●阪神は28日、西宮市内の球団施設で仕事納めを行った。今季は観客動員が 7年ぶりに 300万人を突破。売り上げも史上初の 2000億円に到達する見込みだ。職員に感謝とねぎらいの言葉を掛けた谷本修球団副社長兼球団本部長(53)だが、「リーグ2位」に終わった今季を振り返って、来季の「V奪還」を目標に挙げた。12月 1日付人事で四藤球団社長、高野球団本部長らが退任し、フロントも一新。まずは、メジャー通算「71発」の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手(28=前韓国ハンファ)の獲得に成功した。だからこそ、次なる手を打っていく。来年から新たに「戦略担当」というセクションを設け、グラウンド外からの情報も現場に還元するシステムを作る。球の回転数などを瞬時に計測できる「トラックマン」を 1、 2軍に導入し、元通訳の永田俊紘氏(34=球団本部企画担当)が専属で担当。前監督の和田豊テクニカルアドバイザー(55)の助言も受けながら、来春キャンプで説明会を開催し、選手へ理解を深めていく。
●中谷将大外野手(24)が28日、故郷の福岡・小郡市から「小郡市ふるさとスポーツ大使」に任命され、小郡市役所で任命式に臨んだ。同市が新たに創設したものでスポーツ振興に向けた助言などを行うほか、市民との交流やPR活動などを行う。中谷が「委嘱第1号」。今季、チーム最多の「20本塁打」を放つなどの活躍がたたえられた。年明けの自主トレを同市内で行う予定で、ふるさとのスポーツを盛り上げる構えだ。同市初の大使への期待は大きく、加地良光市長(53)はホームラン王を獲得した暁には、小郡市野球場の名称を「中谷球場」にすることを示唆した。
●「NPB12球団ジュニアトーナメント2017」が27日、札幌ドームで開幕。昨年準優勝で今大会は初の優勝を狙う阪神ジュニアはグループリーグ初戦で巨人ジュニアと対戦し、ジュニア版伝統の一戦に 7回サヨナラ勝ちした。現役時代は代打の神様として活躍した阪神OBの八木裕監督(52=サンケイスポーツ専属評論家)は、巨人戦の重要性を選手に言い聞かせてきたという。西武、巨人、オリックスで活躍した元プロ野球選手、清原和博氏(50)の次男・清原勝児投手兼内野手(小 6)が所属する巨人ジュニアに 4回、 4点リードを追いつかれたが、最終回に劇的決着。28日、札幌ドームで第 2日が行われた。現役時代は代打の神様として活躍した阪神OBの八木裕氏が監督を務める阪神ジュニアはグループリーグ 2戦目でヤクルトジュニアと対戦し、 3- 2で競り勝った。「2連勝で2年連続の決勝トーナメント進出」を決めた。
●オリックスに来年 1月 1日付で、今季まで阪神の 2軍の野手チーフ兼育成コーチを務めた古屋英夫氏(62)が球団本部編成部副部長として入団することが決まった。今季までBCリーグ石川の監督だった渡辺正人氏(38)も球団本部管理部スコアラーグループに入った。今季まで球団本部管理部コンディショニンググループ長を務めた住田ワタリ氏(40)は契約終了で退団となった。記事をまとめてみました。
阪神谷本修球団副社長兼球団本部長=阪神球団事務所
阪神は28日、西宮市内の球団施設で仕事納めを行った。今季は観客動員が 7年ぶりに 300万人を突破。売り上げも史上初の 2000億円に到達する見込みだ。
職員に感謝とねぎらいの言葉を掛けた谷本副社長だが、「リーグ2位」に終わった今季を振り返って「金本監督の言葉を借りると、『2位』は敗者。悔しいシーズンになった」と、来季の「V奪還」を目標に挙げた。
仕事納めを終え、報道陣の取材に応える谷本修球団副社長兼球団本部長(中央)=阪神球団事務所
阪神は28日、西宮市内の球団事務所で仕事納めを迎えた。谷本修球団副社長兼球団本部長は職員を前に悔しいシーズンだったと振り返り、来季、リーグ優勝を目指すことを改めて宣言。金本阪神の全面バックアップへ、新たに導入する高性能弾道測定器「トラックマン」を含めた戦略担当を球団内に設けることを発表した。
緩みはなかった。 1年の仕事を終えた充実感はあるが、金本虎を支えるフロント陣は来季に向け、ファイティングポーズをとり続けていた。
「金本監督の言葉を借りると、チームとしては『2位は敗者』という認識。悔しいシーズンでした」
球団事務所に集まった久保田プロスカウト(右から 2人目)ら全職員=阪神球団事務所
正午からクラブハウス内で行われた仕事納め。所用のため不在だった揚塩球団社長に代わり、谷本副社長があいさつに立った。全職員を前に、2位の現状に満足せず、来季こそ13年ぶりの優勝をつかむんだという強い決意を表明した。
12月 1日付人事で四藤球団社長、高野球団本部長らが退任し、フロントも一新。まずは、メジャー通算「71発」の新外国人、ウィリン・ロサリオ内野手(前韓国ハンファ)の獲得に成功した。だからこそ、次なる手を打っていく。
「来年はまた新しいことをやっていきます。『戦略担当』というものを球団本部におきますので、彼らが中心となってやっていくと思います」
高性能弾道測定器「トラックマン」
来年から新たに「戦略担当」というセクションを設け、グラウンド外からの情報も現場に還元するシステムを作る。球の回転数などを瞬時に計測できる「トラックマン」を 1、 2軍に導入し、元通訳の永田俊紘氏(球団本部企画担当)が専属で担当。前監督の和田豊テクニカルアドバイザーの助言も受けながら、来春キャンプで説明会を開催し、選手へ理解を深めていく。
「トラックマン」だけでなく、動作解析などチームへのサポート体制を強化。OBも含め、少数精鋭の「戦略担当」たちが駆け回る。「全体として成果を求めながら(進める)、ということ」と谷本副社長。目標は 1つ。頂点しかない。
球団事務所の受付に飾られた正月飾り=阪神球団事務所
★「振興部」も新設
球団は「戦略担当」以外にも「振興部」を新設する。子どもを対象としたタイガースアカデミーや、球団公式チアであるタイガースガールズ育成のためのスクールも開校し、さまざまなジャンルでの裾野拡大を狙う。谷本副社長は「タイガースとしては新規事業ということで、さらにやりがいのある 1年にしたい」と力こぶを作った。
中谷将大外野手が28日、故郷の福岡・小郡市から「小郡市ふるさとスポーツ大使」に任命され、小郡市役所で任命式に臨んだ。同市が新たに創設したものでスポーツ振興に向けた助言などを行うほか、市民との交流やPR活動などを行う。中谷が「委嘱第1号」。今季、チーム最多の「20本塁打」を放つなどの活躍がたたえられた。中谷は「小郡市を盛り上げていけたらいい。もっと野球をする子たちが増えてほしい。小郡からプロ野球選手が出たらうれしい」と語った。年明けの自主トレを同市内で行う予定で、ふるさとのスポーツを盛り上げる構えだ。
故郷の福岡・小郡市ふるさとスポーツ大使に任命された中谷将大外野手は加地良光小郡市長から委嘱状を受ける=福岡・小郡市役所
「中谷球場」が出来る!? 今季「20本塁打」を放った中谷将大外野手が28日、地元の福岡・小郡市役所を訪問し、「小郡市ふるさとスポーツ大使」に任命された。同市初の大使への期待は大きく、加地良光市長はホームラン王を獲得した暁には、小郡市野球場の名称を「中谷球場」にすることを示唆した。
少したくましくなった中谷が凱旋した。加地市長から賞状を手渡され、照れくさそうに笑った。小郡市、記念すべき「第1号」の「ふるさとスポーツ大使」-。待望の地元のスター誕生の予感に、市長の声も弾む。なんと条件付きで、小郡市野球場を「中谷球場」にしてもいい、というのだ。
「将来、ホームランキングくらいになれば。そういう夢はあってもいいんじゃないですか。可能性はあると思う」
今季20本塁打と飛躍した中谷将大外野手
収容人数約 1万3000人の同球場は、福岡県大会決勝も行うほど立派な球場。中谷は2014年 6月28日のウエスタン・ソフトバンク戦で凱旋アーチも放っている。ただ、長嶋茂雄や川上哲治(ともに元巨人)ら、球場に名を残す選手は限られているが…。可能性はあると、市のトップは大きくうなずいた。
西武などで通算「90勝」を挙げた帆足はいるが、有名人が多いわけではない小郡市。その中で加地市長と中谷は区(のぞみが丘)も同じで、市長の息子さんも中谷と同じ小学校出身。2011年の入団時から応援してきた。今年 5月に市長就任。「スポーツ大使制度を作るなら、まず中谷くんとイメージがあった」。今季「20本塁打」という活躍もあり、即決したわけだ。
「変なプレーはできない。恥ずかしいプレーをしないように。胸を張れる成績を残したいです。(一発だけではなく)打率も上げたいし、勝利につながる打点もこだわっていきたい」と中谷。「中谷球場」については「僕からは何も言えないですが…」と恐縮も、年明けから同球場で自主トレを行う予定で「球場を貸してもらえるので目一杯、体を動かしていきたい」と意気込んだ。
加地良光小郡市長(左)は「中谷球場」にも前向きだ=福岡・小郡市役所
加地市長は「『トリプルスリー』も、『ゴールデングラブ賞』も…。スケールの大きい選手になって欲しい」と話すと「中谷君から要望があれば全面的に協力します。『イチメーター』(注)ってあるでしょ? 市のホームページとかで本塁打の数に応じて『ナカタニメーター』とか作れないか」などプランも披露した。
虎の外野は福留、糸井がおり、あと1枠を高山や俊介らと争う激戦区。厳しい戦いは覚悟の上。小郡市民の、虎党の夢と期待を背負い、中谷が勝負の 8年目へ挑む。
(注) “世界一のイチローファン”、エイミー・フランツさんの手作りボード。イチローがマリナーズ時代から毎試合球場を訪れ、安打数を表示した。
◇小郡市(おごおりし) 福岡県南部に位置する市で、人口は 5万8.39人。福岡市の衛星住宅都市として発展。稲作・養鶏・養豚や、イチゴ・花卉(かき)栽培などが盛ん。主な出身者は帆足和幸(元西武ライオンズなど)、女子サッカーの猶本光(浦和レッズレディース)らがいる。
「NPB12球団ジュニアトーナメント2017」が27日、札幌ドームで開幕。昨年準優勝で今大会は初の優勝を狙う阪神ジュニアはグループリーグ初戦で巨人ジュニアと対戦し、ジュニア版伝統の一戦に 7回サヨナラ勝ちした。
現役時代は代打の神様として活躍した阪神OBの八木裕監督は、巨人戦の重要性を選手に言い聞かせてきたという。「抽選で初戦が巨人と決まったときから、選手には意識させてきた。接戦なので余裕はなかった。執念でしたね」と振り返った。西武、巨人、オリックスで活躍した元プロ野球選手、清原和博氏の次男・清原勝児投手兼内野手が所属する巨人ジュニアに 4回、 4点リードを追いつかれたが、最終回に劇的決着。28日のヤクルト戦に勝てば、「2年連続の決勝トーナメント進出」が決まる。巨人ジュニアの清原勝児内野手については「体もしっかりしているし、まだまだ大きくなりそう。いい打球も打っていた。しっかり練習して努力すれば楽しみな選手になりそうですね」と話していた。
阪神ジュニアの指揮を執る八木裕監督=札幌ドーム
「NPB12球団ジュニアトーナメント2017」が28日、札幌ドームで第 2日が行われた。現役時代は代打の神様として活躍した阪神OBの八木裕氏が監督を務める阪神ジュニアはグループリーグ 2戦目でヤクルトジュニアと対戦し、 3- 2で競り勝った。「2連勝で2年連続の決勝トーナメント進出」を決めた。
「『4番』も日替わりだし、大エースもいない。そういう中で創意工夫しながらやってきた。まさに執念ですね」。 1回に相手の重盗による本盗を防いで 2回に先制。同点の 6回に 3塁強襲の内野安打で勝ち越し、 7回に追加点を奪った。少ないリードを 3投手の継投で逃げ切った。
「今年のチームは優勝を目標にしてきましたから」。見据えるのは頂点。29日の準決勝は北海道日本ハムジュニアと対戦する。
古屋英夫氏(2017年 9月29日撮影)
オリックスに来年 1月 1日付で、今季まで阪神の 2軍の野手チーフ兼育成コーチを務めた古屋英夫氏が球団本部編成部副部長として入団することが決まった。
球団がこの日、同日付の人事を発表。今季までBCリーグ石川の監督だった渡辺正人氏も球団本部管理部スコアラーグループに入った。
また今月31日付の退団者も発表。今季まで球団本部管理部コンディショニンググループ長を務めた住田ワタリ氏は契約終了で退団となった。
既に2018年度の準備は始まっている!2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年日本シリーズ 日程
2017年 公式戦 順位表
2018年 オープン戦 日程と結果(02月)
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
概要
"執念"を持って優勝をめざす金本タイガース
変革し続ける1年が沖縄キャンプから始まります!
選手との記念撮影(団体撮影)や記念グッズのプレゼント などの特典もございます!
各地から参加頂けるよう新コース 「那覇空港集合プラン」を設定いたしました!
最小催行人数 各出発日20名
※詳細は、阪神タイガース公式ホームページサイトにて!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。