●ランディ・メッセンジャー投手(36)が 8日、明日 9日の中日とのオープン戦(甲子園)へ向け、兵庫・西宮市内にある甲子園室内練習場で調整した。右肩の張りで一時、ペースダウン。 2月21日の韓国KIA戦(宜野座)以来の登板となるが、ファンを安心させるピッチングで再び30日の開幕・巨人戦(東京ドーム)へ向けて走り始める。約40メートルの距離から、鋭いボールをミットに投げ込んだ。笑顔でキャッチボールを終えて汗をぬぐう。もう大丈夫。金本知憲監督(49)から開幕投手に指名されたメッセンジャーが、中15日で向かうマウンドへ、気合を入れ直した。右肩の張りで調整の遅れが心配されたが、問題はなさそうだ。30日の開幕へ向け調整を進めていく。前回登板は 2月21日の練習試合、韓国KIA戦(宜野座)。先発して 1回 1安打無失点だった。その後、右肩の張りを訴えてノースロー調整。開幕まで時間があったとはいえ、順調さを微妙に欠いたことは事実だった。今回はそんな周囲の“不安”を一掃する登板となる。香田勲男投手コーチ(52)も改めて信頼を口にした。甲子園のマウンドは昨年10月14日、クライマックスシリーズ・ファーストステージのDeNA戦以来。この試合は 2- 0で勝利投手となった。レギュラーシーズンも「8試合で4勝1敗」と好相性を誇ったホーム。相手も「2勝2敗ながら防御率1.35」と抑えた中日だ。開幕へ向けて再始動するには最高の舞台といえる。開幕投手を任されている30日の巨人戦(東京ドーム)に照準を合わせていく第一歩。慎重かつ大胆に投げてみせる。
●福留孝介外野手(40)が、元監督の故・星野仙一氏(享年70)の追悼試合として行われる10日の中日戦(甲子園)に志願して出場することが 8日、分かった。チームはオープン戦開幕から、まさかの5連敗。恩人への思いを胸に、低迷する虎へ喝を入れてくれ!顔をくしゃくしゃにして喜んでくれている星野さん。目をつり上げて怒鳴ってくれた星野さん。天国に旅立った恩人に、福留は心から感謝した。気がつけば「3.10」を志願していた。日本生命から逆指名で中日に入団。当時の監督が星野氏だった。守備に難があり、打撃もまだ粗かったが「2番・遊撃」でスタメンから外さずに積極起用してくれた。それに応えて 132試合に出場して「打率0.284、16本塁打」。リーグ優勝も経験させてくれた。内野から外野にコンバートされたことで守備に対する意識や視野も広がった。厳しい指揮官だった。だが、勝負に対する熱さを教えてもらわなければ、今の自分はなかった。追悼試合といえば、2008年 3月 5日の広島戦(京セラ)。故・島野育夫氏(享年63)の追悼試合で、左膝の手術明けだった金本(現監督)が強行出場して弔いの一発を放った。追悼試合の価値を誰よりも知っている金本監督は腕組みをした。主将よ、頼む-。その思いは今のチーム状況からの叫びでもある。オープン戦開幕から、まさかの5連敗。「チーム打率0.202」は12球団最低だ。今キャンプ期間中、福留は若手をピックアップして、裏方さんに感謝の気持ちを伝える集いを開催した。その場で、リーグ優勝への熱い思いを説いた。その若虎たちがヘバっている今だからこそ、闘将魂を注入された男が改めて喝を入れる。30日の開幕・巨人戦(東京ドーム)へ向けて、V字回復の一戦としてみせる。監督、コーチ、選手全員が星野氏の背番号「77」をつける。2003年のような強い猛虎を天国に届ける。感謝の思いを胸に、福留がバットを構える。
記事をまとめてみました。
ランディ・メッセンジャー投手が 8日、明日 9日の中日とのオープン戦(甲子園)へ向け、兵庫・西宮市内にある甲子園室内練習場で調整した。
キャッチボールやダッシュなどで汗を流した助っ人右腕は明日のテーマとして「実戦の中でバッターと対戦できること」と話した。右肩の張りで調整の遅れが心配されたが、問題はなさそうだ。30日の開幕へ向け調整を進めていく。
練習に臨むランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園の室内練習場
開幕投手に指名されているランディ・メッセンジャー投手が 8日、甲子園での投手練習に参加し、先発する 9日の中日とのオープン戦(甲子園)に向けて調整した。右肩の張りで一時、ペースダウン。 2月21日の韓国KIA戦(宜野座)以来の登板となるが、ファンを安心させるピッチングで再び30日の開幕・巨人戦(東京ドーム)へ向けて走り始める。
約40メートルの距離から、鋭いボールをミットに投げ込んだ。笑顔でキャッチボールを終えて汗をぬぐう。もう大丈夫。金本監督から開幕投手に指名されたメッセンジャーが、中15日で向かうマウンドへ、気合を入れ直した。
「開幕までに、自分がしなければいけないことはわかっている。そのための第一歩というか、また積み重ねていって、シーズンに向けて準備していきたいと思います」
ランディ・メッセンジャー投手は 9日先発。開幕に向けて再始動する=阪神甲子園室内練習場
前回登板は 2月21日の練習試合、韓国KIA戦(宜野座)。先発して 1回 1安打無失点だった。その後、右肩の張りを訴えてノースロー調整。開幕まで時間があったとはいえ、順調さを微妙に欠いたことは事実だった。
今回はそんな周囲の“不安”を一掃する登板となる。久しぶりの実戦で確認したいことを問われると「実戦の中で実際のバッターと対戦できること。そこくらいですね」とサラリ。香田投手コーチも「彼の実績、経験を考えたら心配ない」と改めて信頼を口にした。
甲子園のマウンドは昨年10月14日、クライマックスシリーズ・ファーストステージのDeNA戦以来。この試合は 2- 0で勝利投手となった。レギュラーシーズンも「8試合で4勝1敗」と好相性を誇ったホーム。相手も「2勝2敗ながら防御率1.35」と抑えた中日だ。開幕へ向けて再始動するには最高の舞台といえる。
調整するランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園の室内練習場
「オープン戦だろうが公式戦だろうが、甲子園は自分たちの本拠地。そこで投げられることは自分としてもうれしいこと」とうなずく。あと18日間、 1軍に登録されればフリーエージェントの権利を取得。外国人登録を外れ、日本人扱いになる。まさしく自分の“庭”で快投を披露し、虎党を安心させる。
「とにかく自分の中でやらなければならないことをする。練習やブルペンでやっていることの延長として、試合に入っていけるようにしたい」
開幕投手を任されている30日の巨人戦(東京ドーム)に照準を合わせていく第一歩。慎重かつ大胆に投げてみせる。
練習に臨むランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園の室内練習場
★メッセンジャーの今春キャンプからの経過
◆ 2月21日:韓国KIAとの練習試合(宜野座)で実戦初登板。 1回 1安打無失点に抑える。
◆ 26日:右肩の張りを訴えて完全ノースロー調整。21日の試合後、一度もブルペン入りせず。
◆ 28日:右腕でのキャッチボールを再開する。最大約25メートルまで距離を伸ばして43球を投げた。
◆ 3月 4日:甲子園の残留練習でブルペン投球を再開。変化球を織り交ぜて51球を投げ「見通しを立てられた」。
◆ 5日:全体練習に参加して投手コーチらと会談。 9日の中日戦(甲子園)での先発が決定。
さすが主将! 福留孝介外野手(40)が、元監督の故・星野仙一氏の追悼試合として行われる10日の中日戦(甲子園)に志願して出場することが 8日、分かった。チームはオープン戦開幕から、まさかの5連敗。恩人への思いを胸に、低迷する虎へ喝を入れてくれ!
顔をくしゃくしゃにして喜んでくれている星野さん。目をつり上げて怒鳴ってくれた星野さん。天国に旅立った恩人に、福留は心から感謝した。気がつけば「3.10」を志願していた。
「何打席になるかわからないですけど、少しでも出て。それが(星野)監督に対しての供養になるかわからないけど、今まで育ててもらった感謝の気持ちを込めながら、臨めればと思います」
日本生命から逆指名で中日に入団。当時の監督が星野氏だった。守備に難があり、打撃もまだ粗かったが「2番・遊撃」でスタメンから外さずに積極起用してくれた。それに応えて 132試合に出場して「打率0.284、16本塁打」。リーグ優勝も経験させてくれた。内野から外野にコンバートされたことで守備に対する意識や視野も広がった。厳しい指揮官だった。だが、勝負に対する熱さを教えてもらわなければ、今の自分はなかった。
福留孝介外野手は10日の星野仙一氏氏追悼試合に志願の出場。打線にも喝を入れる
「やっぱりこのチームで選手と監督として(星野氏と)関係があるのは僕だと思うし、僕がこの世界に入ったのも、星野さんの(おかげ)というのもある。そういうゲームで、少しでも…というのもある」
自身今年初の対外試合だった 2月25日の中日戦(北谷)は 1打席(痛烈な一直)に立ったが、その後、降雨ノーゲーム。星野氏が生前「俺の死に場所」と表現した聖地で仕切り直しをする。
「この世界に入る、すべての道をつくってくれた。僕の中ではすごく大きな存在」
追悼試合といえば、2008年 3月 5日の広島戦(京セラ)。故・島野育夫氏の追悼試合で、左膝の手術明けだった金本(現監督)が強行出場して弔いの一発を放った。追悼試合の価値を誰よりも知っている金本監督は「お客さんも入るだろうしね。中日戦だし。(いい試合をしたいかと問われ)うん。そりゃ、中日も思っていることやろうけど」と腕組みをした。
星野仙一氏(左)は福留孝介外野手(右)が阪神入りした後も常に気にかけてくれた
主将よ、頼む-。その思いは今のチーム状況からの叫びでもある。オープン戦開幕から、まさかの5連敗。「チーム打率0.202」は12球団最低だ。今キャンプ期間中、福留は若手をピックアップして、裏方さんに感謝の気持ちを伝える集いを開催した。その場で、リーグ優勝への熱い思いを説いた。その若虎たちがヘバっている今だからこそ、闘将魂を注入された男が改めて喝を入れる。30日の開幕・巨人戦(東京ドーム)へ向けて、V字回復の一戦としてみせる。
「(星野さんの)厳しさがあるから今、ここまでやってこられている。またこれから先、若い選手に伝えていけるようにやっていければと思う」
監督、コーチ、選手全員が星野氏の背番号「77」をつける。2003年のような強い猛虎を天国に届ける。感謝の思いを胸に、福留がバットを構える。
福留孝介外野手(左)がプロ入りした当時の指揮官が星野仙一氏(右)だった
★金本知憲の島野氏追悼試合VTR
2007年12月に63歳で死去した島野育夫・元ヘッドコーチの追悼試合が2008年 3月 5日の広島戦(京セラ)で開催された。金本は左膝の手術明けでリハビリ途上だったが、出場を直訴。「4番・DH」で先発し、初打席で「逆転2ラン」を放った。チームは 7- 3で勝利。試合後は「内野ゴロを打って、(島野氏に) 1塁へ全力疾走するところを見てほしかった」と話した。
★空席ありまっせ
10日の星野氏追悼試合・中日戦(午前11時開門、午後 1時試合開始)は、 8日時点で外野自由席(大人1000円、子供 500円)と、アルプス席(大人1600円、子供 800円)に空席がある。甲子園球場やローソンチケットなどで購入できる。 当日は球場外周のミズノスクエアに献花台(午前10時から受け付け。午後 3時まで)を設置。選手らは星野氏が阪神監督を務めた2002~2003年のユニホームで、背番号「77」で登場する。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)