●陽川尚将内野手(26)が 2戦連発を含む「3安打1打点」と大暴れした。秋季キャンプ(高知・安芸)の紅白戦に白組の「5番3塁」で出場。 3回一死 1塁から中谷将大外野手(24)が「左越え2ラン」を放った直後。カウント 2- 1から藤浪の 147キロを「左翼ポール際に運んだ」。実戦 2試合で「6打数5安打3打点、2本塁打」と好調の陽川だが表情を引き締めた。
●高知・安芸での秋季キャンプに参加する藤浪晋太郎投手(23)と岩貞祐太投手(26)は 9日、紅白戦で先発した。白組先発だった岩貞祐太投手(26)は毎回走者を背負うも、 3回無失点。球に力をより伝えられるようにと投球時に右足を上げてから内側に降ろすフォームに取り組むが渋い表情だった。対する藤浪は中谷、陽川に 2者連続で本塁打を許すなど 3回 4失点。 3回、中谷に続き陽川にもガツンと一発を浴びた。藤浪は、打球の行方を少し渋い表情で見つめた。 3回「6安打4失点」。ほめられた数字ではないが、復活を目指す23歳は内容には納得していた。ダランと腕を垂らした脱力フォームで、テンポよく投げ込んだ。 1回はわずか 8球で三者凡退。 2回は 3安打に自らの野選も絡み 1失点。 3回は中谷に甘く入ったカットボールを左翼席に、続く陽川にも直球を左翼ポール際に運ばれた。降板後は香田勲男投手コーチ(52)のもとへ。今季は制球難に苦しみ 1、 2軍を行き来した。フォームが安定しなかったことが原因のひとつだっただけに、香田コーチも一定の評価を下した。
●プロ野球の守備のベストナインを選ぶ「三井ゴールデングラブ賞」の受賞者が 9日、発表され、鳥谷敬内野手(36)が今季コンバートされた 3塁で初受賞した。遊撃手としての受賞も含め、 2年ぶり 5度目の栄誉。主将の肩書も外し、定位置を失って挑んだ2017年だったが、不死鳥のごとくよみがえった。表彰式は30日に東京都内で行われる。男になった! 心の叫びが聞こえてくる。静かな復活。これぞ矜持。昨年、ドン底を見た鳥谷の球団を通じて発したコメントに、率直な喜びがあふれた。2011、2013~2015年に 4度、遊撃で「ゴールデングラブ賞」に輝くも、2016年は深刻な不振に陥った。「打率0.236、7本塁打、36打点」。守っても「10失策」。まさかの落球もあった。そして北條に定位置を奪われ、時代の終焉すらうかがわせた。慣れない仕事場で、序盤は失策が続いた(最終的に「9失策」)。 4月19日の中日戦(ナゴヤドーム)では、まさかのサヨナラ悪送球。不屈の男は人知れず、もがいた。商売道具を手放した。遊撃用グラブを 5月上旬、 3塁用に変更した。ポケットを深くし、サイズも少し大きくした。しかも誰にも気づかれないよう、ほぼ同色で仕上げてもらった。苦しみ、悩んでいるところを表に出さない。結果で納得させてみせる。男の意地が詰まったチョイスだった。そして、 9月 8日のDeNA戦(甲子園)では通算「2000安打」も達成。虎戦士の複数ポジションでの「ゴールデングラブ賞」は、藤田平氏(遊撃、1塁)以来 2人目で36年ぶり。生え抜きの名球会打者 2人が同じ偉業を達成したというのも、味わい深い。復活の年に、金色の幕が下りた。新人年から積み重ねてきた連続試合出場は「1895」。衣笠祥雄氏の「2215」へひた走る。男は黙って勝負する-。いつの時代でもファンは、その姿に心を揺さぶられる。そして鳥谷もまた、何事もなかったかのように黒土の一角に立ち続ける。
●阪神は 9日、上本博紀内野手(31)が東京都内の病院で右足関節の鏡視下手術を無事に終え、 同日退院したと発表した。記事をまとめてみました。
2回裏白一死、左前安打の陽川尚将内野手=高知県安芸市の安芸タイガース球場
陽川尚将内野手が 2戦連発を含む「3安打1打点」と大暴れした。
秋季キャンプ(高知・安芸)の紅白戦に白組の「5番3塁」で出場。 3回一死 1塁から中谷が「左越え2ラン」を放った直後。カウント 2- 1から藤浪の 147キロを「左翼ポール際に運んだ」。実戦 2試合で「6打数5安打3打点、2本塁打」と好調の陽川だが「立場上、 1打席 1打席、結果を残さないといけない」と表情を引き締めた。
紅白戦に先発も3回4失点の藤浪晋太郎投手=高知県安芸市の安芸タイガース球場
高知・安芸での秋季キャンプに参加する藤浪晋太郎投手(23)と岩貞祐太投手(26)は 9日、紅白戦で先発した。
白組先発だった岩貞は毎回走者を背負うも、 3回無失点。球に力をより伝えられるようにと投球時に右足を上げてから内側に降ろすフォームに取り組むが「しっくりこなかった。春まで時間はあるので反復練習の中で自分のいい球を投げられるフォームを見つけたい」と渋い表情だった。
対する藤浪は中谷、陽川に 2者連続で本塁打を許すなど 3回 4失点。「バランス良く投げられるように、ブルペンの延長で投げた」と振り返った。
藤浪晋太郎投手はゆったりと力を抜いたフォームで投げ込んだ=高知県安芸市の安芸タイガース球場
3回、中谷に続き陽川にもガツンと一発を浴びた。藤浪は、打球の行方を少し渋い表情で見つめた。 3回「6安打4失点」。ほめられた数字ではないが、復活を目指す23歳は内容には納得していた。
「バランスよく投げるのが一番。そういう意味ではブルペンの延長くらいの考えで、バランスとタイミングがポイントというか、それだけをやっていればいいかなと」
ダランと腕を垂らした脱力フォームで、テンポよく投げ込んだ。 1回はわずか 8球で三者凡退。 2回は 3安打に自らの野選も絡み 1失点。 3回は中谷に甘く入ったカットボールを左翼席に、続く陽川にも直球を左翼ポール際に運ばれた。
降板後は香田投手コーチのもとへ。「『バランスがよかったね』と。その辺りはよかったという話をさせてもらった」と復習。今季は制球難に苦しみ 1、 2軍を行き来した。フォームが安定しなかったことが原因のひとつだっただけに、香田コーチも「フォームを気にして力を抜いて、ボールの走りを確認していた」と一定の評価を下した。
金本監督も「彼の課題はコントロール。そこは克服してきているのかな」と復調ぶりを認めた。その上で「制球重視でいいんだけど、荒々しさもほしい。球の勢いということでね」と本来の姿を取り戻すことを求めるのも忘れなかった。
「(今後も)ブルペンではバランスよくというのが一番になりますね」
11試合の登板で「3勝5敗、防御率4.12」。今季はいずれもプロ 5年目でワーストだった。もう二度と繰り返さない。安芸で見いだした光明を、来春の完全復活に結びつけてみせる。
プロ野球の守備のベストナインを選ぶ「三井ゴールデングラブ賞」の受賞者が 9日、発表され、鳥谷敬内野手が今季コンバートされた 3塁で初受賞した。遊撃手としての受賞も含め、 2年ぶり 5度目の栄誉。主将の肩書も外し、定位置を失って挑んだ2017年だったが、不死鳥のごとくよみがえった。表彰式は30日に東京都内で行われる。
男になった! 心の叫びが聞こえてくる。静かな復活。これぞ矜持。昨年、ドン底を見た鳥谷の球団を通じて発したコメントに、率直な喜びがあふれた。
「 3塁手として年間を通じてプレーするのは初めてのシーズンでしたが、他球団にも守備力の高い 3塁手がいる中で選出していただき、本当に光栄に思います」
2011、2013~2015年に 4度、遊撃で「ゴールデングラブ賞」に輝くも、2016年は深刻な不振に陥った。「打率0.236、7本塁打、36打点」。守っても「10失策」。まさかの落球もあった。そして北條に定位置を奪われ、時代の終焉すらうかがわせた。
今春キャンプでも逆風は続く。遊撃一本で勝負したがオープン戦から 3塁。「違和感というか、どんどん練習していかないと。難しさはあるけどやっていかないと」と危機感を口にしていた。
慣れない仕事場で、序盤は失策が続いた(最終的に「9失策」)。 4月19日の中日戦(ナゴヤドーム)では、まさかのサヨナラ悪送球。不屈の男は人知れず、もがいた。
商売道具を手放した。遊撃用グラブを 5月上旬、 3塁用に変更した。「打球の速さ、質が違う」と信頼するスラッガー社の担当者に話した。ポケットを深くし、サイズも少し大きくした。しかも誰にも気づかれないよう、ほぼ同色で仕上げてもらった。苦しみ、悩んでいるところを表に出さない。結果で納得させてみせる。男の意地が詰まったチョイスだった。
鳥谷敬内野手は今季コンバートされた 3塁でゴールデングラブ賞。意地でつかんだ栄光だ
そして、 9月 8日のDeNA戦(甲子園)では通算「2000安打」も達成。虎戦士の複数ポジションでの「ゴールデングラブ賞」は、藤田平氏(遊撃、1塁)以来 2人目で36年ぶり。生え抜きの名球会打者 2人が同じ偉業を達成したというのも、味わい深い。
秋季キャンプ中の高知・安芸で報に接した金本監督も「だいぶ慣れてきてね。グラブさばきは上手だから。さすが元ショートという感じやね」とうなった。来年もサードを任せるのか? と問われると「もちろん」と即答。鳥谷自身も、コメントをこう締めくくった。
「現状に満足することなく、これからも向上心を持って練習に取り組み、来年以降も選出していただけるように頑張りたいと思います」
復活の年に、金色の幕が下りた。新人年から積み重ねてきた連続試合出場は「1895」。衣笠祥雄氏の「2215」へひた走る。男は黙って勝負する-。いつの時代でもファンは、その姿に心を揺さぶられる。そして鳥谷もまた、何事もなかったかのように黒土の一角に立ち続ける。
☆三井ゴールデングラブ賞
守備のベストナインを表彰するもので、1972年に「ダイヤモンドグラブ賞」として創設された。1986年から現名称。選考対象となる投手は規定投球回数以上またはチーム試合数の 1/3以上に登板、野手はそれぞれのポジションでチーム試合数の 1/2以上に出場していることが条件。新聞社、テレビ局などのプロ野球担当 5年以上の記者の投票で選ばれ、受賞者には「トロフィーと賞金50万円」が贈られる。
上本博紀内野手=阪神甲子園球場 (2017年 3月11日撮影)
阪神は 9日、上本博紀内野手が東京都内の病院で右足関節の鏡視下手術を無事に終え、同日退院したと発表した。 上本は球団を通じ「来季ベストのプレーをするために手術を選択した。良い形で 2月からの春季キャンプに臨めるようにしっかりリハビリに取り組みたい」とコメントした。
既に2018年度の準備は始まっている!2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 順位表
2018年 公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
2017年日本シリーズ 日程
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。