●阪神が 2回に 2点を先制した。福留の左前打から一死 2、 3塁の好機をつくり、糸原健斗内野手(24)の右前適時打で 2点を奪った。広島が 6回、同点に追いついた。一死から菊池涼介内野手(27)、丸佳浩外野手(28)の連打で 1、 2塁とし、鈴木誠也外野手(22)の右前適時打と新井貴浩内野手(40)の中犠飛で 2点を挙げた。 7回にともに 1点を取り合い、同点で迎えた 8回に広島は12人攻撃で 8点を奪い、試合を決めた。阪神との差は「9」に開いた。阪神マルコス・マテオ投手(33)は「3敗」目。阪神は 2回、一死 2、 3塁と好機を作ると、D 5位・糸原が相手先発・中村祐太投手(21)が投じた変化球を右前に 2点打を放ち、先制した。一方、先発マウンドに上がったのは試合前まで 0勝 5敗のD 2位・小野泰己投手(23=富士大學)。 5回まで無失点だったが、 6回につかまった。一死 1、 2塁とピンチを招いた後、鈴木に右前適時打を浴びて 1点差に迫られ、マウンドを降りた。続く 2番手・高橋聡文投手(34)は四球を与え、一死満塁のピンチで新井を打席に迎える。金本監督は 3番手・桑原謙太朗投手(31)を投入。しかし、新井に中犠飛を許し、同点に追い付かれた。さらに 7回は広島・田中広輔内野手(28)に中前適時打を浴びて 2- 3とリードを許した。阪神のリリーフ陣が崩壊し、まさかの大敗を喫した。金本知憲監督(49)はあきらめない姿勢を見せた。
●広島に勝ち越しを許した直後の 7回二死 2塁。西岡剛内野手(32)が外角低めのフォークをとらえて一時同点となる意地の中前打を放った。 1塁上に到達すると、ガッツポーズで雄たけびをあげた。一岡竜司投手(26)に 2球続けて内角をきわどく攻められた。 2球目は足もとをかすめる、死球になりそうな厳しいコース。思わず投手の方を見つめた。黙ってはいられなかった。 1球、外角に外れたあとの 4球目。外角低めへの 137キロをとらえ、中前へ。打球は飛び込んだ中堅・丸のグラブにぎりぎりワンバウンドして収まった。 2走糸原が生還して一時同点となった。後半戦から 1軍に戻ってきた。以来、新しい風を吹かせ続けている。自身が凡打に終われば悔しさをにじませ、チームメートが適時打を放てば喜びをあらわにする。この日、印象的だったのは 6回。前日18日から 1軍に合流した新外国人・ロジャース内野手(29)がしっかり四球を選んだ。代走を出され引き揚げてくる助っ人に、率先してハイタッチしようと身を乗り出して笑顔で迎えた。 9回の守備では右中間後方の飛球を落球。試合後は適時打よりも先に失策が口をついた。前日に続き、またも中堅守備でのミス。チームも大敗を喫したが、うつむいてはいられない。
●ドラフト 5位の糸原健斗内野手が、 8回の遊撃守備で右膝を痛めた。サビエル・バティスタ内野手(25)の飛球を捕球し損ね、その際、バランスを崩して右膝を負傷した。苦悶(くもん)の表情で起き上がれず、担架でベンチ裏へ運ばれ、大和内野手(29)と交代した。金本監督は試合後、糸原の状況を問われ厳しい表情だった。「7番・遊撃」でスタメン出場したこの日も 2回一死 2、 3塁の場面で中村祐のフォークをすくい右前へ先制の 2点適時打を放つなど、ルーキーながら勝負強さを発揮していた。糸原が先制の 2点タイムリーを放った。 2回一死 2、 3塁の場面で広島中村祐のフォークをすくい 1、 2塁間を破った。 2回に先制の 2点打を放った阪神のルーキー糸原が、 8回の遊撃守備で右膝を痛めた。バティスタの飛球を捕球し損ねたプレーで右膝を負傷した。そのまま起き上がれずに担架でベンチ裏へ運ばれ、大和と交代した。売り出し中のルーキーのアクシデントにベンチは重苦しい空気に包まれた。
●鉄壁を誇る虎の方程式が崩れた。キッカケは 1つのミス。少しのほころびが、傷口を大きく広げた。 4番手・マテオは一死しか奪えず、自己ワーストタイの 4失点KOで今季「3敗」目。助っ人の緩慢な守備が、敗戦に直結した。試合後は必死に前を向いたが、ダメージは大きすぎた。 8回。先頭の鈴木の放ったボテボテの打球をグラブで弾き、あわてて素手でキャッチして 1塁へ送球するも、本塁側へそれた(記録は内野安打)。続く松山竜平外野手(31)は左邪飛に打ち取ったが、新井に右中間へ適時 2塁打。安部に右前適時打、会沢翼捕手(29)にも左前打と、勢いを止められる気配がなく、ベンチは仕方なくタオルを投げ込んだ。19試合連続無失点と抜群の安定感だった桑原も、打たれた。苦しい場面で何度もチームを救ってきた背番号「64」は、 2- 1の 6回一死満塁で登板。新井貴浩内野手(40)に同点犠飛を許し、 7回には一死 2塁から田中に勝ち越し打。 1回 2/3を 1失点で唇をかんだ。チーム最多の40試合登板とフル回転している桑原とマテオが、 3月31日の開幕・広島戦(マツダ)以来今季 2度目となる、そろっての失点。金本監督が後半戦に臨むにあたって描いていた“6回までにリードして逃げ切る”必勝パターンが、早くも崩れた。糸井の負傷離脱に加え、D 5位・糸原も戦線離脱の危機。苦しい台所事情を、投手陣が支えるしかない。記事をまとめてみました。
<阪神 3-14広島>◇14回戦◇阪神 7勝 7敗◇19日◇阪神甲子園球場
阪神が 2回に 2点を先制した。福留の左前打から一死 2、 3塁の好機をつくり、糸原の右前適時打で 2点を奪った。
広島が 6回、同点に追いついた。一死から菊池、丸の連打で 1、 2塁とし、鈴木の右前適時打と新井の中犠飛で 2点を挙げた。
7回にともに 1点を取り合い、同点で迎えた 8回に広島は12人攻撃で 8点を奪い、試合を決めた。阪神との差は「9」に開いた。広島一岡は「4勝」目。阪神マテオは「3敗」目。
犠飛を放つ広島・新井貴浩内野手=阪神甲子園球場
阪神は 2回、一死 2、 3塁と好機を作ると、D 5位・糸原が相手先発・中村祐が投じた変化球を右前に 2点打を放ち、先制した。
一方、先発マウンドに上がったのは試合前まで 0勝 5敗のD 2位・小野。 5回まで無失点だったが、 6回につかまった。一死 1、 2塁とピンチを招いた後、鈴木に右前適時打を浴びて 1点差に迫られ、マウンドを降りた。続く 2番手・高橋は四球を与え、一死満塁のピンチで新井を打席に迎える。金本監督は 3番手・桑原を投入。しかし、新井に中犠飛を許し、同点に追い付かれた。
さらに 7回は広島・田中に中前適時打を浴びて 2- 3とリードを許した。
8回表広島一死 2塁、広島に勝ち越しを許したマテオ投手の降板を告げた金本知憲監督=阪神甲子園球場
阪神のリリーフ陣が崩壊し、まさかの大敗を喫した。
7回に同点に追いついたが、 8回に登板したマテオが乱調。続く左腕の山本も止められず、この回だけで 8点を失った。 9回にも 3失点で、合計14失点。終盤は一方的な試合展開になった。首位決戦を負け越し、広島とは「9ゲーム」差。
金本知憲監督は「まだまだ。絶対にファイティングポーズだけは崩さない。向かっていくだけ」とあきらめない姿勢を見せた。
西岡剛外野手は 7回、一時同点となる意地のタイムリーを放った=阪神甲子園球場
思い返せば、甲子園がもっとも盛り上がったシーンだった。広島に勝ち越しを許した直後の 7回二死 2塁。西岡が外角低めのフォークをとらえて一時同点となる意地の中前打を放った。 1塁上に到達すると、ガッツポーズで雄たけびをあげた。
「(広島のベンチから)『もう1球、足もとにいったれ』と聞こえたので。足もとを狙われて、なめられたくない。売られたケンカは買ったつもりです」
一岡に 2球続けて内角をきわどく攻められた。 2球目は足もとをかすめる、死球になりそうな厳しいコース。思わず投手の方を見つめた。黙ってはいられなかった。
1球、外角に外れたあとの 4球目。外角低めへの 137キロをとらえ、中前へ。打球は飛び込んだ中堅・丸のグラブにぎりぎりワンバウンドして収まった。 2走糸原が生還して一時同点となった。
「感情的になった? もちろん。結果としてやり返しました」
7回、適時打を放った西岡剛外野手=阪神甲子園球場
後半戦から 1軍に戻ってきた。以来、新しい風を吹かせ続けている。自身が凡打に終われば悔しさをにじませ、チームメートが適時打を放てば喜びをあらわにする。
この日、印象的だったのは 6回。前日18日から 1軍に合流した新外国人・ロジャースがしっかり四球を選んだ。代走を出され引き揚げてくる助っ人に、率先してハイタッチしようと身を乗り出して笑顔で迎えた。
9回の守備では右中間後方の飛球を落球。試合後は「最後、エラーしたから…」と適時打よりも先に失策が口をついた。前日に続き、またも中堅守備でのミス。チームも大敗を喫したが、うつむいてはいられない。
「あした一日休んで、しっかり気合を入れ直して頑張ります」
下を向くために帰ってきたのではない。誰よりも前を向き、ナインを鼓舞する。再浮上のために先頭を走る。
8回表広島二死 1塁、バティスタ内野手の飛球を落球した際に遊撃手糸原健斗内野手は負傷した=阪神甲子園球場
ドラフト 5位の糸原健斗内野手が、 8回の遊撃守備で右膝を痛めた。
バティスタの飛球を捕球し損ね、その際、バランスを崩して右膝を負傷した。苦悶(くもん)の表情で起き上がれず、担架でベンチ裏へ運ばれ、大和と交代した。金本監督は試合後、糸原の状況を問われ「調子がいいだけに痛い。まだ報告は来てないから」と厳しい表情だった。
「7番・遊撃」でスタメン出場したこの日も 2回一死 2、 3塁の場面で中村祐のフォークをすくい右前へ先制の 2点適時打を放つなど、ルーキーながら勝負強さを発揮していた。
適時打には「追い込まれてしまいましたが、内野も前進守備だったので、バットに当てれば何とかなると思っていました」と球団を通じてコメントしていた。
2回裏阪神一死 2、 3塁、右前へ先制 2点適時打を放った糸原健斗内野手=阪神甲子園球場
ドラフト 5位の糸原健斗内野手が先制の 2点タイムリーを放った。
2回一死 2、 3塁の場面で広島中村祐のフォークをすくい 1、 2塁間を破った。糸原は「先に点を取って優位な展開にしたい場面でしたし、追い込まれてしまいましたが、内野も前進守備だったので、バットに当てれば何とかなると思っていました。抜けてくれて良かったです」とコメントした。
8回、右膝付近を押さえる糸原健斗内野手=阪神甲子園球場
2回に先制の 2点打を放った阪神のルーキー糸原が、 8回の遊撃守備で右膝を痛めた。バティスタの飛球を捕球し損ねたプレーで右膝を負傷した。そのまま起き上がれずに担架でベンチ裏へ運ばれ、大和と交代した。金本監督は「報告がまだ来ていない。調子がいいだけに痛い」と話した。
ドラフト 5位で入団して66試合目の出場だったこの日は、 2回に 1、 2塁間を巧みに破る右前タイムリー。先発した同期の小野を援護し「先に点を取って優位な展開にしたい場面だった。抜けてくれて良かった」と話していたが、不測の事態に遭った。
8回、広島・バティスタ内野手の飛球を追った際に負傷し、担架で運ばれる糸原健斗内野手(中央右・背番号33)=阪神甲子園球場
8回の広島の攻撃中、遊撃手の阪神D 5位・糸原が負傷し、担架でベンチへ運ばれ、そのまま交代となった。
甲子園が騒然となった。阪神は 3-10とされてなおも 8回二死 2塁の場面で、広島・バティスタの打球は遊撃後方へ高々と上がった。糸原は後方へ下がりながら捕球を試みたが、バランスを崩してボールはグラブを弾いた。その後、糸原は担架にのせられて退場。売り出し中のルーキーのアクシデントにベンチは重苦しい空気に包まれた。
鉄壁を誇る虎の方程式が崩れた。キッカケは 1つのミス。少しのほころびが、傷口を大きく広げた。 4番手・マテオは一死しか奪えず、自己ワーストタイの 4失点KOで今季「3敗」目。助っ人の緩慢な守備が、敗戦に直結した。
「次に切り替えてやっていきたい」
試合後は必死に前を向いたが、ダメージは大きすぎた。 3- 3の 8回。先頭の鈴木の放ったボテボテの打球をグラブで弾き、あわてて素手でキャッチして 1塁へ送球するも、本塁側へそれた(記録は内野安打)。続く松山は左邪飛に打ち取ったが、新井に右中間へ適時 2塁打。安部に右前適時打、会沢にも左前打と、勢いを止められる気配がなく、ベンチは仕方なくタオルを投げ込んだ。
マルコス・マテオ投手は 8回、鈴木誠也外野手の打球をポロリ。処理に手間取り内野安打としてしまった=阪神甲子園球場
先頭打者の打球を捕球しきれなかったことがすべて。助っ投自身は「そんなことはなかった」と否定したが、金本監督は「マテオが投ゴロがとれたかどうか。あそこですね」と指摘した。
19試合連続無失点と抜群の安定感だった桑原も、打たれた。苦しい場面で何度もチームを救ってきた背番号「64」は、 2- 1の 6回一死満塁で登板。新井に同点犠飛を許し、 7回には一死 2塁から田中に勝ち越し打。 1回 2/3を 1失点で「失点していることがダメなので」と唇をかんだ。
試合前までチーム防御率は3.24と絶好調。そのなかでチーム最多の40試合登板とフル回転している桑原とマテオが、 3月31日の開幕・広島戦(マツダ)以来今季 2度目となる、そろっての失点。金本監督が後半戦に臨むにあたって描いていた“6回までにリードして逃げ切る”必勝パターンが、早くも崩れた。
桑原謙太朗投手は 7回に田中にタイムリーを浴びる。20試合ぶりの失点となった=阪神甲子園球場
だが、踏ん張るしかない。香田投手コーチは「負担はかかっているけど、なんとかここを乗り切ってほしい。体力的にも乗り切ってほしい」と願った。糸井の負傷離脱に加え、D 5位・糸原も戦線離脱の危機。苦しい台所事情を、投手陣が支えるしかない。
◇データBOX◇
◎…桑原、マテオがそろって失点するのは、 3月31日の広島戦(マツダ)に続き今季 2度目。
◎…桑原は 5月24日の巨人戦(甲子園)以来20試合ぶり、マテオは 7月 2日のヤクルト戦(甲子園)以来 5試合ぶりの失点。
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2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(07月)
2017年 公式戦 日程と結果(08月)
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※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。