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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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鳥谷が先制タイムリー!2000安打へあと9!上本追加点、先発小野援護!小野6回無失点粘りの投球!

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阪神は 2回、ヤクルト先発石川雅規投手(37)を攻略し、鳥谷敬内野手(36)が中前へ先制適時打を放つと、北條史也内野手(23)も左翼への適時 3塁打で加点した。阪神は 5回、上本博紀内野手(31)の中前適時打で 3点目を加え、試合を優位に進めた。先発小野泰己投手(23=富士大學)は 6回無失点と好投し、継投策に入った。阪神小野が 6回無失点で「プロ初勝利」。 7回から桑原謙太朗投手(31)、マルコス・マテオ投手(33)、ラファエル・ドリス投手(29)とつないで完封リレー。ヤクルト石川は 7回 3失点も「12敗」目。

阪神が鳥谷敬内野手の中前適時打で先制した。 2回一死 2塁、ヤクルト先発・石川の初球をとらえると、打球は中前に弾み先制の適時打になった。この先制打で鳥谷は通算「2000安打」まであと「9」とした。13度目の挑戦で「プロ初勝利」をあげた小野を、貴重な先制適時打で援護した。本拠地の熱気が打球を押し、偉業へ歩む背中を押した。黒土で弾んだ白球は、加速するように緑の芝生まで転がっていった。久々の甲子園の熱狂を一身に浴び、鳥谷が通算「1991安打」目の「V」打だ。本格カウントダウンへ、ついに突入した。初球で快音。石川が投じた 133キロを捉え、ワンバウンドで投手の頭を越え、 2塁キャンバスの上も鮮やかに抜いた。結果的に決勝打となる、先制打となった。直後には北條の適時 3塁打で 1塁から一気に生還。大記録へ突き進む鳥谷が、力強く試合を動かした。小野をバットで援護できたことに、鳥谷は少しだけ表情を崩した。佳境を迎えたカウントダウンも、ただ勝利のためだけに減らしていく。

阪神が上本博紀内野手の適時打で 1点を追加した。 2- 0で迎えた 5回裏二死 1、 3塁、ヤクルト石川が 3球目に投じたシュートをとらえ、中前に運んだ。試合前まで12試合に先発して白星なしだったルーキー小野泰己投手を援護した。

小野泰己投手が 6回無失点で降板した。 2回には二死満塁のピンチを迎えるも、 149キロの直球で見逃し三振に打ち取り切り抜けた。ボールが多く苦しい場面もあったが、終始落ち着いた様子で投げ抜き、勝利投手の権利を持って降板。野手陣に感謝した。夏のロードを終え、33日ぶりに帰ってきた甲子園で阪神のドラフト 2位・小野泰己投手が躍動した。ヤクルト相手に 6回無失点で登板13試合目にして「プロ初勝利」だ。チームも今季最多タイの貯金「13」。ルーキーの初星が、「7.5」差の首位広島を猛追する活力となる!!同期の 1塁・大山悠輔内野手(22=白鴎大学)のグラブに白球が収まる-。ゲームセットの瞬間、小野はベンチでジェイソン・ロジャース内野手(29)に両腕をつかまれ、体をぐらぐら揺らされた。笑みがこぼれる。ドリスが隠していたウイニングボールを整列の際に受け取ると、そっと右ポケットにしまった。13試合目で、ようやく上がった初のお立ち台。33日ぶりの聖地で虎党の視線を独占し、照れくさそうに笑った。 6回 2安打無失点。 5四球を出しながら粘り、味方の好守にも救われた。打っては 3回に「プロ初安打」。最高の夜となった。ずっと、苦しかった。 5月21日のヤクルト戦(神宮)でデビューも、球団ワーストのプロ初登板から「7連敗」。好投が報われない日も、早々にKOされる日もあった。富士大學時代にも取り入れたノーワインドアップでの投球練習も行った。自分の長所を、もう一度磨きなおした。ウイニングボールを届けたい人がいた。父・勝己さん(51)ら家族だ。福岡の折尾愛真高校 3年の夏の大会直前に右膝半月板を損傷。ドラフトは指名漏れした。悔しかった。 4年後の再挑戦を誓い、富士大學へ。岩手での単身生活に不安もあったが、父は背中を押してくれた。未来のエース候補は、まだまだ進化の途中。ここから始まる。小野のサクセスストーリーとともに、虎がさらに加速する。

ラファエル・ドリス投手が球団最速となる数字をたたき出した。球団最速の「161」キロを計測した。 9回から「4番手」で登板。先頭の坂口を外角「145」キロで空振り三振に斬ると、山崎晃大朗外野手(24)へのカウント 1- 2からの「4球目」だった。坂本のミットに突き刺さった。内角に外れはしたが、虎の歴史に名を残した瞬間だった。内角速球に球場内の球速表示が反応。甲子園がどよめきに包まれた。剛速球を武器にヤクルトの上位打線を 3者凡退。リーグトップの今季「32セーブ」目を挙げ、好調ぶりを見せつけた。14日の広島戦(甲子園)で藤浪が記録した「160」キロを更新した。節目となる今季50試合目の登板でリーグトップ独走「32セーブ」目をあげ、 8試合連続無失点だ。33日ぶりの甲子園で浴びた、あと 1球コールと、勝利の黄色い風船。声援をエネルギーに、これからも虎党に歓喜と“衝撃”を届け続ける。

右足の腓骨(ひこつ)骨折から復活を目指すランディ・メッセンジャー投手(36)が、鳴尾浜でキャッチボールを再開した。右足に固定器具を付けた状態だが、自力で歩行しグラウンドへ。約10分間、徐々に距離を伸ばしながら、感覚を確かめるようにキャッチボールを行った。約10分間、右足をギプスで固定したまま、54球のキャッチボールを行った。術後の経過は順調で早期復帰に意欲を見せた。栗山通訳を相手に、 1球、 2球、 3球…。距離も、最初の10メートルから最大35メートルまで伸びた。右足にあまり体重をかけすぎないようにしながら、約10分間、感覚を確かめるように54球。術後初のキャッチボールを終えると、手応えを口にした。クライマックス・シリーズ(ファーストステージは10月14日開幕)以降に復帰してくれたら…と期待されている中、力強く 9月下旬に目標を定めた。まだボルトやプレートが計 5つ入っているという患部についても「右足にブーツがあるという感じだよ」と冗談を飛ばす余裕もあった。チームのため、エースは驚異的な回復力でリハビリを進めていく。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 3- 0ヤクルト>◇22回戦◇阪神15勝 7敗◇29日◇阪神甲子園球場

 阪神は 2回、ヤクルト先発石川を攻略し、鳥谷が中前へ先制適時打を放つと、北條も左翼への適時 3塁打で加点した。

 阪神は 5回、上本の中前適時打で 3点目を加え、試合を優位に進めた。先発小野は 6回無失点と好投し、継投策に入った。

 阪神小野が 6回無失点で「プロ初勝利」。 7回から桑原、マテオ、ドリスとつないで完封リレー。ヤクルト石川は 7回 3失点も「12敗」目。

 

 阪神が鳥谷敬内野手の中前適時打で先制した。

  2回一死 2塁、ヤクルト先発・石川の初球をとらえると、打球は中前に弾み先制の適時打になった。「先制のチャンスでしたし、ランナーを返すことを考えていました。積極的に打ちにいった結果、抜けてくれて良かったです」と、この先制打で鳥谷は通算「2000安打」まであと「9」とした。さらに、北條史也内野手も左翼への適時 3塁打で続き、この回 2点を奪った。

  2回裏阪神一死 2塁、鳥谷敬内野手は中前適時打を放ち中村豊コーチとタッチする=阪神甲子園球場

 鳥谷敬内野手が2回に先制適時打を放ち、通算「2000安打」まで残り「9」本とした。

 「永遠に真っすぐを狙っている」と言うように、 2回一死 2塁で、ヤクルト石川の投じた 133キロを打ち返した。打球はセンターへ抜け、 2塁走者の中谷が生還した。

 13度目の挑戦で「プロ初勝利」をあげた小野を、貴重な先制適時打で援護した。

  2回に先制打を放った鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場

 本拠地の熱気が打球を押し、偉業へ歩む背中を押した。黒土で弾んだ白球は、加速するように緑の芝生まで転がっていった。久々の甲子園の熱狂を一身に浴び、鳥谷が通算「1991安打」目の「V」打だ。本格カウントダウンへ、ついに突入した。

 「先制のチャンスでしたし、走者をかえすことを考えていました。積極的に打ちにいった結果、抜けてくれてよかった」

 名前をコールされただけでグラウンドの底から大歓声が沸き上がり、打球が抜けると地鳴りが起きた。 0- 0の 2回。先頭の中谷が 3塁・藤井の失策で一気に 2塁へ向かい、大山の捕邪飛で一死となったところで、第 1打席を迎えた。

 初球で快音。石川が投じた 133キロを捉え、ワンバウンドで投手の頭を越え、 2塁キャンバスの上も鮮やかに抜いた。結果的に決勝打となる、先制打となった。直後には北條の適時 3塁打で 1塁から一気に生還。大記録へ突き進む鳥谷が、力強く試合を動かした。

 33日ぶりの聖地で“M9”。近づく鳥谷の偉業にファンも大興奮だ=阪神甲子園球場

 試合後は「真っすぐ狙い? 永遠に真っすぐを狙ってる」と冗談めかした。26、27日の巨人戦(東京ドーム)では 2戦連続無安打で足踏みしたが、夏のロードを終え、33日ぶりに戻った甲子園から、また歩み始めた。残すは「9」だ。

 金本監督が「できれば甲子園で達成させてやりたいというか、達成してほしいですね」と語ったように、今週中の本拠地での達成には 5戦で「9安打」が必要だ。片岡打撃コーチも「ポンといいところでタイムリーが出たし、何とか甲子園で決めてほしい」と切に願う。

 「6位ヤクルト」、「5位中日」を本拠地に迎える負けられない「5戦」で、チームを勝たせながら打ち続ける。この夜も、何とかチームのために動いた。先制打の直後の、 3回の守備。先頭の坂口に四球を与えた小野に、鳥谷は 3塁の守備位置から歩み寄り、言葉をかけた。

 「こんな日もある」

  2回、適時打を放った鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場

 調子が悪くても、けがを抱えていても戦い続けてきた男だから言える、“切り替えろ”という短いメッセージだった。小野は実際に、直後の山崎を 2ゴロ併殺に斬って立ち直り、初めて勝った。

 小野をバットで援護できたことに、鳥谷は「その後も 1点入ったし、よかった」と少しだけ表情を崩した。佳境を迎えたカウントダウンも、ただ勝利のためだけに減らしていく。

◇データBOX◇

◎…鳥谷は今季、甲子園では45試合で「138打数39安打(打率 0.283)」。それ以外の球場では71試合で「255打数80安打( 0.314)」。

◎…甲子園では 1試合「0.87安打」ペース。残り 5試合で「9安打」を打つにはペースアップが不可欠だが、逆に 1試合 1安打ペースなら広島戦( 9月 5~ 7日、マツダ)から甲子園に戻る同 8日のDeNA戦が“Xデー”!?

 

  5回、適時打を放った上本博紀内野手=阪神甲子園球場

 阪神が上本博紀内野手の適時打で 1点を追加した。

  2- 0で迎えた 5回裏二死 1、 3塁、ヤクルト石川が 3球目に投じたシュートをとらえ、中前に運んだ。

 「とにかくつなぐことを考えて打席に入りました。追加点のほしいところで 1本打つことが出来て良かったです」と貴重な追加点を振り返った。試合前まで12試合に先発して白星なしだったルーキー小野泰己投手を援護した。

  5回裏阪神二死 1、 3塁、中前適時打を放った上本博紀内野手=阪神甲子園球場

 上本は 2- 0の 5回二死 1、 3塁で、中前適時打。石川から今季10打席目での初安打が、貴重な追加点となった。「とにかくつなぐことを考えて打席に入りました。追加点のほしいところで 1本打つことができてよかったです」。直後には今季「13個目の盗塁」にも成功。金本監督は「相性悪かったからね、石川とは。ここだけ頼む、という祈りが通じました」と笑顔だった。

 

 気迫あふれる小野泰己投手のこの表情! ついに初勝利を手にした=阪神甲子園球場

 小野泰己投手が 6回無失点で降板した。 2回には二死満塁のピンチを迎えるも、 149キロの直球で見逃し三振に打ち取り切り抜けた。

 ボールが多く苦しい場面もあったが、終始落ち着いた様子で投げ抜き、勝利投手の権利を持って降板。「結果だけ見れば 6回を無失点という結果でしたが、ボール先行の投球の中、野手の皆さんが守ってくれていたおかげで、ピンチの場面でも粘りの投球をすることができました」と野手陣に感謝した。

 力投を見せた小野泰己投手=阪神甲子園球場

 ついに勝った! 夏のロードを終え、33日ぶりに帰ってきた甲子園で阪神のドラフト 2位・小野泰己投手が躍動した。ヤクルト相手に 6回無失点で登板13試合目にして「プロ初勝利」だ。チームも今季最多タイの貯金「13」。ルーキーの初星が、「7.5」差の首位広島を猛追する活力となる!!

 同期の 1塁・大山のグラブに白球が収まる-。ゲームセットの瞬間、小野はベンチでロジャースに両腕をつかまれ、やったな!! とばかり体をぐらぐら揺らされた。笑みがこぼれる。ドリスが隠していたウイニングボールを整列の際に受け取ると、そっと右ポケットにしまった。やっと、やっと、やっと、勝った。

 「本当に今年、 1つ勝つことを目標にやってきて、きょうここでそれを達成出来て、本当にうれしく思います」

 13試合目で、ようやく上がった初のお立ち台。33日ぶりの聖地で虎党の視線を独占し、照れくさそうに笑った。 6回 2安打無失点。 5四球を出しながら粘り、味方の好守にも救われた。打っては 3回に「プロ初安打」。最高の夜となった。

 幕切れ、ウイニングボールを小野泰己投手に渡すラファエル・ドリス投手=阪神甲子園球場

 ずっと、苦しかった。 5月21日のヤクルト戦(神宮)でデビューも、球団ワーストのプロ初登板から「7連敗」。好投が報われない日も、早々にKOされる日もあった。

 「先発でやらせてもらっているのに、 5回ももたなかった…」

 ベンチで涙を流したこともあった。負けるたびに「ラストチャンス…なんですよね…」と何度も心が折れかけた。

 それでも、金本監督は使ってくれた。歯を食いしばって、もがいた。自分の武器とは何かを見つめ直した。最速 153キロだけではない。スライダー、カーブを駆使した緩急のはず-。変化球の精度が課題と理解し、動いた。 7月下旬から“秘密特訓”を開始した。

 全体練習後、 1人ブルペンにこもった。ホームベース付近にペットボトルを 1つ置き、それを変化球で狙った。原始的なトレーニング。「全然当たらないです」と苦笑いしながらも「自分で(考えて)やれることをやろうと」。富士大時代にも取り入れたノーワインドアップでの投球練習も行った。自分の長所を、もう一度磨きなおした。

 ウイニングボールを手に金本知憲監督(左)と握手=阪神甲子園球場

 ウイニングボールを届けたい人がいた。父・勝己さんら家族だ。福岡の折尾愛真高 3年の夏の大会直前に右膝半月板を損傷。ドラフトは指名漏れした。悔しかった。 4年後の再挑戦を誓い、富士大へ。岩手での単身生活に不安もあったが、父は背中を押してくれた。今年 4月。初任給で何かプレゼントしようと父に連絡すると…。

 「稼げるようになってからでいいよ。がんばって投げている姿を見せてくれる。それだけで十分」

 見守ってくれる親の思いを改めて知った。だからこそ、勝てないときも「いままで照れくさくて何か贈ったことがないので。だから絶対にウイニングボールをあげたい」と言い続けてきた。

 お立ち台でも「(記念球は)野球を続けさせてくれた親に贈りたい」と声を張った。ルーキーの初星で、チームは貯金を最多タイ「13」。でも未来のエース候補は、まだまだ進化の途中。ここから始まる。小野のサクセスストーリーとともに、虎がさらに加速する。

 ヒーローの小野泰己投手=阪神甲子園球場

 夏のロードを終え、33日ぶりに帰ってきた甲子園で阪神のドラフト 2位・小野泰己投手が躍動した。ヤクルト相手に 6回無失点で登板13試合目にして「プロ初勝利」だ。

 北九州市の小野の父・勝己さんは仕事のため試合はリアルタイムで見られなかったが、サンケイスポーツの電話取材に「気になって、ネットでずっとチェックしていました。うれしいですね。でも、ここまで長かったですけど、監督、コーチの方にずっと使っていただき、本当にありがたいです」と感謝した。「元気で故障せずに長いこと投げてくれたら…。これから(帰宅して)録画している試合を見ます」と声を弾ませていた。

 プロ初勝利を挙げた小野泰己投手=阪神甲子園球場

☆小野泰己投手について阪神・香田勲男投手コーチ

 「先発は勝ちが最高の薬。どんどん成長して、今まで投げさせてくれた監督にも報いてほしい」

◇データBOX◇

◎…阪神は小野の後、桑原、マテオ、ドリスの継投で、 8月 5日のヤクルト戦(○ 4- 0、京セラ)以来、今季「8度目」の零封勝ち。

◎…阪神は今季最多タイの貯金「13」。 8月24日のヤクルト戦(神宮)と同26日の巨人戦(東京ドーム)以来、「3度目」。

◎…小野がプロ初登板からの連敗を「7」で止めた。1966年の久野剛司の「6」を更新する球団ワースト記録。またプロ野球の新人投手の開幕連敗のワースト記録は1950年の成田啓二(国鉄)の「11」。

 

 投球するラファエル・ドリス投手=阪神甲子園球場

 ラファエル・ドリス投手が球団最速の「161」キロを計測した。

  9回一死後、山崎への内角速球に球場内の球速表示が反応。甲子園がどよめきに包まれた。

 剛速球を武器にヤクルトの上位打線を 3者凡退。盤石の投球を見せたドリスは球速について「日本では初めてだね。自分のルーティンを保ちながら、最後まで、できればいい」と話した。リーグトップの今季「32セーブ」目を挙げ、好調ぶりを見せつけた。

  9回、「4番手」で登板したラファエル・ドリス投手は球速 161キロをマーク=阪神甲子園球場

 甲子園がどよめいた。電光掲示板に表示された球速は「161」キロ。ドリスが球団最速となる数字をたたき出した。

 「米国で 102マイル(約「164」キロ)くらい投げていたよ。日本では初めてかな。 6回まで先発がいってくれたら 7、 8、 9回は抑えられるし、相手も難しくなる」

 不敵な笑みで振り返った。 3- 0の 9回から「4番手」で登板。先頭の坂口を外角「145」キロで空振り三振に斬ると、続く山崎へのカウント 1- 2からの「4球目」だった。白球はうなりをあげて、坂本のミットに突き刺さった。内角に外れはしたが、虎の歴史に名を残した瞬間だった。昨年 9月14日の広島戦(甲子園)で藤浪が記録した「160」キロを更新した。

 躍動感あふれるラファエル・ドリス投手の投球。ついに球団最速をたたき出した=阪神甲子園球場

 山崎はフォークで空振り三振。バレンティンも 3ゴロに片付けて、小野の記念すべき「プロ初勝利」をド派手にアシスト。節目となる今季50試合目の登板でリーグトップ独走「32セーブ」目をあげ、 8試合連続無失点だ。

 前日28日、球団が今季で契約が切れるドリス、マテオのドミニカンコンビと来季も契約する方向であることが判明。球団最速記録&盤石のセーブで、自身の価値を改めて証明した。金本監督も「いつか『160』キロぐらいいく、と思っていましたけどね」と笑顔。「リリーフの後ろ 3人がノーヒット。完璧に小野の勝利を飾ってくれましたね」と最敬礼した。

 「しっかりと自分のルーティンを守って、最後までいけたらいい。そのために練習も試合もしっかりとやっていきたい」とドリス。33日ぶりの甲子園で浴びた、あと 1球コールと、勝利の黄色い風船。声援をエネルギーに、これからも虎党に歓喜と“衝撃”を届け続ける。

 

 右足に固定器具をつけながら、キャッチボールを再開したランディ・メッセンジャー投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)

 右足の腓骨(ひこつ)骨折から復活を目指すランディ・メッセンジャー投手が、鳴尾浜でキャッチボールを再開した。

 右足に固定器具を付けた状態だが、自力で歩行しグラウンドへ。約10分間、徐々に距離を伸ばしながら、感覚を確かめるようにキャッチボールを行った。

 「今のところ順調ですし、このまま順調にいけばCSはもちろん、シーズン終わるまでに 2試合ほど投げられるんじゃないかと自分では思っている」。

 すでに27日に再来日しており、 9月中の戦列復帰を目指す。

 右足に固定具を付けた状態でキャッチボールを行ったランディ・メッセンジャー投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)

 はやくも投げた! 米国で右足腓骨骨折の固定術を受け、27日に再来日した阪神のランディ・メッセンジャー投手が29日、鳴尾浜でリハビリを開始。約10分間、右足をギプスで固定したまま、54球のキャッチボールを行った。術後の経過は順調で「(レギュラー)シーズンが終わるまでに 2試合ぐらい投げられるんじゃないか」と早期復帰に意欲を見せた。

 まさかの光景に、報道陣が目を疑った。午前11時14分。骨折した右足を器具と固定したメッセンジャーが鳴尾浜に姿を見せた。痛々しい。ところが、笑顔で左手にグラブをはめた。まさか、その足で投げるか…!? ざわつく周囲を尻目に、ブンッと右腕を振った。

 栗山通訳を相手に、 1球、 2球、 3球…。距離も、最初の10メートルから最大35メートルまで伸びた。右足にあまり体重をかけすぎないようにしながら、約10分間、感覚を確かめるように54球。術後初のキャッチボールを終えると、手応えを口にした。

 右足に固定器具をつけながら、キャッチボールを再開したランディ・メッセンジャー投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)

 「順調に来ている。このまま順調にいけば、クライマックスシリーズはもちろん(レギュラー)シーズンが終わるまでに 2試合ぐらい、投げられるんじゃないかと自分では思っている」

 クライマックス・シリーズ(ファーストステージは10月14日開幕)以降に復帰してくれたら…と期待されている中、力強く 9月下旬に目標を定めた。まだボルトやプレートが計 5つ入っているという患部についても「右足にブーツがあるという感じだよ」と冗談を飛ばす余裕もあった。

 「少しでも早く治すために手術をした」

 10日の巨人戦(東京ドーム)で打球が右足を直撃し、腓骨骨折という悪夢の診断が下された。16日に米国に一時帰国。医師に「手術しなければ 3カ月かかる」と告げられ、すぐにメスを入れることを決意した。

 右足に固定器具をつけてキャッチボールするランディ・メッセンジャー投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)

 甲子園で伝え聞いた金本監督は「(シーズン終盤に)間に合うかなぁ」と苦笑いしながらも「 1試合でも投げてくれたらいいんだけど」と期待。香田投手コーチも「彼の選手生命もある。我々からどうこうと言うことはない」と急がせる考えはないことを強調しながら「しっかり段階を踏んだ上で、終盤戦に間に合ってくれたら大歓迎だし、ありがたいこと」と話した。チームのため、エースは驚異的な回復力でリハビリを進めていく。

☆鳴尾浜を視察した阪神・四藤慶一郎球団社長

 「(メッセンジャーは)元気そうだったね。リハビリをがんばって、と伝えました」

 

 全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(08月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(09月)

 

んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。  

 

 

 

 

   

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