貫いた。D 5位ルーキー、糸原健斗内野手が、V打もヒーローもいただきだ。
「 1打席目からチャンスがあったので、そこでしっかり自分の仕事をしようと心がけて、あと、絶対勝ちたいという気持ちで打ちました!」
0- 0の 2回、ソフトバンク先発の松本裕が 3四球と乱れ、一死満塁の絶好機。プロ入り時から「チャンスはもう、大好き。勝負強さを買われていると思うし、そこが自分のいいところだと思っている」と公言してきた若虎が、燃えた。カウント 2- 2から内角低めに来た 143キロを一閃。痛烈なライナーで右翼線を破り、 2者が生還した。この回 4点の猛攻。結果的に、糸原にとってプロ初決勝打になった。
2回、上本博紀内野手の適時 2塁打で生還した糸原健斗内野手=ヤフオクドーム福岡
初めてばかりのシーズン。 7日のオリックス戦(京セラ)以来 3試合ぶりの出場となったのも、疲労を考慮されてのことだった。金本監督は「スイングに疲れが見えたので。経験していないからね、ルーキーは。ちょっと休ませて。で( 8、 9日に遊撃でスタメン起用の)北條がダメで。チャンスをよくモノにした」とねぎらった。
糸井が左太もも裏を痛めて虎移籍後、初めて欠場。超人を欠く打線にあって奮起した。 4回先頭でも右前打を放ち、自身 6度目のマルチ安打。指揮官は「 2本打ったのかな。それに つの送球ミス。なんや、あれは。ビックリするで」と苦笑いした。 9回に遊ゴロを処理し、 2度続けて 1塁へワンバウンド送球。 1つ目は 1塁・荒木が好捕したが、 2つ目は悪送球となった。守りで少しケチはついたが、満塁打率 0.500( 6打数 3安打)と頼もしさは増すばかり。糸井の即先発復帰が見込めない状況で、こんな若虎の存在は心強い。
ヒーローの糸原健斗内野手はトラッキーとガッツポーズ=ヤフオクドーム福岡
「まだまだなので。あすからも試合があるので、しっかり頑張っていきたいと思います。絶対勝つので、応援よろしくお願いします」 甲子園で 3人でお立ち台に立ったことはあったが、 1人でのヒーローインタビューは初。初々しさも取れて、徐々に主力の顔つきになっていく。
★小6から兄貴肌
糸原のルーキーらしからぬ頼もしさは、幼い頃から変わらない。大東西スポーツ少年団で野球をして、キャプテンを務めていた小 6のころ。 5年生のメンバーがいなかったため、 4年生の 1人がチームになじめずにいた。糸原は担任の先生に状況を伝え、解決に導いたという。 1月の新人合同自主トレでもキャプテンを買って出た。今は北條ら年下の選手の、よき兄貴分となっている。
4回、俊介外野手の安打で本塁を狙うもタッチアウトの糸原健斗内野手=ヤフオクドーム福岡
◇データBOX◇
◎…糸原が10日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で 2安打 2打点。 2安打以上は 2日の北海道日本ハム戦(甲子園)以来今季 6度目。 2打点以上は 5月30日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来今季 4度目。今季最多は 3安打と 3打点。
◇糸原 健斗(いとはら・けんと)
内野手。1992(平成 4)年11月11日生まれ、24歳。島根県出身。開星高校では 2年春、 3年春夏と甲子園出場。高校通算29本塁打。明治大學では 3、 4年時に明治神宮大会に出場し、 2年連続準優勝。JX-ENEOSでは 3塁手。2017年D 5位で阪神入団。同年 4月 2日の広島戦(マツダ)でプロ初安打。今季44試合で打率 0.253、 0本塁打、15打点。 1メートル75、80キロ。右投げ左打ち。年俸 800万円。背番号「33」。
糸原の適時打が出た直後の 2回二死 2、 3塁。上本が高めの直球を振り抜くと、打球は鋭く 3塁線を破った。 2点 2塁打で、こちらも糸井不在の穴をしっかり埋めた。
「打つべき球をしっかり絞っていきました。積極的にいこうと考えていたことが結果につながったと思います」
昨年 8月31日の中日戦(ナゴヤドーム)以来となる 1番起用で、 4打数 1安打 2打点。「2番」から持ち場が変わっても、クールにこなした。
上本博紀内野手は 2回、糸原健斗内野手に続いて 2点 2塁打を放った=ヤフオクドーム福岡
広島・広陵高では 1年夏から甲子園に 4季連続出場。地元の球児にとって、あこがれだった。 3年時の“上本先輩”に目を輝かせた一人が、広島商高1年だった柳田だ。
「あの人は天才。自分は左打者やったからできなかったけど、右打者はみんな(打撃フォームなど)動きをまねした。バットを投げるところがメッチャかっこええ」
トリプルスリーを達成した強打者が、今でもリスペクトする存在。切り込み隊長も点取り屋もお任せ。猛虎打線をグイグイと引っ張っていく。
9日のソフトバンク戦で 1回の 2盗の後、ベース上で左太ももを気にする糸井嘉男外野手。この時痛めた模様だ=ヤフオクドーム福岡
糸井嘉男外野手が、左ハムストリング(太もも裏)の軽い筋挫傷と診断されたことが10日、球団から発表された。この日はチーム本隊とは別メニューで患部の治療を行い、その後、球場に向かう予定。
糸井は前日 9日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で左太ももを負傷したとみられ、試合中に患部をアイシングし、病院に直行していた。
試合終了後、ナインを出迎える糸井嘉男外野手(左から 2人目)=ヤフオクドーム福岡
糸井嘉男外野手が今季初めて欠場した。前日 9日のソフトバンク戦の 1回、 2盗を決めた際に左ハムストリングス(太もも裏)を負傷したとみられ、試合中に福岡市内の病院で診察を受けていた。
この日、球団が同箇所の軽い筋挫傷であることを発表。試合前練習には参加せず、治療後、球場入りしていた。快勝を見届けると「状態的にはナイスゲーム」と笑わせて、バスに引き揚げた。
金本監督は試合後「スタンバイしとったよ。代打ではいけそうな。まあ、でも、ここで無理すると(回復まで) 1カ月とか 1カ月半になってしまうから、そこは慎重にいきます」と説明した。
糸井嘉男外野手が欠場、金本知憲監督「スタンバイしとったよ」=ヤフオクドーム福岡
<ウエスタン・リーグ:阪神 0- 2ソフトバンク>10日◇阪神甲子園球場
藤浪晋太郎投手が甲子園で開催された 2軍のソフトバンク戦で先発登板した。
6回を投げて 2失点。毎回となる11奪三振。被安打 4、四球は 5回まで毎回の 5つだった。球数は 116球にまとめた。
初回、制球に苦しみ 4連続ボールで、いきなり四球を与える。次打者に中前打を許してピンチを迎えたが、 3番牧原を空振り三振、 4番長谷川勇を見逃し三振、 5番釜本を空振り三振と、圧倒的なピッチングを披露。この日最速 155キロの直球でねじ伏せ、ピンチを切り抜けた。
4回の 2失点には味方の守備の乱れもあったが、落ち着いて後続を絶った。
ウエスタン・リーグソフトバンク戦に先発した藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
6回一死 1塁では、けん制球が 1塁走者の真砂に直撃し、負傷交代するというハプニングもあったが、なんとか 6回を乗り切った。
試合後は「テーマは、自分のバランスで自分のボールを投げること。ストライクが全く入らないわけではないので、成功体験を重ねるだけ」と語った。
5月27日に降格してから、 2軍戦で 2度目の先発マウンド。前回 3日の中日戦では、 5回を投げ 3安打 1失点。 5三振を奪う好投を見せていた。
試合前練習 打撃練習をする西岡剛内野手=阪神甲子園球場
西岡は10日、 2軍の練習には参加したが、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)には出場しなかった。掛布 2軍監督は休養理由を「足の張りがあるのでケアさせてほしいということだった」と説明した。11日の同戦では実戦復帰後、初めて守備(遊撃)につく予定で、それに備えて万全を期したもようだ。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(06月)
2017年 公式戦 日程と結果(07月)
日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。
2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。
ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。
入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。