●阪神新人選手の 1軍キャンプ参加は「ドラフト1位」の馬場皐輔投手(22=仙台大學)、「ドラフト3位」の熊谷敬宥内野手(22=立教大學)、「ドラフト4位」の島田海吏外野手(21=上武大學)の 3選手となった。馬場は意気込み、熊谷は胸を躍らせた。また、プロ 2年目を迎える才木浩人投手(19)も、初めての沖縄キャンプスタートを決めた。過去最大級の寒波に襲われた日本列島で、今、最もホットな虎戦士に宜野座切符が手渡された。まるで乾いたスポンジのように技術を吸収する。プロの世界でうまい飯が食えるかもしれない。金本監督が抜てきしたのは才木だった。午前11時から開かれた合同コーチ会議で春季キャンプの 1、 2軍振り分けを決めた。 1軍宜野座組40人のうち、投手は20人。ランディ・メッセンジャー投手(36)、藤川球児投手(37)、藤浪晋太郎投手(23)、ラファエル・ドリス投手(30)、D 1位・馬場皐輔投手らそうそうたるメンバーの中に、19歳の名前を書き込んだ。金本知憲監督(49)は活躍を楽しみにした。昨シーズン中は才木目当てに鳴尾浜に何度も出向いた。高卒ルーキーだった昨季終盤、 1軍に引き上げると初登板でホールドを記録するなど、 2試合に登板。昨秋のキャンプでも、素材の高さにうなりっぱなしだった。 1メートル89の長身から繰り出される直球は最速 155キロ。度胸も満点で虎将自ら打席に立って脱帽したほどだった。体も成長した。精神的にも強くなった。揉まれても自分を見失うことはなさそう。だから今度は春から 1軍。沖縄での28日間、さらにその後の練習試合やオープン戦で先発枠を競わせる。13年ぶりのリーグ優勝を目指す今季は、合言葉を「厳しく明るく」から「明るく厳しく」に変更した。地元・兵庫出身の新星はまさに金本虎の航路を明るく照らし出す光。熱い28日間が始まる。
●阪神「ドラフト1位」の馬場皐輔投手がアピールの場でもマイペースを貫く。24日はキャンプの 1、 2軍振り分けが確定する日。金本監督ら首脳陣が新人のブルペンを視察し、最終チェックを行う。この日は甲子園の室内練習場で行われた新人合同自主トレに参加し、ブルペンにも入った。金本監督や香田投手コーチらが見守る中、捕手を座らせて30球を投じ、マイペース調整を強調した。ブルペン投球を見守った金本監督は評価した。阪神の「ドラフト1位」・馬場皐輔投手が24日、新人投手で唯一人の 1軍キャンプメンバーに選ばれた。先発ローテ争いの火花散る沖縄へ乗り込むが、首脳陣にも馬場自身も焦りはゼロ。抑え気味で調整しながら 5月末に先発ローテへ食い込んだ 1年先輩、小野泰己投手(23)をよき例とし、じっくり取り組む。沖縄、そしてその先の甲子園のマウンドへ-。進むべきレールはしっかりと敷かれている。輝く太陽と青い海が、「D1位・馬場」を待つ。だがアツくなりすぎず、じっくり着実な調整を進める。沖縄行きの切符を実際に手にし、自覚と覚悟がいっそうにじんだ。非公開の甲子園ブルペンで、金本監督ら首脳陣が見つめるなか、捕手を座らせ30球の投球練習。香田投手コーチが驚くほど順調な調整ぶりで、 1軍行きをつかみとった。だれより馬場自身が落ち着いているのが頼もしい。本州に春が来るころ、背番号「18」が先発ローテに食い込む可能性は、十二分にある。記事をまとめてみました。
甲子園室内練習場でノックを受ける熊谷敬宥内野手=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場室内練習場
阪神新人選手の 1軍キャンプ参加は「ドラフト1位」の馬場皐輔投手、「ドラフ3位」の熊谷敬宥内野手、「ドラフト4位」の島田海吏外野手の 3選手となった。
馬場は「今の自分のレベルを知るチャンス」と意気込み、熊谷は「守備と走塁をアピールして、レギュラー争いに入っていきたい」と胸を躍らせた。
また、プロ 2年目を迎える才木浩人投手も、初めての沖縄キャンプスタートを決めた。金本監督は「彼(才木)に対する期待度は僕の中では非常に高い。上がり目を期待しています。理想は先発ローテーションに入ってくれれば」と活躍を楽しみにした。
合同コーチ会議を終え会見に臨む金本知憲監督=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場室内練習場
阪神は24日、兵庫・西宮市内で合同コーチ会議を開き、沖縄・宜野座で実施する春季キャンプの 1軍メンバー40人を発表した。新人は「ドラフト1位」右腕の馬場と「3位」熊谷、「4位」島田の俊足コンビも抜てきされた。会議に先立ち、新人合同自主トレを視察した金本知憲監督は、期待を込めて選考理由を明かした。
-新人 3人が 1軍。どのあたりを期待
金本監督 馬場に関して1位ですし、即戦力の期待があって連れて行きます。野手 2人は、非常に足が速い選手なので。大学卒というのもありますし、早くプロの水に慣れて欲しいのもあって選びました。
-ルーキーがいきなり1軍で練習できる環境
金本監督 受け取り方とか感じ方は違うと思うんですけど、プロのレベルの高さにショックを受けるのか、逆に自信をつけるのか、それは分かりませんけど、どうでしょう。僕なんか(現役時に)まったく自信をなくしたタイプですけど。
キャッチボールをする才木浩人投手。大器が1軍キャンプに抜てきされた=阪神鳴尾浜球場
阪神は24日、甲子園のクラブハウス内で合同コーチ会議を開き、 2月 1日から始まる春季キャンプの 1、 2軍メンバーを決定。高卒 2年目の才木浩人投手が初の 1軍宜野座切符を手にした。金本知憲監督は先発ローテ入りを視野に入れ、 1軍戦力として鍛えることを宣言した。
過去最大級の寒波に襲われた日本列島で、今、最もホットな虎戦士に宜野座切符が手渡された。まるで乾いたスポンジのように技術を吸収する。プロの世界でうまい飯が食えるかもしれない。金本監督が抜てきしたのは才木だった。
「彼に対する期待度は僕の中で非常に高いです。なんとか昨年より上がり目といいますか、期待しています。もしかしたら 1軍の戦力になれるのかなという期待もあります」
午前11時から開かれた合同コーチ会議で春季キャンプの 1、 2軍振り分けを決めた。 1軍宜野座組40人のうち、投手は20人。メッセンジャー、藤川、藤浪、ドリス、D 1位・馬場皐輔投手らそうそうたるメンバーの中に、19歳の名前を書き込んだ。
「理想は先発ローテに入ってくれたらいいですけど。いいものをどんどん出してほしいですね」
笑顔の才木浩人投手=阪神鳴尾浜球場
昨シーズン中は才木目当てに鳴尾浜に何度も出向いた。高卒ルーキーだった昨季終盤、 1軍に引き上げると初登板でホールドを記録するなど、 2試合に登板。昨秋のキャンプでも、素材の高さにうなりっぱなしだった。 1メートル89の長身から繰り出される直球は最速 155キロ。度胸も満点で虎将自ら打席に立って「インハイは無理」と脱帽したほどだった。
体も成長した。精神的にも強くなった。揉まれても自分を見失うことはなさそう。だから今度は春から 1軍。沖縄での28日間、さらにその後の練習試合やオープン戦で先発枠を競わせる。
初の 1軍行きを決めた才木は鳴尾浜でダッシュやキャッチボールを行った。「( 1軍行きで)満足はしていないですし、キャンプからしっかりとアピールしていかないと。自分は真っすぐが取りえだと思うので、実戦でも攻める姿勢をみせてアピールしていきたいです」と闘志を高めた。
合同コーチ会議終了後、才木への期待を明かした金本知憲監督=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場室内練習場
金本監督は「やっぱり、いいものをどんどん出してほしいですね」と力を込めた。就任 3年目。これまでの 2年間は野手で若手の台頭が目立った。勝負がかかる3年目は手薄な先発投手陣の強化がカギになる。才木がブレークすれば、挑む2018年のシンボル的な存在になる。
「そろそろ、明るさから勢いをつけていこうや、と。自分のいいものを出して、のびのびとやってほしい。とにかく、前向きに、明るく、いいものを出してほしい」
13年ぶりのリーグ優勝を目指す今季は、合言葉を「厳しく明るく」から「明るく厳しく」に変更した。地元・兵庫出身の新星はまさに金本虎の航路を明るく照らし出す光。熱い28日間が始まる。
★今季の阪神先発ローテ
昨季「11勝」をマークしたエース、メッセンジャー、同「12勝」の秋山は当確。実績のある能見もローテ入りが有力。残る 3枠を藤浪、岩貞、岩田ら実績組と青柳、岩崎、小野、才木、「D1位」・馬場皐輔投手(仙台大學)ら若手組が争うことになる。
キャンプの参加メンバー発表を受け、記者の質問に答える金本知憲監督=兵庫県西宮市の甲子園球場
◇才木浩人(さいき・ひろと)あらかると
★球歴:1998(平成10)年11月 7日生まれ、19歳。兵庫県出身。須磨翔風高時代は甲子園出場はなく、2017年に「D3位」で阪神入団。同年10月 5日の中日(甲子園)戦で 1点リードの 8回から 1回無失点に抑え、初登板初ホールド。昨季は 2試合に登板し、「0勝0敗、1ホールド、防御率0.00」。 1メートル89、79キロ。右投げ右打ち。年俸 600万円。背番号「35」。独身。
★まだ伸びる?:身長は昨年の 1年間で 1センチ伸びたという。鳴尾浜のベッドも 1メートル97の藤浪と同じように大きなものに改造された。
★ヒミツ道具:年明けに高性能マットレスを購入。「よく眠れます」。
★映像分析:自分の投球映像を日々、確認。「自分が思っているリリースの位置と映像でみたら全然違うことがある」。
★今はしなやかさがテーマ:ウエートも継続するが「強さも必要ですが、自分は腕が長くて、それを生かすためにはしなり、柔軟性も必要」。
キャッチボールを行う馬場皐輔投手=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場室内練習場
阪神は24日、 2月 1日から始まる春季キャンプのメンバーを発表した。
1軍メンバーは以下の通り。
・投手(20選手):能見、岩貞、馬場、藤浪、岩田、藤川、小野、石崎、才木、マテオ、高橋聡、秋山、モレノ、青柳、メッセンジャー、松田、桑原、岩崎、島本、ドリス
・捕 手( 4選手):坂本、長坂、梅野、原口
・内野手( 9選手):鳥谷、北條、大山、熊谷、西岡、ロサリオ、糸原、陽川、植田
・外野手( 7選手):糸井、福留、高山、江越、島田、中谷、俊介
阪神の 1軍春季キャンプは、 2月 1日から28日まで、かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)で行われる。
阪神「ドラフト1位」の馬場皐輔投手がアピールの場でもマイペースを貫く。
今日24日はキャンプの 1、 2軍振り分けが確定する日。金本監督ら首脳陣が新人のブルペンを視察し、最終チェックを行う。馬場はすでに 1軍キャンプ参加が内定しているが「変に飛ばさずに、今までやってきたペースで、自分と向き合って投げれたらいいと思います」と冷静。この日はノックでも汗を流し「けん制やフィールディングは得意ではなかったので、常にうまくなろうと気を使ってやっています」と力を込めた。
ダッシュ練習を行う馬場皐輔投手(右)ら新人選手たち=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場
阪神「ドラフト1位」の馬場皐輔投手が24日、春季キャンプを 1軍スタートすることが決まった。
「プロのレベルを知れる。自分のペースを崩さずにやっていきたい」
この日は甲子園の室内練習場で行われた新人合同自主トレに参加し、ブルペンにも入った。金本監督や香田投手コーチらが見守る中、捕手を座らせて30球を投じ「(状態を)前回よりは上げた。球数をなるべく少なくして、状態を確かめました」と、マイペース調整を強調した。
ブルペン投球を見守った金本監督は「バランスよく変化球を投げていた。実戦向き。馬力がついたらおもしろい」と評価した。
ハードルを越える練習を行う馬場皐輔投手=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場室内練習場
阪神の「ドラフト1位」・馬場皐輔投手が24日、新人投手で唯一人の 1軍キャンプメンバーに選ばれた。先発ローテ争いの火花散る沖縄へ乗り込むが、首脳陣にも馬場自身も焦りはゼロ。抑え気味で調整しながら 5月末に先発ローテへ食い込んだ 1年先輩、小野泰己投手をよき例とし、じっくり取り組む。
沖縄、そしてその先の甲子園のマウンドへ-。進むべきレールはしっかりと敷かれている。輝く太陽と青い海が、「D1位・馬場」を待つ。だがアツくなりすぎず、じっくり着実な調整を進める。
「自分のペースを崩さず、取り組める範囲というのをちゃんと考えて、新しいことにもしっかりと挑戦していきたい。自分で考えて、落ち着いて冷静に頑張っていきたいと思います」
「1軍キャンプ」に滑り込んだ馬場。沖縄でじっくりと調整する=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場室内練習場
沖縄行きの切符を実際に手にし、自覚と覚悟がいっそうにじんだ。非公開の甲子園ブルペンで、金本監督ら首脳陣が見つめるなか、捕手を座らせ30球の投球練習。香田投手コーチが「逆にちょっとよすぎるというか。もうちょっと抑え気味ぐらいの感じでね。気持ちは分かるけれど」と驚くほど順調な調整ぶりで、 1軍行きをつかみとった。
周囲には、調整を“抑えたい”一つの明確な理由がある。同コーチは続けて「去年の小野と同じような感じで、やっていきたいなというところ」とプランを温めていることを明かした。一流投手、若手投手が激しくアピールし合う沖縄では、ルーキーは焦ってしまいがち。だが昨季の小野はじっくりと 2月22日まで初実戦を引き延ばして調整させたことで、シーズンでの「2勝(7敗)」の活躍につなげた。ともに春先でも寒い東北の大学(小野は富士大)からプロへ飛び込んだ右腕だけに、この「小野式」に導きたいところだ。
キャッチボールをする馬場皐輔投手=兵庫県西宮市の甲子園球場
金本監督も「バランスよく、変化球もよかったですね。まとまった感じがしますね。馬力がついてきたらおもしろいかな、と。実戦向きなようにみえましたね」と期待を込めるが、一方で「やっぱり焦らせたくない。けどまぁ、焦らせて、お尻をたたいた方がいい選手もいるしね」と慎重に構えている。
だれより馬場自身が落ち着いているのが頼もしい。「急に暖かいところへ行くと、やっぱり自分の限界が分からない状態になってしまう。自分で抑えているつもりですけど、さらにもっと抑えてしっかりやっていきたい」。本州に春が来るころ、背番号「18」が先発ローテに食い込む可能性は、十二分にある。
◇春季キャンプの日程について
2018年01月08日 更新 2月1日(木)より行われます春季キャンプの日程は以下の通りです。
一軍:かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
ファーム:安芸タイガース球場(安芸市営球場)
【一軍・ファーム共通】
キャンプ期間:2月1日(木)~28日(水)まで
<休日:2月5日(月)、9日(金)、14日(水)、19日(月)、23日(金)>
※休日は雨天により変更する可能性があります。
2017年度の成績を糧にして、2018年に向かって、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年 オープン戦 日程と結果(02月)
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
概要
"執念"を持って優勝をめざす金本タイガース
変革し続ける1年が沖縄キャンプから始まります!
選手との記念撮影(団体撮影)や記念グッズのプレゼント などの特典もございます!
各地から参加頂けるよう新コース 「那覇空港集合プラン」を設定いたしました!
最小催行人数 各出発日20名
※詳細は、阪神タイガース公式ホームページサイトにて!