●阪神「ドラフト1位」の馬場皐輔投手(22=仙台大學)が18日、プロ入り後初めてブルペン入りした。新人合同自主トレに参加し、練習終盤でブルペンに入り、捕手を立たせた状態で、直球のみ35球を投じた。風邪による体調不良で14日から 2日間別メニューで行うなど、調整の遅れが心配されたが、問題ないことを証明した。この日は、矢野 2軍監督ほか多くの関係者が視察に訪れ、馬場の投球を見ていた。矢野は期待の右腕の初投げに太鼓判を押した。初投げを見守ったサンケイスポーツ専属評論家の黒田正宏氏(70)は、コンパクトながら力強いフォームを西武時代に受けてきた左右のエース、工藤公康、渡辺久信にダブらせ、絶賛した。最速 155キロの速球。ここにカットボール、縦&横のスライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリットが加われば…。楽しみは尽きない。確定はメッセンジャー、秋山のみの先発ローテへ、殴り込みをかける即戦力右腕。いきなり、大きなインパクトを残した。
●阪神は18日、「タイガースアカデミー」を開校することを発表した。ベースボールスクールと、ダンススクールを開校する。兵庫・西宮市内の球団事務所で記者会見を行い、揚塩健治球団社長(57)、タイガースアカデミー特別顧問に就任した和田豊球団本部付テクニカルアドバイザー(55)らが出席した。常設のスクール事業はプロ野球では 9球団目の設立となる。野球の競技人口の減少が続くなか、野球初心者に「入り口」を提供する。シーズンオフに個人的に地元千葉で野球教室を行う和田特別顧問は、少年野球の現場での生の声を聞いたことを明かした。指導者には鶴直人、上園啓史、柴田講平の 3氏がコーチとして就任する。記事をまとめてみました。
新人合同自主トレで初めてブルペンで投球練習を行った馬場皐輔投手=阪神鳴尾浜球場
阪神「ドラフト1位」の馬場皐輔投手が18日、プロ入り後初めてブルペン入りした。
新人合同自主トレに参加し、練習終盤でブルペンに入り、捕手を立たせた状態で、直球のみ35球を投じた。「最初ということもあったので、傾斜の角度やフォームなど確認するポイントがいくつかあったので、そこを確認しながら投げました」と風邪による体調不良で14日から 2日間別メニューで行うなど、調整の遅れが心配されたが、問題ないことを証明した。
この日は、矢野 2軍監督ほか多くの関係者が視察に訪れ、馬場の投球を見ていた。矢野は「今日見た感じでは見られている感じがないというか、気負っている感じもなく、堂々としていた。これから楽しみです」と期待の右腕の初投げに太鼓判を押した。
馬場皐輔投手が初のブルペン入り。いきなり大器の片りんを見せた=阪神鳴尾浜球場
阪神の「ドラフト1位」ルーキーの馬場皐輔投手が18日、兵庫県西宮市の鳴尾浜球場で行われた新人合同自主トレーニングで初めてブルペン入りした。「傾斜の角度やフォームなど、確認するポイントがあった」と捕手を立たせたまま35球を投じ「思ったところにまとまって、しっかり投げられた」と話した。
約 6割の力の投球だというが、捕手を務めたプロ 2年目の長坂は「球が重い感じはする」と印象を口にした。視察に訪れた矢野 2軍監督は「球の力はある。スケールの大きい投手になってほしい」と期待を込めた。
馬場皐輔投手の投球フォーム=阪神鳴尾浜球場
阪神新人合同自主トレ(18日、鳴尾浜)注目ルーキーがベールを脱いだ! 阪神の「ドラフト1位」・馬場皐輔投手が18日、鳴尾浜で行われた新人合同自主トレで初めてブルペン入りした。捕手を立たせて、直球のみを35球。初投げを見守ったサンケイスポーツ専属評論家の黒田正宏氏は、コンパクトながら力強いフォームを西武時代に受けてきた左右のエース、工藤公康、渡辺久信にダブらせ、絶賛した。
上々の初投げで、堂々のアピールだ。矢野 2軍監督やスカウト、評論家らがズラリと見守る中で、始まったドラ1の初ブルペン。独特の雰囲気をものともせず、馬場が力強く右腕を振った。
「傾斜の角度やフォームの確認など自分の中で確認するポイントをいくつか持って投げました。思ったところに、ある程度、まとまって投げられたかなと思います」
馬場皐輔投手の投球フォーム=阪神鳴尾浜球場
捕手の長坂を立たせ、セットポジションからコンパクトなテークバックで直球のみ35球。白球はほぼ胸の前に構えたミットに吸い込まれ、長坂の「ナイスボール!!」の声がブルペンに響いた。
「(納得いく球は)全然…。(仕上がりは)50%以上くらいですね」
本人は控えめも“ギャラリー”の心はがっちりつかんだ。捕手の後ろから見守った黒田正宏氏は「久しぶりのマウンドで関係者が大勢見守る中、物怖じすることなく堂々と投げていた」と感服。技術面にも踏み込んだ。 「剛速球タイプだが、想像以上に制球がいいのに驚いた。捕手の構える胸元にしっかり投げ込んでいたし、抜け球が全くなく、器用さも感じた。球のキレ、回転がいいから、長坂のミットの音も良い。テークバックが小さいフォームが大きな特長で、下半身がバランス良く使えている」
馬場皐輔投手の投球フォーム=阪神鳴尾浜球場
真っ先に頭に浮かんだのは、西武での捕手、コーチ時代に受けた、左右のエースの姿だ。
「左なら工藤公康、右なら渡辺久信」
西武黄金期を支えた工藤公康(ソフトバンク監督)は通算「224勝」、渡辺久信(西武SD)は「125勝」。「どちらも(テークバックが小さく)タイミングを取りづらい投手だった。馬場も打者がタイミングを合わせようとしたら、その時は右腕が耳の後ろあたりに来ている感じに映るだろう。打者は相当苦労するはず」とうなずいた。
「(スカウトから)変化球も素晴らしいと聞いている。捕手の立場から言えば『リードするのが楽しみな投手』だ」
最速 155キロの速球。ここにカットボール、縦&横のスライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリットが加われば…。楽しみは尽きない。
新人合同自主トレで初めてブルペンで投球練習を行った馬場皐輔投手=阪神鳴尾浜球場
自身のフォームについて、馬場は「(体が)開かないようにするのは大前提。体重移動だったり股関節を使って投げることを意識しています」と話すと「自分がやるべきことをやっていきたい。もっと最後にボールを押せる感覚を持っていきたい」と課題を挙げた。
風邪による 2日間の離脱で調整が遅れ、 1軍キャンプ入りに黄色信号が灯っていたが、この初投げを見せられたら…。確定はメッセンジャー、秋山のみの先発ローテへ、殴り込みをかける即戦力右腕。いきなり、大きなインパクトを残した。
☆馬場皐輔投手の投球を受けた阪神の 2年目捕手・長坂拳弥
「コンパクトなフォームで、打者は打ちづらいと思う。軽く投げているように見えてボールに力がある。(球質が)重い感じはありました」
阪神は18日、「タイガースアカデミー」を開校することを発表した。
ベースボールスクールと、ダンススクールを開校する。兵庫・西宮市内の球団事務所で記者会見を行い、揚塩健治球団社長、タイガースアカデミー特別顧問に就任した和田豊球団本部付テクニカルアドバイザーらが出席した。常設のスクール事業はプロ野球では 9球団目の設立となる。
野球の競技人口の減少が続くなか、野球初心者に「入り口」を提供する。揚塩社長は「野球熱が高いと言われる関西、兵庫県をフランチャイズにしているタイガースとしても、従来以上に野球振興に力を入れていきたいと思っています」と語った。
シーズンオフに個人的に地元千葉で野球教室を行う和田特別顧問は、少年野球の現場での生の声を聞いたことを明かし「いろんな現状の話を聞かせていただき、10年後どうなっているかというプロ野球人としての危機感を持っていた。球界への恩返し、プロ野球OBとしての危機感を持っている。野球への接点を提供する場にしたい」。指導者には鶴直人、上園啓史、柴田講平の 3氏がコーチとして就任する。
開校するタイガースアカデミーのロゴを囲んで笑顔を見せる左から柴田講平氏、和田豊TA、上園啓史氏、鶴直人氏
阪神は18日、西宮市内の球団事務所で揚塩健治球団社長、和田豊球団本部付テクニカルアドバイザー=TA=が出席して、「タイガースアカデミー」を 4月に開校することを正式発表。野球の競技者人口の拡大を目指す。和田TAは「(将来のプロ野球選手が) 1人でも 2人でも出てきてくれれば」と夢を語った。未来の清宮(北海道日本ハムD1位)、安田8ロッテD1位)が生まれるかも!?
ようやく阪神も「野球アカデミー」を開校する。プロ野球界では 9球団目。会見の場に姿を見せた和田TAは熱い思いを口にした。
「球界への恩返しであり、OBとして危機感があります。ユニホームを抜いで、地元千葉での野球教室で、野球の競技人口やチームの減少を目の当たりにしたし、バットを振れる場所、キャッチボールをする場所がないんです」
だから「特別顧問」の肩書きで新事業に参加できる喜びも感じている。
大目標は、野球と接する場所を作ることであり、野球初心者に入口を提供すること。競技者だけでなく、野球ファンも育てる。
球団として 1月 1日付で振興部を立ち上げ、従来から行ってきた幼稚園訪問、タイガースカップ開催、ジュニアチームの結成などを集約した上で「アカデミー」を立ち上げた。具体的には野球と親しむ「ベースボールスクール」とダンスに親しむ「タイガースダンススクール」。こちらは阪神の応援に花を添える「タイガースガールズ」が未来の夢になる。
和田特別顧問の下に上園啓史、柴田講平、鶴直人の 3人のOBコーチが就任し、子供たちの指導にあたる。
野球とのファーストコンタクトが当面の任務になるが、ことしはタイガースジュニアチームから初めてプロ野球選手が誕生した。履正社高から「ドラフト1位」でロッテに入団(外れ1位で阪神、ソフトバンクと競合)した安田尚憲内野手(18)。ひょっとしたら、アカデミーからプロ野球選手が生まれるかも。
「(プロを)出すのが目的ではないけれど、 1人でも 2人でも出てくると、指導者はやりがいを感じる。いずれは出てきて欲しいね」
アカデミーから安田 2世が、ひょっとしたら清宮のようなスターが、飛び出してくるかもしれない。
開校会見が行われたタイガースアカデミー。特別顧問の和田豊TA(左から 2人目)も腕をぶした
◆阪神OB・上園啓史コーチ
「スポーツなので、楽しい、というのが一番にないといけない。野球を通じて、スポーツの楽しさを伝えたい」
◆阪神OB・柴田講平コーチ
「現役を続行するか悩みましたが、お話をいただいて、子供たちに野球を教えたいと決断しました」
◆阪神OB・鶴直人コーチ
「準備段階から携わってきて早くやりたかった。他球団は実績もありますが最終的にはタイガースで(野球振興を)引っ張っていきたい」
★揚塩健治球団社長、ファンも育成
揚塩球団社長は「野球を身近で楽しいと感じる環境をつくって、将来の競技者人口の拡大を目指し、ファンを育成したい。関西での野球人気をけん引できるように頑張りたい」と老舗としての覚悟を口にした。常設の野球アカデミーの開校は、12球団では 9番目。「もっと早くできれば良かったんですが」と話しながらも、意欲的だった。 ☆アカデミーベースボールスクール要項
◆コース(各30人定員):幼児(年中~年長)、小学 1~ 2年、小学 3~ 4年、小学 5~ 6年
◆会場:月曜(西宮校・西宮市立中央多目的グラウンド)、火曜(甲子園浜校・西宮市立甲子園浜野球場)、水曜(芦屋校・会場は後日発表)、木曜(伊丹校・三菱電機総合グランド)、金曜(宝塚校・ビーコンパークスタジアム)
◆指導:和田特別顧問、上園、柴田、鶴各コーチ。上園、柴田両コーチは月曜から金曜まで毎日
◆料金(税別):入会金 1万円(初年度のみ、ただし公式ファンクラブKIDS会員7500円)。年会費6000円( 2年目以降)。受講料は小学 2年までは月額6000円、小学 3年以上は8000円
◆申し込み期間: 2月 1日午前10時から25日午後11時59分(ただし西宮校、芦屋校は 3月10日午前10時から18日午後11時59分)
◆入会特典:ネーム入りベースボールシャツ、ベースボールキャップなど
◆体験会: 2月に行う。阪神タイガース公式サイトから申し込み可能 ※詳細は阪神タイガース公式サイトまで。「ダンススクール」の詳細も同サイトまで
2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年 オープン戦 日程と結果(02月)
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
概要
"執念"を持って優勝をめざす金本タイガース
変革し続ける1年が沖縄キャンプから始まります!
選手との記念撮影(団体撮影)や記念グッズのプレゼント などの特典もございます!
各地から参加頂けるよう新コース 「那覇空港集合プラン」を設定いたしました!
最小催行人数 各出発日20名
※詳細は、阪神タイガース公式ホームページサイトにて!