●桑原謙太朗投手(32)が 7日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、3700万円増の年俸4500万円でサインした。背水の陣だったプロ10年目の今季は必勝リレーの一角で大活躍し、67試合に登板して「4勝2敗、防御率1.51」の好成績を残した。「43ホールドポイント」を挙げ、初タイトルの「最優秀中継ぎ投手賞」を受賞。大幅昇給に笑顔も見せていた。アップ率 463%は、球団の日本人では過去最高となった。今季チームトップの67試合登板とフル回転したセットアッパーに対し、金本知憲監督(49)が大幅昇給をフロント陣に要望していた。普段はクールな右腕も、思わずほおが緩んだ。提示された額に心の中で、金本監督にそっと感謝。今季チーム一番の“上がり目”だった桑原が、最高の評価を勝ち取った。昨季 1軍登板がなし。背水の陣で臨んだプロ10年目の今季は、将に見いだされて開幕からセットアッパーとしてフル回転。チームトップの67試合に登板し、「4勝2敗39ホールド、防御率1.51」をマーク。自身初タイトルとなる「最優秀中継ぎ投手(43ホールドポイント)」も受賞した。自らを見いだし、大幅昇給をバックアップしてくれた将へ。その恩はマウンドでの「0」で返す。(金額は推定)
●福留孝介外野手(40)が 7日、岐阜・大垣市内のゴルフ場で行われた「山崎武司チャリティーコンペ」に参加し、兄貴分と慕う元中日の山崎武司氏(49)から若虎の壁になれと猛ゲキをもらった。乗り越えるべき壁となって競争をあおり、金本虎の戦力アップに力を尽くす。天下分け目の合戦が行われた関ケ原にほど近いゴルフ場。初冬の好天に恵まれ、福留の気持ちも高ぶる。来季は41歳シーズン。若虎との戦いへ、決意を口にした。兄と慕う山崎氏が主催する恒例のチャリティーコンペに参加。来季も主将を務める福留について、中日、楽天などで主砲を務めた山崎氏は、弟分にエール送っていた。若手と切磋琢磨し、競争することが何よりも選手生命を伸ばすことになる。自らも現役にこだわりながら、44歳でユニホームを脱いだ経験からだった。その期待に応えるべく、若虎にとって乗り越えるべき壁になる。かつて自らも山崎氏の大きな背中を見て、必死にバットを振った。チームのためにも、敢えて高く頑丈な壁となる。
●北條史也内野手(23)が 7日、大阪市内で行われたアドバイザリースタッフ契約を結ぶSSK社の「プロスタッフ会議」に出席し、来季は 5グラム重い 910グラムの自身最重量バットを使用することを明かした。重いバットで速球に振り負けず、遊撃レギュラー奪取へ挑む。最重量バットで遊撃奪取や! 来季使用する用具に関してSSKとの約 1時間の話し合いを終えると、北條が言葉に力を込めた。昨季は 890グラム。今季は 905グラム。そして、来季は「今までで一番重い」という 910グラムのバットで臨む。形状は変わらないといい、「重い方が飛ぶんじゃないかなと」と、変更の理由を明かした。秋季キャンプでは重さ 1.1キロの長尺重量バットで振り込みを敢行。球界を見渡しても、最近は軽めのバットを好んで使う選手が多いといい、金本監督も現役時代は 905グラムのバットを使用していた。バットに加え、グラブも若干の変更を加えた。従来と型は変えず、捕球面に柔らかめの革を使ったものに。こちらは「お試しって感じで」と、開幕までに試行錯誤していくつもりだ。ちょっと重くなった新しい“相棒”を振り込み、激化する遊撃手争いを一歩リードする。
●岩田稔投手(34)が 7日、東京都内でプロ野球人の社会貢献活動を表彰する「ゴールデンスピリット」の表彰式に出席した。大阪桐蔭高 2年冬に「1型糖尿病」を発症しながら、阪神先発陣の一角として長年活躍。同時に「1型糖尿病」の啓蒙活動を続けてきた。同賞選考委員でもある巨人長嶋茂雄終身名誉監督(81)から特別賞も授与され笑顔を見せた。岩田は同病患者との交流会などにとどまらず、2009年からは「NPO法人日本IDDMネットワーク」を通じ、 1勝につき10万円を「1型糖尿病研究基金」に寄付。今季終了時点で自身プロデュースグッズの収益金も含め、計 472万円の贈呈してきた。この日は「岩田稔基金」の創設も発表され、力を込めた。今後も希望の星として頑張ることを誓った。
●原口文仁捕手(25)と岩崎優投手(26)が大阪市立泉尾東小学校を訪問し、約 380人の全校生徒と交流した。原口がゴムボールを使ってバッティングを披露すると、子どもたちから歓声がわいた。質問コーナーでは鋭い質問も飛び苦笑いで答えた。最後は「勉強をたくさん頑張って、終わったらたくさん遊んで、僕たちも優勝を目指して頑張るので、ぜひ甲子園や京セラドームに見に来てください」と締めくくった。
●大阪城ホールで 7日、読売テレビ系「ダイワハウススペシャル プロ野球No・1決定戦! バトルスタジアム」(来年 1月 7日、後 1:15)の収録が行われた。阪神からは能見篤史投手(38)、高山俊外野手(24)、大山悠輔内野手(22=白鴎大学)が参加。記事をまとめてみました。
桑原謙太朗投手が 7日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、3700万円増の年俸4500万円でサインした。
「すごく評価していただいた。想像くらいより、ちょっと上かな」。
背水の陣だったプロ10年目の今季は必勝リレーの一角で大活躍し、67試合に登板して「4勝2敗、防御率1.51」の好成績を残した。「ひと言で大変だったなと。年間通してやる難しさを。すごく疲れたなと」。「43ホールドポイント」を挙げ、初タイトルの「最優秀中継ぎ投手賞」を受賞。大幅昇給に笑顔も見せていた。
契約更改を終え笑顔を見せる桑原謙太朗投手=兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
桑原謙太朗投手が 7日、西宮市内の球団事務所で契約交渉を行い、今季年俸 800万円から3700万円の大幅アップの4500万円でサイン。アップ率 463%は、球団の日本人では過去最高となった。今季チームトップの67試合登板とフル回転したセットアッパーに対し、金本知憲監督が大幅昇給をフロント陣に要望していた。
普段はクールな右腕も、思わずほおが緩んだ。提示された額に「ありがとうございます」と心の中で、金本監督にそっと感謝。今季チーム一番の“上がり目”だった桑原が、最高の評価を勝ち取った。
「思っていた以上に評価してもらいました。(高い評価に)ありがとうございます、その一言です。(予想と)それよりちょっと上ぐらい」
無数のフラッシュに少し驚きながらも、笑みを見せた。3700万円増で、今季年俸から 463%のアップ率。虎の日本人選手では昨年の原口( 400万円→2200万円、 450%アップ)を超える過去最高のアップ率となったが、その裏には指揮官のバックアップがあった。
昨季 1軍登板がなし。背水の陣で臨んだプロ10年目の今季は、将に見いだされて開幕からセットアッパーとしてフル回転。チームトップの67試合に登板し、「4勝2敗39ホールド、防御率1.51」をマーク。自身初タイトルとなる「最優秀中継ぎ投手(43ホールドポイント)」も受賞した。
エレベーター内で笑みを浮かべる桑原謙太朗投手。金本知憲監督の異例のバックアップで大幅昇給だ=兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
金本阪神が誇る鉄壁のリリーフ陣の象徴的な存在となり、「2位」躍進の立役者。交渉に当たった谷本副社長が「監督から『桑原には出したってくれ』という推薦があったので。それを考慮して、球団として、思いきった額を出した」と明かしたが、監督が特定選手の年俸大幅増をフロントに要望するのは超異例だ。
原口、北條、高山ら若手が台頭した昨季のオフ、将はフロントに「 1年活躍したくらいで、簡単に若手の給料をアップさせないでほしい」と要望。若虎の今後を思っての親心だったが、10年目の苦労人、桑原は特別。それほど右腕の力は大きかった。谷本氏も「監督も自分が見いだして、助けてもらったという感覚が強かったのだと思います」と思いやった。
今年だけで終わるつもりはない。最速 152キロの直球と鋭く曲がる決め球のスライダーに加え、新たにフォーク系の習得に着手。今年 8月20日の中日戦(ナゴヤドーム)までキープした「防御率0点台」を目標に掲げた。
「失点しないことが一番チームに貢献できる。難しいことだとは思いますけど、何とかがんばって、そこの成績を残せるように」
自らを見いだし、大幅昇給をバックアップしてくれた将へ。その恩はマウンドでの「0」で返す。(金額は推定)
契約更改後の会見に応じる桑原謙太朗投手=兵庫・西宮市内の阪神球団事務所
★鳴尾浜の改修要望
谷本副社長は交渉中、桑原から 1つだけ球団への要望があったことを明かした。それは鳴尾浜のブルペンのこと。「捕手側の人工芝が痛んでいて、ワンバウンドするたびに球が傷むので若い選手のためにできれば変えてください、と」。道具を大事にする。若手を思う。なんとも桑原らしい、ほっこりした注文に、谷本氏も「非常に謙虚ですね。性格かもしれないですが」と感激。球団側はさっそく、改修へと動き出した。
◇データBOX◇
◎…桑原が日本人選手では球団最高の 463%のアップ率で更改。外国人選手では、2008年に 300万円で育成契約(同年に支配下登録)したバルディリスが、翌年に1900万円でアップ率 533%を記録した例がある 阪神リリーフ投手の「防御率0点台(30試合以上登板)」は、2012年に加藤康介がマークした「0.83(41試合)」が最後。他には藤川球児2006年に「0.68(63試合)」、2008年にも「0.67(63試合)」を記録している。
チャリティーコンペに出場した福留孝介外野手。まだまだ若虎に負けるつもりはない=岐阜県大垣市・メナードカントリークラブ西濃コース
福留孝介外野手が 7日、岐阜・大垣市内のゴルフ場で行われた「山崎武司チャリティーコンペ」に参加し、兄貴分と慕う元中日の山崎武司氏(49)から若虎の壁になれと猛ゲキをもらった。乗り越えるべき壁となって競争をあおり、金本虎の戦力アップに力を尽くす。
天下分け目の合戦が行われた関ケ原にほど近いゴルフ場。初冬の好天に恵まれ、福留の気持ちも高ぶる。来季は41歳シーズン。若虎との戦いへ、決意を口にした。
「もちろん(競争に)負けると思ってやるつもりもないし、チーム内の競争力があがっていき、その中で個人の力がどんどんあがっていくことはいいと思う。まあまあ、壁とまでいくかわからないけども」
兄貴分と慕う山崎武司氏(奥)から猛ゲキをもらった福留孝介外野手=岐阜県大垣市・メナードカントリークラブ
兄と慕う山崎氏が主催する恒例のチャリティーコンペに参加。来季も主将を務める福留について、中日、楽天などで主砲を務めた山崎氏は「引導を渡すのは若い選手だからね」といいつつ、「でも、福留を(若手が)超えなければ、いつまでもやると思う。とことん頑張ってほしい」と、弟分にエール送っていた。
その言葉の真意は、ベテランの座に甘んじることなく、若手と切磋琢磨し、競争することが何よりも選手生命を伸ばすことになる。自らも現役にこだわりながら、44歳でユニホームを脱いだ経験からだった。その期待に応えるべく、若虎にとって乗り越えるべき壁になる。
1番、ティーショットを打った福留孝介外野手=岐阜県大垣市・メナードカントリークラブ西濃コース
山崎氏は福留が中日に入団した1999年当時の主砲。プロ 1年目のオフからハワイで合同自主トレを行うなど、誰よりも慕ってきた。阪神移籍後も現役を引退した“師匠”にトレーナー役を頼み込み、ハワイに同行してもらったほど。ともに汗を流し、成長を見守ってもらった人の言葉だからこそ、来季への最高のモチベーションになる。
今季は中谷が20発を打ち、大山もプロ 1年目にして「4番」を務めたが、山崎氏は「福留は、高い壁だよねえ」。チーム内の競争の末、その座を脅かす若手の台頭こそが金本虎を強くする。福留ももちろん分かっている。
「みんなで競争している訳だから。そこはどんどんやっていかないといけないだろうし。場所、場所によってみんながやる役割を頭に入れてやっていければいいと思います」。かつて自らも山崎氏の大きな背中を見て、必死にバットを振った。チームのためにも、敢えて高く頑丈な壁となる。
キャディーとピースサインをする福留孝介外野手=岐阜県大垣市・メナードカントリークラブ西濃コース
★打率より打点
山崎氏は“弟子”の2018年シーズンに向けて「孝介の場合、『(打率)2割6、7分』で走者をかえしてくれたら仕事はOK。打率ではなく、走者をかえすことをやってほしい」。今季チーム「1位の79打点(2位は糸井の62打点)」を稼ぎ出したが、さらなる勝負強さに期待した。また外野守備についても「外野がきついとなれば 1塁やればってなると思うけど、まだまだやる気持ちがあるならやればいい」と話した。
18番、パッティングをするタレントの池畑慎之介(ピーター)(右)と福留孝介外野手(左)=岐阜県大垣市・メナードカントリークラブ西濃コース
◇山崎 武司(やまさき・たけし)
元内野手。1968(昭和43)年11月 7日生まれ、49歳。愛知県出身。愛工大名電高から1987年D 2位で中日入団。1996年に「39本塁打」で初タイトルを獲得。2003年にトレードでオリックスへ移籍し、2005年に楽天へ移り、2007年には「43本塁打、108打点で2冠」。2011年には「7年連続2桁本塁打」を記録した。2012年に中日に復帰し、2013年限りで現役引退。「通算2249試合、打率・257、403本塁打、1205打点。ベストナイン3度」。 1メートル82。右投げ右打ち。
北條史也内野手が 7日、大阪市内で行われたアドバイザリースタッフ契約を結ぶSSK社の「プロスタッフ会議」に出席し、来季は 5グラム重い 910グラムの自身最重量バットを使用することを明かした。重いバットで速球に振り負けず、遊撃レギュラー奪取へ挑む。
最重量バットで遊撃奪取や! 来季使用する用具に関してSSKとの約 1時間の話し合いを終えると、北條が言葉に力を込めた。 「(バットを) 5グラム重くします。まだ振れるなと思ったので」
昨季は 890グラム。今季は 905グラム。そして、来季は「今までで一番重い」という 910グラムのバットで臨む。形状は変わらないといい、「重い方が飛ぶんじゃないかなと。(速球に振り)負けないかなと思ったので」と、変更の理由を明かした。
秋季キャンプでは重さ 1.1キロの長尺重量バットで振り込みを敢行。一回りパワーアップし、メーカー担当者も「これまでの重さのバットだと物足りなくなったのかな」と証言する。球界を見渡しても、最近は軽めのバットを好んで使う選手が多いといい、金本監督も現役時代は 905グラムのバットを使用していた。
SSKの「プロスタッフ会議」に出席した北條史也内野手。新しいグラブの感触を確かめた=大阪市内
バットに加え、グラブも若干の変更を加えた。従来と型は変えず、捕球面に柔らかめの革を使ったものに。こちらは「お試しって感じで」と、開幕までに試行錯誤していくつもりだ。
大和がFAでDeNAに移籍し、遊撃のレギュラー争いは混戦模様。西岡、糸原、植田らと横一線の状況だ。だからこそ、持ち味の打撃を発揮して競争を制するつもりだ。
「こうやって(道具を)提供してもらっているからには 1軍で試合に出続けないといけないので、しっかり出られるように頑張りたいです」
ちょっと重くなった新しい“相棒”を振り込み、激化する遊撃手争いを一歩リードする。
★来季の遊撃争い
大和内野手の流出により、競争激化。金本監督は「北條、植田、ルーキーもいるし、糸原、上本、西岡、大山」とD 3位・熊谷敬宥内野手(22=立教大學)も含めて、競わせる方針を示している。さらに優先条件について「守りになってくる」と断言。今季の実績からは糸原、北條が優位に立つが、左アキレス腱断裂からの完全復活を目指す西岡、来季 2年目の大山も有力候補になる。
「1型糖尿病患者」と子どもたちと交流する岩田稔投手=東京都内
岩田稔投手が 7日、東京都内でプロ野球人の社会貢献活動を表彰する「ゴールデンスピリット」の表彰式に出席した。大阪桐蔭高 2年冬に「1型糖尿病」を発症しながら、阪神先発陣の一角として長年活躍。同時に「1型糖尿病」の啓蒙活動を続けてきた。同賞選考委員でもある巨人長嶋茂雄終身名誉監督から特別賞も授与され、「なかなかこういう活動を評価してもらえることはないので、素直にうれしいです」と笑顔を見せた。
岩田は同病患者との交流会などにとどまらず、2009年からは「NPO法人日本IDDMネットワーク」を通じ、 1勝につき10万円を「1型糖尿病研究基金」に寄付。今季終了時点で自身プロデュースグッズの収益金も含め、計 472万円の贈呈してきた。この日は「岩田稔基金」の創設も発表され、「どういう形で進めていくかはこれからですが、これをきっかけにいろんな方にこの病気を分かってもらえれば」と力を込めた。
憧れの長嶋茂雄氏(左)と握手をする岩田稔投手。「やったらいいんよ」と言葉ももらった=東京都内
岩田稔投手が 7日、東京都内で、顕著な社会貢献活動を行ったプロ野球選手 1人に贈られる「ゴールデンスピリット賞」の表彰式に出席。選考委員の 1人でもある巨人・長嶋茂雄終身名誉監督から「やったらいいんよ」とエールを送られ、大喜びだった。
病と闘い続けてきた不屈の左腕が、感激の1日を迎えた。高校時代に発症した「1型糖尿病患者」の岩田は、難病をなくすための研究基金に 1勝に付き10万円の寄付。同じ病に苦しむ子供たちを球場に招いてきた。そんな行動が、表彰という形で報われた。
「マウンドよりも緊張しました」
そんな緊張をさらにヒートアップさせたのが食事会。隣は選考委員の 1人、ミスタージャイアンツ長嶋氏だった。
「ゴールデンスピリット賞」表彰式に出席した岩田稔投手(中央)は巨人の長嶋茂雄終身名誉監督の横で笑顔。右は三屋裕子氏=東京都内
「子供の頃から巨人ファンですからね。憧れの人です」。そんなミスターから「シーズン中より太った?」などと気軽に話しかけられ、さらに舞い上がった。そして、心に残った激励の言葉が「やったらいいんよ」。プレーも、社会貢献もさらに頑張れ、という何気ない言葉だったが、岩田には特別に響いた。
「僕の自伝のタイトルが『やらな、しゃーない』でしょ。何となく似ているじゃないですか」
セレモニーでのあいさつはミスターの思いを受けて、「現役はいつ終わるか分かりませんが、終わってからも(社会貢献活動を)続けたい」と意欲。新たに「岩田稔基金」の設立も発表し、今後も希望の星として頑張ることを誓った。
児童からの質問に笑顔で答える答える岩崎優投手(右)と原口文仁捕手=大阪市立泉尾東小学校
原口文仁捕手と岩崎優投手が大阪市立泉尾東小学校を訪問し、約 380人の全校生徒と交流した。
原口がゴムボールを使ってバッティングを披露すると、子どもたちから歓声がわいた。質問コーナーでは鋭い質問も飛び「苦手な選手は?」の問いに岩崎は「苦手とかは考えないようにしているので、そういうことは考えません。真面目ですみません」と苦笑いで答えた。
小学校を訪問し、子供たちと記念撮影をする原口文仁捕手(中央左)と岩崎優投手(同右)=大阪市立泉尾東小学校
原口は 7日、岩崎とともに大阪市立泉尾東小学校を訪問。児童からの質問コーナーで「原口選手の『必死のパッチで頑張ります』が生で聞きたいです」というリクエストに笑顔で応えた。「来年はもっともっとお立ち台に立てるように頑張ります。来年も、必死のパッチで頑張ります!」。キャッチボールやプラスチック球でのバッティングなどで交流。最後は「勉強をたくさん頑張って、終わったらたくさん遊んで、僕たちも優勝を目指して頑張るので、ぜひ甲子園や京セラドームに見に来てください」と締めくくった。
ムカデ競走に挑む(前列左から)大山悠輔内野手、高山俊外野手、能見篤史投手。テレビ収録で息の合った足運びをみせた!?=大阪城ホール
大阪城ホールで 7日、読売テレビ系「ダイワハウススペシャル プロ野球No・1決定戦! バトルスタジアム」(来年 1月 7日、後 1:15)の収録が行われた。
阪神からは能見、高山、大山が参加。初出場の大山は守備のNo.1を争う競技「サーキットレーシング」で球際の強さを披露。能見も制球力の高さを競う「ムービングピッチ」に出場し、「本当に難しい」と苦笑いしながらも自慢のコントロールで会場を沸かせていた。
既に2018年度の準備は始まっている!2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年日本シリーズ 日程
2017年 公式戦 順位表
2018年 公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
概要
"執念"を持って優勝をめざす金本タイガース
変革し続ける1年が沖縄キャンプから始まります!
選手との記念撮影(団体撮影)や記念グッズのプレゼント などの特典もございます!
各地から参加頂けるよう新コース 「那覇空港集合プラン」を設定いたしました!
最小催行人数 各出発日20名
※詳細は、阪神タイガース公式ホームページサイトにて!
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。