●来月 9日に開幕する平昌冬季五輪に出場する日本選手団の結団式が24日、東京・大田区総合体育館で、秋篠宮、同妃両殿下ご臨席の下、行われた。式では、主催者を代表して日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(70)があいさつ。団旗授与では、斎藤泰雄団長(70)から、ノルディックスキー・ジャンプ代表で選手団旗手代行の高梨沙羅(21=クラレ)に日の丸が手渡された。旗手の葛西紀明(45=土屋ホーム)は海外遠征中のため欠席した。式後、同会場では小学生らを迎えての壮行会が行われた。
●主将を務めるスピードスケート女子の小平奈緒(31=相沢病院)や、海外遠征のために欠席したノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明に代わり、旗手代行を務めたジャンプ女子の高梨沙羅ら選手、役員95人が出席。小平は「百花繚乱(りょうらん)」をテーマに活躍を誓った。女子の主将は、2006年トリノ大会のスピードスケートの岡崎朋美以来。引き締まった表情で決意表明した。短距離エースは昨季から国内外で無敗の 500メートル、昨年12月に世界記録を樹立した1000メートルで金メダル候補に挙がる。今大会は、「1998年長野大会」で獲得した「10個(金5、銀1、銅4)」を上回る史上最高のメダル獲得に期待がかかる。主将・小平が最速でリンクを滑りきり、大輪の花を咲かせる。
●ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅が24日、平昌冬季五輪前の最後となるワールドカップ(W杯)に向けて出発前に羽田空港で取材に応じ意気込みを述べた。高梨や伊藤有希(23=土屋ホーム)ら五輪代表の 4選手は27、28日に欧州で実施されるW杯に出場した後は、帰国せずに欧州に残って調整し、そのまま平昌入りする予定。全日本スキー連盟は24日、平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)のノルディックスキー・ジャンプや複合前半飛躍のテストジャンパーとして、五輪代表の勢藤優花(北海道ハイテクAC)の妹、勢藤理桜(北海道・下川商業高校)やワールドカップ(W杯)出場経験のある岩佐勇研(北海道・札幌日本大学高校)ら27人を派遣すると発表した。記事をまとめてみました。
決意表明を行う小平奈緒主将。右は高梨沙羅旗手代行=24日午後、東京都大田区・大田区総合体育館
来月 9日に開幕する平昌冬季五輪に出場する日本選手団の結団式が24日、東京・大田区総合体育館で、秋篠宮、同妃両殿下ご臨席の下、行われた。
式では、主催者を代表して日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が「大きな夢と感動、大きな活力を届けていただけるものと期待します」とあいさつ。団旗授与では、斎藤泰雄団長から、ノルディックスキー・ジャンプ代表で選手団旗手代行の高梨沙羅に日の丸が手渡された。旗手の葛西紀明は海外遠征中のため欠席した。
平昌冬季五輪の結団式で、起立する選手団主将の小平奈緒主将(左)と旗手代行を務める高梨沙羅旗手代行=24日午後、東京都大田区・大田区総合体育館
秋篠宮殿下は「すばらしいパフォーマンスを見せていただくことを願っています。また現地の風土に親しみ、世界各地から集う人々との交流を深め、スポーツを通しての国際親善に努めていただくことを期待しています」と選手を激励された。
最後にスピードスケート代表で選手団主将の小平奈緒(31=相沢病院)が「最高のコンディションで挑み、それぞれがベストのパフォーマンスを発揮できるよう、全力を尽くして参ります」「参加各国・地域の選手団との友好と国際親善に努めて参ります」「われわれ冬季競技の活躍が、「2020年東京オリンピック」での飛躍につながるよう、平昌から東京へ、そして日本中さらには世界へ、勇気と感動をもって未来への希望となれるよう、チームジャパン一丸となり、精進することを誓います」と決意を表明。盛んな拍手を浴びた。
式後、同会場では小学生らを迎えての壮行会が行われた。
壮行会の会場を回る旗手代行の高梨沙羅旗手代行(右)と主将の小平奈緒。高梨がスタンドに投げ入れるサインボールを取り出そうとするのを、小平が後ろから手助けした=24日午後、東京都大田区・大田区総合体育館
2月 9日に開幕する平昌五輪の日本選手団結団式と壮行会が24日、東京・大田区総合体育館で行われた。主将を務めるスピードスケート女子の小平奈緒や、海外遠征のために欠席したノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西紀明に代わり、旗手代行を務めたジャンプ女子の高梨沙羅ら選手、役員95人が出席。小平は「百花繚乱(りょうらん)」をテーマに活躍を誓った。
四字熟語に決意を込めた。自身 3度目の五輪。主将の小平が日本選手団のテーマを掲げた。
「百花繚乱。多くの競技の中で活躍できる選手が多い。それぞれの舞台で花を咲かせることができればいい」
AIのパフォーマンスの途中で目元を拭う仕草を見せる小平奈緒主将(右)。左は高梨沙羅旗手代行=24日午後、東京都大田区・大田区総合体育館
女子の主将は、2006年トリノ大会のスピードスケートの岡崎朋美以来。引き締まった表情で決意表明した。短距離エースは昨季から国内外で無敗の 500メートル、昨年12月に世界記録を樹立した1000メートルで金メダル候補に挙がる。
信州大の同級生で20日に死去した住吉都さんへの思いも口にした。2014年ソチ五輪はともに出場した。前日23日に最後のお別れを告げてきたという。「信じられない思い。私が住吉から学んだのは、すごくスケートに一生懸命な姿。ご家族から『都の分までスケートを頑張って』と言ってもらった」と涙を流した。
「冬季競技の活躍が『2020年東京五輪』での飛躍につながるよう、平昌から東京へ勇気と感動を届け、未来への希望となれるよう精進する」
スタンドの声援に応える小平奈緒主将=24日午後、東京都大田区・大田区総合体育館
今大会は、「1998年長野大会」で獲得した「10個(金5、銀1、銅4)」を上回る史上最高のメダル獲得に期待がかかる。主将・小平が最速でリンクを滑りきり、大輪の花を咲かせる。
★スピードスケート男子の加藤条治選手(博慈会)
「五輪が始まるというモードになってきた。頑張らないといけない」
★スピードスケート女子で複数のメダルを狙う高木美帆選手(日体大助手)
「五輪だからこそ国民の皆さんと団結できる。改めて五輪のすごさを感じた」
★カーリング女子で自身3度目の五輪出場となるLS北見の本橋麻里選手
「選手団としての雰囲気、士気もセレモニーで高まっていくのを感じた」
ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が24日、平昌冬季五輪前の最後となるワールドカップ(W杯)に向けて出発前に羽田空港で取材に応じ「一皮むけるために、やるべきことをやっていきたい」と意気込みを述べた。
高梨や伊藤有希(土屋ホーム)ら五輪代表の 4選手は27、28日に欧州で実施されるW杯に出場した後は、帰国せずにそのまま平昌入りする。
高梨は「応援してもらっている皆さんに恩返しできるようにメダルを持って帰ってきたい」と話した。
高梨沙羅選手
2月 9日に開幕する平昌五輪の日本選手団結団式と壮行会が24日、東京・大田区総合体育館で行われた。海外遠征のために欠席したノルディックスキー・ジャンプ男子の葛西に代わり、旗手代行を務めたジャンプ女子の高梨が、斎藤泰雄団長から団旗を受け取った。緊張した面持ちで手にした旗は「重かった」という。壮行会後、W杯(スロベニア、27日開幕)出場のため欧州に向けて羽田空港から出発。大会終了後は欧州に残って調整し、 2月 6日に韓国入りする予定。
岩佐勇研選手
全日本スキー連盟は24日、平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)のノルディックスキー・ジャンプや複合前半飛躍のテストジャンパーとして、五輪代表の勢藤優花の妹、勢藤理桜やワールドカップ(W杯)出場経験のある岩佐勇研ら27人を派遣すると発表した。
自国開催以外で多数のテストジャンパーを派遣するのは珍しい。