●金本知憲監督(49)が29日、甲子園の秋季練習で指導した後、ルーキー軍団を来季Vへの刺激剤に指名した。育成指名を除けば、高校生は 1人だけ。残り 5人は大学生、社会人で即戦力の期待も大きく、 5人全員を来春 1軍沖縄キャンプに参加させるプランも浮上した。金本監督は即答した。ズラリと並んだ即戦力ルーキーは来年 2月、 1軍キャンプメンバーに選ばれる可能性はあるのか? 指揮官は「連れて行かなあかんね。見たいのもあるし」と切り出し、 5人全員が沖縄に向かう可能性についても含みを持たせた。中でも興味深いのは「ドラフト3位指名」の立教大學・熊谷敬宥内野手(21)、「同4位指名」した上武大學・島田海吏外野手(21)の俊足コンビだ。熊谷は50メートル 5秒 8、島田は 5秒75。島田に至っては中学時代に陸上 100メートルで陸上男子の桐生祥秀に先着したこともある。競争激化を期待する。指揮官いわくプロの練習量とアマ球界のそれとでは「全然違う」。まずは 1月新人合同自主トレに入るまでの 2カ月間が重要。そこで金本監督は新たな作戦もイメージする。DVD版“虎の巻”を授けるプランも浮上。悲願のV奪回へ、フレッシュなルーキー軍団も土台強化に投入する。
●阪神から「ドラフト4位指名」された上武大學・島田海吏外野手(21)が30日、明治神宮大会の出場権が懸かる「横浜市長杯争奪関東地区選手権」・関東学院大學戦(相模原)に「1番・中堅」で出場し、 3打数 1安打 1打点。自慢の快足で貴重な追加点をたたきだした。準決勝に進んだ上武大學は 1日に筑波大學-創価大學の勝者と対戦する。持ち味の俊足を存分に生かした得点だった。 4- 2で迎えた 8回一死。島田が 2塁へゴロを放つと、全力疾走で内野安打をもぎ取った。続く辻井翔真外野手( 2年生)の左前打で 2塁進塁。ここからが見せ場だった。快足で次々と塁を陥れた。次打者が中堅定位置へ飛球を放つ間に、すかさずタッチアップ。さらに 3塁への送球がそれるのを確認すると、一気に本塁へ突入し 1点をもぎ取った。 9回に 1点差に迫られたため、貴重な追加点となった。谷口監督も賛辞を贈った。虎が惚れ込んだ自慢の足で相手にプレッシャーをかける。
●阪神が30日、甲子園で行っていた秋季練習を打ち上げた。来季 2年目を迎える大山悠輔内野手(22)は金本監督らが見つめるなか、中谷将大外野手(24)とともに居残り特打を敢行。11月 2日からは高知・安芸で秋季キャンプがスタートすることもあり表情を緩めることはなかった。
●阪神矢野耀大 2軍監督(48)は 2軍監督就任後、初白星を挙げた。 4回に陽川尚将内野手(26)のソロと坂本誠志郎捕手(23)のタイムリーで 2点を先取。 2- 1で勝利。すでに決めていた10年ぶりの優勝を無敗で飾った。先発望月惇志投手(20)、小野泰己投手(23)、竹安大知投手(23)、才木浩人投手(18)、石崎剛投手(27)の 5人で 1点に抑え、フェニックス最終戦を白星で締めくくった。ゲームセット後には、かつて現役時代に一緒にプレーした藤本敦士 2軍内野守備コーチ(40)にアテンドされながら、先頭でナインとハイタッチを交わした。南国の地から、生きのいい若虎の声が聞こえてくる。前日の雨天中止で10年ぶりのみやざきフェニックス・リーグ優勝を決めていた 2軍本隊が、無敗で締めくくった。最終戦は楽天に競り勝ち、有終の美。投手 5人が 1失点リレーと奮闘したが、一際輝きを放ったのが高卒右腕の 2人。先発した望月が 155キロを投げた。ドラフトでは「MAX155キロ」右腕の仙台大學・馬場皐輔投手(22)を「1位指名」。先発強化は急務だが、ファームでじっくりと育成してきた若虎も力をつけてきた。望月は昨年10月 1日の巨人戦で1軍初登板し、 153キロを投げ、 1回無失点。 2年目の今季、期待されたが腰痛などで出遅れた。 8月に復帰し、長いイニングを投げさせるのではなく、身体の状態を優先させることで再発を防いできた。段階を踏んで、指揮官の目に留まるレベルにまできた。この 2人がD 1位馬場とともに大成すれば、一気に虎のウイークポイントは解消する。「無敗V」でフィニッシュした実りの秋。期待を抱かずにはいられない。
●阪神秋季練習(30日、甲子園)阪神は30日、11月 2日から高知・安芸でスタートする秋季キャンプの参加メンバーを発表した。片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(48)は、高山俊外野手(24)に関し厳命。選手のためなら鬼になる新ヘッドが、屈辱にまみれた昨季新人王をつかまえ、全力で課題にぶつからせる。これ以上できないという限界まで。どちらかではなく、両方やる。はい上がって来いという願いも込めた「ダブルMAX指令」だ。片岡ヘッドが高山に対し、攻守両面で限界まで追い込むことを明言した。大山と中谷に特打を課し、最後は新ヘッド自ら打撃投手まで務めて、甲子園での秋季練習を締めくくった。 2人は打撃に焦点をしぼって、鍛える秋になる。しかし、しばしチーム本隊と離れ、宮崎でのフェニックス・リーグからキャンプへやってくる高山に対しては、特打も特守もこれ以上ないほどに課す。どちらかには絞れない。とにかく両方マックス、だ。打つだけではレギュラーに届かないのも、また真実だ。課されるだけでなく、高山自身がこの秋どこまで自身の「マックス」に近づけるかで、来季の立ち位置が変わってくる。時間はある。時間の限り、振り、白球を追うしかない。
●阪神は30日、11月 2日からスタートする秋季キャンプ(高知・安芸)のメンバーを発表した。キャンプは11月 2日~19日まで。休日は11月 6日、10日、15日。
●タテジマ一筋22年、阪神OBの桧山進次郎氏(48=日刊スポーツ評論家)の恒例イベント、「ヒノキガタリ」が11月19日午後 5時30分から、京都市下京区の京都東急ホテルで開催される。今回は「桧舞台開設15周年」と銘打ち、現役時代に代打の神様として活躍した阪神OB八木裕氏(52)が特別ゲストで出演。「一時代を支えた神々の対談」と題してトークショーを行う。また、桧山氏のグッズを集めたチャリティーオークションも開催する。参加費は 1人 2万1600円(税サ込み、小学生以上同額)で、食事はテーブルビュッフェ形式。特典として桧山氏の直筆サイン入り御朱印帳がプレゼントされる。先着 200人で締め切りは11月10日の入金確認分まで。記事をまとめてみました。
あるぞ、即戦力5人オール1軍キャンプ! 金本知憲監督が29日、甲子園の秋季練習で指導した後、ルーキー軍団を来季Vへの刺激剤に指名した。育成指名を除けば、高校生は 1人だけ。残り 5人は大学生、社会人で即戦力の期待も大きく、 5人全員を来春 1軍沖縄キャンプに参加させるプランも浮上した。
金本監督は即答した。 3日前のドラフト会議で指名した高校生はわずかに 1人。残る 5人は大学生と社会人だ。ズラリと並んだ即戦力ルーキーは来年 2月、 1軍キャンプメンバーに選ばれる可能性はあるのか? 指揮官は「連れて行かなあかんね。見たいのもあるし」と切り出し、 5人全員が沖縄に向かう可能性についても「人数を見ながら、やね」と含みを持たせた。
中でも興味深いのは「ドラフト3位指名」の立大・熊谷敬宥内野手、「同4位指名」した上武大・島田海吏外野手の俊足コンビだ。熊谷は50メートル 5秒 8、島田は 5秒75。島田に至っては中学時代に陸上 100メートルで陸上男子の桐生祥秀に先着したこともある。「やっぱり 2人、足が速いからね。足で売っている選手…江越とか(植田)海とかは刺激になるんじゃないかな」と競争激化を期待する。
西岡剛内野手(左)に笑顔をみせる金本知憲監督=阪神甲子園球場
今季のチーム盗塁数は「70」。セ・リーグを「2連覇」した広島は「112盗塁」だった。ルーキー 2人が機動力アップに貢献すれば、一気に戦い方の幅が広がる。「足が速いからといって、まったく打てないとか守れない選手を出すわけにはいかない」とも強調したが、 2人も 1年目から積極的に競争に参加させていく方針だ。
とはいえ、指揮官いわくプロの練習量とアマ球界のそれとでは「全然違う」。まずは 1月新人合同自主トレに入るまでの 2カ月間が重要。そこで金本監督は新たな作戦もイメージする。「練習とかトレーニングのビデオを見せてもいいよね。連続ティーとかロングティーとか、打撃練習を何時間やってとか」。DVD版“虎の巻”を授けるプランも浮上。悲願のV奪回へ、フレッシュなルーキー軍団も土台強化に投入する。
▼阪神の新人 5選手が「春季1軍キャンプスタート」となれば、2001年の 6選手(投手=藤田太陽、伊達昌司、内野手=沖原佳典、藤本敦士、梶原康司、外野手=赤星憲広)以来となる。2001年の 6選手は、平成に入って以降最多。
阪神から「ドラフト4位指名」された上武大・島田海吏外野手が30日、「明治神宮大会」の出場権が懸かる「横浜市長杯争奪関東地区選手権」・関東学院大戦(相模原)に「1番・中堅」で出場し、 3打数 1安打 1打点。自慢の快足で貴重な追加点をたたきだした。準決勝に進んだ上武大は 1日に筑波大-創価大の勝者と対戦する。
持ち味の俊足を存分に生かした得点だった。 4- 2で迎えた 8回一死。島田が 2塁へゴロを放つと、全力疾走で内野安打をもぎ取った。続く辻井の左前打で 2塁進塁。ここからが見せ場だった。
「常に全力で走るのが自分のモットーなので。自分の足を信じて走りました」
快足で次々と塁を陥れた。次打者が中堅定位置へ飛球を放つ間に、すかさずタッチアップ。さらに 3塁への送球がそれるのを確認すると、一気に本塁へ突入し 1点をもぎ取った。 9回に 1点差に迫られたため、貴重な追加点となった。谷口監督も「あの 1点は大きかった。積極的な走塁でアイツらしかったですね」と賛辞を贈った。
快足で貴重な追加点を生み出した上武大學・島田海吏外野手
ふがいなかった試合序盤の印象を一掃した。 1点ビハインドの 4回一死満塁では犠飛で同点にしたが、 6回無死 1、 2塁から犠打を失敗した。「きょうは自分としては0点」。それでも最後は勝利につながる貴重な走塁で取り返し「チームに迷惑を掛けていたので、なんとか塁に出たいと思っていました。結果的にセーフになってよかったです」とほっとした表情で振り返った。虎が惚れ込んだ自慢の足で相手にプレッシャーをかける。
☆「D4位」・島田海吏外野手について阪神・吉野誠スカウト
「最後の最後にやっといってくれた。あれが魅力なので。普段はもっと速いカウントから盗塁を狙っている」
◇島田 海吏(しまだ・かいり)
外野手。1996(平成 8)年 2月 6日生まれ、21歳。熊本県宇土市出身。小 4から軟式野球を始め、中学時代は宇土鶴城中軟式野球部に所属しながら陸上の大会にも出場。 3年時には 100メートルで全国大会に出場し、準決勝で桐生祥秀(現東洋大學)に先着した。九州学院高では 1年秋からレギュラー、 2年春に選抜出場。上武大學では中堅手で 3年春に首位打者。遠投 110メートル。50メートル 5秒 8。右投げ左打ち。 1メートル75、72キロ。
居残り特打で汗を流す中谷将大外野手(左)と大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
阪神が30日、甲子園で行っていた秋季練習を打ち上げた。
来季 2年目を迎える大山悠輔内野手は金本監督らが見つめるなか、中谷とともに居残り特打を敢行。
11月 2日からは高知・安芸で秋季キャンプがスタートすることもあり「とりあえず頑張ります。(課題は)全部です」と表情を緩めることはなかった。
みやざきフェニックス・リーグ<阪神 2- 1楽天>◇30日◇宮崎市清武総合運動公園第 1野球場(SOKKENスタジアム)
阪神矢野耀大 2軍監督は 2軍監督就任後、初白星を挙げた。 4回に陽川のソロと坂本のタイムリーで 2点を先取。先発望月、小野、竹安、才木、石崎の 5人で 1点に抑え、フェニックス最終戦を白星で締めくくった。
ゲームセット後には、かつて現役時代に一緒にプレーした藤本 2軍内野守備コーチにアテンドされながら、先頭でナインとハイタッチを交わした。
矢野耀大 2軍監督はハイタッチで高山俊外野手らナインを迎える=宮崎市清武総合運動公園第 1野球場(SOKKENスタジアム)
若虎よ! 駆け上がってこい!! 阪神 2軍は30日、みやざきフェニックス・リーグの楽天戦(SOKKENスタジアム)に 2- 1で勝利。すでに決めていた10年ぶりの優勝を無敗で飾った。先発した来季 3年目・望月惇志投手が 4回無失点。「4番手」として才木浩人投手が 1回無失点。ともに 150キロ以上の速球を投げ、来季開幕 1軍を猛アピールした。
南国の地から、生きのいい若虎の声が聞こえてくる。前日の雨天中止で10年ぶりのみやざきフェニックス・リーグ優勝を決めていた 2軍本隊が、無敗で締めくくった。最終戦は楽天に競り勝ち、有終の美。投手 5人が 1失点リレーと奮闘したが、一際輝きを放ったのが高卒右腕の 2人。先発した望月が 155キロを投げた。
先発し、 155キロを計測した望月惇志投手。大器が宮崎で開花寸前だ=宮崎市清武総合運動公園第 1野球場(SOKKENスタジアム)
「ストレートがシュート回転して、左バッターのインコースから中に入ってしまった。シュートした分、とらえられてしまった。力が入りすぎたし、ボールの質をあげていかないと。そういう面がまだまだです」
自己採点は厳しめだったが、着実にステップを踏んでいる。 1回、先頭の田中にいきなり 3塁打。 2四球も絡み二死満塁とされるも、最後は西田を 1ゴロに打ち取り立ち上がりをしのいだ。その後も若手中心のイヌワシ打線に 3長打含む 6安打を浴びるも、要所を締め 4回を無失点。自慢の直球は自己最速タイの 155キロを計測した。
みやざきフェニックス・リーグを無敗で優勝し、記念写真に収まる阪神ナインと首脳陣=宮崎市清武総合運動公園第 1野球場(SOKKENスタジアム)
8回に「4番手」で投げた来季 2年目の才木も 152キロを投げ、 1回無失点。若き才能は開花の時を待つように剛速球を連発した。
球団はこの日、11月 2日から高知県安芸市でスタートする秋季キャンプのメンバーを発表した。甲子園の秋季練習を打ち上げた金本監督は期待する選手として、 2人の投手の名前をあげた。
「才木なんかは体力アップ。望月は体力が出来てきたからスキルアップやね」とうなずく。その意図はこうだ。
「来年のことを考えると藤浪が…。岩貞、青柳あたりも…。そこに、なんとか才木、望月を 1軍で働けるようにしていきたい」
スコアボードに表示された「優勝 阪神タイガース」の文字=宮崎市清武総合運動公園第 1野球場(SOKKENスタジアム)
来季の先発ローテを確実にしているのは大黒柱のメッセンジャーと今季「12勝」の秋山ぐらいで、不振だった藤浪、岩貞らは競争からの再出発となる。ドラフトでは「MAX155キロ」右腕の仙台大・馬場皐輔投手を「1位指名」。先発強化は急務だが、ファームでじっくりと育成してきた若虎も力をつけてきた。
望月は昨年10月 1日の巨人戦で1軍初登板し、 153キロを投げ、 1回無失点。 2年目の今季、期待されたが腰痛などで出遅れた。 8月に復帰し、長いイニングを投げさせるのではなく、身体の状態を優先させることで再発を防いできた。段階を踏んで、指揮官の目に留まるレベルにまできた。
阪神・先発の望月惇志投手=宮崎市清武総合運動公園第 1野球場(SOKKENスタジアム)
試合後、金本監督のメッセージを伝え聞き「そういっていただいているので。練習でアピールしていきたい」と腕をぶした。来年の 1軍沖縄キャンプに照準。「そこも一つの目標。安芸では課題を持って取り組みたい」と意気込んだ。
この 2人がD 1位馬場とともに大成すれば、一気に虎のウイークポイントは解消する。 「無敗V」でフィニッシュした実りの秋。期待を抱かずにはいられない。
☆阪神・香田勲男投手コーチ
「望月は投げることは問題なさそう。才木は体力作りを継続していくなかで技術的なところも両方追いかけていかないといけない」
4月15日の広島戦で、丸佳浩外野手の打球の目測を誤った高山俊外野手。秋季キャンプでは打撃とともに守備も鍛えられる=阪神甲子園球場
阪神秋季練習(30日、甲子園)阪神は30日、11月 2日から高知・安芸でスタートする秋季キャンプの参加メンバーを発表した。片岡篤史ヘッド兼打撃コーチは、高山俊外野手に関し「(打撃も守備も)どっちもマックスでやらなきゃいけない」と厳命。選手のためなら鬼になる新ヘッドが、屈辱にまみれた昨季新人王をつかまえ、全力で課題にぶつからせる。
これ以上できないという限界まで。どちらかではなく、両方やる。はい上がって来いという願いも込めた「ダブルMAX指令」だ。片岡ヘッドが高山に対し、攻守両面で限界まで追い込むことを明言した。
「中谷、大山という選手はある程度、打撃(練習)に比重を置ける選手だけど、高山の場合、どっちもマックスでやらなきゃいけない選手。もちろん打撃はもともと非凡なものを持っているんだけど、やはり今年最後、試合に出られなかったのは、打撃というより守備の方が(要因として)大きいと思うのでね」
打撃投手をこなした片岡篤史ヘッドコーチ。高山俊外野手にゲキ=阪神甲子園球場
大山と中谷に特打を課し、最後は新ヘッド自ら打撃投手まで務めて、甲子園での秋季練習を締めくくった。 2人は打撃に焦点をしぼって、鍛える秋になる。しかし、しばしチーム本隊と離れ、宮崎でのフェニックス・リーグからキャンプへやってくる高山に対しては、特打も特守もこれ以上ないほどに課す。どちらかには絞れない。とにかく両方マックス、だ。
球団新人最多安打記録を更新する 136安打を放ち、「出場134試合、打率・275、8本塁打、65打点」で新人王に輝いたのも、もう 1年前。屈辱の 2年目は「打率0.250、6本塁打、24打点」に終わった。打撃コーチだった身としても、シーズンを通して高山をスタメン起用に推しきれなかったのは、やはり守備面で中谷や俊介に“分があった”からだった。
「初めて思うようにならないようなシーズンだったと思うし。クローズアップされて、『メンタルの部分』と言われますけど、それはみんな大なり小なりあることなんでね。そこを乗り越えてこそのレギュラーですよ。すべてひっくるめた『結果』。もう練習しかない。単純にそれです」
フェニックス・リーグの楽天戦の 5回、 3邪飛に倒れた高山俊外野手=宮崎市清武総合運動公園第 1野球場(SOKKENスタジアム)
チームの厳しさについて、金本監督は以前から「どこがスパルタよ(笑)」と笑って否定してきたが、打つだけではレギュラーに届かないのも、また真実だ。課されるだけでなく、高山自身がこの秋どこまで自身の「マックス」に近づけるかで、来季の立ち位置が変わってくる。
「安芸に来るメンバーというのはね、来年の戦力として期待しているメンバーなので。体で覚えるという。しっかり数をこなすということ」
時間はある。時間の限り、振り、白球を追うしかない。
★今季の高山俊外野手
オープン戦は「打率0.280、4本塁打、11打点」と好調で、 3月31日の広島との開幕戦(マツダ)は「1番・左翼」で 3安打と好発進。 5月 2日のヤクルト戦(神宮)で「今季1号」を放つと、同月「4本塁打」を放った。しかし 7月に入ると「月間打率0.229」と不調に陥り、スタメンを外れることも。 8月18日に初めて 1軍登録を抹消された。ウエスタン29試合で「打率0.313」と結果を残し、 9月25日に再昇格。同29日のDeNA戦(横浜)で代打本塁打を放ったが、復帰後はCSを含め、スタメン出場はなかった。シーズンを通じて記録に残らない守り、走塁のミスもあった。
藤浪晋太郎投手(2017年10月28日撮影)
阪神は30日、11月 2日からスタートする秋季キャンプ(高知・安芸)のメンバーを以下の通り発表した。
【投手】岩貞、藤浪、小野、石崎、才木、福永、竹安、秋山、山本、青柳、松田、望月、島本、伊藤和 【捕手】坂本、長坂、梅野、原口
【内野手】北條、大山、西岡、糸原、森越、陽川、植田
【外野手】高山、江越、中谷、板山、緒方、俊介
キャンプは11月 2日~19日まで。休日は11月 6日、10日、15日。
桧山進次郎氏(2017年 6月25日撮影)
タテジマ一筋22年、阪神OBの桧山進次郎氏の恒例イベント、「ヒノキガタリ」が11月19日午後 5時30分から、京都市下京区の京都東急ホテルで開催される。
今回は「桧舞台開設15周年」と銘打ち、現役時代に代打の神様として活躍した阪神OB八木裕氏が特別ゲストで出演。「時代を支えた神々の対談」と題してトークショーを行う。また、桧山氏のグッズを集めたチャリティーオークションも開催する。参加費は 1人 2万1600円(税サ込み、小学生以上同額)で、食事はテーブルビュッフェ形式。特典として桧山氏の直筆サイン入り御朱印帳がプレゼントされる。先着 200人で締め切りは11月10日の入金確認分まで。イベント詳細、申し込みは「桧山進次郎オフィシャルサイト 桧舞台」(http://www.hinokibutai.com/hinokigatari4)より。
今年もこの季節がやって参りました!桧山進次郎のヒノキガタリ!
今回は桧舞台開設15周年を記念して、特別ゲスト八木裕氏にお越し頂き、「一時代を支えた神々の対談」と称しまして開催させて頂きます。また桧山のグッズを集めたチャリティーオークションや、毎年恒例「SJRカレンダー」の販売もいたしますので、皆様のお申込みを心よりお待ちしております!!
場 所 京都東急ホテル
〒600-8519 京都府京都市下京区堀川通五条下ル (西本願寺北側)
Tel 075-341-2411 Fax 075-341-2488
URL:http://www.kyoto-h.tokyuhotels.co.jp/
(「桧山進次郎オフィシャルサイト 桧舞台」より一部抜粋)
虎ちゃんは、来年二月に沖縄に行くことになっています!その際に、選手達に会えればと思っています!
今年の試合は終了してしまったが、来年に向かって再度全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(10月)
2017年クライマックスシリーズ 日程
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。