(球界の)若大将に衝撃のスキャンダル発覚だ!
巨人・原辰徳監督(53)が女性問題に関連して元暴力団員に 1億円を払っていたと21日発売の週刊文春が報じることが20日、分かった。原監督は「ファンの皆様へ」とメッセージを発表。現役時代の不倫と 1億円の支払いを認める前代未聞の事態となった。巨人側は相手は暴力団員ではないと反論。名誉毀損だとして訴訟を起こす方針を示したが、ファンへの信頼失墜は免れず、最悪の場合、原監督の進退問題にまで波及する可能性も出てきた。
巨人は「週刊文春」に原監督の記事が掲載されることを受けて記者会見を開いた際、「ファンの皆様へ」「清武さんへ」と題する原監督の2通のメッセージを発表した。記事をまとめてみました。
2007年、春季キャンプでの清武氏(右)と原監督
「(球界の)若大将」の愛称でファンに愛されてきた爽やかなイメージが崩れた。球界の盟主を自認する巨人の原監督に、大スキャンダルが発覚した。
午前11時過ぎ、巨人が球団本部で緊急会見を開き、その席上、桃井恒和球団社長(65)は、原監督の『ファンの皆様へ』というメッセージを読み上げた。巨人ファンだけでなく、野球ファンの抱く「原辰徳」像を根底から覆す衝撃的な内容だった。
「1988年ごろ、私はある女性と関係を持ちました」で始まる告白は、「それから約18年後、監督に復帰して 1年目の2006年 8月、プロ野球と関係ある人物から電話があり、『あなたの女性問題に関する日記がある。公になれば球界は大変なことになる。表に出ないよう私に任せてほしい』と言われました」「要求された現金を渡しました」と続いた。現役時代に遠征先の女性と不倫をしていたうえに、それをネタに脅迫されて1億円を支払った事実を認めたのだ。
甲子園でアイドルとなり、巨人の4番として活躍、さらには巨人監督として 2度の日本一、2009年WBCでは日本代表監督を務めて世界一も達成した原監督による、衝撃の告白だ。交流戦で初優勝したムードも吹き飛ぶ、きわめて異例の事態。ファンの大きな失望を招くことを自覚しているからこそ、異例の“謝罪文”となった。
原監督は2006年に 1億円を支払った際には球団にも警察にも相談していなかったが、2009年に別の男が巨人の球団事務所に同じ不倫の件をもとに恐喝の電話をかけてきたため、ついに球団幹部に経緯を説明した。
週刊文春の記事によると、 1億円を支払った相手は、暴力団員と、小指の欠損した元暴力団員の 2人組だったという。プロ野球関係者が暴力団員に金銭を供与したとなれば、野球協約違反となり、失格処分になる。事は重大だ。
しかし、巨人は警視庁に相談した結果などをもとに、 1億円を支払った相手は暴力団員ではないとし、記事は事実と異なり、原監督と巨人軍の名誉毀損に当たるとして、損害賠償請求訴訟を起こす方針を示した。
とはいえ、現役監督が自らの不倫を端緒にしたスキャンダルで世間を騒がせることは前代未聞の醜態。“プロ野球の父”正力松太郎氏の遺訓「常に紳士たれ」を常々口にし、選手の言動や服装に厳しかった原監督だけに、イメージダウンは計り知れない。
原監督は今季から新たに 2年契約を結んだばかり。夜に都内のホテルで渡辺恒雄球団会長(86)と会食をした白石興二郎オーナー(65)は「彼の監督としての職責が問われるというふうには、今のところ考えておりません。こういう形で露見したことを踏まえて、巨人軍監督として精進してくれることを期待しています」と、現時点では不問に付す考えを示したが…。
不倫だけでなく、暴力団との関わりの問題もはらみ、予断は許さない。22日からはリーグ戦が再開するが、いずれ原監督の進退問題にまで発展する可能性も出てきた。
巨人は20日、東京・大手町の球団事務所で会見を開き、21日発売の「週刊文春」に掲載された「原監督が元暴力団員に 1億円払っていた」との記事で、同監督と球団の名誉を傷つける記述があるとして、近く発行元の文芸春秋社を相手に損害賠償請求する方針を明かした。会見では同監督に対する恐喝事件の経緯を説明し、反社会的勢力への利益供与については強く否定。また記事の元になった情報の提供者を前球団代表の清武英利氏(61)と断定。同監督は異例のメッセージを発表し、無念さをにじませた。
原監督が発表した、清武氏へ向けたメッセージ全文(原文まま)。
清武さんへ
巨人軍の選手、OB、関係者を傷つける報道が相次いでいます。たくさんの暴露が行われ、巨人軍関係者を混乱させ、選手、OBを苦しませています。私は監督という立場で心を痛めてきました。
こんなことがなぜ続くのか。清武さんのほかに、いったいだれがいるのか。
今回は、私のことで良かったと思っています。
巨人軍の低迷期に清武さんと会い、同じ釜の飯を食い、同じ目的に向かって、悔しい時も、うれしい時も本気で涙を流してきました。ファンに愛され、強くある巨人軍をめざし、リーグ3連覇、日本一も成し遂げました。
巨人軍を育て、守り、築いてきた偉大な先輩方がたくさんいられます。未来へ夢をつなぎ、巨人軍の発展を願っている方もたくさんいられます。清武さんもその一人だと信じます。
巨人軍の一員だったことを誇りとして、これからも歩んでください。
まだ間に合います。
原辰徳
週刊文春の「原監督が元暴力団員に~」と見出しをつけた記事に関し、巨人の球団フロントと原監督は、情報提供者を前球団代表兼GMの清武英利氏(61)とほぼ断定した。この日の会見で「清武さんへ」と題した原監督のメッセージを配布。情報の流出をやめ、巨人の一員だったことに誇りを持ってくれと呼びかけた。
異例のメッセージだった。前述のように「巨人の選手、OB、関係者を傷つける報道が相次いでいます。こんなことがなぜ続くのか。清武さんのほかに、いったいだれがいるのか」と指揮官はつづった。選手、首脳陣を巡るスキャンダル報道が乱発しているが、もう、やめてほしいという心からの叫びだった。
桃井社長も監督と同じ意見で「この段階で清武さんへというメッセージを出したことは若干、奇異に思うかもしれませんが、今回の記事に清武氏が絡んでいるということは監督もそう思っているし、私たちもそう思っているということ」とし、清武氏を流出者と断定した根拠として 3点を挙げた。
(1)外形的事実は資料をもとにした 09年、原監督から06年の事件を聞いた球団側は経緯、推移に関して詳細な記録を作成。今回の週刊誌報道はその記録なしに、取材するのは難しい。
(2)手にできたのは4人だけ 記録は球団内の機密事項として、当時社長の桃井氏、代表の清武氏、副代表の原沢氏(現代表兼GM)、法務担当者が保管。現在、清武氏を除く 3人は所持している。また、清武氏が代表を解任され球団を去った昨年11月18日、代表室からこの記録がなくなっていた。
(3)清武氏の言動 会見を行った昨年11月11日から解任される18日まで、今回のスキャンダルを職員にほのめかし、さらに部下などに「俺は原の弱みを握っている」「原と刺し違える。俺の性格を知っているだろう。徹底的に仕返しする」などと発言していた。
2006年からは現場、フロントとして一時は手を取り合い、3連覇も達成した。だからこそ、原監督は最後をこう結んだ。「巨人軍の一員だったことを誇りとして、これからを歩んでください。まだ間に合います」
若大将に衝撃のスキャンダル! リーグ戦再開へ備える全体練習に参加した原監督だが、表情は険しかった
21日発売の週刊文春が「原監督が元暴力団員に 1億円を払っていた」と報じることについて、巨人・桃井恒和球団社長(65)は20日、元球団代表の清武英利氏(61)が関与していることは明らかであるとの見方を示した。原辰徳監督(53)も声明文で「清武さんのほかに、いったいだれがいるのか」と名指しで批判した。一方、清武氏は夕方になって書面を発表し、反撃を開始した。「私は関知していません」と今回の週刊文春の報道への関与を否定した。巨人側を批判して、原監督の出したメッセージへの“返信”も記した。
「『巨人軍の選手、OB、関係者を傷つける報道が相次いで』いることの原因があたかも私にあるかのように『清武さんのほかに、いったい誰がいるのか』とコメントされたことについては、非常に残念でなりません」
指揮官と球団代表という立場でともに勝利を追い求めてきたはずの原監督への失望をあらわにした。巨人球団や読売新聞社に対しては「渡邉会長や読売巨人軍は、私が読売巨人軍の内部文書を流出させたとする言動を行うなど、読売新聞グループの総力を挙げた大キャンペーンを展開していますが、全くの事実無根であり、いいがかり以外の何ものでもありません」と憤りを表した。
読売新聞は 5月27日付紙面で「『清武氏が流出』裏付け」などの見出しで、朝日新聞が巨人の一部選手の契約金問題を報道した件について朝日側に機密情報を流出させたのは清武氏である可能性が高いと報じていた。
清武氏の代理人を務める吉峯啓晴弁護士(62)は都内で取材に応じ、「もしそういう不祥事があったのだったら、読売は潔くそれを認めてそれについて陳謝する方が先だろ」と反論した。
原監督のメッセージについても同弁護士は「そんなのは巨人がやらせているだけの話。(以前に声明を出した)長嶋さんや原さんが自分たちの意思で動けているとは思えない。読売のだれかが作文しているだけの話」と持論を展開。原監督ではなく読売新聞側が文書を作成したとの見方を示した。全面対決の姿勢は変わらない。
以下は、清武氏が発表したコメント全文(原文まま)。
6月21日発売予定の週刊文春の記事について
2012年6月20日
清武英利
明日6月21日発売予定の週刊文春に「原監督、元組員に1億円」との見出しで記事が掲載されるとの報道が流れていますが、私はまだその記事を拝見していませんし、そもそもこうした記事について、コメントする立場にありません。
本日、読売巨人軍が記者会見を行い、原監督名義のメッセージ2通を発表したうちの一つに「清武さんへ」と題するメッセージがありましたので、このメッセージが原辰徳監督自らの意思に基づいて作られ、発表されたものであると仮定したうえで、以下のとおりお答えしたいと思います。
なお、読売巨人軍の上記会見は、読売新聞グループの、総力を挙げて私を潰そうという目的から、嘘を承知で展開している大キャンペーンの一環であり、全ての論点をすり替え、読者や視聴者の目を反らそうという狙いの下に行われているものであることを指摘しておきたいと思います。
「原辰徳監督へ
原監督が作成したとされる『清武さんへ』と題するメッセージを拝読しました。『巨人軍の選手、OB、関係者を傷つける報道が相次いで』いることの原因があたかも私にあるかのように『清武さんのほかに、いったい誰がいるのか』とコメントされたことについては、非常に残念でなりません。
私は、2004年8月13日に読売巨人軍の球団代表兼編成部長に就任した後、巨人軍の信頼回復と球団改革のため、微力ながら全身全霊を捧げてきました。原監督とは、2006年以降、短期的な勝利を常に求められ続けるフィールドマネージャーと長期的視点に立って編成・強化等を行うゼネラルマネージャーという立場の違いを超えて、チームの勝利のために常に真剣に、誠実に、忌憚のない意見を交わしてきました。特に、2007年から3連覇を成し遂げ、常勝巨人軍の復活に向けてともに努力したことは、私自身も誇りに思ってます。
今季の巨人軍は、原監督の采配はもちろんのこと、個々の選手やコーチ、そして、私がGM時代に創設した戦略室が全体として機能したことにより、交流戦優勝という華々しい成果を成し遂げられたことを、一巨人軍ファンに戻った今も心から喜んでいます。
私は、2011年11月11日に、既に確定していた2012年コーチ人事を渡邉会長が鶴の一声でひっくり返そうとしたという重大なコンプライアンス違反問題等について、記者会見を行い、渡邉会長を告発しました。それは、コーチや将来コーチになるであろう選手らを守りたいという一心で行ったことであり、今も最も訴えたいことです。同日の記者会見の際、私は原監督の名前には一言も触れていませんが、それも、現場で日々勝利に向けて戦っている監督や他のコーチ、選手らを巻き込みたくないという理由でした。しかし、翌日、渡邉会長が公表した反論談話で、原監督の名前が出てしまい、結果的に原監督を巻き込むことになったことは、私としても不本意でした。このことは、私からの同日付「渡辺恒雄・読売グループ本社代表取締役会長・主筆の談話について」と題するコメントの中でも言及させていただいたとおりです。
2012年3月15日付朝日新聞の契約金報道の後、渡邉会長や読売巨人軍は、私が読売巨人軍の内部文書を流出させたとする言動を行うなど、読売新聞グループの総力を挙げた大キャンペーンを展開していますが、全くの事実無根であり、いいがかり以外の何ものでもありません。もちろん、明日週刊文春が掲載するという記事についても、私は関知していません。
私は、今でも読売巨人軍の勝利と真の発展を心から願う一ファンです。
原監督におかれましては、渡邉会長や彼の忖度族たちの言葉に惑わされず、巨人軍の勝利と真の発展に向けて今後も益々ご活躍されることを祈念して止みません。
◆「清武騒動」メモ
昨年11月11日、当時球団代表兼GMだった清武氏が、コーチ人事を巡って対立した渡辺恒雄球団会長を批判する緊急記者会見を開いた。 7日後の18日に球団が清武氏を解雇した。
読売新聞グループ本社と読売巨人軍は、12月 5日に清武氏に対し合計 1億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提起。逆に清武氏側は「解任に正当な理由がない」として同13日に巨人と読売新聞グループ本社、渡辺会長に約6000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟を起こした。
また、朝日新聞が 3月15日付の朝刊で報じた新人選手の契約金超過問題に対し、巨人軍は複数の内部資料が外部流出した疑惑を受け、徹底調査をするために調査委員会を設置。 3月23日から 5月 7日までの間、関係資料の分析と関係者のヒアリングを行い、持ち出したのは清武氏と断定した。
清武さんが白状しないのか、それとも球団側の勘違いから記事に対する反発が発生したのかこれが藪の中にならなければ良いのだが…。
しかし、清武さんが去った後に本当に書類が消えたのだろうか?それも不明のままなら、どちらが悪いのかも疑問になる。しかし、事実だとしたら清武さんはどこに流したのだろうか?清武さん自身が元暴力団員に渡したのでは無いかという疑問も発生してくる。
「火のないところに煙は立たない」と言う言葉が有るが、どちらが火元としても大の大人なのだから、キチンと頭を下げるべきだろう。
こういう事は、一般社会でもよく有る事だと思っているが、相手が悪かった。片方は「(球界の)若大将」、もう片方は前球団代表の清武英利氏と来ている。どちらもプロ野球を愛していないのか!プロ野球と言うよりも巨人を愛していないのか!愛していないならこのままで良いだろう。しかし、いつか時間が解決してくれるだろう。
「往生際の悪いのが清武氏」これは、代表時代から清武氏に対して言われて来た事だが、今回もそれでいくのだろうか…。それとも、原・巨人が今シーズンで無くなるのだろうか…。
それに対しても、原が可愛そうだ。
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