●一戦必勝や! 阪神は14日、DeNAを本拠地甲子園に迎え、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージに挑む。金本知憲監督(49)は13日の練習後、「何が何でも勝つ」と必勝宣言。1「4番」は主将の福留孝介外野手(40)を据え、今季の虎の戦い方を踏襲することを誓った。 3年ぶりとなる日本シリーズ進出、そして、32年ぶりの日本一へ-。勝つ、勝つ、勝つ!!霧雨が舞う。重そうな雲と冷たい風が、決戦前日のムードを高めた。金本監督がバックスクリーンを背に仁王立ちした。午前10時から練習開始。投内連係、シートノック、フリー打撃など、およそ 2時間の最終調整を終えた。練習メニューは前日とほぼ同じ。それでも糸井嘉男外野手(36)がサク越えを連発し、福留孝介外野手(40)が走塁や守備と入念に汗を流すなど、選手それぞれに打倒・DeNAへの意識の高さをうかがわせた。自立した主力たちの姿が頼もしかった。「1番」・俊介外野手(30)で始まり、糸井、福留、大山悠輔内野手(22)のクリーンアップが軸を務め、ポイントゲッター「6番」・鳥谷敬内野手(36)へと続く。もちろん、短期決戦である以上、状態次第で組み替える可能性はあるが、まずは相手の先発投手に左右されず今季「2位」に躍進した役者たちをスタメン表に刻む。育成と勝利の二兎を追う中であえて 2年契約を希望し、今季にかけた。来季続投は事実上、決定しているが「超変革」「挑む」 2年間の集大成をみせるためには勝つしかない。日本一への戦いが始まる。
●14日に甲子園球場で開催されるセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第 1戦は悪天候が予想されている。中止になった場合は順延されるが、ファイナルステージが18日に開幕するため、予備日は 1日しかない。 3試合制で、中止や引き分けが絡み、勝敗が同じ場合は「2位」の阪神がファイナルステージに進出する。
●大山悠輔内野手は13日、14日から開幕するクライマックスシリーズにおいて金本監督からポイントゲッターの 1人に挙げられた。レギュラーシーズンと同様に主軸として期待が懸かり、「頑張ります」。今季最終戦となった10日中日戦では「7号ソロ」を含む「2安打4打点」と当たっているだけに勢いよく乗り込みたいところだ。
●糸井嘉男外野手が14日、フリーエージェント(FA)移籍 1年目のクライマックスシリーズ(CS)に出陣する。13日の全体練習では、フリー打撃で右翼席中段に何度も突き刺し、「44スイングでサク越え8本」を放った。この時期の甲子園は浜風とは逆の“追い風”が吹き、悪天候ならさらにその傾向が強まる。天をも味方につける超人が、虎を高みへ連れていく。決戦の前の静けさに包まれた本拠地で、超人がド派手な予行演習を終えた。何度も立ちはだかった壁、浜風はもうない。「44スイングで8発」。日本一へと踏み出す甲子園で、追い風を捉えた。 8日のフリー打撃では「37スイングでサク越え3本」だった。12日は「41スイングで7本」を放ったが、しっくり来ない様子で首をかしげながら引き揚げていた。そして迎えたCS前日のこの日、ついに爆発だ。まずは左の打撃投手から「4本塁打」。さらにケージを移り、右投手と向き合ってからが圧巻だった。いきなり「右越え、バックスクリーンへ2連発」。そして後半にも、「右中間席と右翼席中段に2連発」。計「44スイングで8発」を放った。片岡篤史打撃コーチ(48)も願ってやまない。DeNAはセ・リーグ 1年目の今季、糸井が 5球団のうち最も得意とし、「打率0.347、3本塁打、15打点」と打ちまくった相手でもある。さえぎるものは何もない。一気に、上を目指す。
●秋山拓巳投手(26)はCSを前に気負いはない。プロ 8年間でプレーオフでの登板は一度もない。14日から開幕する大舞台を前に活躍を誓った。今季の与四球率は両リーグ最少を誇り、 9イニング投げて「0.90個」。無駄な四球からの失点というケースはなかった。抜群の制球力を武器に挑むところだ。
●阪神が立教大學の熊谷敬宥遊撃手( 4年=仙台育英)を上位候補にリストアップしていることが13日、分かった。26日のドラフト会議では、早稲田大学系属早稲田実業学校高等部・清宮幸太郎内野手(18)の「1位指名」を公言し、「外れ1位」には即戦力左腕の指名を目指す方針。それに次ぎ、内野手も重要な補強ポイントで、奈良学園大學・宮本丈内野手( 4年=履正社)とともに、俊足、強肩の熊谷を高く評価している。佐野仙好統括スカウト(66)は「具体的にはドラフト前日の会議でしっかり話をしたい」と説明。清宮を外した場合、大学NO.1左腕の明治大學・斉藤大将(ひろまさ)投手( 4年)ら左腕の即戦力投手を指名する方針。記事をまとめてみました。
「何が何でも勝つ」と闘志をむき出しにした金本知憲監督。いよいよ決戦だ=阪神甲子園球場
一戦必勝や! 阪神は14日、DeNAを本拠地甲子園に迎え、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージに挑む。金本知憲監督は13日の練習後、「何が何でも勝つ」と必勝宣言。1「4番」は主将の福留孝介外野手を据え、今季の虎の戦い方を踏襲することを誓った。 3年ぶりとなる日本シリーズ進出、そして、32年ぶりの日本一へ-。勝つ、勝つ、勝つ!!
霧雨が舞う。重そうな雲と冷たい風が、決戦前日のムードを高めた。金本監督がバックスクリーンを背に仁王立ちした。
「選手たちの顔つきとか動きをみると、ちゃんとモチベーションを上げて練習をしてくれたなという印象です。当然勝つ気で、何が何でも勝つんだという気持ちをもってやってほしいです」
報道陣に囲まれる金本知憲監督。絶対に負けられない=阪神甲子園球場
午前10時から練習開始。投内連係、シートノック、フリー打撃など、およそ 2時間の最終調整を終えた。練習メニューは前日とほぼ同じ。それでも糸井がサク越えを連発し、福留が走塁や守備と入念に汗を流すなど、選手それぞれに打倒・DeNAへの意識の高さをうかがわせた。自立した主力たちの姿が頼もしかった。
「(レギュラーシーズンの戦い方と違いは)そんなに攻撃に関しては思わない。今のウチは、そんなに変わらないでしょ。(相手先発が)右でも左でも。オーダーは」
相手のラミレス監督は、これでもか、と情報戦を繰り出してきた。第 1戦の先発は今永? ウィーランド? 井納? どうやらCSでの実績がある井納の初戦先発が有力だが、今の虎打線には陽動作戦が効かないことを強調した。
「福留が( 4番を)打つんじゃないですか、おそらく」と手の内も明かした。「1番」・俊介で始まり、糸井、福留、大山のクリーンアップが軸を務め、ポイントゲッター「6番」・鳥谷へと続く。もちろん、短期決戦である以上、状態次第で組み替える可能性はあるが、まずは相手の先発投手に左右されず今季「2位」に躍進した役者たちをスタメン表に刻む。
全体練習を見守る金本知憲監督=阪神甲子園球場
「こういうCSとか日本シリーズは投手戦が多いんでね。投手戦覚悟のつもりでやりますけど。今年のうちの戦い方はリリーフ頼みなんで、レギュラーシーズンとはあんまり変わらないのかな、とは思いますね」
「2位」から日本シリーズ進出を果たした2014年もそうだった。CSファーストステージ(対広島)は開幕戦で福留のソロのみの 1- 0。 2戦目は 0- 0でしのぎ、ファイナルステージ行きを決めた。数少ないチャンスを確実にして、先行し、桑原、マテオ、ドリスら自慢のリリーフ陣で逃げ切る。初戦を取れば 2戦目、 3戦目が雨天中止になっても、勝ち抜けることができる。だからこそ初戦必勝。一戦必勝はシーズン中から貫いてきた戦い方だから、変える必要はない。
「目先の戦いを取ることが大事。選手たちがおそらく打ってくれると、僕は信じています。選手たちはやってくれると思っています」
育成と勝利の二兎を追う中であえて 2年契約を希望し、今季にかけた。来季続投は事実上、決定しているが「超変革」「挑む」 2年間の集大成をみせるためには勝つしかない。日本一への戦いが始まる。
ノックを受け送球する俊介外野手=阪神甲子園球場
★降水確率「3日連続50%以上」
阪神の全体練習が終わった13日夕方から、甲子園球場のグラウンドには、雨よけのシートが敷かれた。14日から「降水確率50%以上」の予報が 3日間続いている。セの規定ではダブルヘッダーを実施しないため、17日の予備日も含めて、全試合中止となれば、両チーム「0勝0敗0分け」だが、勝利数が同数の場合、シーズン上位球団が進出というレギュレーションにより、虎が戦わずして勝ち上がる。初戦に勝てば、予報が悪い 2、 3戦目が中止になった時点で、進出が決まる。
営業的には、 1戦当たり 3億円ともいわれる興行収入が消え、大打撃。球団関係者は「ファンのためにも、何とか試合をしたい」と祈っている。
14日に甲子園球場で開催されるセ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第 1戦は悪天候が予想されている。中止になった場合は順延されるが、ファイナルステージが18日に開幕するため、予備日は 1日しかない。セの規定ではダブルヘッダーを実施しないため、複数の試合が中止になった場合は途中で打ち切られる可能性がある。
3試合制で、中止や引き分けが絡み、勝敗が同じ場合は「2位」の阪神がファイナルステージに進出する。 1試合も消化できなかった場合も阪神が勝ち上がる。
金本知憲監督(左)の見守る中、フリー打撃練習をする大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
大山悠輔内野手は13日、14日から開幕するクライマックスシリーズにおいて金本監督からポイントゲッターの 1人に挙げられた。
前日会見でキーマンについて問われた指揮官は「クリーンアップを打つ糸井や福留、大山、中谷ですかね」と指名。レギュラーシーズンと同様に主軸として期待が懸かり、「頑張ります」。
今季最終戦となった10日中日戦では「7号ソロ」を含む「2安打4打点」と当たっているだけに勢いよく乗り込みたいところだ。
糸井嘉男外野手が14日、フリーエージェント(FA)移籍 1年目のクライマックスシリーズ(CS)に出陣する。13日の全体練習では、フリー打撃で右翼席中段に何度も突き刺し、「44スイングでサク越え8本」を放った。この時期の甲子園は浜風とは逆の“追い風”が吹き、悪天候ならさらにその傾向が強まる。天をも味方につける超人が、虎を高みへ連れていく。
決戦の前の静けさに包まれた本拠地で、超人がド派手な予行演習を終えた。何度も立ちはだかった壁、浜風はもうない。「44スイングで8発」。日本一へと踏み出す甲子園で、追い風を捉えた。
「あー、しんどい…」
全力で突っ走り続けてきた虎 1年目が、いよいよ佳境を迎える。「2位」に終わり、期するものは当然ある。CSを目の前にし、残した言葉はわずかだったが、バットでは甲高く雄弁に語った。
右越えにサク越えを連発した糸井嘉男外野手。浜風が消える秋は甲子園で、アーチショーを演じる=阪神甲子園球場
8日のフリー打撃では「37スイングでサク越え3本」だった。12日は「41スイングで7本」を放ったが、しっくり来ない様子で首をかしげながら引き揚げていた。そして迎えたCS前日のこの日、ついに爆発だ。まずは左の打撃投手から「4本塁打」。さらにケージを移り、右投手と向き合ってからが圧巻だった。いきなり「右越え、バックスクリーンへ2連発」。そして後半にも、「右中間席と右翼席中段に2連発」。計「44スイングで8発」を放った。
この日も、スコアボード上の球団旗は、ほとんど揺れずに垂れ下がっていた。しっかりと調子を上げてきたことに加え、秋が深まるこの時期の甲子園には“浜風がない”ことも大きい。球場関係者は「(秋になって)北の高気圧が強くなると、(浜風と逆で、左翼から右翼向きの)海の方に向かって風が吹きやすい。今の時期はこういう風になりますね」と“追い風”の存在を認める。
さらに、CSは悪天候が予想され、天気が乱れればその風が吹く可能性はさらに高まるという。同関係者も「西からの低気圧が影響するので、そういう(右翼向きの)風になりますね」と予想する。
打撃練習に臨む糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
優勝を決められた 9月18日の広島戦(甲子園)でも右翼上空へ 2本の特大飛球を放ったが、いずれも押し戻され右飛となった。何本損したか、振り替えればキリがない。だが、その風はもう吹かない。
片岡打撃コーチも「追い風になってくれたらいいね」と願ってやまない。DeNAはセ・リーグ 1年目の今季、糸井が 5球団のうち最も得意とし、「打率0.347、3本塁打、15打点」と打ちまくった相手でもある。さえぎるものは何もない。一気に、上を目指す。
◇データBOX◇
セのファーストステージの傾向として、過去10年間のファイナルステージ進出は、本拠地開催の「2位」チームが「6度。突破率は60%」とホームがやや有利だ。第 1戦に勝利し勝ち上がったのは 9チーム。第 1戦を制すると突破率は「90%」と、初戦がきわめて重要になっている。第 1戦に勝利し敗退したのは2009年のヤクルト(3位)だけ。ファーストステージでの阪神は過去 6度のうち、突破は2014年の 1度だけ。DeNAは昨年、初出場で突破を果たしている。
調整する糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
☆CSファーストステージ
「3試合制」で行われ、勝利数の多い球団がファイナルステージに進出する。延長は12回まで。セ・リーグはステージの勝ち上がりが確定した時点でコールドゲームとし、12回裏を実施しない。引き分けの場合、再試合は行わない。悪天候による中止などで予定試合を消化できずに勝利数が並んだ場合は、レギュラーシーズン上位の球団が勝者となる。試合開催の可否はホーム球団でなく、責任審判が行う。パ・リーグは予告先発を実施、セ・リーグは実施しない。
キャッチボールを行う秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
秋山拓巳投手はCSを前に気負いはない。
プロ 8年間でプレーオフでの登板は一度もない。14日から開幕する大舞台を前に「いつも通りです。(投手の)中心とは思っていないですけど、チャンスをもらったら結果を出したいです」と活躍を誓った。
今季の与四球率は両リーグ最少を誇り、 9イニング投げて「0.90個」。抜群の制球力を武器に挑むところだ。
練習に臨む秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
15日の第 2戦の先発が濃厚な秋山は13日、初体験のCSを目前にしても「まだいつも通りです」と冷静。今季両リーグ最少の「16与四球」だったが、DeNA戦はゼロ。無駄な四球からの失点というケースはなかった。
「小さくならずやりたい。自分が有利なカウントで進められないときもあると思うので、粘り強くやりたい」と話した。
阪神が立大の熊谷敬宥遊撃手( 4年=仙台育英)を上位候補にリストアップしていることが13日、分かった。
26日のドラフト会議では、早実・清宮の「1位指名」を公言し、「外れ1位」には即戦力左腕の指名を目指す方針。それに次ぎ、内野手も重要な補強ポイントで、奈良学園大・宮本丈内野手( 4年=履正社)とともに、俊足、強肩の熊谷を高く評価している。
この日は兵庫県西宮市の球団事務所でスカウト会議を開催。佐野統括スカウトは「(高校、大学、社会人含め)70人のリストを作った」と話した。
全日本大学野球選手権で優勝し胴上げされる立教大學・熊谷敬宥主将=明治神宮野球場 (2017年 6月11日撮影)
阪神は13日、西宮市内の球団事務所でスカウト会議を開催し、リストアップした約70人をもとに26日のドラフト会議に向けたシミュレーションを行った。佐野仙好統括スカウトは「具体的にはドラフト前日の会議でしっかり話をしたい」と説明。球団が公表している早実高・清宮幸太郎内野手の「1位指名」の方針について「それは競合になると思います」と不変であることを強調した。清宮を外した場合、大学NO.1左腕の明大・斉藤大将(ひろまさ)投手( 4年)ら左腕の即戦力投手を指名する方針。
全員野球でファン皆が待ち望む「三文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(10月)
2017年クライマックスシリーズ 日程
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
※阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE 」だ!交流戦全24試合放送します!
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どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。