●阪神が、台湾プロ野球で「2年連続打率4割」を記録した王柏融(ワン・ボーロン)外野手(24=ラミゴ)の調査を本格化させることが24日、分かった。今季「三冠王」に輝いた台湾史上最強打者は、来オフに海外移籍も視野に入れているとされる。メジャーと日本球界での争奪戦も予想される中、水面下で徹底マークを続けていく。阪神球団関係者は力を込めた。ニックネームは「大王」。来オフ移籍が可能になるスラッガー争奪戦に虎も参戦の構えだ。台湾の至宝「大王」を目撃したプロ野球ファンは多いはず。ことし 2月末の「WBC壮行試合」で侍ジャパンと対戦した台湾リーグ選抜の「4番」として来日。則本昂大投手(27)から「バックスクリーン直撃弾」を放ち、日本球界の度肝を抜いた。阪神でいえば高山俊外野手と同じ世代の24歳。台湾リーグでは、プロ入り 2年目から「2年連続4割」超をマークし、ことしは「打率0.407、31本塁打、101打点」で「三冠王」に輝いた。最多安打(178本)を含めると「4部門制覇」。台湾史上最強のスラッガーとして、世界中から注目を集めている。現在は 5年契約を結んでいるが、球界関係者によると、チームは条件次第で移籍を容認する構え。ただ、台湾国内では王柏融がメジャーではなく日本球界を希望しているという報道が主流。さらには、憧れの選手として糸井嘉男外野手(36=阪神)、柳田悠岐外野手(29=ソフトバンク)を挙げている。殺し文句として「糸井と一緒にプレー」もアドバンテージとなりそう。来オフの話とはいえ、実現すれば超ビッグな補強となる。
●岡崎太一捕手(34)と岩崎優投手(26)が大阪市内のショッピングモールで行われたトークショーに参加した。ともに参加した中西清起氏(55=日刊スポーツ評論家)から、岡崎は 6月に「プロ1号」と「サヨナラ打」で連日お立ち台に立ったことを聞かれ「盆と正月が一緒に来た感じです」と答えて笑いを誘った。観客からの「印象に残っているヤジや応援はありますか?」との質問に岡崎は「『やめろ』『代われ』『帰れ』と激励していただいて…」。岩崎は「 8月にピッチャー全員が点取られた試合があって、最後に出たんですけど『お前だけでもゼロに抑えてくれ』と応援が聞こえて、感動しました」とそれぞれの思い出を語った。岡崎は“便利屋”に名乗りをあげた。梅野隆太郎捕手(26)、坂本誠志郎捕手(24)ら若手との定位置争いは激しさを増すが、イベントの最後には闘志を燃やした。岩崎優投手が先発に再転向する来季、完投&勝利のハイタッチへ意欲を見せた。イベント中には中西氏からエールを送られた。まずはプロ初完投を目指し、少しでも長いイニングを投げ抜く。
●来季 7年目の伊藤隼太外野手(28)が24日、「甲子園球場歴史館トークショー」に参加。質疑応答の時間でファンから独自の応援歌がほしいかと問われ伊藤隼は間髪入れず即答した。オリジナルマイソング作成を熱望した。ナンバーワンじゃなくても、オンリーワンが欲しい。クリスマスイブにも関わらず、イベントには多くのファンが集まった。シーズン途中からは、重圧のかかる場面でも起用も増えた。だが、応援歌は若手らレギュラー以外の選手共通のソングだった。来季が 7年目。中堅に差しかかる仕事人が、オリジナルソングを熱望した。川藤幸三、八木裕、桧山進次郎、関本賢太郎、狩野恵輔-。虎が誇る代打の系譜だが、それぞれが自分だけの応援歌を所持していた。特に桧山は、好機でも自身の応援歌がスタンドから流れた。ミスは許されない、一振り稼業。日本一の大応援団へ、背番号「51」が希望するのは一つだけだ。自主トレは後輩の西田直斗内野手(24)らとともに、姫路で 2週間を予定している。さらなる飛躍のために。ハヤタよ突っ走れ!!
●原口文仁捕手(25)が24日、故郷の埼玉・寄居町(よりいまち)で野球教室を行った。発足から 1年を迎えた後援会の主催イベントで、小学生約 100人へのクリスマスプレゼントとなる熱血指導。出番を失い、ツラく辛抱が続いた今年の漢字を「辛」に。我慢を続け、再び捕手としてのチャンスをつかむ来年の一字を「耐」に決めた。山と川に抱かれた底冷えする故郷は、帰るといつも温かい。この人たちに必ず、来季は笑顔を取り戻す-。原口が出直しを誓った。選んだ今年の漢字は当然甘いものではなかったが、もうブレない。前だけを見ていく。今季は「5番・1塁」で開幕スタメンに座ったが、本来の打撃を取り戻せず「打率0.226、6本塁打、25打点」だった。 8月の東京ドームで、後援会の「応援デー」が組まれていた数日前に 2軍降格する屈辱も味わった。捕手再挑戦を志願し、厳しい立場に立つ。 1つしかないポジションである以上、来春の実戦で出場チャンスがそう多くないのも自覚している。とにかく下を向かず、やるしかない。子供らにはロングティーでのサク越えも披露するなど、サンタクロース顔負けのサービス精神を見せた。打撃の好感触も続いている。耐えて耐え続けて、最後に笑える準備をしておく。来年は必ず胸を張ってここ、寄居町へ帰ってくる。
●坂井信也オーナー(69=阪神電鉄相談役)がサンケイスポーツのインタビューに応じ、セ・リーグで導入の本格検討が始まったDH制度について、賛成する立場を明らかにした。セの球団オーナーが意見を表明したのは初めて。あくまで持論とした上で球団トップとしてのスタンスを明確にした。記事をまとめてみました。
阪神が調査を本格化させる王柏融外野手
阪神が、台湾プロ野球で「2年連続打率4割」を記録した王柏融外野手(ラミゴ)の調査を本格化させることが24日、分かった。今季「三冠王」に輝いた台湾史上最強打者は、来オフに海外移籍も視野に入れているとされる。メジャーと日本球界での争奪戦も予想される中、水面下で徹底マークを続けていく。
阪神球団関係者は「どれぐらいの金額が必要になるのか読めないところもある。もちろん、現地に視察も行くだろうが、年俸などのコストを調べる必要がある」と力を込めた。
阪神が来年調査を進める王柏融外野手。 2月の「WBC壮行試合」で則本昂大投手(手前)から「2ラン」を放った
阪神が台湾プロ野球で今季「三冠王」を達成し、「2年連続打率4割」超をマークした王柏融(ワン・ボーロン)外野手の獲得に向けて本格調査を開始することが24日、明らかになった。ニックネームは「大王」。来オフ移籍が可能になるスラッガー争奪戦に虎も参戦の構えだ。
「大王」と恐れられている台湾の若きスラッガー争奪戦に、阪神も名乗りを上げた。球団関係者が「費用がどれぐらいかかるか。現時点で金額が読めない。まず、コストを調べる必要がある。もちろん、現地にも調査を行くことになる」と王柏融獲得へ向けての本格調査を開始することを明かした。
台湾の至宝「大王」を目撃したプロ野球ファンは多いはず。ことし 2月末の「WBC壮行試合」で侍ジャパンと対戦した台湾リーグ選抜の「4番」として来日。則本から「バックスクリーン直撃弾」を放ち、日本球界の度肝を抜いた。
阪神でいえば高山と同じ世代の24歳。台湾リーグでは、プロ入り 2年目から「2年連続4割」超をマークし、ことしは「打率0.407、31本塁打、101打点」で「三冠王」に輝いた。最多安打(178本)を含めると「4部門制覇」。台湾史上最強のスラッガーとして、世界中から注目を集めている。
阪神の台湾人選手のパイオニア、郭李建夫元投手
現在は 5年契約を結んでいるが、球界関係者によると、チームは条件次第で移籍を容認する構え。台湾ではシーズン 125日以上の出場選手登録を 3年続ければフリーエージェント(FA)権を取得できるため、来オフには移籍が可能となる。その実力から、争奪戦マネーは高騰する一方だ。日本では阪神以外にも巨人、ソフトバンク、西武、ロッテも関心を持っているとみられている。さらにはメジャー球団が参戦する可能性もある。ことし 5月にも台湾での現地調査を行っている阪神が獲得資金に気を揉むのも当然か。
ただ、台湾国内では王柏融がメジャーではなく日本球界を希望しているという報道が主流。さらには、憧れの選手として糸井(阪神)、柳田(ソフトバンク)を挙げている。殺し文句として「糸井と一緒にプレー」もアドバンテージとなりそう。来オフの話とはいえ、実現すれば超ビッグな補強となる。
2009年に入団した鄭凱文投手
★アジア戦略推進の好材料に
阪神はこのオフ、台湾アマNO.1左腕、呂彦青(ル・イェンチン)投手(21=国立台湾体育運動大學)を獲得するなど、台湾球界とのパイプは太い。かつては1992年「バルセロナ五輪銀メダル」の郭李建夫を獲得。2009年 3月には鄭凱文(ジェン・カイウン)投手が入団した。阪神は昨年営業部が台湾の放送局との放映権の契約に成功しており、王を獲得できれば、アジア戦略を推し進める好材料になる。
◆王 柏融(ワン・ボーロン)
外野手。1993年 9月 9日生まれ。台湾(中華民国)屏東県万丹郷出身。中国文化大在学中の2014年に「U21W杯優勝」に貢献。中国文化大學から2015年に「台湾リーグ、ラミゴ」入団。2016年は「首位打者、最多安打、MVP、新人王」など、2017年は「打率4割7厘、31本塁打、101打点」で「3冠王」。「首位打者、本塁打王、打点王、最多安打、MVP」などに輝く。2017年「WBC台湾代表」。2016年から 5年総額3180万台湾ドル(約 1億2000万円)で契約。 1メートル81、90キロ。右投げ左打ち。
岡崎太一捕手と岩崎優投手が大阪市内のショッピングモールで行われたトークショーに参加した。
ともに参加した中西清起氏(日刊スポーツ評論家)から、岡崎は 6月に「プロ1号」と「サヨナラ打」で連日お立ち台に立ったことを聞かれ「盆と正月が一緒に来た感じです」と答えて笑いを誘った。
観客からの「印象に残っているヤジや応援はありますか?」との質問に岡崎は「『やめろ』『代われ』『帰れ』と激励していただいて…」。岩崎は「 8月にピッチャー全員が点取られた試合があって、最後に出たんですけど『お前だけでもゼロに抑えてくれ』と応援が聞こえて、感動しました」とそれぞれの思い出を語った。
クリスマストークショーで子どもにトスする岡崎太一捕手(左)、左から 2人目は岩崎優投手、同 3人目は中西清起氏=大阪・野田
岩崎とともに24日の大阪・野田でのトークショーに参加した岡崎は“便利屋”に名乗りをあげた。
「もちろん全試合出たいという思いはありますけど、(他の捕手が)しんどいときとか、チームが苦しいときに流れを変えるような仕事ができたら」とうなずいた。梅野、坂本ら若手との定位置争いは激しさを増すが、イベントの最後には「若いやつにはまだまだ負けないという気持ちで頑張ります」と闘志を燃やした。
来季完投を誓った岩崎優投手(左)。岡崎太一捕手(右)とトークショーに出演=大阪・野田
来季 5年目の岩崎優投手が24日、大阪市内で行われたクリスマストークショーに阪神OBの中西清起氏、岡崎太一捕手とともに参加。先発に再転向する来季、完投&勝利のハイタッチへ意欲を見せた。
「先発するからには完投できたら。勝っているゲームの九回を締めたことがないので、ハイタッチもしたことがなくて。やってみたいですね」
昨季までの 3年間で、45試合に先発したが完投はなし。中継ぎで66試合登板とフル稼働した今季、先発が長いイニングを投げる大事さを再確認した。「回の途中とかランナーがいるときとか、裏で肩をつくっている人がいるので。なるべく(長いイニングを)投げ切れるようにしたいです」。イベント中には中西氏から「 160イニングくらいは投げてほしい」とエールを送られた。まずはプロ初完投を目指し、少しでも長いイニングを投げ抜く。
甲子園歴史館でのトークショーで「マイ応援歌」を熱望した伊藤隼太外野手。来季は 7年目です=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場
その他大勢から卒業したい!! 来季 7年目の伊藤隼太外野手が24日、「甲子園球場歴史館トークショー」に参加。質疑応答の時間でファンから独自の応援歌がほしいかと問われ「ほしいですよ」と即答。オリジナルマイソング作成を熱望した。
ナンバーワンじゃなくても、オンリーワンが欲しい。クリスマスイブにも関わらず、イベントには多くのファンが集まった。質疑応答の時間、参加者の虎党から「ヒッティングマーチが欲しいですか」との質問が飛んだ。伊藤隼は間髪入れず即答した。
甲子園歴史館トークショーに参加した伊藤隼太外野手=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場
「欲しいですね。もういいでしょ、“♪チャーチャーチャチャーチャ”は」
今季、主に代打として自己最多の73試合に出場。「打率0.261、2本塁打、9打点」だったが、代打では「同0.258」と抜群の集中力を発揮。バット一本で存在感を見せた。
シーズン途中からは、重圧のかかる場面でも起用も増えた。だが、応援歌は若手らレギュラー以外の選手共通のソングだった。「途中からチャンスマーチも多かったんですけど、ヒッティングマーチが欲しいですね」と思いを明かした。来季が 7年目。中堅に差しかかる仕事人が、オリジナルソングを熱望した。
甲子園歴史館トークショーに参加した伊藤隼太外野手=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場
川藤、八木、桧山、関本、狩野-。虎が誇る代打の系譜だが、それぞれが自分だけの応援歌を所持していた。特に桧山は、好機でも自身の応援歌がスタンドから流れた。ミスは許されない、一振り稼業。日本一の大応援団へ、背番号「51」が希望するのは一つだけだ。
「盛り上がるような、かっこいい歌にして欲しいですね。(独自の応援歌があるのは)かっこいいですよね、やっぱり」
自主トレは後輩の西田らとともに、姫路で 2週間を予定している。さらなる飛躍のために。ハヤタよ突っ走れ!!
原口文仁捕手が24日、故郷の埼玉・寄居町で野球教室を行った。発足から 1年を迎えた後援会の主催イベントで、小学生約 100人へのクリスマスプレゼントとなる熱血指導。出番を失い、ツラく辛抱が続いた今年の漢字を「辛」に。我慢を続け、再び捕手としてのチャンスをつかむ来年の一字を「耐」に決めた。
山と川に抱かれた底冷えする故郷は、帰るといつも温かい。この人たちに必ず、来季は笑顔を取り戻す-。原口が出直しを誓った。選んだ今年の漢字は当然甘いものではなかったが、もうブレない。前だけを見ていく。
「今年は試合に出られなかった。ツラかった。『辛』です。辛抱しないといけない 1年でした。来年は我慢。『耐』ですかね。チャンスは少ないですし、その中でいかにメンタルの部分で耐えて、しっかり準備して結果を出すか…です」
今季は「5番・1塁」で開幕スタメンに座ったが、本来の打撃を取り戻せず「打率0.226、6本塁打、25打点」だった。 8月の東京ドームで、後援会の「応援デー」が組まれていた数日前に 2軍降格する屈辱も味わった。「そりゃあ悔しいです。自分の成績が悪かったせいで迷惑をかけた。来年はなんとかいいところを見せられるようにします」と固く誓う。
地元埼玉・寄居町で野球教室を行った原口文仁捕手。子供たちの前で打撃を実演
捕手再挑戦を志願し、厳しい立場に立つ。 1つしかないポジションである以上、来春の実戦で出場チャンスがそう多くないのも自覚している。とにかく下を向かず、やるしかない。今春のオープン戦、定位置がなかった中谷がオープン戦打点王(14打点)に輝き、シーズン途中からレギュラーを張って「20本塁打」とブレークした例もある。キャンプ、オープン戦からフルスロットルで飛ばして猛アピールしていく。
「結果を出せば、だれでもチャンスがあるということなんで。またゼロからの立場になったので。もう一回です。結果。一番はそこ。打つ方も、守備も。アピールといっても、結果を出すしかアピールはないので」
子供らにはロングティーでのサク越えも披露するなど、サンタクロース顔負けのサービス精神を見せた。「去年よりはるかに飛んでる。感覚が違う」と打撃の好感触も続いている。耐えて耐え続けて、最後に笑える準備をしておく。来年は必ず胸を張ってここ、寄居町へ帰ってくる。
★厳しい立場に…
「1塁と捕手」-。守れるポジションが、新助っ人砲のロサリオと原口とはまったく同じだ。ベンチ入り捕手を 2人とする可能性もあり、さらに厳しい立場になるが「いや、もう関係ない。自分がやると決めたんで。後戻りはできないんで。やるだけですね」と潔い。ベテランや助っ人陣が実戦に出場し始める 3月中旬ごろまでに“飛び抜けた結果”が欲しいところだが「まず捕手で試合に出ていかないと。DHでも打たないといけないですけど、捕手で出て守備をやらないと」と語気を強めていた。
坂井信也オーナー(阪神電鉄相談役)がサンケイスポーツのインタビューに応じ、セ・リーグで導入の本格検討が始まったDH制度について、賛成する立場を明らかにした。セの球団オーナーが意見を表明したのは初めて。あくまで持論とした上で「選手育成のために非常に良いと思う」と球団トップとしてのスタンスを明確にした。ロングインタビューを 3回に渡ってお届けする。(聞き手、阪神担当キャップ阿部祐亮、運動部デスク大沢謙一郎)
--最初に気になる話題から。球界も改革の必要に迫られています。近年セ・リーグではDH制の導入が検討されています。阪神のスタンスはいかがでしょう
坂井オーナー 「あくまでも持論です。DH制は採用したらいいと思います。打撃は魅力的だが、どうしても守るところがないという選手がいれば、その枠を使って選手を実戦で使える。選手育成のために非常に良いと思う。一芸に秀でている選手をドラフトで指名しやすい。現在では守ることを考えないといけないので、外国人も獲得しにくい」
(続けて)
「違う観点で、投手では中継ぎ投手がどうしても酷使されてしまう。打者 1人投げただけでも、代打を出さなければいけない場合は、交代となってしまう。先発投手でも試合展開によっては早い回に打席が回ってきたら交代、ビハインドの試合でもリリーフ投手を 5、 6人使うということになってしまう。どうしても投手の酷使につながると思う」
--交流戦ではパ・リーグの勝ち越しが、 8年連続続いている
「セ・リーグの各球団がDH制に慣れていないから交流戦で分が悪い…ということではないと思います。隔年でお互いの球場で試合があるので、条件は同じだと思います。先ほどいったように、DH制があるパ・リーグは、一芸に秀でた選手をドラフトや外国人などで獲得しやすいからではないでしょうか。投手も育成しやすい。DH制度があることによって生じた戦力差が、交流戦の結果となってあらわれていると思います」
--セ・リーグ各球団の議論も白熱しそうだ。ファンの目線も大切になる
「今後も十分議論していけば良いと思います。ファンの皆様が支持するかということも大切です」(26日付に続く)
サンケイスポーツのインタビューに応じた阪神・坂井信也オーナー。セ・リーグで議論されているDH制導入について賛成することを明かした
★全会一致必要
セ・リーグのDH制度導入は、2015年頃から検討課題として話し合われてきた。10月16日に行われた理事会で議論され、本格化。今後議論を深めていく流れだ。導入の場合は早くても2019年シーズンになる見通し。 セ・リーグのアグリーメントの変更となるため、2012年に導入された予告先発同様、全 6球団、全会一致での賛成が必要となる。球界関係者によると、賛成の球団が半数を超えている模様だが、DHに強打者を置くことが可能となるため、資金力の差が戦力の差につながるとして 1球団が強硬に反対しているという。最近になって反対派に転じた球団もあるという情報もあり、今後の推移が注目される。
★DH(指名打者)制度
「野球規則5.11」に基づき、投手に代わり、打席に立つ打撃専門の選手で、守備にはつかない。試合開始前に選ばれ、球審に手渡す打順表に記載しなければならない。DH(designated hitter)と表記されることもある。日本では1975年からパ・リーグが採用している。大リーグでは投高打低での観客動員減少を打開するため1973年からア・リーグで採用された。日本の学生野球は東都大学リーグなどほとんどのリーグで導入されているが、東京六大学、関西学生リーグ、高校野球では採用されていない。 ◇坂井信也(さかい・しんや) 1948(昭和23)年 2月 9日、神戸市生まれ、69歳。神戸大學から1970年阪神電鉄入社。経理部長など管理部門を歩み、2005年常務取締役。2006年 6月代表取締役社長、2006年10月-2017年 6月阪急阪神ホールディングス代表取締役。2008年 6月から阪神球団オーナー。2011年 4月阪神電鉄代表取締役会長。2017年 4月阪神電鉄取締役相談役。
既に2018年度の準備は始まっている!2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年日本シリーズ 日程
2017年 公式戦 順位表
2018年 公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
概要
"執念"を持って優勝をめざす金本タイガース
変革し続ける1年が沖縄キャンプから始まります!
選手との記念撮影(団体撮影)や記念グッズのプレゼント などの特典もございます!
各地から参加頂けるよう新コース 「那覇空港集合プラン」を設定いたしました!
最小催行人数 各出発日20名
※詳細は、阪神タイガース公式ホームページサイトにて!
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。