●小野泰己投手(23)がDeNA戦に先発し、 5回を打者15人で仕留め、 2安打無失点と好投した。意のままに落とした。小野が「0」を並べ続けて、開幕ローテ争いのレベルをまたグッと引き上げた。 1回二死。「3番」の筒香をカウント 2- 2と追い込み、 133キロフォークで空振り三振を奪った。白線を踏まないようにしつつ小走りし、涼しい顔でベンチへ戻ると、そこから快投を続けた。 2回一死から宮崎に右前打を許したが、続くネフタリ・ソト内野手(29)を投ゴロ併殺。 3回先頭の楠本泰史内野手 (22=東北福祉大学)には左前打されたが、ここも三振ゲッツーで難を逃れた。筒香嘉智外野手(26)は 2打席目もフォークで力ない遊飛に打ち取り、 5回を打者15人、 2安打無失点。これで今春の実戦 5戦で計14回を投げ、防御率は堂々の「0.00」だ。ホームプレートからわずかに捕手寄りの黒土をえぐれば、筒香のバットでも届かない。ニッポンの主砲斬りから、圧巻の「5回0封」だ。最速 149キロの直球を軸にDeNA打線を封じ、 2塁を 1度も踏ませなかった。開幕ローテ争いで 1歩前進だ。
●阪神が本拠地でDeNAに完敗し、2000年以降では初の「オープン戦開幕5戦全敗」。最下位に沈む金本知憲監督(49)だが強気を貫いた。昨年クライマックスシリーズ(CS)で敗れた相手に打線は元気がなく、チーム打率は「0.202」。目覚めの時を待ってるで!!冷たい風が頬を伝う。ガランとした客席が余計に寂しさを浮き彫りにする。ヒットが…出ない。たかがオープン戦ではある。でも、少し心配になる。大丈夫か-。いきなり「オープン戦開幕5戦全敗」。2000年以降では初だ。12球団では唯一の未勝利で最下位。白星が遠い現状を問われると一笑に付した。プレシーズンの結果には一喜一憂する必要はない。強気のコメントを放った指揮官だが、打線の停滞には危機感をあらわにした。13年ぶりのリーグ優勝に向け、勝負の就任 3年目。春眠は浅いぐらいがちょうどいい。
記事をまとめてみました。
<オープン戦:阪神1-3DeNA>◇ 7日◇阪神甲子園球場
小野泰己投手がDeNA戦に先発し、 5回を打者15人で仕留め、 2安打無失点と好投した。
最速 149キロの直球を軸にDeNA打線を封じ、 2塁を 1度も踏ませなかった。小野は「球数が少なく、テンポ良く投げられたと思います。ストライク先行で行けたのが良かった」。開幕ローテ争いで 1歩前進だ。
阪神先発の小野泰己投手=阪神甲子園球場
意のままに落とした。小野が「0」を並べ続けて、開幕ローテ争いのレベルをまたグッと引き上げた。ホームプレートからわずかに捕手寄りの黒土をえぐれば、筒香のバットでも届かない。ニッポンの主砲斬りから、圧巻の「5回0封」だ。
「追い込んでからのフォークが、いいところで落ちて空振りを取れた。去年はストライクゾーンへ抜ける球が多かったんですけど、それが 1球もなかった。強打者を抑えていかないと、試合にも勝てないと思うので」
4回、腕をしならせて、フォークを投げる小野泰己投手。ローテ入りへ前進だ=阪神甲子園球場
1回二死。「3番」の筒香をカウント 2- 2と追い込み、 133キロフォークで空振り三振を奪った。白線を踏まないようにしつつ小走りし、涼しい顔でベンチへ戻ると、そこから快投を続けた。 2回一死から宮崎に右前打を許したが、続くソトを投ゴロ併殺。 3回先頭の楠本には左前打されたが、ここも三振ゲッツーで難を逃れた。筒香は 2打席目もフォークで力ない遊飛に打ち取り、 5回を打者15人、 2安打無失点。これで今春の実戦 5戦で計14回を投げ、防御率は堂々の「0.00」だ。
1回、小野泰己投手はフォークで筒香嘉智外野手(打席)を空振り三振=阪神甲子園球場
香田投手コーチも「きのう( 6日)投げた藤浪と才木も、 3人でいい競争をしてくれている。レベルも上がってくるだろうし、うれしいですね」と頬を緩めた。昨季までの金本政権 2年間は、中谷、高山、大山ら若手野手の台頭が目立ったが、一方で投手は藤浪、岩貞らの奮起が頼みだった。だが、この春は違う。すくすく、ノビノビとそれぞれが実力を伸ばしながら、個性を見せつけ合い結果も残している。
3回、判定に思わず天を仰ぐ金本知憲監督。オープン戦5連敗となったが「全然関係ない」-=阪神甲子園球場
5連敗? ノープロブレム!! 阪神が本拠地でDeNAに完敗し、2000年以降では初の「オープン戦開幕5戦全敗」。最下位に沈む金本知憲監督(49)だが「全然関係ない」と強気を貫いた。昨年クライマックスシリーズ(CS)で敗れた相手に打線は元気がなく、チーム打率は「0.202」。目覚めの時を待ってるで!!
冷たい風が頬を伝う。ガランとした客席が余計に寂しさを浮き彫りにする。ヒットが…出ない。たかがオープン戦ではある。でも、少し心配になる。大丈夫か-。
いきなり「オープン戦開幕5戦全敗」。2000年以降では初だ。12球団では唯一の未勝利で最下位。白星が遠い現状を問われると「全然関係ない」と一笑に付した。そして「とってあるんですよ、シーズン中に」と付け加えた。
プレシーズンの結果には一喜一憂する必要はない。強気のコメントを放った指揮官だが、打線の停滞には危機感をあらわにした。
侍帰りの大山悠輔内野手は 9回、見逃し三振。 3三振を喫した=阪神甲子園球場
「う~ん…だな。狙い球(をしぼる)とか、タイミングとかもみんな遅いわな、トップを作るのが…。(ストライクゾーンは)広かったけどな。広いなら広いなりに対応というのをやっていかないとな」
お寒い内容だった。 3年目右腕の先発・飯塚に対し、 5回二死から緒方が左前打を放ったのみ。前進した左翼手楠本がスライディングキャッチに失敗して落球、初めてついた「H」マークだった。 0- 3の 9回二死から前DeNAの山崎に右前打が出て、ここまで見逃し 2三振の陽川が「右越え適時3塁打」。零封負けを阻止するのがやっとだった。
前日 6日のDeNA戦でも 2年目の先発・京山に 5回無失点の好投を許した。開幕ローテを争う若手投手を打てない。侍ジャパン帰りの大山は「4打数無安打」で 2つの見逃しを含む 3三振。中谷も明らかに形を崩している。看板のロサリオについても指揮官は「心配はない」としながらも「キャンプ中ほどの調子ではない」と分析する。チームとして見逃し三振が 5個。チーム打率は両リーグ最低の「0.202」だ。
8回、登板した石崎剛投手=阪神甲子園球場
片岡ヘッド兼打撃コーチは「受けているように感じた。自分から積極的にいく姿勢をみせてほしかった。後手後手にまわっていた。大山クラスが簡単に三振してはいけない」と語気を強めた。試合後は室内練習場で 2日続けての若手の打ち込み練習が行われた。
鳥谷、西岡は先発したが、主軸を打つ福留、糸井は調整段階。昨季、リーグ優勝を果たした広島が「オープン戦11位」だったことを考えても、プレシーズンの結果はペナントに直結しないのかもしれないが、30日の開幕巨人戦(東京ドーム)まで、あと 3週間。ベストメンバーについて金本監督は「(開幕の) 1週間前、残り 2、 3試合ですかね」と21日のロッテ戦(ZOZOマリン)までに絞り込む考えを明かした。残り「10番勝負」-。時間はあるようでない。
「勝ち負けにこだわることはオープン戦でも必要ですが、今はいいんじゃないですか。勝ちはシーズンにためておこうと思います」
13年ぶりのリーグ優勝に向け、勝負の就任 3年目。春眠は浅いぐらいがちょうどいい。
8回、DeNA・佐野恵太内野手に適時打を浴び肩を落とす石崎剛投手=阪神甲子園球場
◇データBOX◇
◎…阪神のオープン戦での「開幕5戦全敗」は2000年以降では初。2014年には初戦の引き分け後、 「7連敗」した。2007、2012年には初戦から「3連敗」している。
◎…阪神のレギュラーシーズンでの開幕からの連敗記録は1968、1991、1995年の「5」が最長。 開幕からを除けば1998、1999年の「12」が球団記録。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)