●阪神は 9日、 3月10日の中日とのオープン戦(甲子園)を、 4日に70歳で亡くなった星野仙一元監督の追悼試合として行うことを発表した。当日は、球場外周のミズノスクエアに献花台を設置し、両チームの監督、コーチ、選手が喪章を着用。試合前には黙とうを予定。2003年の「リーグ優勝」で星野氏が舞ったグラウンドが、感謝に満ちた涙に濡れる。また、試合前には大型ビジョンで18年ぶりのリーグ優勝で胴上げされるシーンなど、数々の名場面が流される。中止の場合は、同11日の巨人戦(甲子園)で行う。詳細は決定次第、球団公式サイトで発表する。2003年10月24日の日本シリーズ第 5戦(対ダイエー)以来、5251日ぶりとなる“阪神・星野監督”に、心から伝えたい言葉がある。ありがとう-。虎の歴史を変えた闘将の生き様に、満員の甲子園がむせび泣く。
●阪神「ドラフト1位」馬場皐輔投手(22=仙台大學)らルーキー 7選手が 9日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で新人合同自主トレを行った。午前10時からアップを始め、軽めのトスバッティングやキャッチボール、ポール間走など、鳴尾浜の寒風を感じながら約2時間汗を流した。初日で金本監督から「おとなしめの真面目な感じの雰囲気」と評されたルーキーたちは、時折笑顔を見せながら全員で声を積極的に出し、切磋琢磨(せっさたくま)している様子だった。阪神の馬場皐輔投手ら新人選手が 9日、鳴尾浜で行われた新人合同自主トレで視察に訪れた川藤幸三OB会長(68)と初対面。ゲキを飛ばされ、背筋を伸ばした。まだ虎にも関西にも染まり切れていない東北っ子の馬場だが、浪速の春団治に背中を押され燃えた。新人合同自主トレ 2日目は、前日の甲子園から場所を移し、強く冷たい風が吹きつけた鳴尾浜で行われた。キャッチボール、ポール間走などのメニューを終えたところで、馬場や「D2位」・高橋遥人投手(亜細亜大學)ら投手が、川藤氏と対面することができた。そして、熱いゲキが飛んできた。馬場は冷え込んだこの日も、短い距離でのキャッチボールにとどめ、焦らずにゆっくりと調整のペースを上げている。 6日の入寮直後に体組成、筋肉量を測った際には、昨年12月の測定から数値を改善。自分のペースで、たしかな足取りで、親孝行と“虎孝行”を始める。記事をまとめてみました。
阪神は 9日、 3月10日の中日とのオープン戦(甲子園)を、 4日に70歳で亡くなった星野仙一元監督の追悼試合として行うことを発表した。
当日は、球場外周のミズノスクエアに献花台を設置し、両チームの監督、コーチ、選手が喪章を着用。また、試合開始前に星野氏の追悼映像を放映する。中止の場合は、同11日の巨人戦(甲子園)で行う。詳細は決定次第、球団公式サイトで発表する。
阪神甲子園球場に訪れた星野仙一さん(2017年6月16日撮影)
闘将が聖地に帰ってくる! 阪神は、 3月10日の中日とのオープン戦(甲子園)を 4日に死去した元監督、星野仙一氏(享年70)の追悼試合として行うことを 9日、発表した。献花台の設置や星野氏の映像放映、両チームが喪章をつけ、試合前には黙とうを予定。2003年の「リーグ優勝」で星野氏が舞ったグラウンドが、感謝に満ちた涙に濡れる。
銀傘に響く「あ~しんどかった」の第一声が懐かしい。やっぱり、この男には甲子園が似合う。3.10。闘将が帰ってきた聖地が涙に濡れる。
「球場内で、ご観戦される方だけではなく、外にも献花台を設置することで、 1人でも多くの方にお別れの場を設けさせていただきます」
揚塩球団社長が力を込めた。星野氏の死去が 6日に発表され、阪神は翌 7日の段階で楽天、中日の両球団に掛け合い、追悼試合の協議に入った。甲子園は星野氏が2002年 月、阪神の監督就任後初めて足を踏み入れた際、「ここが俺の死に場所や」と決意した地。その聖地で、たくさんのファンとともに感謝の意を天国に届けたい。予備日も翌11日の巨人戦(甲子園)に設定した。
「 3月10日と予備日に11日を選んだのは、土、日で、ファンの皆様に足を運んでいただきやすいということと、対戦相手が故人にゆかりの深い中日さん、故人が闘志を燃やされた巨人さんということもあります」と揚塩社長。
2003年 9月15日、18年ぶりの「リーグ優勝」を決めた星野監督は「あ~しんどかった」と第一声
当日は球場外周(ミズノスクエア)に献花台が設置され、両チームの監督、コーチ、選手ら全員が喪章をつける。試合前には大型ビジョンで18年ぶりのリーグ優勝で胴上げされるシーンなど、数々の名場面が流される。
球団内では星野氏の背番号「77」を全員が着用し、そのユニホームをチャリティーに出すことや、OBを招待するプランも検討。闘将は勝利した夜、ファンが甲子園駅まで「六甲おろし」を歌いながら練り歩く姿を監督室からみるのが何よりも楽しみだった。今度は恩返しする。
金本監督も現役時代、阪神コーチだった島野育夫氏(享年63)の追悼試合となった2008年 3月 6日の広島とのオープン戦(京セラ)に、DHで志願の出場。オフに左膝の手術を受けたばかりだったが、恩師に捧げるアーチを放ってみせた。
そんな鉄人だけに今回も、ベストメンバーで挑む可能性が高い。 3月中旬となれば、30日の開幕巨人戦(東京ドーム)に向け、ベテラン級も出場して試合勘を養うタイミング。福留、糸井、鳥谷、ロサリオらがスタメンに名を刻まれる見通し。闘将と呼ばれた男は「勝ちたいんや」が口癖で、2016年夏に「余命90日」と宣告されても密かに闘い続けた。オープン戦といえど、勝利を届けるのが何よりの弔いとなる。
2003年10月24日の日本シリーズ第 5戦(対ダイエー)以来、5251日ぶりとなる“阪神・星野監督”に、心から伝えたい言葉がある。ありがとう-。虎の歴史を変えた闘将の生き様に、満員の甲子園がむせび泣く。
新人合同自主トレでキャッチボールする馬場皐輔投手=阪神鳴尾浜球場(2018年 1月 8日撮影)
阪神「ドラフト1位」馬場皐輔投手らルーキー 7選手が 9日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で新人合同自主トレを行った。
午前10時からアップを始め、軽めのトスバッティングやキャッチボール、ポール間走など、鳴尾浜の寒風を感じながら約2時間汗を流した。初日で金本監督から「おとなしめの真面目な感じの雰囲気」と評されたルーキーたちは、時折笑顔を見せながら全員で声を積極的に出し、切磋琢磨(せっさたくま)している様子だった。馬場は「昨日よりは自然体で出来たかなと思います」と汗をぬぐった。
寒風が吹く鳴尾浜でキャッチボールをする馬場皐輔投手。親孝行への思いを熱くした=阪神鳴尾浜球場
阪神新人合同自主トレ( 9日、鳴尾浜)阪神の「ドラフト1位」・馬場皐輔投手ら新人選手が 9日、鳴尾浜で行われた新人合同自主トレで視察に訪れた川藤幸三OB会長と初対面。「親に恩返しせい!」とゲキを飛ばされ、背筋を伸ばした。まだ虎にも関西にも染まり切れていない東北っ子の馬場だが、浪速の春団治に背中を押され「いい形で宮城に報告をしたい」と燃えた。
故郷・東北からは遠く離れた。だが、父親のように厳しく温かい人が、虎にはいる。「D1位」・馬場が川藤OB会長と初対面。いつもシンプルに、忘れてはならないことを思い出させてくれる。
「親に恩返しできるようにがんばれよ、というふうに言っていただきました」
鳴尾浜を訪れた川藤幸三氏。親のような思いで新人にゲキを飛ばした=阪神鳴尾浜球場
新人合同自主トレ 2日目は、前日の甲子園から場所を移し、強く冷たい風が吹きつけた鳴尾浜で行われた。キャッチボール、ポール間走などのメニューを終えたところで、馬場や「D2位」・高橋遥人投手ら投手が、川藤氏と対面することができた。そして、熱いゲキが飛んできた。
ドスの利いた「恩返しせい!」という言葉に、背筋が伸びないはずがない。これ以上なく端的に、この世界を表している言葉でもある。厳しい世界だが、歯を食いしばって成功さえつかめば、これほど両親、周りの人を喜ばせることができる世界はない。
毎年この自主トレ期間中にルーキーに語りかける川藤氏。毎年共通しているのは、その言葉に、新しい家族を迎え入れたような優しさが満ちている点だ。帰り際、報道陣に新人選手らへの期待を問われたOB会長は「タイガースの戦力になることがすべてやから。故障せんと、しっかりやっていってもらえばいい」と、また優しくほほえんだ。
練習する馬場皐輔投手、熊谷敬宥内野手ら=阪神鳴尾浜球場
馬場は冷え込んだこの日も、短い距離でのキャッチボールにとどめ、焦らずにゆっくりと調整のペースを上げている。 6日の入寮直後に体組成、筋肉量を測った際には、昨年12月の測定から数値を改善。権田トレーナーを「『ドラフト1位』ということで、やっていくんだという意識が高い。それが数値にも表れている」と驚かせた。虎では2013年の藤浪以来となる新人での開幕ローテ入りへと力強く進んでいく。
「がんばるのは当たり前だと思うので。あとはどれだけ、自分の精一杯を出していくか。いい形で宮城に報告できるように、やっていかないといけないと思います」
自分のペースで、たしかな足取りで、親孝行と“虎孝行”を始める。
練習に臨む馬場皐輔投手、島田海吏外野手、熊谷敬宥内野手=阪神鳴尾浜球場
★虎勉強します
宮城で生まれ育ったため、これまでは虎の歴史にもなじみのなかった馬場。川藤OB会長へのあいさつから、一気に知識を深めていくつもりだ。「やっぱりたくさんの先輩の方々がいらっしゃるので。これからあいさつをすることも多くなるので、しっかりとチームを、阪神タイガースをどんどん知っていきたいと思います」と意気込んだ。
◇データBOX◇
◎…阪神の新人投手が開幕ローテーション入りとなれば、2013年の藤浪晋太郎以来。藤浪は 2度目の先発登板となった同年 4月14日のDeNA戦(甲子園)で初勝利を挙げ、 1年目は「10勝6敗」。2014年「11勝8敗」、2015年「14勝7敗」と 3年連続の「2桁勝利」をマークした。
2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年 オープン戦 日程と結果(02月)
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
概要
"執念"を持って優勝をめざす金本タイガース
変革し続ける1年が沖縄キャンプから始まります!
選手との記念撮影(団体撮影)や記念グッズのプレゼント などの特典もございます!
各地から参加頂けるよう新コース 「那覇空港集合プラン」を設定いたしました!
最小催行人数 各出発日20名
※詳細は、阪神タイガース公式ホームページサイトにて!