阪神が先制するも、巨人に逆転で敗れ、まさかの 3タテを食らい、今季初の 6連敗。借金は和田豊監督(49)就任後、ワーストの最多の「9」に膨らみ、75試合目で中畑・Denaに続いて優勝の可能性が消滅した。
9回二死、抑えのマシソンからアニヤン・新井貴浩(35)が左前打。 2試合続けて 5番で起用された新井良太内野手(28)が 2安打し、好調さを示した。
鳥谷敬内野手(31)が、守備貢献「できることはしっかり」と語った。
先発・安藤優也投手(34)が 5回途中 3失点で降板し、加藤康介投手(34)にマウンドを譲った。
阪神・坂井信也オーナー(64=阪神電鉄会長)が 8日、球宴休みに和田豊監督と今後の方向性について話し合う考えを明かした。記事をまとめてみました。
阪神が先制するも、巨人に逆転で敗れ、まさかの 3タテを食らい、逆転負けで 5年ぶり今季初の 6連敗。75試合目でDenaに続いて自力優勝の可能性が消滅した。
3回に両チームとも得点を挙げ 1点を先制したが、安藤が踏ん張れない。阪神は二死 2塁からマートンの中前に落ちる中前適時打で、しかし先発の安藤はその裏、巨人も一死 2、 3塁から村田の犠飛で同点とした。
4回に巨人が古城の適時打で勝ち越し。 5回にも阿部の適時 2塁打で 3点を失いリードを広げた。安藤が 3連打で 1点を失う。安藤は 5回に安打と死球で無死 1、 2塁とされて、途中 8安打 3失点で降板。安藤は、「高く浮いた球があったし、先頭も出し過ぎた」と反省した。
ベンチの阪神・和田監督
打線は 9回二死、抑えのマシソンからアニヤン・新井貴浩が左前打。続く弟・新井良太が 1点差にする右中間を破る適時 2塁打で点を返したが、代打の浅井は遊ゴロに倒れた。
和田監督は「吹っ切れてないというか、これまでを引きずったような戦い」と嘆いた。
巨人は先発ホールトンが 7回 4安打 1失点で 2番手山口に継投。 9回は守護神マシソンが 1点を失ったものの逃げ切った。
泥沼から抜け出せない。2007年以来 5年ぶり、和田阪神ではワーストとなる 6連敗で借金「9」。
75試合目で自力Vが消滅した。重苦しい空気の東京ドーム通路。事実を突きつけられた和田監督が口を開いた。
「ここのところの戦いが、ふっきれていないというか、引きずったような戦いになっているので、甲子園に帰ってやるしかない」
暗たんたるムード。だが、指揮官が巻き返しを誓った10日からの甲子園9連戦へ向け、光明となる男がいる。巨人に食らいつき戦う姿勢を最後まで示した新井良太だ。
「速い球に対応できたのは、よかったです。(必死だったかと聞かれ)それしかないです。そういう気持ちが大事だし、とにかく必死でやっています」。チームの失速とは逆に輝きを増す若き大砲は敗戦の悔しさの中、手応えも得ていた。
9回二死から適時 2塁打を放った新井良太。巻き返しには、この若武者が必要だ!
2試合続けて 5番で起用された新井良太が 2安打し、好調さを示した。 2点を追う 9回二死だ。兄・貴浩が左前打で出ると続いた。フルカウントからの 7球目。巨人・マシソンの直球 151キロを力強くはじき返して右中間を深々と破る適時 2塁打を放ち「速い球に対応できたのがよかった」と胸を張った。この日 2本目のヒットは、右中間突破の適時二塁打。 1点届かなかったが、粘ってみせた。
定位置を確保している状況ではないだけに、今後へ向けて「僕自身はどうなるかわからないけど、しっかり準備して頑張りたい」と力を込めた。
G 3連戦はいずれもスタメン出場し、10打数 6安打の大暴れ。通算打率を 0.342とした。だが、それ以上に期待させるのは、必死なプレーが活性化を促すことだ。実際、兄は弟のスタメン起用が増えると不振を脱出。 6試合連続安打で打率を 0.261まで上げてきた。現状打破へこの男を使わない手はない。
9回、適時打を放った新井良太
腰の張りでスタメンを外れているアニキ・金本の復帰は、 9連戦初戦の中日戦が見込まれる。この 2試合は左翼で出場の新井良太はベテランとポジションが重なるが、併用も十分に可能だ。
巨人での 1戦目では、マートンを中堅に置き、新井良太を右翼に据えた。また、まだ本調子ではないブラゼルを外せば 1、 3塁で起用することもできる。最も勢いのある男をベンチで座らせておくのはもったいない。交流戦直後はスタメンから外れチームは大失速したが、今回は悪い流れを変える意味でも、動くチャンスだ。
「何とか踏みとどまって、もう 1回という感じで甲子園からやります」
指揮官は仕切り直しに力を込めた。そして、カギを握る若武者は次戦を見据えた。
「これから甲子園で 9連戦がありますし、自分は(起用法が)どうなるか分かりませんが、体と配球とか準備をしっかりして臨みたい」
心構えはできている。あとは打つだけ。チームきっての元気者・新井良の気迫の一打が、負の連鎖を止める力になる。
野手キャプテンの鳥谷は自力V消滅について「また(明日からは) 0- 0で始まりますからね。その日その日をしっかり考えてやっていくしかない」と前を向いた。守備では 6回一死、谷の 3遊間を破りそうな当たりを好捕し、 1塁送球アウト。「できることをしっかりやるしかない。打てなければ守備でしっかりとやる。バックアップできれば」と話した。
先発・安藤が 5回途中 3失点で降板した。 1点を先制した直後の 3回一死 2、 3塁で村田の犠飛で同点に追いつかれ、 4回に 6番高橋由から下位の 3連打で勝ち越しを許した。 5回も無死 1、 2塁のピンチを招き、加藤にマウンドを譲った。
5回裏巨人無死 1塁、村田に死球を与えて降板した安藤(手前)
自力で立て直せ!!
阪神・坂井信也オーナーが 8日、神戸市内の自宅で取材に応じ、自力優勝が消えた現状での緊急補強を否定した。 7月末まで補強期限はあるが「戦力的には見劣っているとは思わない」と明言。球宴休みに和田豊監督と今後の方向性について話し合う考えを明かした。
絶望的な状況に陥った虎へ補強という名のカンフル剤は注入しない。 7月未勝利の 6連敗で自力Vが消滅したこの日、外出先から神戸市内の自宅に戻った坂井オーナーは緊急補強を否定した。
「そんなことは考えていません。今、泥縄で補強したら、また来年困る。選手個人に問題があるわけやないんでしょう」
補強期限は 7月末に迫る。シーズンの折り返し地点を過ぎ、他球団は助っ人の駆け込み補強などが目立つ。阪神も故障者が相次ぐ捕手、乗れないマートン&ブラゼルの両助っ人など、補強ポイントは多いが、静観の構えを強調した。
緊急補強を否定した坂井オーナー
「チーム全体が勝ちに乗れないというか、勢いに乗れないというか。弱いいうことなんかもわからんけど、戦力的には見劣っているとは思わない」。選手に支払っている総年俸は巨人に次ぐ12球団 2位の32億9420万円。現場に十分な戦力を与えている。場当たり的な補強は行うつもりはない。
長期ロードで 1勝10敗と大失速。交流戦終盤、チームに勢いをもたらした若手への切り替えも浮上策の 1つだが、全国一のファンを持つ阪神だけに勝利も求められる。坂井オーナーは球宴休みに和田監督と会談する考えを明かした。
「監督の意向をよく確認して。現場の監督はどういう風に思っているか。だから、監督と会う機会もあれば、意志をね。微妙なニュアンスの差が出てはいけない」
新井良太ら結果を出し始めた若手を起用するならば、ベテランの処遇に直面する。それは阪神が抱える最大の難題でもある。意見をすりあわせて再建の道筋を定める。
打線は打ち始めたが、ミスが目立ち、借金はあっという間に「9」まで膨らんだ。就任 1年目の和田監督に託した虎に浮上の兆しは全く見えない。坂井オーナーは「なんか首脳陣がどうやこうやというような事態ではないんと違うんとちゃうかな。チーム全体が、勢いに乗れないというか。辛抱のしどきもある。選手を信じてやる以外にはないわけやから」と我慢を強調したが…。ファンの不満はもう限界に近づいている。
逆転負けで 5年ぶり今季初の 6連敗。75試合目でDenaに続いて自力優勝の可能性が消滅した。この為に、10番目の野手達を含めてファンに取っては、夏本番前において「今年は終わった」と思った人も多いだろう。
しかし、まだまだこれから復活するチャンスはいくらでも有る。例えば他力本願もそうだが、新井兄弟を争わせ、鳥谷がリーダーとして引っ張り、藤川球児が完全に復帰し押さえ続ければという条件付きでの話しになるが…。
坂井信也オーナーが何と言おうと、とにかく未だに歯車が完全に噛み合っていない以上は、少々きつい所は有る条件かも知れないが、これからも頑張って行って、ファン場慣れを防ぐようにしていって欲しい。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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9回二死、抑えのマシソンからアニヤン・新井貴浩(35)が左前打。 2試合続けて 5番で起用された新井良太内野手(28)が 2安打し、好調さを示した。
鳥谷敬内野手(31)が、守備貢献「できることはしっかり」と語った。
先発・安藤優也投手(34)が 5回途中 3失点で降板し、加藤康介投手(34)にマウンドを譲った。
阪神・坂井信也オーナー(64=阪神電鉄会長)が 8日、球宴休みに和田豊監督と今後の方向性について話し合う考えを明かした。記事をまとめてみました。
阪神が先制するも、巨人に逆転で敗れ、まさかの 3タテを食らい、逆転負けで 5年ぶり今季初の 6連敗。75試合目でDenaに続いて自力優勝の可能性が消滅した。
3回に両チームとも得点を挙げ 1点を先制したが、安藤が踏ん張れない。阪神は二死 2塁からマートンの中前に落ちる中前適時打で、しかし先発の安藤はその裏、巨人も一死 2、 3塁から村田の犠飛で同点とした。
4回に巨人が古城の適時打で勝ち越し。 5回にも阿部の適時 2塁打で 3点を失いリードを広げた。安藤が 3連打で 1点を失う。安藤は 5回に安打と死球で無死 1、 2塁とされて、途中 8安打 3失点で降板。安藤は、「高く浮いた球があったし、先頭も出し過ぎた」と反省した。
ベンチの阪神・和田監督
打線は 9回二死、抑えのマシソンからアニヤン・新井貴浩が左前打。続く弟・新井良太が 1点差にする右中間を破る適時 2塁打で点を返したが、代打の浅井は遊ゴロに倒れた。
和田監督は「吹っ切れてないというか、これまでを引きずったような戦い」と嘆いた。
巨人は先発ホールトンが 7回 4安打 1失点で 2番手山口に継投。 9回は守護神マシソンが 1点を失ったものの逃げ切った。
泥沼から抜け出せない。2007年以来 5年ぶり、和田阪神ではワーストとなる 6連敗で借金「9」。
75試合目で自力Vが消滅した。重苦しい空気の東京ドーム通路。事実を突きつけられた和田監督が口を開いた。
「ここのところの戦いが、ふっきれていないというか、引きずったような戦いになっているので、甲子園に帰ってやるしかない」
暗たんたるムード。だが、指揮官が巻き返しを誓った10日からの甲子園9連戦へ向け、光明となる男がいる。巨人に食らいつき戦う姿勢を最後まで示した新井良太だ。
「速い球に対応できたのは、よかったです。(必死だったかと聞かれ)それしかないです。そういう気持ちが大事だし、とにかく必死でやっています」。チームの失速とは逆に輝きを増す若き大砲は敗戦の悔しさの中、手応えも得ていた。
9回二死から適時 2塁打を放った新井良太。巻き返しには、この若武者が必要だ!
2試合続けて 5番で起用された新井良太が 2安打し、好調さを示した。 2点を追う 9回二死だ。兄・貴浩が左前打で出ると続いた。フルカウントからの 7球目。巨人・マシソンの直球 151キロを力強くはじき返して右中間を深々と破る適時 2塁打を放ち「速い球に対応できたのがよかった」と胸を張った。この日 2本目のヒットは、右中間突破の適時二塁打。 1点届かなかったが、粘ってみせた。
定位置を確保している状況ではないだけに、今後へ向けて「僕自身はどうなるかわからないけど、しっかり準備して頑張りたい」と力を込めた。
G 3連戦はいずれもスタメン出場し、10打数 6安打の大暴れ。通算打率を 0.342とした。だが、それ以上に期待させるのは、必死なプレーが活性化を促すことだ。実際、兄は弟のスタメン起用が増えると不振を脱出。 6試合連続安打で打率を 0.261まで上げてきた。現状打破へこの男を使わない手はない。
9回、適時打を放った新井良太
腰の張りでスタメンを外れているアニキ・金本の復帰は、 9連戦初戦の中日戦が見込まれる。この 2試合は左翼で出場の新井良太はベテランとポジションが重なるが、併用も十分に可能だ。
巨人での 1戦目では、マートンを中堅に置き、新井良太を右翼に据えた。また、まだ本調子ではないブラゼルを外せば 1、 3塁で起用することもできる。最も勢いのある男をベンチで座らせておくのはもったいない。交流戦直後はスタメンから外れチームは大失速したが、今回は悪い流れを変える意味でも、動くチャンスだ。
「何とか踏みとどまって、もう 1回という感じで甲子園からやります」
指揮官は仕切り直しに力を込めた。そして、カギを握る若武者は次戦を見据えた。
「これから甲子園で 9連戦がありますし、自分は(起用法が)どうなるか分かりませんが、体と配球とか準備をしっかりして臨みたい」
心構えはできている。あとは打つだけ。チームきっての元気者・新井良の気迫の一打が、負の連鎖を止める力になる。
野手キャプテンの鳥谷は自力V消滅について「また(明日からは) 0- 0で始まりますからね。その日その日をしっかり考えてやっていくしかない」と前を向いた。守備では 6回一死、谷の 3遊間を破りそうな当たりを好捕し、 1塁送球アウト。「できることをしっかりやるしかない。打てなければ守備でしっかりとやる。バックアップできれば」と話した。
先発・安藤が 5回途中 3失点で降板した。 1点を先制した直後の 3回一死 2、 3塁で村田の犠飛で同点に追いつかれ、 4回に 6番高橋由から下位の 3連打で勝ち越しを許した。 5回も無死 1、 2塁のピンチを招き、加藤にマウンドを譲った。
5回裏巨人無死 1塁、村田に死球を与えて降板した安藤(手前)
自力で立て直せ!!
阪神・坂井信也オーナーが 8日、神戸市内の自宅で取材に応じ、自力優勝が消えた現状での緊急補強を否定した。 7月末まで補強期限はあるが「戦力的には見劣っているとは思わない」と明言。球宴休みに和田豊監督と今後の方向性について話し合う考えを明かした。
絶望的な状況に陥った虎へ補強という名のカンフル剤は注入しない。 7月未勝利の 6連敗で自力Vが消滅したこの日、外出先から神戸市内の自宅に戻った坂井オーナーは緊急補強を否定した。
「そんなことは考えていません。今、泥縄で補強したら、また来年困る。選手個人に問題があるわけやないんでしょう」
補強期限は 7月末に迫る。シーズンの折り返し地点を過ぎ、他球団は助っ人の駆け込み補強などが目立つ。阪神も故障者が相次ぐ捕手、乗れないマートン&ブラゼルの両助っ人など、補強ポイントは多いが、静観の構えを強調した。
緊急補強を否定した坂井オーナー
「チーム全体が勝ちに乗れないというか、勢いに乗れないというか。弱いいうことなんかもわからんけど、戦力的には見劣っているとは思わない」。選手に支払っている総年俸は巨人に次ぐ12球団 2位の32億9420万円。現場に十分な戦力を与えている。場当たり的な補強は行うつもりはない。
長期ロードで 1勝10敗と大失速。交流戦終盤、チームに勢いをもたらした若手への切り替えも浮上策の 1つだが、全国一のファンを持つ阪神だけに勝利も求められる。坂井オーナーは球宴休みに和田監督と会談する考えを明かした。
「監督の意向をよく確認して。現場の監督はどういう風に思っているか。だから、監督と会う機会もあれば、意志をね。微妙なニュアンスの差が出てはいけない」
新井良太ら結果を出し始めた若手を起用するならば、ベテランの処遇に直面する。それは阪神が抱える最大の難題でもある。意見をすりあわせて再建の道筋を定める。
打線は打ち始めたが、ミスが目立ち、借金はあっという間に「9」まで膨らんだ。就任 1年目の和田監督に託した虎に浮上の兆しは全く見えない。坂井オーナーは「なんか首脳陣がどうやこうやというような事態ではないんと違うんとちゃうかな。チーム全体が、勢いに乗れないというか。辛抱のしどきもある。選手を信じてやる以外にはないわけやから」と我慢を強調したが…。ファンの不満はもう限界に近づいている。
逆転負けで 5年ぶり今季初の 6連敗。75試合目でDenaに続いて自力優勝の可能性が消滅した。この為に、10番目の野手達を含めてファンに取っては、夏本番前において「今年は終わった」と思った人も多いだろう。
しかし、まだまだこれから復活するチャンスはいくらでも有る。例えば他力本願もそうだが、新井兄弟を争わせ、鳥谷がリーダーとして引っ張り、藤川球児が完全に復帰し押さえ続ければという条件付きでの話しになるが…。
坂井信也オーナーが何と言おうと、とにかく未だに歯車が完全に噛み合っていない以上は、少々きつい所は有る条件かも知れないが、これからも頑張って行って、ファン場慣れを防ぐようにしていって欲しい。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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