●糸井嘉男外野手(36)が24日、臀部(でんぶ)の張りを訴えてオリックス戦(京セラドーム大阪)を欠場した。試合前練習はフリー打撃など軽いメニューにとどめ、試合後に姿はなかった。片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(48)は「臀部の張りで、大事を取って」と説明した。23日の同カードは「1番右翼」で今季初めてフル出場し、 2安打を放っていた。25日の同戦に引き分けか負けなら、無条件で 6年ぶりのオープン戦最下位が決定。金本知憲監督(49)は最終戦へ意気込むが、開幕へ不安が増すばかりだ。試合前のフリー打撃では、轟音を連発。京セラの最上段へ気持ちよく放り込んでいた。軽めのメニューを消化したものの、スタメンに名前がない。ベンチにも入らず、試合開始前に球場を後にしていた。糸井不在のオーダーは、即戦力「D1位」・田嶋大樹投手(21=JR東日本)の快速球を打ち崩せない。指揮官は、結果ではなく内容に首をかしげた。 1回に 2点を先取したが、 2回以降はわずか 2安打。尻上がりに調子を上げる新人左腕の前に凡打の山を築いた。リリーフ陣にもなす術なし。 2月の春季キャンプ中から再三、口にしてきた「速球撃ち」の課題が、さらに浮き彫りになった。30日の開幕戦(巨人、東京ドーム)へ残り 1試合。一抹の不安を抱え、シーズンインすることだけは避けたいところだ。
●阪神新助っ人のウィリン・ロサリオ内野手(29=韓国・ハンファ)が先制適時打を放った。初回一死 1、 2塁で打席に立つと、オリックス先発田嶋の 143キロ直球を流し打ち。ライト前に打球を弾ませる適時打を放ち、先制点を奪った。 ロサリオは 1塁ベースに到達すると、 3塁側ベンチに向かって、右拳を高々と突き上げた。この試合前まではオープン戦11試合に出場し、「打率1割5分4厘」と日本野球に苦戦している状態だった。指を突き立て、力強いガッツポーズまで飛び出した。ロサリオが上昇気配だ。火の出るような当たりで右前へと運び、10打席ぶりの「安打&打点」をマークした。片岡ヘッド兼打撃コーチもホッとひと安心だ。ここまで 5安打すべてが第 1打席で、力強く試合に入る姿も頼もしい。いよいよ残りは 1戦。
●開幕 2戦目の巨人戦(東京ドーム)の先発は、 2年目右腕の小野泰己投手(23)が濃厚となった。 岩貞がこの日の 2軍戦でピリッとせず、能見は間隔を空け、当初の予定通り 4月 5日のDeNA戦(横浜)に向かう方針。小野はキャンプから実戦26イニング連続で無失点。最終決定は今日の試合後となるが、香田投手コーチは「我々の信頼度というところは、かなりいいところまで来ているんじゃないですかね」と当確をにおわせた。ようやく開幕ローテが見えた!能見篤史投手(38)が先発し、 4回を「8安打5失点」。 4月 5日のDeNA戦(横浜)での先発が有力となった。さらに、 2年目の小野泰己投手は開幕 2戦目の31日の巨人戦(東京ドーム)での先発が濃厚に。岩貞祐太投手(26)はウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で 6回 5安打 2失点と精彩を欠き、開幕ローテから外れることとなりそうだ。ピリッとしない内容にも金本監督は開幕ローテ入りが当確していたが、改めて明言。予定通りに 4月 5日のDeNA戦(横浜)に先発する可能性が高まった。この日のウエスタン・中日戦で先発した岩貞のローテ脱落が確実となり、開幕 2戦目の巨人戦の先発は 2年目の小野の見込みに。春季キャンプ中の実戦から26回無失点と、結果を残していた若虎が開幕ローテをつかみ取りそうだ。開幕に向けて、ベテラン左腕が最後の総仕上げにかかっていく。
記事をまとめてみました。
<阪神 2- 6オリックス>◇24日◇京セラドーム大阪
糸井嘉男外野手が24日、臀部(でんぶ)の張りを訴えてオリックス戦(京セラドーム大阪)を欠場した。 試合前練習はフリー打撃など軽いメニューにとどめ、試合後に姿はなかった。片岡ヘッド兼打撃コーチは「臀部の張りで、大事を取って。いま休んだから、どうこう言う選手じゃない」と説明した。23日の同カードは「1番右翼」で今季初めてフル出場し、 2安打を放っていた。
試合前の練習でバットを持ち体をひねる糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪
金本虎Wショック…。阪神は24日、京セラでのオリックス戦に 2- 6で敗戦。糸井嘉男外野手が臀部の強い張りを訴えて欠場し、打線も課題とされてきた速球を打てなかった。25日の同戦に引き分けか負けなら、無条件で 6年ぶりのオープン戦最下位が決定。金本知憲監督は最終戦へ「いい形で終わりたい」と意気込むが、開幕へ不安が増すばかりだ。
開幕へ虎が仕上げの牙を研ぐはずが、そこに“超人”がいない。糸井が臀部の強い張りを訴え、欠場-。試合後、金本監督は「知らん。本人に聞いて」とけむに巻いたが、片岡ヘッド兼打撃コーチが異変を明かした。
「臀部の張りが強いため、大事を取った。休んだから、どうこうの(選手)じゃない。開幕に合わせてくれればいい選手だから」
「4連敗」で最下位危機の金本知憲監督。糸井が欠場した打線は、ルーキー田嶋に抑えられた=京セラドーム大阪
試合前のフリー打撃では、轟音を連発。京セラの最上段へ気持ちよく放り込んでいた。軽めのメニューを消化したものの、スタメンに名前がない。ベンチにも入らず、試合開始前に球場を後にしていた。
前日23日の同カードでは、「2安打1盗塁。5試合で打率0.308、1本塁打」と低調な打線にあって、中核を担うベテランの存在感は随一だった。軽症とみられ、首脳陣も全幅の信頼を寄せるが…。25日のオープン戦最終戦の出場について、片岡ヘッドは「痛みがとれれば(出る)。大事を取ったということ」と話すにとどめた。
糸井不在のオーダーは、即戦力「D1位」・田嶋大樹投手の快速球を打ち崩せない。指揮官は、結果ではなく内容に首をかしげた。
「勝ち負けじゃなく、ストレートを捉え切れていない。個人個人の波もあるし、チームとしての波もある。でも、シーズンに入ったら、その波をできるだけ小さくして。その波がきてないから、仕方ないでは絶対終わってはいけない」
試合前の練習ではサク越えを連発していた糸井嘉男外野手だが…=京セラドーム大阪
1回に 2点を先取したが、 2回以降はわずか 2安打。尻上がりに調子を上げる新人左腕の前に凡打の山を築いた。リリーフ陣にもなす術なし。 2月の春季キャンプ中から再三、口にしてきた「速球撃ち」の課題が、さらに浮き彫りになった。
「4連敗」で、「2勝12敗1分の借金10」。25日の最終戦で引き分け以下なら、無条件で 6年ぶりの最下位が決まる。金本監督は「いい形で、終わりたいですね」と言葉に力を込めたが、30日の開幕戦(巨人、東京ドーム)へ残り 1試合。一抹の不安を抱え、シーズンインすることだけは避けたいところだ。
☆糸井嘉男外野手・主な故障あらかると
★2012年:オリックス移籍 1年目、 5月 3日に右膝を痛め、 7日に「軽度の内側側副靱帯の損傷」と診断されたが強行出場。翌 8日のソフトバンク戦で寺原から「3ラン」を放った。
投球する伊藤和雄投手=京セラドーム大阪
★2015年:オリックス時代、開幕から右肘と右足首に痛みを抱えたまま出場を続けたが、 7月に右肘内側側副靱帯損傷と右腓骨筋腱損傷と診断され、登録抹消に。
★2017年:阪神移籍1年目、沖縄・宜野座キャンプ前の 1月に右膝関節炎が判明。キャンプは別メニューで調整した。 6月 9日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で左ハムストリング(太もも裏)の筋挫傷を負い、 8試合スタメンから外れた。 7月17日の広島戦(甲子園)で空振りした際に右脇腹の筋挫傷を負い、約 1カ月離脱した。
◇データBOX◇
◎…阪神は25日のオリックス戦に敗れるか引き分けで、最下位が決定。阪神が勝つと「3勝12敗1分(勝率0.200)」、広島がソフトバンクに負けると「2勝10敗2分(勝率0.167)」、引き分けると「2勝9敗3分(勝率0.182)」で阪神は勝率で上回ることができる。
1回裏阪神一死 1、 2塁、右前に先制適時打を放ったウィリン・ロサリオ内野手=京セラドーム大阪
阪神新助っ人のウィリン・ロサリオ内野手が先制適時打を放った。
初回一死 1、 2塁で打席に立つと、オリックス先発田嶋の 143キロ直球を流し打ち。ライト前に打球を弾ませる適時打を放ち、先制点を奪った。
ロサリオは 1塁ベースに到達すると、 3塁側ベンチに向かって、右拳を高々と突き上げた。この試合前まではオープン戦11試合に出場し、「打率1割5分4厘」と日本野球に苦戦している状態だった。
「4番」に座る新助っ人のロサリオが、30日のシーズン開幕戦に向けて状態を上げていく。
10打席ぶりに快音を響かせたウィリン・ロサリオ内野手。開幕へ向けて上昇気配だ=京セラドーム大阪
指を突き立て、力強いガッツポーズまで飛び出した。ロサリオが上昇気配だ。火の出るような当たりで右前へと運び、10打席ぶりの「安打&打点」をマークした。
「すごくいい感じになっている。(好調だったキャンプ時の)沖縄の感じが戻ってきた。シーズンに向けて、いい材料だと思う」
1回一死 1、 2塁で先制打。オリックスの「D1位左腕」・田嶋大樹(JR東日本)にカウント 2- 2と追い込まれたが、食らいついて最後は高めのボールに鋭く合わせた。前日に続くフル出場で、「4打数1安打1打点」。金本監督は「エンジンをかけてきたんじゃないの」とうなずき、片岡ヘッド兼打撃コーチも「逆方向に打てたというのは、きょうは収穫」とホッとひと安心だ。
ここまで 5安打すべてが第 1打席で、力強く試合に入る姿も頼もしい。いよいよ残りは 1戦。「あしたも野球を楽しむ。それだけだよ」と笑顔で言い切った。
小野泰己投手(2018年 2月16日撮影)
開幕 2戦目の巨人戦(東京ドーム)の先発は、 2年目右腕の小野泰己投手が濃厚となった。
岩貞がこの日の 2軍戦でピリッとせず、能見は間隔を空け、当初の予定通り 4月 5日のDeNA戦(横浜)に向かう方針。小野はキャンプから実戦26イニング連続で無失点。最終決定は今日の試合後となるが、香田投手コーチは「我々の信頼度というところは、かなりいいところまで来ているんじゃないですかね」と当確をにおわせた。
4回 5失点の能見篤史投手。ベテランらしからぬ投球で「4.5へ」不安を残した=京セラドーム大阪
ようやく開幕ローテが見えた! 能見篤史投手が先発し、 4回を「8安打5失点」。 4月 5日のDeNA戦(横浜)での先発が有力となった。さらに、 2年目の小野泰己投手は開幕 2戦目の31日の巨人戦(東京ドーム)での先発が濃厚に。岩貞祐太投手はウエスタン・中日戦(鳴尾浜)で 6回 5安打 2失点と精彩を欠き、開幕ローテから外れることとなりそうだ。
開幕へ向けて万全とはいえなかった。ベテランらしからぬ投球に不安も残る。オープン戦最後の登板となった能見が、ボール先行の内容を悔やんだ。
「カウントをつくれなかったというのはあります。(ボールの走りは)そこまでですけど…」
2回、オリックス・山足達也内野手に適時打を浴びた能見篤史投手=京セラドーム大阪
立ち上がりから走者を背負う苦しい展開だった。 2回は制球が甘くなった球を吉田正に「2ラン」とされるなど、 4失点。 4回も二死から大城に四球を与え、吉田正に粘られた末に右前適時打を許した。右打者の内角を強気に攻めたが、きわどいところはボール判定。決めにいって甘く入った球を痛打された。
4回 8安打 5失点、97球で交代。ピリッとしない内容にも金本監督は「ボールはきょう一番走っていたんじゃないかな。そこはひと安心」。開幕ローテ入りが当確していたが、改めて「一発目はいくと思う」と明言。予定通りに 4月 5日のDeNA戦(横浜)に先発する可能性が高まった。
阪神・先発の能見篤史投手=京セラドーム大阪
この日のウエスタン・中日戦で先発した岩貞のローテ脱落が確実となり、開幕 2戦目の巨人戦の先発は 2年目の小野の見込みに。春季キャンプ中の実戦から26回無失点と、結果を残していた若虎が開幕ローテをつかみ取りそうだ。
プロ14年目の38歳について香田投手コーチは「経験のあるピッチャーなので修正してくれるでしょう」。さらに小野についても「安定して結果を残してくれている。我々の信頼度もいいところまできている」とうなずいた。開幕ローテの最終決定は早ければ、25日にも下されるもようだ。
能見は「(開幕までに確認したいことは)いろいろあります。しっかりやれるところはやっていきたいです」と力を込めた。開幕に向けて、ベテラン左腕が最後の総仕上げにかかっていく。
「オープン戦で成績が悪い球団ほど、公式戦になれば良い成績で終わる」というジンクスが有るが、今年はタイガースが優勝するかも知れませんね。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年オープン戦順位表
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)