●来季 2年目の大山悠輔内野手(22)が投内連係、実戦打撃のメニューで今キャンプ初めて遊撃守備に就いた。秋季キャンプ中は 2塁のみでの練習予定だったが、予想以上の飲み込みの早さをみせ、 2塁守備は合格点。来春本格挑戦の予定を前倒しにした。レギュラー獲得へ猛アピールだ。遊撃守備へ、首脳陣のゴーサインが出た。ウオーミングアップを終えると、大山は北條史也内野手(23)、植田海内野手(21)とともに、投内連係に遊撃で参加。ユニホームを泥だらけにしながら必死に白球を追った。今季は 1塁での出場が主だったが、持ち前の打力を生かすために秋季キャンプから 2塁に挑戦。当面は 2塁守備を磨き、春季キャンプから遊撃の可能性を探る構想だったが、首脳陣の評価は上々。大山自身は控えめだったが、飲み込みの早さは予想以上で前倒しが決まった。遊撃守備へのステップアップを進言した久慈照嘉内野守備走塁コーチ(48)は 2塁合格を明かした。名手大和内野手(30)は国内フリーエージェント権を行使する意向をすでに球団に伝えている。阪神残留の可能性は残っているが、万が一の時の備えも必要だ。打力だけでなく、守備力の評価も高い「ドラフト1位」の能力をさらに伸ばして、選択肢を増やしていく。
●才木浩人投手(19=神戸市立須磨翔風高校)が高知・安芸で行われている秋季キャンプで好フィールディングを披露した。投内連係でのバント処理では素早くマウンドから降りて正確な送球をみせた。この日は金本監督が見守る中、41球を投げ込んだ。
●梅野隆太郎捕手(26)が、ブルペン投球に初挑戦した。梅野隆太郎捕手ら 4捕手がブルペン入りして約50球を投げた。同じく捕手の坂本誠志郎(24)を相手に約50球をミットを目がけて力強い投球フォームから投げ込み投手の気分を味わっていた。捕手再挑戦中の原口文仁(25)は収穫を口にした。タイガーバズーカが火を噴く。
●阪神から「ドラフト6位指名」された 152キロ右腕、牧丈一郎投手(18=福井・啓新高)が13日、京都市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金3000万円、年俸 480万円(金額は推定)。仮契約を終えて意気込んだ。憧れの選手を問われると鳥谷敬内野手(36)の名前を挙げた。投手ではあるが、虎が誇る鉄人が目標だった。積み上げた連続試合出場は「1895」で、継続中だ。鉄腕になるためにまずは土台作りに力を注ぐ。
●日本野球機構(NPB)の理事会と12球団による実行委員会が13日、都内で開かれ、来季から判定に異議のある際に、監督が映像によるリプレー検証を求めることができる制度を導入することが正式決定した。MLBでは「チャレンジ」と呼ばれる制度で、NPBは制度の名称を「リクエスト」とすると発表した。今季も本塁打かどうかの判定や、本塁クロスプレーなどでリプレー検証が行われているが、あくまで審判団の判断からだった。判定の客観性を求めるために、監督の要求を認めることになった。行使する場合、監督は速やかにベンチ前に立ち、球審に向けて「四角」を指で作るのが合図。ストライク・ボールの判定、ハーフスイング、自打球・走塁妨害、守備妨害か否か、インフィールドフライ、塁審より前方のファウル、ボークは、「リクエスト」の行使ができない。リプレー検証によって出た、すべての決定に対して異議を唱えることはできない。異議を唱えた場合、監督は退場。などが発表された。金本知憲監督(49)が来季から判定に異議がある際に監督が映像による検証を要求できる「リクエスト制度」への対処法を早くも公開。「2回」失敗すると使えなくなる点に着目しマスコミへのけん制球も忘れなかった。ひょっとしたら、怒り心頭で抗議するほうが楽だったのかもしれない。来季から新たに導入される「リクエスト」制度。監督の判断でリプレー検証を要求できる“特権”は手にしたが、その使い方が、かなり難しい。金本監督はすでにあらゆる可能性を分析済みだった。一番着目したのは、判定が覆らないケースが「2度」になれば、「3度目」は要求できないというルールだった。指揮官の状況判断が問われるシーンが、相当数に出てきそうだ。しかも、そこには超人気球団・阪神ならではの別の心配も加わる。野手のベースタッチも「リクエスト」のターゲットになりそう。送球を受けた 1塁手、 2遊間の足が速く離れることも。春季キャンプでは改めて徹底することになるという。怒りの抗議は姿を消し、沈着冷静に準備する必要がありそうだ。記事をまとめてみました。
来季 2年目の大山悠輔内野手が投内連係、実戦打撃のメニューで今キャンプ初めて遊撃守備に就いた。秋季キャンプ中は 2塁のみでの練習予定だったが、予想以上の飲み込みの早さをみせ、 2塁守備は合格点。来春本格挑戦の予定を前倒しにした。レギュラー獲得へ猛アピールだ。
遊撃守備へ、首脳陣のゴーサインが出た。ウオーミングアップを終えると、大山は北條、植田とともに、投内連係に遊撃で参加。ユニホームを泥だらけにしながら必死に白球を追った。
「いろいろな幅を広げる練習だと思うので、慣れていくことが大事だと思っています。やるからにはできるようになりたいです」
今季は 1塁での出場が主だったが、持ち前の打力を生かすために秋季キャンプから 2塁に挑戦。当面は 2塁守備を磨き、春季キャンプから遊撃の可能性を探る構想だったが、首脳陣の評価は上々。大山自身は「いっぱいいっぱいですけどね」と控えめだったが、飲み込みの早さは予想以上で前倒しが決まった。
金本監督は「(セカンドに)慣れてきて、サマになってきてるらしいから、ショートをやらせてみようか、というコーチの提案で。マイナスにはならないでしょう」と舞台裏を明かした。
遊撃守備へのステップアップを進言した久慈内野守備走塁コーチは「今のうちにいろんなポジションをやっておいたらいいと思うから。セカンドはシートノックとか違和感なくこなしていたしね」と 2塁合格を明かした。
遊撃の守備に就いた大山悠輔内野手。久慈照嘉内野守備走塁コーチ(左)が推薦した=高知県安芸市・安芸タイガース球場
大山はケース打撃で遊撃に就いたが、打球は飛んでこず、守備機会は多くなかったが、カバリングなどを無難にこなした。「いろんな動きでアピールしていきたいです。試合に出られる可能性も広がってくると思いますし、今やっていることが来年プラスになるようにしっかりやっていこうと思います」
打てるショートは魅力的だ。金本監督は「俺らの現役時代のショートを見てみ。二岡(巨人)、宮本(ヤクルト)、石井(横浜)、井端(中日)…みんな 5、 6回『3割』打ってるよ。守れて走れて。鳥谷だって最初は『2割6、7分』の選手だったけれど、『3割』を打ってる。ショートが打てなくていいというものではない」と期待を寄せた。
名手大和内野手は国内フリーエージェント権を行使する意向をすでに球団に伝えている。阪神残留の可能性は残っているが、万が一の時の備えも必要だ。打力だけでなく、守備力の評価も高い「ドラフト1位」の能力をさらに伸ばして、選択肢を増やしていく。
★スクイズ練習も
ケース打撃のメニューが組まれ、山本、松田、島本、福永の 4投手を相手に約 1時間行われた。糸原は「進塁打とか、小技とかそういう打撃が大事だと思いますし、そういうところを任されていると思うので。状況を踏まえたバッティングをしていきたいです」と打球方向を意識。練習は走者を 3塁に置いてのスクイズの練習などを中心に行われた。
投内連係プレーの練習で軽快なフィールディングを見せた才木浩人投手=高知県安芸市・安芸タイガース球場
才木浩人投手が高知・安芸で行われている秋季キャンプで好フィールディングを披露した。
投内連係でのバント処理では素早くマウンドから降りて正確な送球をみせた。
「フィールディングは苦手意識はないですね。正確に処理できるのを一つの強みとして持てるので、いいことだと思う」。
この日は金本監督が見守る中、ブルペン投球。「興味を持っていただけることはありがたいこと」と41球を投げ込んだ。
ピッチャー、梅ちゃん!! ブルペンで投球練習を行う捕手の梅野。投手の気持ちが分かる!?=高知県安芸市・安芸タイガース球場
梅野隆太郎捕手が、ブルペン投球に初挑戦した。
「体の使い方とか、下半身の使い方。傾斜があるのでどうやって体を使えばいいかを考えていました」
同じく捕手の坂本を相手に約50球投げ込み「最速は 136キロです。ピッチングはきついと、めちゃくちゃ感じました」と投手の気分を味わっていた。
ブルペンで投球練習をする梅野隆太郎捕手=高知県安芸市・安芸タイガース球場
梅野隆太郎捕手ら 4捕手がブルペン入りして約50球を投げた。
「傾斜があるなかで、下半身を使って力強い球を投げる。この練習は初めてでしたね」
梅野は約50球を同じ捕手坂本のミットを目がけて力強い投球フォームから投げた。自己申告のMAXは「 136キロだったかな」とにやりと笑ったが、練習そのものは超真剣モード。仕掛け人の山田 1軍バッテリーコーチは「(平地だと)捕手は小さく投げてしまう。(傾斜があると)しっかり下半身で投げる必要がある。50球でハアハアしていたけど、投手の気持ちもわかる」と狙いを明かした。
捕手再挑戦中の原口は「下半身のバランスや胸の張りとか、捕手の練習ではできないことなので」と収穫を口にした。タイガーバズーカが火を噴く。
阪神から「ドラフト6位指名」を受けた啓新・牧丈一郎投手が13日、京都市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金3000万円、年俸 480万円(金額は推定)。
仮契約を終えて「プロへ近づいてきて、身が引き締まる思いです。先発ローテーションに入って負けない投手を目指したい」と意気込んだ。
仮契約を終え、クリスマスツリーを背に「挑む」のタオルを広げ笑顔を見せる「阪神ドラフ ト6位指名」の牧丈一郎投手=京都市内のホテル
阪神に「ドラフト6位指名」された 152キロ右腕、牧丈一郎投手が13日、京都市内のホテルで入団交渉を行い、契約金3000万円、年俸 480万円で仮契約した(金額は推定)。憧れの選手を問われると鳥谷敬内野手の名前を挙げた。
「小さいころから阪神ファンで、一番カッコいいと思っていた。試合に出続けるのはプロ野球選手として大事なこと。コンディションのこととか、機会があれば聞いてみたいです」
投手ではあるが、虎が誇る鉄人が目標だった。積み上げた連続試合出場は「1895」で、継続中だ。ことし 5月24日の巨人戦(甲子園)では、顔面死球で鼻骨を骨折するも、フェースガードをつけて出場を続けた。
「まずはローテを狙える投手になって、自分の目標である『負けない投手』になりたいです」
鉄腕になるためにまずは土台作りに力を注ぐ。
◇牧 丈一郎(まき・じょういちろう)
投手。19998平成11)年 9月23日生まれ、18歳。京都市出身。小 3から軟式野球を始める。下鴨中時代は京都嵐山ボーイズに所属。福井・啓新高では 1年秋からベンチ入り。最速は 152キロ。持ち球はスライダー、カットボール、カーブ、フォーク。 1メートル81、81キロ。右投げ左打ち。
日本野球機構(NPB)の理事会と12球団による実行委員会が13日、都内で開かれ、来季から判定に異議のある際に、監督が映像によるリプレー検証を求めることができる制度を導入することが正式決定した。MLBでは「チャレンジ」と呼ばれる制度で、NPBは制度の名称を「リクエスト」とすると発表した。今季も本塁打かどうかの判定や、本塁クロスプレーなどでリプレー検証が行われているが、あくまで審判団の判断からだった。判定の客観性を求めるために、監督の要求を認めることになった。
来季の本拠地開催のオープン戦から採用し、公式戦は全試合で行う。
リプレー検証に用いる映像は、当該試合のテレビ中継映像にする。検証時間は 5分以内。行使は監督のみ。MLBでは 1回“失敗”すると、その試合でチャレンジできなくなるが、「リクエスト」は 1試合において「2回」失敗が認められる。要求によって判定が翻った(監督から見れば「リクエスト」成功の)場合は、回数は減らない。延長回は回数はリセットされて「1回」認められる。
行使する場合、監督は速やかにベンチ前に立ち、球審に向けて「四角」を指で作るのが合図 ストライク・ボールの判定、ハーフスイング、自打球・走塁妨害、守備妨害か否か、インフィールドフライ、塁審より前方のファウル、ボークは、「リクエスト」の行使ができない。
リプレー検証によって出た、すべての決定に対して異議を唱えることはできない。異議を唱えた場合、監督は退場。などが発表された。
金本知憲監督は「リクエスト」の導入について「難しい」と感想を明かした=高知県安芸市・安芸タイガース球場
金本知憲監督が来季から判定に異議がある際に監督が映像による検証を要求できる「リクエスト制度」への対処法を早くも公開。「2回」失敗すると使えなくなる点に着目し「難しい。何であそこで使わないのか! さい配が悪い!! とみなさんは責めるだろうな」とマスコミへのけん制球も忘れなかった。
ひょっとしたら、怒り心頭で抗議するほうが楽だったのかもしれない。来季から新たに導入される「リクエスト」制度。監督の判断でリプレー検証を要求できる“特権”は手にしたが、その使い方が、かなり難しい。金本監督はすでにあらゆる可能性を分析済みだった。一番着目したのは、判定が覆らないケースが「2度」になれば、「3度目」は要求できないというルールだった。
「2回まででしょ? 多少の駆け引きはあるでしょうね。使いどころ、というのかな。あんまりパパーンと使いすぎて、覆らずに後から使えない、となったら困る」
序盤からリプレーだ! リプレーだ!! と調子に乗りすぎて、肝心の終盤に切り札がない…。それが一番恐ろしい。
「勝負どころで待つのか、使うのか。『1回目』はそう悩まないだろう。『1回』失敗した時が一番怖い」
指揮官の状況判断が問われるシーンが、相当数に出てきそうだ。
しかも、そこには超人気球団・阪神ならではの別の心配も加わる。
来季から導入されることになった「リクエスト」。本塁だけでなく、 1塁のタイミングでもリプレー検証を要求できる
取り囲む番記者を見渡しながら「何であそこで使わないのか、とか言って、君たちは責めるでしょう。何で使わなかったのか、さい配が悪いと、責めるだろうなぁ」と話した。使い切って、必要な時に「リクエスト」できなければ問題だし、疑惑のシーンで躊躇して、余らせてゲームセットの時もファンは不満を抱く。もちろん、マスコミもさい配を厳しく指摘することは否定できない。さすが金本監督、在阪のメディアをよくご存じだ。しっかり“けん制球”を投げてきた。
野手のベースタッチも「リクエスト」のターゲットになりそう。送球を受けた 1塁手、 2遊間の足が速く離れることも。
「うちの内野手も気をつけないといかんやろうね。ファーストも、あまりベースから離れるのが早いとね」
春季キャンプでは改めて徹底することになるという。怒りの抗議は姿を消し、沈着冷静に準備する必要がありそうだ。
☆米大リーグのチャレンジ制度
判定に異議がある場合にリプレー検証を要求できる制度。2014年に導入された。要求できるのは監督だけで、該当するプレー後30秒以内に異議を申し立てないといけない。即座に正確なビデオ判定が下せるよう、30球団それぞれに 7~12台のカメラを設置。 1日 8人の分析担当審判が映像をチェックしている。回数は原則「1試合に1度」だが、判定が覆った場合は最高「2度」を上限に再要求できるなどの規定がある。ストライク、ボールの判定は対象とならない。
既に2018年度の準備は始まっている!2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 順位表
2018年 公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
2017年日本シリーズ 日程
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。