ミスのオンパレードで中日に<中日 9- 4阪神>で惨敗を喫した。 1回無死 1、 2塁から内野手間の連係ミスでいきなり 2失点。 4回にもアニヤン・新井貴浩内野手(35)の失策から 4失点につながった。これで首位・中日に 6連敗…
直近の登板 4試合で 3勝無敗と好調だった岩田が、 4回 7失点で 6敗目を喫した。
金本知憲外野手(44)は 4回、無死 2、 3塁で打席に立った。 3球目のカーブに食らいつき、しぶとくライト前に運ぶタイムリー。通算2499本目を放ち、プロ野球史上 7人目となる2500安打への大記録に王手をかけた。
右ひざを負傷し、 2軍調整中の藤川球児投手(31)が27日、鳴尾浜で予定を早め、故障後初のブルペン入り。捕手を立たせた状態で30球を投じた。 7月10日の中日戦(甲子園)から始まる 9連戦での 1軍復帰を果たすことが明らかになった。記事をまとめてみました。
中日が 1回に相手のエラーなどで 4点を先制。 3回には谷繁の 2点適時 2塁打で追加点を挙げた。先発雄太は 3回を 2安打無失点。
阪神が 4回に金本、大和の適時打で 2点を返した。その裏に中日が井端の適時打で 1点。 6回には 2点ずつを奪う乱戦になった。
中日が継投で逃げ切り 3連勝。今季阪神戦 3カード連続の勝ち越しを決めた。先発雄太が 3勝目。阪神岩田が 6敗目を喫した。
逃げる白球を慌てて追いかける姿ほど、プロとして格好の悪いものはない。 2遊間、アニヤン・新井、バッテリーミス。ミスのオンパレードでは中日に勝てるわけがない。
「この球場にくるとバタバタしてしまうんだよね…。(ナゴヤの)相性とかいうことではないけど、上位相手にミスがこれだけでたら、なかなか(白星を)とれないな」
和田監督は両手を腰にやりながら唇を噛んだ。
まさに“草野球”だ。
1回無死 1、 2塁での守り。和田の 2ゴロを処理した平野は併殺を狙ったが、送球は左翼線まで一直線。 1走まで生還し、 2点を許した。記録は 2失も、久慈内野守備走塁コーチは「鳥谷が平野の送球に“刺さった”」と鳥谷に入るタイミングが遅れたことを強調。平野は「どこが悪送球!? 記録員がどうみているかだけど、こっちも生活がかかっているのでちゃんと見てほしい。ベストプレーをしたつもり」と話し、鳥谷は「自分の準備不足でした」と猛省。それでも連係のミスであることは明確だ。
一回無死一、二塁で併殺をねらった平野の送球を鳥谷が捕球できず
さらに 4回に 2点を返し、反撃と思った直後の守備。一死後に新井がゴロをはじき出塁を許し、致命的な 7点目につながった。これには久慈コーチも「人工芝だから打球が速いというのは試合前にも話している。 1、 2年目の選手じゃないんだから!」と断罪した。 4打数 4安打のアニヤン・新井も「岩田の足を引っ張ってしまった」と肩を落とした。
27日は、昨年に急逝した渡辺長助元チーフスコアラー(享年54)の命日だった。練習前にはベンチ裏で全員が集結。球団関係者の「天国の渡辺さんが喜んでもらえるような試合にしよう」という声に合わせて、黙祷を捧げた。ところが、 1回に岩田が暴投。 6回には暴投で 1走・大和が飛び出し、憤死。気持ちが空回りしたことに指揮官は「絶対に勝つという気持ちで試合に入ったけど…」と頭を抱えた。
ナゴヤドームでは引き分けを挟み 5連敗(今季 1分 4敗)。対竜は 6連敗となった。2006年に 7連敗しているが過去 5年では最悪の数字だ。
竜とは今季最大の 8差に広がった。和田監督は「(今年は)まだナゴヤドームでひとつも勝ててない。まずきっちりした野球をやっていかないと。そういう野球がこの球場でできるように明日はやっていきます」と話し、会見場を後にした。きょう負ければ2010年 8月以来の対中日カード 3連敗。借金は「2」。気迫をみせないままでは、このままズルズルいってしまう。
直近の登板 4試合で 3勝無敗と好調だった阪神の岩田が、味方の拙守も絡み 4回で自己ワーストの 7失点(自責 2)で 6敗目( 5勝)を喫した。失策が絡む不運もあったが「ボールを低めに集めることができなかった。あそこ(失策)で止めないと。点をあげないのが仕事なんで」と 8安打を浴びた投球を反省した。
1回に平野の二塁悪送球によってわずか 6球で 2失点。この回だけで 4失点し、試合を終わらせた。リズムを乱したはずだが、その後、粘れなかった自らの投球を責めた。ボールが高めに浮き、被安打は 8。この日は昨年急逝した渡辺長助チーフスコアラーの命日で必勝を期していたが、故人に白星をささげられず「大事な試合で野手にも中継ぎにも迷惑をかけた」と責任を背負い込んだ。この悔しさは次戦で晴らす。
久保田が 2試合連続無失点投球だ。 8回に 5番手で登板し、ブランコを 2飛、井端を空振り三振、代打・堂上剛を中飛で、あっさりと 3人で片付けた。今季初登板だった前日26日も 3人でピシャリ。持ち味の直球にキレが戻ってきた。藤川の故障離脱で 1軍に昇格した豪腕が、存在感を発揮している。
追撃のタイムリーで王手をかけた…。
プロ野球史上 7人目となる2500安打へ、あと 1本。試合は 5点差をつけられての痛い 1敗を喫したが、金本が虎の意地をバットで示した。
2498安打を放っていた、アニキ・金本は 4回、無死 2、 3塁で打席に立った。 3球目のカーブに食らいつき、しぶとくライト前に運ぶタイムリー。ワンサイドゲームにさせなかった。 6点を追う 4回だ。鳥谷が四球で歩き、アニヤン・新井が左翼線 2塁打。無死 2、 3塁の好機で迎えた第 2打席。中日先発・雄太のスライダー 121キロをバットで拾うようにはじき返した。ライナーが右前で跳ねる。 5試合連続安打となる一打で、一方的な展開を打破し、大和のタイムリーを呼び込んだ。通算2499本目を放ち、大記録に王手をかけた。金本は現在 5試合連続安打中と好調。
4回表阪神無死 2、 3塁、アニキ・金本は右前適時打を放った
過去 6人しか達成していない大記録に王手をかけた。これで通算2499安打。節目に迫ると、 3打席目では、並んでいたあこがれの先輩を抜いた。
6回無死 1、2塁。 2球で 2ストライクと追い込まれてからボール球を 4球見極め、歩いた。ブラゼルと大和が加えた 2点の追加点を呼ぶ四球が、通算1347個目。虎のアニキが兄貴と慕う清原和博氏(元オリックス)を抜き、歴代単独 3位になった。選球眼と相手の警戒の 2つがそろって積み上げられた数字。強打者としての勲章ともいえる部門でも価値ある記録を打ち立てた。
「得点はなかなか取れなかったけど、四球にしても何とかつないでという姿勢が(打線から)見えていた。あした(28日)は初回から、こういう粘りと気持ちでいきたい」
4回無死 2、 3塁で金本は適時右前打。四球で出塁するなど意地をみせた
片岡打撃コーチは試合後、力強く前を向いた。結果は敗戦だが、打線自体は調子を落としてはいない。チーム合計で 8安打を放ち、主軸が 3人で 8度出塁した。最後の最後まで相手に食らいつく姿勢は見せた。
「 3ついかれるのはね…。 3つはいかん。何とかあした」
片岡コーチは、最後にこう強調した。思いは金本も一緒だろう。同一カード 3連敗は避けなければならない。金本の響かせる2500度目の快音が、鬼門をこじ開ける“カギ”になる。
右ひざを負傷し、 2軍調整中の藤川球児投手が27日、鳴尾浜で予定を早め、故障後初のブルペン入り。捕手を立たせた状態で30球を投じた。 7月10日の中日戦(甲子園)から始まる 9連戦での 1軍復帰を果たすことが明らかになった。
敗戦に沈みがちなムードを吹き飛ばす明るい話題が鳴尾浜から届いた。右ひざリハビリ中の藤川が予定を“前倒し”して、ブルペン入り。捕手を立たせたまま、30球を投じた。
「予定通りというか、練習なんで、そういうこと(ブルペン入り)もやっていかないと」
当初のスケジュールでは、この日は平地の上で力を入れた近距離キャッチボールにとどめるはずだった。しかし、当日の患部の状態を確認し、ブルペン入りが決定。マウンドの感触を確かめながら、右腕を振った。負傷当時「できなかった」というけん制の動作も入れた。ひざに負担のかかる坂道でのランニングも開始するなど、また一歩前進。権田トレーナーは「(動きの)制限はほぼありません」と順調な経過を示した。
鳴尾浜でキャッチボールを行う球児
29日には捕手を座らせ、本格的なピッチングを再開予定だ。それから、今後の計画が練られるが、本人の感覚が最優先させる。同トレーナーは「藤川投手が(ピッチングが) 1回で十分であれば、(今後は)監督、コーチとも相談してという形になると思います」と説明。山口 1軍投手コーチも「下の試合で投げる。( 1軍で最初に)中継ぎをするわけにはいかないから」と語った。
シート打撃などの実戦練習、ファームでのゲームを経て、 7月10日の中日戦(甲子園)から始まる 9連戦での 1軍復帰を描くものの、本人がGOサインを出せば、 6日の巨人戦(東京D)からに早まる可能性も浮上。焦りは禁物だが、虎党は投手キャプテンを務める精神的支柱の 1日も早い“帰還”を願っている。
28日の予告先発
◇セ・リーグ
中日・岩田―阪神・メッセンジャー(ナゴヤドーム)
広島・今井―巨人・内海(マツダスタジアム)
◇パ・リーグ
日本ハム・八木―楽天・塩見(東京ドーム)
ロッテ・渡辺俊―西武・石井(QVCマリンフィールド)
ソフトバンク・大場―オリックス・西(ヤフードーム)
昨日今日始まったわけではない、阪神の草野球…。またやってしまいましたね。
内野手間の連係ミス、アニヤン・新井の失策、平野が併殺を狙ったものの送球は左翼線まで一直線、鳥谷の入るタイミングが遅れた等悪い事ばかり起こった試合だったが、それだけでは無かった。アニキのプロ野球史上 7人目となる2500安打への大記録に王手や、球児クンの復帰に兆しが見えてきた。という良いことも有った。
今日(28日)は、メッセンジャーが予告先発されている。と言う事は、今日も負け試合か…。
10番目の野手としては、しっかりして欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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