●巨人は 1回、マギーが秋山から「17号ソロ」を放ち先制。 2回にも長野の適時打で 1点を加えた。先発菅野智之投手(27)は序盤無失点の立ち上がり。阪神先発秋山拓巳投手(26)は中盤立ち直り、 4回からの 3イニングを無失点。巨人先発菅野も危なげない投球で 6回まで「0」を並べた。菅野は終盤も安定投球を続け、「4度目完封」でリーグ最多の「16勝」目。チームの連敗を「2」で止めた。阪神は引き分けをはさんで「3連敗」。秋山は「6敗」目。 2塁を踏めたのも 1度だけ。片岡篤史打撃コーチ(48)は厳しい表情。菅野とはCSで対戦する可能性もあるだけに、重苦しい敗戦となった。あの熱い猛檄は何だったのか…。金本知憲監督(49)は前日19日に「2位」からの日本一へナインに闘魂を注入したばかりだったが、巨人相手に今季ワースト 2安打完封負け。CSで同じ甲子園で対戦する可能性もあるだけに、危機感を隠せなかった。ビックリするぐらい淡泊な試合だった。今、「2位」にいるのが信じられないぐらいの弱さ。今季11度目のゼロ封負けで、ワーストタイの 2安打。菅野が球界屈指の投手であることは分かっている。それでも…。金本監督が怒りを胸の奥に封印して、懸命に冷静を装い、屈辱の完敗を振り返った。選手を送り出す側として、やるべきことはやった。広島の胴上げを見せつけられた翌日(19日)の全体練習。甲子園の芝生の上、背番号「6」が円陣の中で熱くゲキった。その直後、仕切り直しの最初の試合で、まさかの“惨劇”。笛吹けど踊らず、とはまさにこのことだ。不満は、不安となり、そのまま危機感に直結する。まもなく訪れるCS。「2位」を確保したとして、巨人が「3位」になる可能性は十分にある。すると、第 1ステージの初戦で、先発してくるのは当然、菅野。打開策は練習しかない。その取り組み方を熱く語りながら、恨み節も飛び出す。最近のタイガース恒例となっている「失速の9月」が、ことしもやってきたのか。「2位」、大丈夫ですよね? まさか、とは思うが…。
●大山悠輔内野手(22=白鴎大学)がフェンス激突も恐れぬ美技で魅せた。 0- 2の 2回無死 1、 3塁の 1塁守備。小林の 1塁ファウルグラウンドへの小飛球に猛然と背走し、人工芝にダイブ。最後はカメラマン席ギリギリまで倒れ込んでキャッチした。秋山の苦しい立ち上がりを救うビッグプレーだったが 1塁走者の 2進を許したことを反省していた。
●阪神先発の秋山拓巳投手は 6回 5安打 2失点で降板した。初回にマギーに左越えの「先制ソロ」を浴びると、 2回は長野に 2点目の左前タイムリーを献上。先発陣の負の連鎖を止められなかった。虎投を引っ張る立場にまで成長を遂げた秋山は 6回 5安打 2失点で降板。菅野との投げ合いで、エース道の険しさを肌で感じる「6敗目(12勝)」を喫した。淡々とした口調に無念の思いをにじませた。 1回二死走者なしから、ケーシー・マギー内野手(34)に高く浮いた変化球を左翼スタンドにたたき込まれて先制を許してしまった。 2回には連打で無死 2、 3塁とされ、長野久義外野手(32)の左前適時打で 2点目を失った。 3回以降は無得点と粘ったが、球界屈指の好投手相手には紙一重のミスも許されなかった。例年の 8月失速を乗り越えたが、 9月に入って投手陣は苦しい状況が続く。その向こうにはCSも見える。秋山は力を込めた。内容よりも結果-。それがエースに求められる。
●阪神は20日、今季限りでの現役引退を表明している安藤優也投手(39)の引退セレモニーを、10月 6日の中日戦(甲子園)で行うと発表した。
●橋本健太郎打撃投手(37)が、引退を表明した広島江草仁貴投手(37)との再会を熱望した。「SHE」(桟原、橋本、江草)として、勝利の方程式「JFK」(ジェフ・ウィリアムス、藤川、久保田)の前に登板して、セ・リーグ優勝に大きく貢献した。橋本は2013年にロッテで引退後、古巣阪神の打撃投手として右腕を振り続けている。記事をまとめてみました。
<阪神 0- 2巨人>◇23回戦◇阪神 8勝13敗 2分◇20日◇阪神甲子園球場
巨人は 1回、マギーが秋山から「17号ソロ」を放ち先制。 2回にも長野の適時打で 1点を加えた。先発菅野は序盤無失点の立ち上がり。
阪神先発秋山は中盤立ち直り、 4回からの 3イニングを無失点。巨人先発菅野も危なげない投球で 6回まで「0」を並べた。
菅野は終盤も安定投球を続け、「4度目完封」でリーグ最多の「16勝」目。チームの連敗を「2」で止めた。阪神は引き分けをはさんで「3連敗」。秋山は「6敗」目。
9回裏阪神二死、糸井嘉男外野手(右)を打ち取りガッツポーズする菅野智之投手=阪神甲子園球場
阪神が巨人先発菅野に完封され、引き分けをはさんで「3連敗」となった。 2塁を踏めたのも 1度だけ。
片岡篤史打撃コーチは「少ないチャンスを生かすしかないけど、今日はチャンスも作れなかった。結果的に 2安打やからね。切り替えてやるしかない」と厳しい表情。菅野とはCSで対戦する可能性もあるだけに、重苦しい敗戦となった。
笛吹けど踊らず。金本知憲監督はベンチで厳しい表情を浮かべた=阪神甲子園球場
あの熱い猛檄は何だったのか…。金本知憲監督は前日19日に「2位」からの日本一へナインに闘魂を注入したばかりだったが、巨人相手に今季ワースト 2安打完封負け。クライマックスシリーズ(CS)で同じ甲子園で対戦する可能性もあるだけに、危機感を隠せなかった。
ビックリするぐらい淡泊な試合だった。今、「2位」にいるのが信じられないぐらいの弱さ。今季11度目のゼロ封負けで、ワーストタイの 2安打。菅野が球界屈指の投手であることは分かっている。それでも…。金本監督が怒りを胸の奥に封印して、懸命に冷静を装い、屈辱の完敗を振り返った。 「毎回毎回やられてますから。いい投手ですけれどね」
選手を送り出す側として、やるべきことはやった。広島の胴上げを見せつけられた翌日(19日)の全体練習。甲子園の芝生の上、背番号「6」が円陣の中で熱くゲキった。「2位」確保に向けて「切り替えて行こう」と。
3回、安打を放った大和内野手=阪神甲子園球場
その直後、仕切り直しの最初の試合で、まさかの“惨劇”。笛吹けど踊らず、とはまさにこのことだ。
「普段から、そういう投手をどうすれば打てるかを考えて、特に若手、中堅の選手がこういう投手を打つための練習を、目標にしてやって欲しい。試合に出てる選手は、投球を見ているわけだから。あのスライダーをどうやったら見逃せるか、ストライクゾーンに来たらどうやって打つか。ツーシームをどう打つか。それを目標にしてやって欲しい」
不満は、不安となり、そのまま危機感に直結する。まもなく訪れるCS。「2位」を確保したとして、巨人が「3位」になる可能性は十分にある。すると、第 1ステージの初戦で、先発してくるのは当然、菅野。打開策は練習しかない。その取り組み方を熱く語りながら、恨み節も飛び出す。
戦況を見守る金本知憲監督(左)。右は高代延博ヘッドコーチ=阪神甲子園球場
「打てなかった、いい投手でした、では成長がない。そのうち打てるだろう、では絶対に打てませんよ、この投手は」
気が付けば、 9月10日以来、白星から遠ざかっている。引き分けがあり、雨天中止があり、連敗はまだ「3」だが、10日間も勝利から見放される。指揮官にすれば、非常に気分が悪い。しかも、選手が思い通りに活躍してくれない。
最近のタイガース恒例となっている「失速の9月」が、ことしもやってきたのか。「2位」、大丈夫ですよね? まさか、とは思うが…。
8回、三振に倒れた鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
☆打線について阪神・片岡篤史打撃コーチ
「結果的に2安打だからね。切り替えるしかない。少ないチャンスで何とかしないといけない投手だけど、そのチャンスを作れなかった」
★19日の金本監督の日本一猛檄VTR
19日の甲子園での全体練習前に円陣を組んで、金本監督が檄を飛ばした。「優勝はなくなった。『2位』確保に向けて、切り替えてやっていこう」。18日に広島に敗れ、胴上げをみせつけられたばかり。数十秒の訓示だったが、グラウンドには緊張感が漂った。1985年以来、32年ぶりの日本一へ、「CSを勝ち抜いて、日本シリーズで勝って日本一になっても十分に価値がある」と気持ちを奮い立たせていた。
8回を終え、選手交代を告げた金本知憲監督=阪神甲子園球場
◇データBOX◇
◎…阪神が今季11度目の零封負け。 8月27日の巨人戦(東京ドーム)以来で、 1人の投手に完封負けを喫したのは今季初。
◎… 2安打は今季ワーストタイ。 6月28日の中日戦(ナゴヤドーム)、 7月25日のDeNA戦(甲子園)、 8月27日の巨人戦(東京ドーム)に続き、今季 4度目。
巨人・小林誠司捕手の 1邪飛を大山悠輔内野手が好捕=阪神甲子園球場
大山がフェンス激突も恐れぬ美技で魅せた。 0- 2の 2回無死 1、 3塁の 1塁守備。小林の 1塁ファウルグラウンドへの小飛球に猛然と背走し、人工芝にダイブ。最後はカメラマン席ギリギリまで倒れ込んでキャッチした。秋山の苦しい立ち上がりを救うビッグプレーだったが「捕るか捕らないかでいえば、捕った方がいい。ただタッチアップされたので、そこがダメです」と 1塁走者の 2進を許したことを反省していた。
1回、ケーシー・マギー内野手(右)に先制弾を浴びた秋山拓巳投手。先発の白星は遠かった=阪神甲子園球場
阪神先発の秋山拓巳投手は 6回 5安打 2失点で降板した。初回にマギーに左越えの「先制ソロ」を浴びると、 2回は長野に 2点目の左前タイムリーを献上。
「13勝」目はならず「コントロールミスしたボールを打たれてしまい、ゲームの序盤で相手に流れを与えてしまいました。粘りの投球をすることができずに、悔しいです」と肩を落とした。
1回表巨人二死、ケーシー・マギー内野手の本塁打を見つめる秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
先発陣の負の連鎖を止められなかった。虎投を引っ張る立場にまで成長を遂げた秋山は 6回 5安打 2失点で降板。菅野との投げ合いで、エース道の険しさを肌で感じる「6敗目(12勝)」を喫した。 「( 1回の先制ソロは)完全に失投なので、悔いが残ります。(相手先発が)菅野さんだったので、立ち上がりから点を与えてしまって攻撃のリズムも作れず…。悔しかったです」
淡々とした口調に無念の思いをにじませた。 1回二死走者なしから、マギーに高く浮いた変化球を左翼スタンドにたたき込まれて先制を許してしまった。 2回には連打で無死 2、 3塁とされ、長野の左前適時打で 2点目を失った。 3回以降は無得点と粘ったが、球界屈指の好投手相手には紙一重のミスも許されなかった。
6回、巨人・村田修一内野手の打球を止めた秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
菅野と「1勝1敗」で迎えた 4度目の直接対決は、CSの“前哨戦”ともいえた。香田投手コーチは「勝ちにこだわってほしい、勝ってほしいピッチャーなんでね」と負けない投手への成長を期待したが、またも勝てず。これで 9月 2日の中日戦(甲子園)で能見が勝ち星を挙げて以来、12戦( 3勝 7敗 2分け)先発投手に白星がついていない。
例年の 8月失速を乗り越えたが、 9月に入って投手陣は苦しい状況が続く。その向こうにはCSも見える。秋山は「マウンドにあがれば目の前の打者なので、(CSは)考えてはいなかったです。修正するところは修正していきたい」と力を込めた。内容よりも結果-。それがエースに求められる。
記者会見で現役引退を表明する安藤優也投手=西宮市内の球団事務所(2017年 9月18日撮影)
阪神は20日、今季限りでの現役引退を表明している安藤優也投手の引退セレモニーを、10月 6日の中日戦(甲子園)で行うと発表した。
試合後、ファンに向けてのあいさつや、花束贈呈を行う予定。
橋本健太郎投手(左)、江草仁貴投手=阪神甲子園球場(2006年 3月 6日撮影)
橋本健太郎打撃投手が、引退を表明した広島江草仁貴投手との再会を熱望した。
「(2005年の優勝が)すごくいい思い出でした。また会ったときに話せるようにしたい」。
「SHE」(桟原、橋本、江草)として、勝利の方程式「JFK」(ジェフ・ウィリアムス、藤川、久保田)の前に登板して、セ・リーグ優勝に大きく貢献した。
「(現役が)終わってからの方が長いのでね」。橋本は2013年にロッテで引退後、古巣阪神の打撃投手として右腕を振り続けている。
セ・リーグは20日、試合日程の追加を次の通り発表した。
▽10月 5日;阪神-中日(午後 6時開始・阪神甲子園球場)
▽ 同 6日 阪神-中日(午後 6時開始・阪神甲子園球場)
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2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(09月)
2017年 公式戦 日程と結果(10月)
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