●関西大学の宮本勝浩名誉教授(72)が26日、早実・清宮幸太郎内野手(18= 3年)の北海道日本ハム入団時の経済効果を算出した。新人選手として史上最大級となる62億6320万円の経済効果をもたらす予測となった。年間通してグッズだけで約 5億円の売り上げがあると想定。 1軍で活躍することが条件だが、阪神藤浪晋太郎(約44億円)北海道日本ハム斎藤佑樹(約52億円)の入団時に予測されていた数値を大幅に上回った。プロ野球ドラフト会議(26日、グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミール)北海道日本ハムの清宮指名に向けた態勢は、実は揺るぎないものだった。高校野球で歴代最多とされる「通算111本塁打」をマークした東京・早実高の清宮幸太郎内野手には野手&高校生最多に並ぶ「7球団が1位指名」で競合し、抽選で北海道日本ハムが交渉権を獲得。超大型スラッガーは、北海道からプロの道を歩み出す。テレビカメラ18台、51社 151人の報道陣が詰めかけた会見場。伸びた髪をきっちりセットした清宮は無数のフラッシュを浴び、笑みを浮かべた。高校生として、また野手として1995年の福留孝介(PL学園高)に並ぶ「最多タイの7球団」が「1位指名」で競合。赤い糸で結ばれていたのは、北海道日本ハムだった。環境にも恵まれた。来季から早実高先輩の荒木大輔氏が 2軍監督に就任。さらに、小 6時に同校が夏の甲子園を制し、野球に打ち込むきっかけを作った当時の優勝投手、斎藤佑樹も在籍する。栗山英樹監督(56)とも、接点がある。父・克幸さん(50)と指揮官はキャスター時代にテレビ番組で共演。さらに清宮本人は、2012年 6月27日に東京北砂リトルの一員として北海道日本ハム主催試合の始球式を務め、世界一に輝いた後の同年10月27日に東京ドームで行われた巨人と北海道日本ハムの「日本シリーズ第1戦」でも“登板”。栗山監督と直接話をすることはなかったが、会釈をし「今思えば、あのときから縁があった」と振り返った。運命で導かれた次なるステージは北の大地、北海道。高校通算最多とされる「111本塁打」をひっさげ、怪物スラッガーがでっかい夢を追いかける。
● 2年連続でくじを当てていたソフトバンク工藤公康監督(54)がまさかの「くじ3連敗」となった。公言通り早実・清宮幸太郎内野手を指名。 7球団が競合し、くじ引きの順番が最後の工藤監督は、最後に残されたくじを引いたが、当たりは残っていなかった。 2度目は履正社・安田尚憲内野手( 3年)を 3球団で、 3度目は仙台大・馬場皐輔投手を阪神と競合したが外した。鶴岡東・吉住晴斗投手( 3年)を「ドラフト1位」で指名。「昔の渡辺久信みたいに力で押せる投手」と期待した。
●阪神が「外れ外れ1位指名」で仙台大・馬場皐輔投手(22= 4年=仙台育英)の交渉権を獲得した。「ドラフト1位指名」した早実・清宮幸太郎内野手の交渉権は「7球団競合」の末に北海道日本ハムへ。「外れ1位」では履正社・安田尚憲内野手( 3年)を指名したが、 3球団競合の結果、交渉権はロッテへ。馬場の指名もソフトバンクと競合したが、最後は金本知憲監督(49)が左手で当たりクジを引き当てた。金本監督は笑顔。馬場の印象を問われると絶賛した。指揮官が大学 4年間過ごした仙台からの阪神入りに、金本監督はエールを送った。馬場は右上手から投げ込む最速 155キロの直球と 7種類の変化球を武器とする。
●阪神から「2位指名」を受けた亜細亜大學・高橋遥人投手(21= 4年)は26日、東京都内の日の出キャンパスで喜びを語った。東都大学リーグを代表する最速 151キロ左腕はDeNA・筒香嘉智外野手(25)斬りを予告した。阪神の「2位指名」が分かると、高橋はホッとした表情を浮かべた。待ちに待った吉報に、自然と口元が緩んだ。東京・日の出キャンパスのグラウンドで、巨人に「4位」で指名された北村拓己内野手(22= 4年)とともにチームメートから胴上げで祝福された。 4年越しにつかんだプロ切符だ。常葉橘高校(静岡)では 2年夏に甲子園に出場。 3年時にプロ志望届を出したが、ドラフト会議で指名はなく落ち込んだ。プロ入りをあきらめきれず、猛練習で知られる亜大へ進学。“食トレ”で体重を67キロから最大83キロに増やし、体を強くしたことで直球は 142キロから最速 151キロまで伸びた。力強い速球で押すスタイルでスカウトの注目を集めるようになり、上位での指名を勝ち取った。縦じまの運命に導かれた。亜大のユニホームは阪神に似た縦じま。すでに袖を通したイメージはできている。高 2で上がった甲子園のマウンドは今でも感触は鮮やかに残っている。対戦したい打者にはDeNA・筒香を挙げた。虎がクライマックスシリーズ(CS)でやられた相手に、早速挑戦状だ。自慢の直球で聖地を沸かせる。
●昨日の友はチームメートになっても敵!! 阪神に「3位指名」された立教大學・熊谷敬宥内野手(21)は26日、埼玉・新座市の同大合宿所で取材に応じた。仙台育英高校時代の同級生で、虎に「1位指名」された仙台大學・馬場皐輔投手から来春のキャンプの実戦練習で快音を連発して、猛アピールすることを誓った。やったあ!! 合宿所でチームメートたちに祝福された熊谷は、思わず叫んだ。堅実な遊撃守備と遠投 115メートルの肩の強さ、シュアな打撃がセールスポイント。主将として 6月の全日本大学選手権で立教大を59年ぶりの「日本一」に導いたリーダーシップも持ち味。大学 3年生で遊撃のレギュラーになって頭角をあらわし、プロ入りも勝ち取った。仙台育英高校 3年時の選抜は「ベスト8」、夏は 2回戦で敗退した。当時のエースは、虎に「ドラフト1位指名」された馬場だ。再び同僚となった。大学時代には、直接対決することはなかったが、毎年、年末には実家のある仙台で酒を酌み交わしている仲。でもプロでは容赦しない。取材を終えると、携帯でお互いの健闘を誓い合っていたが、グラウンドで対峙すれば別。全力でぶつかって、アピールする。
●ことしのドラフト最速の男がタテジマにやってくる。阪神から「4位指名」を受けた上武大學・島田海吏外野手(21)は26日、群馬・伊勢崎市内の同大キャンパス内で朗報を聞いた。俊足の外野手。50メートル 5秒 8と、とにかく速い。中学時代は陸上部に駆り出されて大会に参加。すると熊本県で優勝。全国大会では、日本人初の 9秒台( 9秒98)をマークした桐生祥秀(東洋大學)に勝ったというのだから、尋常の速さではない。虎の外野手でスピードスターといえば…。誰もが思い描く名前を、島田も迷わず挙げた。広い守備範囲。シャープな打撃。侍ジャパン学生代表にも名を連ねる実力は、十分に即戦力候補。足だけなら、いきなりチームのトップクラスだろう。あの赤星に匹敵する「1番候補」が、上州から関西に飛び込んでくる。
●阪神から「ドラフト5位指名」を受けた九州三菱自動車の右腕、谷川昌希(まさき)投手(25=東京農業大學)が「開幕1軍&60試合登板」を目標に掲げ、プロでの活躍を誓った。最速 149キロを誇る中継ぎの谷川は真っ向勝負で挑むことを宣言した。阪神から「5位指名」を受けた九州三菱自動車・谷川昌希投手は26日、福岡市内で取材に応じ、 1年目から開幕 1軍と60試合登板の目標を掲げた。高校の先輩、巨人・長野久義外野手(32)斬りにも意欲をみせた。自慢は打者の左右を問わずにインコースを攻められる制球力とボールの重さ。期待される中継ぎに求められる何試合でも投げることができるタフさも武器にする。開幕 1軍と登板60試合を目標にかかげた。記事をまとめてみました。
<プロ野球ドラフト会議>◇26日◇グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミール
関西大学の宮本勝浩名誉教授(72)が26日、早実・清宮幸太郎内野手の北海道日本ハム入団時の経済効果を算出した。
新人選手として史上最大級となる62億6320万円の経済効果をもたらす予測となった。
年間通してグッズだけで約 5億円の売り上げがあると想定。 1軍で活躍することが条件だが、阪神藤浪晋太郎(約44億円)北海道日本ハム斎藤佑樹(約52億円)の入団時に予測されていた数値を大幅に上回った。
北海道日本ハムに「1位指名」され早実・野村大樹捕手( 2年=中央下)らチームメートの下級生に担がれガッツポーズする清宮幸太郎内野手=26日午後、東京都国分寺市・早稲田実業学校
プロ野球ドラフト会議(26日、グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミール)北海道日本ハムの清宮指名に向けた態勢は、実は揺るぎないものだった。
今月 2日、早実・清宮サイドは「プロ10球団」と面談。清宮のプロ志望届提出表明会見( 9月22日)で、「12球団OKか?」という質問に対して、清宮が「これから話を聞くということなので、まだちょっと…」と面談の希望をほのめかしたことで、一日で実施された。ただ、北海道日本ハムはこの「10球団」の中にいなかった。一部で「指名回避か?」との声もあがった。
早実・清宮幸太郎内野手の交渉権を獲得し、拳を突き上げる北海道日本ハム・木田GM補佐=グランドプリンスホテル新高輪
しかし北海道日本ハムは、球団としての育成プラン、将来的なプラン(ポスティングシステムでの海外移籍など)についての説明は、いつ、どこででも容易で、面談をしなくても大丈夫-という姿勢を印象付けた。栗山監督と父・克幸氏は古くからの知り合いだ。メールなどの手段や、知人を通じたルートでも可能だった。
もちろん、「7球団」の競合を制しての交渉権獲得は運の要素が強い。だが、一貫した方針があったからこその強さにも映る。さらに「7位」で東大・宮台投手を指名した。
「1位」から社会人選手を中心に確実な指名をしたオリックスが、戦力補強というドラフト制度の幹となる部分、つまり「実」では勝利した。「7分の1」を当てるなどお祭り的な「名」の部分では、北海道日本ハムが一人勝ちのドラフトとなった。
清宮幸太郎内野手は主将をバトンタッチした 1学年下の野村大樹捕手(手前中央)らに肩車され、笑顔でガッツポーズした=26日午後、東京都国分寺市・早稲田実業学校
プロ野球ドラフト会議「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で開かれた。高校野球で歴代最多とされる「通算111本塁打」をマークした東京・早実高の清宮幸太郎内野手には野手&高校生最多に並ぶ「7球団が1位指名」で競合し、抽選で北海道日本ハムが交渉権を獲得。超大型スラッガーは、北海道からプロの道を歩み出す。
テレビカメラ18台、51社 151人の報道陣が詰めかけた会見場。伸びた髪をきっちりセットした清宮は無数のフラッシュを浴び、笑みを浮かべた。高校生として、また野手として1995年の福留孝介(PL学園高)に並ぶ「最多タイの7球団」が「1位指名」で競合。赤い糸で結ばれていたのは、北海道日本ハムだった。
清宮幸太郎内野手が会見を行う予定の会場では中継の映像がモニターで流れ、北海道日本ハムが交渉権を獲得した瞬間に歓声が沸き上がる=26日午後、東京都国分寺市・早稲田実業学校
「あんなにもたくさんの球団から指名していただけるとは思っていなかった。数うんぬんよりもここからが大切。『清宮なくしてチームはない』といってもらえるような貢献ができればいい」
木田GM補佐が、親交のある明石家さんまにアドバイスされた通り、左手で当たりくじを引き当てた。清宮は運命の瞬間を、会見場とは別の部屋で和泉監督、母・幸世さんらとテレビを見つめた。前日25日夜は、緊張のあまり眠れず、18歳は「ふわふわした、今までにない感情だった」と、照れくさそうに振り返った。
「1位指名」を示すボードに、清宮幸太郎内野手の名が 7つ並んだ=グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミール
9月22日、大学進学など進路に悩んだ末、プロ志望を表明した。北海道日本ハムといえば、育成に定評があり、ダルビッシュ有(ドジャース)、中田翔、大谷翔平らと高卒で入った選手が次々と活躍している。「ダルビッシュさん、大谷さんと、素晴らしい選手が育っている」と、好印象を口にした。
環境にも恵まれた。来季から早実高先輩の荒木大輔氏が 2軍監督に就任。さらに、小 6時に同校が夏の甲子園を制し、野球に打ち込むきっかけを作った当時の優勝投手、斎藤佑樹も在籍する。「すごく上の方たちになるけど、早稲田の血というか、頼るところは頼って、見習うところは見習っていきたい」と、目を輝かせた。
北海道日本ハムから「1位指名」を受け、記者会見で笑顔を見せる早実高・清宮幸太郎内野手。左は和泉実監督=26日午後、東京都国分寺市・早稲田実業学校
「サプライズが多い。枠にとらわれないところが好き。いい監督に巡り合えた」と話す栗山監督とも、接点がある。父・克幸さんと指揮官はキャスター時代にテレビ番組で共演。さらに清宮本人は、2012年 6月27日に東京北砂リトルの一員として北海道日本ハム主催試合の始球式を務め、世界一に輝いた後の同年10月27日に東京ドームで行われた巨人と北海道日本ハムの「日本シリーズ第1戦」でも“登板”。栗山監督と直接話をすることはなかったが、会釈をし「今思えば、あのときから縁があった」と振り返った。
左手でくじを引く北海道日本ハム・木田優夫GM補佐。これが運命の当たりくじだった=グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミール
投打の中心、大谷は今オフにポスティングシステムを利用して、米大リーグに挑戦することが濃厚。清宮は、次のスターとして期待される。
「自分はメジャーリーガーになりたいと思っている。まだ何も残していないので先のことはいえないけど、そこに向かって一歩一歩、着実に目の前のことをやっていきたい」
運命で導かれた次なるステージは北の大地、北海道。高校通算最多とされる「111本塁打」をひっさげ、怪物スラッガーがでっかい夢を追いかける。
後輩部員たちから指をさされ、笑顔を見せる早実・清宮幸太郎内野手(中央)=26日午後、東京都国分寺市・早稲田実業学校
☆北海道日本ハム・過去の「ドラフト1位指名」ドラマVTR
★斎藤佑樹(2010年、早稲田大學):ハンカチ王子として甲子園を沸かせたヒーローを北海道日本ハム、ヤクルト、ロッテ、ソフトバンクの「4球団」が指名。藤井社長が2007年に「4球団競合」の中田翔(大阪桐蔭高校)を当てたのに続き、くじを引き当てた。
★菅野智之(2011年、東海大學):巨人・原辰徳監督のおいとして注目され、巨人と相思相愛といわれる中、果敢に入札。抽選で交渉権を獲得したが、菅野は入団を拒否した。
★大谷翔平(2012年、花巻東高校):最速 160キロの二刀流は米大リーグ挑戦を表明していたが、強行指名して交渉権を獲得。当初大谷は指名あいさつにも顔を出さなかったが、「ダルビッシュの背番号11」「二刀流]のプランを提示して粘り強く交渉し、入団にこぎつけた。
2012年 6月27日、東京北砂リトルの一員として北海道日本ハム主催試合の始球式に臨み、鶴岡慎也捕手(右)の激励を受ける清宮幸太郎内野手=東京ドーム
◇清宮 幸太郎(きよみや・こうたろう)
1999(平成11)年 5月25日生まれ、18歳。東京都出身。早実初等部ではラグビーを経験。東京北砂リトルの投手兼内野手として日本選手権と世界選手権制覇。「リトル通算132本塁打」。早実中等部では調布シニアでプレー。早実高等部では 1年夏の甲子園で「2本塁打」を放つなど「4強進出」に貢献。昨秋から主将を務め、今春のセンバツに出場( 2回戦敗退)。今夏は西東京大会決勝で東海大菅生高に敗れ、甲子園出場はならなかった。 9月の「U-18W杯」では日本代表の主将を務めた。「高校通算111本塁打」は歴代最多。 1メートル84、 102キロ。右投げ左打ち。家族は両親と弟。
2年連続でくじを当てていたソフトバンク工藤公康監督がまさかの「くじ3連敗」となった。
公言通り早実・清宮幸太郎内野手を指名。 7球団が競合し、くじ引きの順番が最後の工藤監督は、最後に残されたくじを引いたが、当たりは残っていなかった。
2度目は履正社・安田尚憲内野手を 3球団で、 3度目は仙台大・馬場皐輔投手を阪神と競合したが外した。
3度目の抽選でも仙台大學・馬場皐輔投手の交渉権を逃しがっくりするソフトバンク 工藤公康監督(左)=グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミール
「(清宮は)運命の出会いではなかった。安田君は長打力があり、馬場君は即戦力だと思ったが(指名が)重ならないでくれとは思ったが、どこの球団もほしい逸材に重なってしまうのはしょうがない」。「くじ3連敗」には「つらいってもんじゃないよ」と正直な気持ちを明かした。
鶴岡東・吉住晴斗投手を「ドラフト1位」で指名。「昔の渡辺久信みたいに力で押せる投手」と期待した。
仙台大學・馬場皐輔投手
阪神が「外れ外れ1位指名」で仙台大・馬場皐輔投手の交渉権を獲得した。「ドラフト1位指名」した早実・清宮幸太郎内野手の交渉権は「7球団競合」の末に北海道日本ハムへ。「外れ1位」では履正社・安田尚憲内野手( 3年)を指名したが、 3球団競合の結果、交渉権はロッテへ。馬場の指名もソフトバンクと競合したが、最後は金本知憲監督が左手で当たりクジを引き当てた。
金本監督は「 1回目、 2回目は(先に引かれて)当たりクジがなかったんでね…。 3回目は僕が先に引いたので、それを外したら嫌だなと思っていました。ホッとしたのが 1番ですね」と笑顔。馬場の印象を問われると「馬力がある。球速も 150キロを超えてタフなピッチャー」と絶賛した。
阪神に「1位指名」され、意気込みを書いた色紙を手にガッツポーズする仙台大學・馬場皐輔投手
仙台大(仙台 6大学)の馬場皐輔投手が阪神に「ドラフト1位指名」された。早実・清宮幸太郎内野手、履正社・安田尚憲内野手( 3年)を外した金本監督がソフトバンクと競合し、三度目の正直で当たりくじを引いた。宮城・柴田町の仙台大で会見に臨んだ馬場は驚きの表情を見せつつも、最後は満面の笑みを見せた。
馬場 まさか自分が「1位」とは。ビックリ。阪神は強いしファンも多い。しっかり 1年目から活躍したい。
指揮官が大学 4年間過ごした仙台からの阪神入りに、金本監督は「(出身の東北福祉大とは)ライバル関係の学校だけど、頑張って欲しい」とエールを送った。
馬場は右上手から投げ込む最速 155キロの直球と 7種類の変化球を武器とする。
◆馬場皐輔(ばば・こうすけ)
1995年(平 7) 5月18日、宮城・塩釜市生まれ。塩釜三小 3年から野球を始め、塩釜三中では七ケ浜シニアに所属。仙台育英では 2年秋からベンチ入りし、 3年春、夏の甲子園出場。仙台大で 1年春から先発し、「リーグ通算15勝5敗」。 180センチ、90キロ。右投げ右打ち。家族は両親と妹 2人。
2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(10月)
2017年クライマックスシリーズ 日程
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。