●日本列島南岸を進む低気圧の影響で、首都圏では22日昼ごろから大雪となり、列車の運休や遅れが相次ぐなど、交通機関に大きな乱れが出た。降雪のピークが帰宅時間帯と重なり、複数の駅で入場規制が実施され、周辺は帰宅を急ぐ人たちであふれた。東京都心では積雪量が20センチを超えた。2014年には都心で27センチの大雪になり交通網が大混乱しただけに、各交通機関や国土交通省は21日から注意喚起をするなど異例の対応。それでも混乱は避けられず夕方の通勤客の足を直撃した。気象庁によると、前線を伴った低気圧が日本列島の南岸を進んだことから、東京23区では午前10時前後には本格的な降雪に。通勤ラッシュと重なる午後 6~ 9時ごろにかけて激しさを増した。 4年前の苦い経験から首都圏は21日から厳戒態勢。国土交通省がドライバーらに向けて不要不急の外出を控えるよう呼びかけたほか、NEXCO東日本も関東全域で高速道路が通行止めになる恐れがあると発表した。凍結した道路でのスリップ事故や歩行者の転倒も相次いだ。首都圏の大雪といえば2014年 2月、 2週にわたって週末に積もった。ともに東京都心(大手町)で「戦後4番目」となる27センチを記録するほどで、交通機関が大混乱した。都心の積雪10センチ超えはこの時以来だ。都心の私鉄では、京浜急行電鉄の品川、東急電鉄渋谷、西武鉄道の池袋、高田馬場、西武新宿の各駅で入場が規制された。京急によると、列車の本数が減ったことと、早めに帰宅する利用客が集中したためとみられる。22日夕方の混乱は避けられなかった。JR東日本は「スーパーあずさ」などの特急約90本を運休し、在来線は山手線、京浜東北線、東海道線、東北線(宇都宮線)など首都圏の大半の路線で本数を減らして運転。中央線や常磐線、総武線の大半の特急を運休にした。小田急電鉄は午後 2時40分以降の特急ロマンスカー上下計55本を運休したほか、ほぼ全線で夕方以降、ダイヤが乱れた。各企業で退社時間を早めたこともあり、午後 4時ごろから帰宅ラッシュが発生。新宿や池袋などのターミナル駅ではホームに人があふれ、ホームに通じる階段は長蛇の列。東急電鉄の渋谷駅、西武鉄道の池袋駅などで入場制限が行われた。東武鉄道も多くの特急が運休となった。記事をまとめてみました。
日本列島南岸を進む低気圧の影響で、首都圏では22日昼ごろから大雪となり、列車の運休や遅れが相次ぐなど、交通機関に大きな乱れが出た。降雪のピークが帰宅時間帯と重なり、複数の駅で入場規制が実施され、周辺は帰宅を急ぐ人たちであふれた。23日にかけても雪が予想され、気象庁は注意を呼び掛けている。
東京都心では、2014年 2月以来 4年ぶりに積雪が20センチを超えた。凍結した道路でのスリップ事故や歩行者の転倒も相次いだ。
都心の私鉄では、京浜急行電鉄の品川、東急電鉄渋谷、西武鉄道の池袋、高田馬場、西武新宿の各駅で入場が規制された。京急によると、列車の本数が減ったことと、早めに帰宅する利用客が集中したためとみられる。
小田急電鉄は午後から特急の運転を全て取りやめ、東武鉄道も多くの特急が運休となった。
JR東日本によると、在来線は山手線、京浜東北線、東海道線、東北線(宇都宮線)など首都圏の大半の路線で本数を減らして運転。中央線や常磐線、総武線の大半の特急を運休にした。
大雪により通行止めとなった東京レインボーブリッジ
東京湾にかかるレインボーブリッジの一般道は、追突やスリップ事故が数件起きたため、午後 6時40分から閉鎖され、車数十台が一時取り残された。東京都江東区などを走行する新交通システム「ゆりかもめ」では、列車 2本が雪で坂を上れずに立ち往生した。
警視庁によると、スリップ事故などは都内で 600件以上起きた。東京消防庁によると、転倒によるけが人は60人を超えた。
気象庁によると、22日昼ごろに東京や神奈川、埼玉などの平野部で雪が降り始め、夕方に積雪を記録。午後11時現在の積雪は、東京都心で23センチ、横浜市で18センチ、埼玉県熊谷市で19センチに達した。
航空各社によると、日航や全日空などが羽田発着便を中心に、国内線、国際線合わせて 350便以上を欠航にした。23日も仙台発着などで欠航が決まっている便がある。
関東甲信では23日未明にかけても雪が降り続く見通し。(共同)
京王井の頭線渋谷駅では入場制限が行われ、駅の外には通勤客が行列をつくった =22日午後、東京都渋谷区
大雪でまたも首都圏が混乱-。発達した低気圧の影響で日本列島は22日、広い範囲でまとまった雪が降った。関東地方では午前中から降り始め、東京都心では積雪量が20センチを超えた。2014年には都心で27センチの大雪になり交通網が大混乱しただけに、各交通機関や国土交通省は21日から注意喚起をするなど異例の対応。それでも混乱は避けられず夕方の通勤客の足を直撃した。
気象庁によると、前線を伴った低気圧が日本列島の南岸を進んだことから、東京23区では午前10時前後には本格的な降雪に。通勤ラッシュと重なる午後 6~ 9時ごろにかけて激しさを増した。
首都圏の大雪といえば2014年 2月、 2週にわたって週末に積もった。ともに東京都心(大手町)で「戦後4番目」となる27センチを記録するほどで、交通機関が大混乱した。都心の積雪10センチ超えはこの時以来だ。
4年前の苦い経験から首都圏は21日から厳戒態勢。国土交通省がドライバーらに向けて不要不急の外出を控えるよう呼びかけたほか、NEXCO東日本も関東全域で高速道路が通行止めになる恐れがあると発表した。
東京都台東区の浅草寺雷門前では、大ちょうちんが見えなくなるほど雪が降りしきった
それでも22日夕方の混乱は避けられなかった。JR東日本は「スーパーあずさ」などの特急約90本を運休し、東海道線や東北線(宇都宮線)、中央線で本数を減らした。小田急電鉄は午後 2時40分以降の特急ロマンスカー上下計55本を運休したほか、ほぼ全線で夕方以降、ダイヤが乱れた。
各企業で退社時間を早めたこともあり、午後 4時ごろから帰宅ラッシュが発生。新宿や池袋などのターミナル駅ではホームに人があふれ、ホームに通じる階段は長蛇の列。東急電鉄の渋谷駅、西武鉄道の池袋駅などで入場制限が行われた。
車の事故も相次いだ。警視庁によると、都内で雪が積もり始めてから午後 9時までに人身事故41件、物損事故 625件が確認された。東京港にかかるレインボーブリッジの一般道は、追突やスリップ事故が数件発生したため車約 300台が立ち往生。午後 6時40分から閉鎖された。雪による通行止めは2014年の大雪以来となった。
23日朝まで雪の影響は残るとみられ、鉄道各社は駅員を増員したり、ホームなどに融雪剤をまいたりするほか、線路のポイント部分のヒーターを終夜稼働させるなど対策を行う。
雪が降る中、JR渋谷駅前のバス停に並ぶ人たち=22日午後、東京都渋谷区
☆転倒、通行止め、欠航
★67人がけが
東京消防庁は午後 9時までに、雪の影響で足を滑らせるなどして転倒したけが人が67人に上ったと発表。
★電力使用率95%
東京電力は午後 5時台に電力使用率が95%(速報値)に達したと発表した。「厳しい」とされる水準。大雪で暖房需要が急増したため。
★高速道路はまひ
日本道路交通情報センターなどによると、午後 8時台の首都圏の高速道路は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)、首都高速道路の多くの区間、東名高速道路などの一部が通行止めに。
★欠航 350便超
日本航空や全日空、AIRDO(エア・ドゥ)などで、羽田発着便を中心に 350便以上が欠航。午後 7時10分ごろには成田空港に着陸したマニラ発の「日航7422便ボーイング767(乗客乗員 191人)」が、積雪の影響で前輪を動かすことができず立ち往生。成田国際空港会社は安全確保や除雪のため滑走路を閉鎖した。その影響で成田空港に向かっていたフィリピン航空の 2機が燃料不足となり羽田空港に緊急着陸した。
★新幹線が減速
東海道新幹線は午後 9時台、雪のために品川-熱海間で速度を落として運行。上下線の一部にも遅れが。東北、秋田、山形、北陸、上越の各新幹線でも一部遅れが出た。
★ゆりかもめ
新交通システム「ゆりかもめ」で、列車 2本が雪で坂を上れず立ち往生した。
本日は、会社に行こうとして早めに家を出たのですが、途中で交通機関が止まっていたりタクシーを拾うことができず、会社に電話したところ「本日はお休みで入っていますよ」と言われ家に戻ってきて掲載したために遅くなりました。