●金本知憲監督(49)が27日、兵庫・三木市内で行われたサンテレビの正月特番「レッツゴー! タイガースゴルフ2018」の収録に参加。来季は代走要員となる足のスペシャリストを「2人」、ベンチ入りさせたい意向を明かした。13年ぶりの優勝を目指す「就任3年目」。カープのお株を奪う攻撃で、機動力野球を実現する。今年こそ目指す野球を形にする。足で 1点をもぎとる。「勝負の3年目」。金本監督がベンチ入り25人のうち「2」を、足のスペシャリストの枠にしたい考えを明かした。片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(48)、矢野燿大 2軍監督(48)とラウンド後、13年ぶりの優勝に挑む来季へ掲げた、キーワード。リーグ連覇した広島にあり、「2位」の虎にはなかったものだ。チーム盗塁数は昨年の「59から70へ」増えたが、広島の「112」には遠い。何より盗塁、走塁のスピードはもちろん、その選手が塁に出るだけで、投手にも守備にも緊張感が走り、動揺が出る。これが機動力野球の神髄だ。小さいようで、大きな差。実際、就任から 2年、阪神ベンチには代走要員を置ける余裕はなかった。今季終盤には江越大賀外野手(24)、植田海内野手(21)らを昇格させたが、シーズンを通して駒不足は明らかだった。それでも“攻めのカード”を入れたい。すべては勝つためだ。そのために10月26日のドラフト会議から動いていた。俊足選手の必要性を球団に直訴し、「ドラフト3位」で50メートル 5秒 8の熊谷敬宥内野手(22=立教大學)、「4位」で同 5秒 8の島田海吏外野手(21=上武大學)を獲得。将来的にレギュラーに育って欲しいが、まずは代走から、新人を 1軍戦力に考えている。 2つの“足枠”をベンチワークがしっかり生かしたとき、今年までとは違う金本虎が生まれる。「優勝」の 2文字が、見えてくる。
●来季も主将を務めることが決まった福留孝介外野手(40)が27日、兵庫県内でサンテレビの「レッツゴー! タイガースゴルフ2018」に参加後、改めて“所信表明”。なれ合いを排除し、より一層、戦う集団にしていくことを話した。「何も変わらないよ」と切り出し、「主将2年目」への思いを語り始めた。「嫌われ役」をよろこんで引き受けるのも、これまで通り。ただ 1つ、もっと見たいものがある。福留はもっと、チーム内の火花を求めている。仲良しこよしでは勝てない-。ずっと言い続けてきたことだ。根付いてきている部分もあるとはいえ、もっともっと“バチバチ”でいいと見ている。チームのためなら、自らハッパをかけ、火に油を注ぐこともいとわない。これまでも言うべきことを、言うべきタイミングで言い続けてきた。だからこそ金本監督も、福留をここまで頼る。さすがの貫禄で、この日のゴルフでも見事「V」を勝ち取った(グロス92、ネット70.4)。トロフィーや日本酒など、抱えきれない賞品を手に壇上に立つと威勢よく締めた。「2位」から、次に見据えるのは「V」しかない。変わらない福留が、少しずつ虎を変えていく。
●サンテレビの正月特番「レッツゴー! タイガースゴルフ2018」が27日に収録。ラウンド後の表彰式では最下位から順位が発表され、青柳晃洋投手(23)が24日に行われたオーナー杯に引き続き、最下位。場内からは笑い声が沸き起こった。「20位」で名前が呼ばれた中谷将大外野手(24)は悔しい表情。優勝は福留で、続いたのは「7位(選手2位)」の石崎剛投手(27)だった。
●ゴルフに参加した北條史也内野手(23)は27日、山崎憲晴内野手(30)の加入に伴い、より激化する 2遊間争いについて気を引き締めた。今季66試合に出場した糸原健斗内野手(25=JX-ENEOS)や経験豊富な西岡剛内野手(33)に加え、秋季キャンプから練習を始めた大山悠輔内野手(22)、快足の植田らがひしめく 2遊間。金本監督が同じ力なら元気のある選手を使うと話していることにも、気合を入れ直した。
●阪神は27日、DeNAから戦力外通告を受けた山崎憲晴内野手と契約したと発表した。「1年契約」で、年俸1000万円(金額は推定)、背番号は未定。西宮市内の球団事務所で会見に臨んだ山崎は、内野の全ポジションに加え、捕手も経験があり、スペイン語を話せることも明かした。“三刀流”で、33年ぶりの日本一を目指す金本虎に恩返しする。崖っぷちから戻り、新たな野球人生をスタートする。手を差しのべてくれた虎にすべてを捧げて、頂点を目指す。会見に臨んだ山崎が、熱い決意を口にした。2016年 2月に左膝内側側副じん帯断裂の手術を受け、そこから出番を失った。 2年連続 1軍出場がなく、戦力外に。今月15日に「12球団合同トライアウト」(マツダ)を受け、高い守備力を虎に評価された。だからこそ何でもやる覚悟だ。金本監督は来季、代走要員 2人をベンチに入れるプランを描いているだけに、内野守備の名手が「第3の捕手」もできるなら、これほどありがたいことはない。しかもスペイン語も話せる。ユリエスキ・グリエル内野手(33=現アストロズ)ら外国人選手との連係のために「スペイン語は野球用語と、とっさに使わないといけない言葉は大体覚えました」という。ラファエル・ドリス投手(29)やマルコス・マテオ投手(33)(ドミニカ共和国)、大筋合意した最速 153キロ右腕のモレノ(ベネズエラ)らとも、コミュニケーションはばっちりだ。ピンチの場面でも、通訳を介さない“神の声”でアシストできる。記事をまとめてみました。
広島から盗む! “足枠”を作る!! 金本知憲監督が27日、兵庫・三木市内で行われたサンテレビの正月特番「レッツゴー! タイガースゴルフ2018」の収録に参加。来季は代走要員となる足のスペシャリストを「2人」、ベンチ入りさせたい意向を明かした。13年ぶりの優勝を目指す「就任3年目」。カープのお株を奪う攻撃で、機動力野球を実現する。
今年こそ目指す野球を形にする。足で 1点をもぎとる。「勝負の3年目」。金本監督がベンチ入り25人のうち「2」を、足のスペシャリストの枠にしたい考えを明かした。
「理想は 3、 4人いてくれたらいいけど、そんな簡単なもんじゃないし。 2人(代走の)スペシャリストが(ベンチに)いるというのが。欲しいね、 2人は」
片岡ヘッド兼打撃コーチ、矢野 2軍監督とラウンド後、13年ぶりの優勝に挑む来季へ掲げた、キーワード。リーグ連覇した広島にあり、「2位」の虎にはなかったものだ。
「やられたね…。 9月の最初の 2連敗も足だから。野間の盗塁と上本弟の。足で負けた 2試合だった」。V逸が決定的となった 9月 5日からの敵地「3連敗」。特に 1戦目は野間、 2戦目は上本(崇司)の盗塁から、やられた。ともに代走から出場した俊足選手だった。
「(投手が)クイックやけん制で刺してやろうと思いながら打者と対戦するのと、何もなくて対戦するのとでは違う」
チーム盗塁数は昨年の「59から70へ」増えたが、広島の「112」には遠い。何より盗塁、走塁のスピードはもちろん、その選手が塁に出るだけで、投手にも守備にも緊張感が走り、動揺が出る。これが機動力野球の神髄だ。
小さいようで、大きな差。実際、就任から 2年、阪神ベンチには代走要員を置ける余裕はなかった。今季終盤には江越、植田らを昇格させたが、シーズンを通して駒不足は明らかだった。
もちろんリスクも背負う。捕手 2人制だった 9月 5日を例に見ても、スタメンを除いた阪神のベンチ入りの控え野手は、 6人。うち 2人を足のスペシャリストにするとなれば相当、手腕が問われる。福留、糸井、鳥谷以外レギュラーがおらず、代打、守備固めなど途中交代選手が多く必要な虎では、なおさらだ。
それでも“攻めのカード”を入れたい。すべては勝つためだ。そのために10月26日のドラフト会議から動いていた。
「広島やソフトバンクや、日本ハムのスカウティングをね。やっぱり足の速いのを獲って、(そこから)打てるようにして…。いいところは、パクりましょうと」
狙いを定める金本知憲監督。優勝への道筋も見えた!?=兵庫・三木市内
俊足選手の必要性を球団に直訴し、「ドラフト3位」で50メートル 5秒 8の熊谷敬宥内野手(立教大)、「4位」で同 5秒 8の島田海吏外野手(上武大)を獲得。「間違いなく( 2人の)足は 2トップでしょ。大きい」。将来的にレギュラーに育って欲しいが、まずは代走から、新人を 1軍戦力に考えている。
「( 2人いれば)すごく作戦は広がってくるわね」。 2つの“足枠”をベンチワークがしっかり生かしたとき、今年までとは違う金本虎が生まれる。「優勝」の 2文字が、見えてくる。
◇金本監督の発言を伝え聞いた植田海内野手
「代走とかの機会からスタメン(を奪っていく)というものだと思う。まずそこからと自分でも思っています。(自分が)プロ野球で売っていきたいこととしては、足が一番なので」
★1軍登録
プロ野球の1軍登録は最大28人で、ベンチ入りできるのは最大25人。通常は登板の可能性のない先発投手3人が外れる。また外国人は最大4人で、野手または投手として登録できるのは、それぞれ3人まで。
★阪神、 9月の「広島戦3連敗VTR」
「6.5ゲーム」差で迎えた首位広島との 5- 7日の 3連戦(マツダ)。 1戦目は 5- 5の 7回、二死 1塁で代走・野間の盗塁と安部の右前打で勝ち越されると、福留の「逆転2ラン」で 7- 6とした直後の 9回。ドリスが一死から野間に遊撃内野安打を許し、暴投で 2塁へ。安部に「逆転2ラン」を浴び、自力優勝が消滅。広島に「マジック12」が点灯した。 2戦目は 3- 0の 8回に追いつかれると、延長11回。石崎が上本に四球と 2盗を許し、前進守備を敷いたところで会沢に右越えのサヨナラ打。 3戦目も 4- 6で敗れ、事実上“終戦”となった。
☆主な代走のスペシャリスト
★飯島秀雄(ロッテ):陸上 100メートルの元日本記録保持者。1964年東京、1968年メキシコ五輪に出場後、「世界初の代走専門選手」として1969年「D9位」でロッテ入団。 3年間で「117回代走起用」されたが通算盗塁は「23」だった。
★藤瀬史朗(近 鉄):1970~1980年代に「近鉄特急」と呼ばれ、代走で通算「105盗塁(通算117盗塁9。)
★今井譲二(広 島):1980年代に代走要員として活躍。11年間で 263試合に出場も、ほぼ代走起用。通算打席数「31」に対し、盗塁数は倍の「62」。
★鈴木尚広(巨 人):代走では歴代最多となる「132盗塁」。「神の足」と賞され、12年連続「2桁盗塁」、通算盗塁成功率(200盗塁以上)「0.829は歴代1位」。
来季も主将を務めることが決まった福留孝介外野手が27日、兵庫県内でサンテレビの「レッツゴー! タイガースゴルフ2018」に参加後、改めて“所信表明”。なれ合いを排除し、より一層、戦う集団にしていくことを話した。
「何も変わらないよ」と切り出し、「主将2年目」への思いを語り始めた。「嫌われ役」をよろこんで引き受けるのも、これまで通り。ただ 1つ、もっと見たいものがある。福留はもっと、チーム内の火花を求めている。
「若い選手同士、なあなあになるというか、やっぱり仲良しではね。自分のポジションもいろいろかぶる選手もいるだろうし。奪い合わないといけない、競争しないといけないというのもね、若い選手も自分たちで分かっていると思う」
仲良しこよしでは勝てない-。ずっと言い続けてきたことだ。根付いてきている部分もあるとはいえ、もっともっと“バチバチ”でいいと見ている。「自分の中でしっかりと、その競争をあおれるように。“あおる”といったら語弊があるかもしれないけど、そういう競争をできるようにしていけたら」とも語った。
今年も主将を務める福留孝介外野手は、ゴルフでも優勝。さすが!=兵庫・三木市内
チームのためなら、自らハッパをかけ、火に油を注ぐこともいとわない。これまでも言うべきことを、言うべきタイミングで言い続けてきた。だからこそ金本監督も、福留をここまで頼る。
信頼し合える仲間がいるから、また「C」マークをつけることにも何の不安もない。「僕はその名をつけているだけ。能見もいるし鳥谷もいるし球児もいる。ただ、なれ合いにならないように。来年もそういうところは気をつけてやっていければいいんじゃないですか」。各ポジションのベテラン陣と、虎を引き締め合って進む。
さすがの貫禄で、この日のゴルフでも見事「V」を勝ち取った(グロス92、ネット70.4)。トロフィーや日本酒など、抱えきれない賞品を手に壇上に立つと「41歳ということで(2018年は)厄年なんですが、素晴らしいスタートにできそうです。金本監督を胴上げして、来年はもっと盛大にやりましょう!」と威勢よく締めた。
「2位」から、次に見据えるのは「V」しかない。変わらない福留が、少しずつ虎を変えていく。
サンテレビの正月特番「レッツゴー! タイガースゴルフ2018」が27日に収録。ラウンド後の表彰式では最下位から順位が発表され、青柳が24日に行われたオーナー杯に引き続き、最下位。場内からは笑い声が沸き起こった。「20位」で名前が呼ばれた中谷は「全然ダメでした…。普段あまりやらないので。練習しないとですね」と悔しい表情。優勝は福留で、続いたのは「7位(選手2位)」の石崎だった。
「レッツゴー!~」ゴルフに参加した北條は27日、山崎の加入に伴い、より激化する 2遊間争いについて「結果を出すだけです」と気を引き締めた。今季66試合に出場した糸原や経験豊富な西岡に加え、秋季キャンプから練習を始めた大山、快足の植田らがひしめく 2遊間。金本監督が同じ力なら元気のある選手を使うと話していることにも、「それもアピールなので、頑張るだけです」と気合を入れ直した。
嶌村聡球団副本部長(左)から帽子をかぶせてもらう山崎憲晴内野手=西宮市内の阪神球団事務所
阪神は27日、DeNAから戦力外通告を受けた山崎憲晴内野手と契約したと発表した。「1年契約」で、年俸1000万円(金額は推定)、背番号は未定。西宮市内の球団事務所で会見に臨んだ山崎は、内野の全ポジションに加え、捕手も経験があり、スペイン語を話せることも明かした。“三刀流”で、33年ぶりの日本一を目指す金本虎に恩返しする。
崖っぷちから戻り、新たな野球人生をスタートする。手を差しのべてくれた虎にすべてを捧げて、頂点を目指す。会見に臨んだ山崎が、熱い決意を口にした。
「一回死んだ身ですし、タイガースさんからお話をいただいて、言葉にならないくらいうれしかった。その思いを、プロ野球選手ですから数字と結果で表すしかない。『優勝、日本一』に向けてチームの力になりたい」
2016年 2月に左膝内側側副じん帯断裂の手術を受け、そこから出番を失った。 2年連続 1軍出場がなく、戦力外に。今月15日に「12球団合同トライアウト」(マツダ)を受け、高い守備力を虎に評価された。だからこそ何でもやる覚悟だ。
定評のある内野守備だけでなく、捕手もできるとは…
本職は遊撃だが「どこのポジションでも守れるのが、自分のセールスポイント」と頼もしい。人工芝から土のグラウンドになっても「甲子園ではエラーした覚えがない。いいイメージしかない」と問題なしだ。さらに埼玉栄高時代には捕手経験があり、イースタン・リーグでマスクを被ったことも。
「(ワンバウンドなどを)止めることと、投げることは、自分でもある程度はできる」
金本監督は来季、代走要員 2人をベンチに入れるプランを描いているだけに、内野守備の名手が「第3の捕手」もできるなら、これほどありがたいことはない。
しかもスペイン語も話せる。グリエル(現アストロズ)ら外国人選手との連係のために「スペイン語は野球用語と、とっさに使わないといけない言葉は大体覚えました」という。ドリスやマテオ(ドミニカ共和国)、大筋合意した最速 153キロ右腕のモレノ(ベネズエラ)らとも、コミュニケーションはばっちりだ。ピンチの場面でも、通訳を介さない“神の声”でアシストできる。
ラファエル・ドリス投手(左)やマルコス・マテオ投手らともコミュニケーションはばっちりだ
「器用貧乏になってしまうかもしれませんが、僕がこの世界で生きていく上で、そのことが一番大事。もう一度初心に帰って、がむしゃらに」 内野、捕手、そして“通訳”の三刀流。バントなど小技も定評がある。チームのため、持てるすべての力を駆使する。
◇会見に同席した阪神・嶌村聡球団副本部長
「(トライアウトを見て)軽快な動きで(獲得に)いこうかと。全ポジション守れるのは大きい。(大和の去就とは別に)当初から、内野手の補強は考えていた」
◎山崎 憲晴(やまざき・のりはる)
内野手。1986(昭和61)年12月13日生まれ、30歳。静岡県出身。埼玉栄高、横浜商大を経て2009年「D3位」で横浜(現DeNA)入団。同年 4月 3日の中日戦(ナゴヤドーム)でプロ初出場スタメン。昨季から 1軍出場がなく今オフに戦力外に。通算 412試合出場、「打率0.218、6本、56打点」。 1メートル76、82キロ。右投げ右打ち。来季年俸1000万円。
既に2018年度の準備は始まっている!2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年日本シリーズ 日程
2017年 公式戦 順位表
2018年 公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。