●糸井嘉男外野手(36)が、右翼方向へ先制点となる今季「第1号本塁打」を放った。 1回表の第 1打席、昨季「13勝」をあげた左腕田口麗斗投手(22)が投じた真ん中高めに甘く入った変化球を一振り。直前には 1塁の上本がけん制で逆をつかれ、アウトになった悪い流れを断ち切る一発だ。前日30日の開幕戦で勝利した勢いそのままに、連勝へ向け好発進だ。阪神は巨人に 4- 8で逆転負け。「開幕2連勝」はならなかったが、「3番」の糸井嘉男外野手が 1回に先制の「1号ソロ」を放った。超人弾を口火に、昨季まで通算「7勝」を献上するなど苦手としていた田口から 3回までに 4得点。 1日、開幕カード勝ち越しを決める!結果的には空砲になった。だが菅野智之投手(28)に続き、虎が苦手としてきた左腕へガツンと食らわせた一撃に、大きな意味がある。糸井が 1回、田口から豪快に「1号ソロ」。超人は 1塁を回ったところで、気合十分に熱くほえた。すさまじい当たりだった。泳がされても、この男には関係ない。 1回二死。カウント 1- 2からのチェンジアップをバットに乗せた。右翼・長野がすぐに追うのを諦めるほど。オレンジ一色にそまった右翼席上段に、悠々と着弾させた。自らの太い腕で、一度は相手にかたむいた流れをたぐり寄せた。昨季まで通算「7勝」を献上している田口に対し、首脳陣はは高山俊外野手(24)、鳥谷敬内野手(36)を下げて、「1番」に俊介外野手(30)、「2番」に上本博紀内野手(31)を起用。 1回は一死からその上本が左前打で出塁したが、すぐにけん制死。しぼむと思われた、先制のチャンス…。漂う嫌な空気を、豪快な一発で断ってみせた。 1日、真っさらなバットをおろして、勝利に直結する一打を放つ。開幕カードは、絶対に勝ち越す! 開幕から 2試合連続安打の超人が、チームを奮い立たせる。
●「4番」に座る阪神ウィリン・ロサリオ内野手(29=韓国・ハンファ)が 2戦連続でタイムリーを放った。 1点リードの 3回一死 1、 2塁。内角低めにきた 123キロのスライダーを捉え、左前適時打をマーク。 2試合連続適時打だ。阪神新外国人ウィリン・ロサリオ内野手が開幕 2戦目も「4番」の役割を果たした。 3回一死 1、 2塁、強振した打球が遊撃の横を抜け、左前へ。 2塁走者上本の好走も光り、追加点を奪った。続く福留孝介外野手(40)、大山悠輔内野手(23)と 3者連続の適時打で、一気に 3点を追加した。30日開幕戦も 4打席目に来日初安打が追加点となるタイムリー。 1塁守備では何度もマウンドに足を運び、投手陣に声を掛けるシーンが見られた。
●藤浪晋太郎投手(23)が 5回 0/3を投げ、 6安打 4失点と課題を残した。 3回二死 2、 3塁で「6番」岡本和真内野手(21)に中前にはじかれ、 2点を失った。 4、 5回を無失点にまとめるも、 6回に無死満塁のピンチを招き、途中降板。代わった岩崎優投手(26)が代打阿部慎之助内野手(39)に四球、坂本勇人内野手(29)に適時打を許し 2点を失い、同点に追いつかれた。2017年 5月 4日ヤクルト戦(神宮)以来の白星はお預けとなった。 5回 0/3を「6安打5四球で4失点」。チームの命運を託して 2戦目に投入した金本知憲監督(49)は期待を裏切られ、 6回の続投は悔しさをにじませた。ボール。また、ボール…。ストライクが入らない。白球が暴れるごとに東京ドームのG党の歓声が大きくなった。藤浪が汗をぬぐう。タオルを投げるべきだったか…。まさかの大暗転に、金本監督の声はかすれていた。結果的に勝負のポイントを誤った。 4- 0が 4- 2となり、迎えた 6回一死 2塁の藤浪の打席。代打を送らなかった。 5回まで 5安打 3四球で 2失点。立ち上がりから制球の不安定さは相変わらずで、何度も 3ボールになった。とんでもないワンバウンドを捕手・梅野隆太郎(26)が必死で止める場面も…。ただ 4回は無死 2塁をしのぎ、 5回も福留の好守もあって打者 3人で片付けた。球数は93。腹をくくったが…。 6回。先頭の岡本に左前に運ばれ、長野久義外野手(33)に四球。バントの構えの小林にはストライクが 1球も入らず、無死満塁。ここでようやく岩崎にスイッチしたが、流れを簡単に止められるほど勝負の世界は甘くない。 2点を失い、追いつかれた。金本監督にとって、大きな期待と“意図”を込めた起用だったからこそ、簡単に継投に踏み切れなかった。昨季「3勝」など過去 2年、期待を裏切られた藤浪に自覚と責任をうながすため、あえて開幕 2戦目、伝統の一戦を初登板に選んだ。制球難を克服し、重圧を乗り越え、視界がクリアになれば13年ぶりの優勝がみえてくる。虎の命運を握らせる価値がある右腕。ただ結果は逆転負けだった。今後も、難しい決断のタイミングは何度もくる。藤浪と“心中”するのか、それとも-。まさに、23歳がチームの浮沈を握ることを改めて証明した試合だった。
●鉄壁のリリーフ陣が沈んだ。桑原謙太朗投手(32)、そして藤川球児投手(37)が…。敗者の通路。黒星を喫した昨季の最優秀中継ぎ右腕は唇をかんだ。 4- 4の 7回に桑原の出番が訪れた。先頭のケーシー・マギー内野手(35)に「左中間2塁打」を浴びると、岡本に四球を与え、無死 1、 2塁。長野こそ 1邪飛に仕留めたものの、伏兵の小林にやられた。得意の外角スライダーを中前にはじき返され、これが決勝点に。 1点ビハインドの 8回に登板した球児も負の流れを断ち切れない。吉川尚輝内野手(23)に左翼線 2塁打を許した後、細心の注意を払い、二死 1、 2塁まで持っていったが…。売り出し中の岡本への初球。外角フォークをジャストミートされた。高々と舞った打球は左翼席中段に消える「3ラン」となり、万事休す。昨季の救援陣は12球団トップの「防御率2.64」。桑原をはじめ、プロ野球史上初となる 5人が60試合登板(50試合以上は 6人)を果たすなど、無類の安定感を誇った。戦いは始まったばかりだ。13年ぶりの「リーグV」へ、リリーフ陣はチームの“生命線”。ここが崩れるわけにはいかない。
記事をまとめてみました。
<巨人 8- 4阪神>◇ 回戦◇阪神 1勝 1敗 0分◇31日◇東京ドーム
糸井嘉男が、右翼方向へ先制点となる今季「第1号本塁打」を放った。
1回表の第 1打席、昨季「13勝」をあげた左腕田口が投じた真ん中高めに甘く入った変化球を一振り。直前には 1塁の上本がけん制で逆をつかれ、アウトになった悪い流れを断ち切る一発だ。糸井は「まず 1点先制することができて良かったです。まだ始まったばかりなのでここからも集中していきます」。前日30日の開幕戦で勝利した勢いそのままに、連勝へ向け好発進だ。
1回表阪神二死、先制の右越え本塁打を放った糸井嘉男外野手(右)を笑顔で迎える金本知憲監督=東京ドーム
阪神は巨人に 4- 8で逆転負け。「開幕2連勝」はならなかったが、「3番」の糸井嘉男外野手が 1回に先制の「1号ソロ」を放った。超人弾を口火に、昨季まで通算「7勝」を献上するなど苦手としていた巨人・田口から 3回までに 4得点。 1日、開幕カード勝ち越しを決める!
結果的には空砲になった。だが菅野に続き、虎が苦手としてきた左腕へガツンと食らわせた一撃に、大きな意味がある。糸井が 1回、田口から豪快に「1号ソロ」。超人は 1塁を回ったところで、気合十分に熱くほえた。
「調子(がいい)とかはない。負けたら意味ないよ。あしたは絶対に……勝ちたいですね」
悔しい逆転負け。試合後は言葉を一度ためながら、「勝ちたい」のフレーズに語気を強めた。
すさまじい当たりだった。泳がされても、この男には関係ない。 1回二死。カウント 1- 2からのチェンジアップをバットに乗せた。右翼・長野がすぐに追うのを諦めるほど。オレンジ一色にそまった右翼席上段に、悠々と着弾させた。
舞い上がった打球を見上げる糸井嘉男外野手。豪快な「1号」で口火を切った=東京ドーム
自らの太い腕で、一度は相手にかたむいた流れをたぐり寄せた。昨季まで通算「7勝」を献上している田口に対し、首脳陣はは高山、鳥谷を下げて、「1番」に俊介、「2番」に上本を起用。 1回は一死からその上本が左前打で出塁したが、すぐにけん制死。しぼむと思われた、先制のチャンス…。漂う嫌な空気を、豪快な一発で断ってみせた。
3回も四球で出塁し、福留の適時打で 2塁から生還。この回は 3- 0とし、なお一死 1、 2塁から 2走・ロサリオがけん制死も、続く大山が適時 2塁打。田口から 4点目を奪った。痛い 2度のミスの後、ともに得点したことに金本監督も「(直後に)打者がカバーしたからね。糸井がホームランを打ったり、大山が打ったり」とうなずいた。
「上本のは、これは(盗塁が)いけると思って(のこと)。小林の肩を考えると一塁でアウトになるのと 2塁でアウトになるのとでは一緒だから」
1回、本塁打を放ち、ウィリン・ロサリオ内野手とタッチを交わす糸井嘉男外野手=東京ドーム
味方のミスは、全員でカバーする-。36歳のベテランが、真っ先に「執念」をみせつけた。
「うわ! バット折れとるやん。最悪や…」
試合後、自身のバットを見つめ、苦笑いした。 1日、真っさらなバットをおろして、勝利に直結する一打を放つ。開幕カードは、絶対に勝ち越す! 開幕から 2試合連続安打の超人が、チームを奮い立たせる。
☆片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ
「きのう(30日)も(先発野手)全員に 1本出たし、クリーンアップに安打と打点は出ている。いいときを続けていけるように、先に点を取れるようにしていきたい」
1回、本塁打を放った糸井嘉男外野手=東京ドーム
★昨季の糸井嘉男外野手の「1号」
開幕 3試合目の 4月 2日の広島戦(マツダ)。 0- 2の 3回に九里から右翼席へ豪快にほうり込んだ。開幕 3試合で「9打数4安打(打率0.444)、1本塁打、5打点」と猛打を奮ったが、続く 5回の打席で右腕に死球を受け、途中交代。試合も 1- 9で大敗し、開幕カードは「1勝2敗」で負け越した。
◇データBOX◇
◎…巨人・田口は昨季まで、阪神戦は通算11試合で「7勝2敗、防御率2.72」の“虎キラー”。
◎…糸井は阪神移籍 1年目の昨季、田口に対して、「12打数5安打(打率0.417)、0本塁打、2打点」と好相性。
◎…阪神は糸井、ロサリオ、福留とクリーンアップが全員打点。昨年 9月28日のDeNA戦(横浜=糸井、福留、中谷)以来。
3回表阪神一死 1、 2塁、ウィリン・ロサリオ内野手は左前適時打を放った=東京ドーム
2試合連続適時打だ。阪神新外国人ウィリン・ロサリオ内野手(29=韓国・ハンファ)が開幕 2戦目も「4番」の役割を果たした。
3回一死 1、 2塁、強振した打球が遊撃の横を抜け、左前へ。 2塁走者上本の好走も光り、追加点を奪った。続く福留、大山と 3者連続の適時打で、一気に 3点を追加した。
30日開幕戦も 4打席目に来日初安打が追加点となるタイムリー。「何とかチームに貢献したいという気持ち」という思いを 2日続けてバットで表現した。
3回表阪神一死 1、 2塁、左前に適時打を放ったウィリン・ロサリオ内野手=東京ドーム
「4番」に座る阪神ウィリン・ロサリオ内野手が 2戦連続でタイムリーを放った。
1点リードの 3回一死 1、 2塁。内角低めにきた 123キロのスライダーを捉え、左前適時打をマーク。
「いつも積極的でなければならない。結果が出てよかった」
30日の開幕戦も来日初安打が追加点となるタイムリー。「何とかチームに貢献したいという気持ち」という思いを 2戦続けてバットで表現した。
また、 1塁守備では何度もマウンドに足を運び、投手陣に声を掛けるシーンが見られた。「いつもやってきたので続けたい。投手によってはそれが必要な選手もいるので」と新助っ人が頼もしく語った。
3回裏巨人二死 2、 3塁、藤浪晋太郎投手は岡本和真内野手に「中前2点適時打」を浴びる=東京ドーム
藤浪晋太郎投手が 5回 0/3を投げ、 6安打 4失点と課題を残した。
3回二死 2、 3塁で「6番」岡本に中前にはじかれ、 2点を失った。 4、 5回を無失点にまとめるも、 6回に無死満塁のピンチを招き、途中降板。代わった岩崎が代打阿部に四球、坂本に適時打を許し 2点を失い、同点に追いつかれた。
藤浪は「今日の投球はいい時と悪い時のボールがはっきりしてしまいました。野手の方が先に点を取ってくれて、守備でも助けてもらったのに粘ることができずに申し訳ないです」と反省。2017年 5月 4日ヤクルト戦(神宮)以来の白星はお預けとなった。
1回、先発の藤浪晋太郎投手=東京ドーム
ああ、開幕連勝がスルリ…。阪神は31日、巨人に 4- 8で逆転負け。序盤に 4点をリードしながら、先発の藤浪晋太郎投手が今季も制球難を露呈し、 5回 0/3を「6安打5四球で4失点」。チームの命運を託して 2戦目に投入した金本知憲監督は期待を裏切られ、 6回の続投は「判断ミスと言われても仕方ない」と悔しさをにじませた。
ボール。また、ボール…。ストライクが入らない。白球が暴れるごとに東京ドームのG党の歓声が大きくなった。藤浪が汗をぬぐう。タオルを投げるべきだったか…。まさかの大暗転に、金本監督の声はかすれていた。
「なんとかしのいだりとか、 5回がよかっただけに、かなり迷ったんだけど。でも、あの(六)回に崩れたわけですし、判断ミスといわれても仕方がない」
1回、厳しい表情の藤浪晋太郎投手=東京ドーム
結果的に勝負のポイントを誤った。 4- 0が 4- 2となり、迎えた 6回一死 2塁の藤浪の打席。代打を送らなかった。 5回まで 5安打 3四球で 2失点。立ち上がりから制球の不安定さは相変わらずで、何度も 3ボールになった。とんでもないワンバウンドを捕手・梅野が必死で止める場面も…。ただ 4回は無死 2塁をしのぎ、 5回も福留の好守もあって打者 3人で片付けた。球数は93。「今年、チームを背負ってもらわないと困る投手だったから。そういう期待も込めてのアレ(続投)だったんだけど」と腹をくくったが…。
6回。先頭の岡本に左前に運ばれ、長野に四球。バントの構えの小林にはストライクが 1球も入らず、無死満塁。ここでようやく岩崎にスイッチしたが、流れを簡単に止められるほど勝負の世界は甘くない。 2点を失い、追いつかれた。
金本監督にとって、大きな期待と“意図”を込めた起用だったからこそ、簡単に継投に踏み切れなかった。昨季「3勝」など過去 2年、期待を裏切られた藤浪に自覚と責任をうながすため、あえて開幕 2戦目、伝統の一戦を初登板に選んだ。「チームの今後と、彼の今後を見すえての 2戦目」とも表現した。制球難を克服し、重圧を乗り越え、視界がクリアになれば13年ぶりの優勝がみえてくる。虎の命運を握らせる価値がある右腕。ただ結果は逆転負けだった。
ベンチで厳しい表情の金本知憲監督(左)=東京ドーム
藤浪は「いい球もあっただけにすごく悔しい。 6回は力んでしまった。しっかり抑えたい気持ちが強すぎた」と無念さをにじませた。前夜の開幕戦を快勝。この日も藤浪がベンチに戻るたびに福留、ロサリオらが声をかけ続けた。みんなが復活への道を用意したが、ネット裏で観戦した坂井オーナーにも笑顔を届けることはできなかった。
「難しかったね、代え時が、本当に」と指揮官。今後も、難しい決断のタイミングは何度もくる。藤浪と“心中”するのか、それとも-。まさに、23歳がチームの浮沈を握ることを改めて証明した試合だった。
☆藤浪晋太郎投手について香田勲男投手コーチ
「 5回で(交代)というのも選択肢だったかも知れないけど、今年 1年を考えたときに、もう少し行って(投げて)もらわないといけない選手。いいボールと悪いボールがハッキリしていた」
☆リードした梅野隆太郎捕手
「(藤浪は)きょうに懸ける思いは強かったと思う。 4点もらって、何とか勝ちたかったのですが…。流れって怖いなと思いました」
6回、バントの構えの小林誠司捕手に対し、ストライクが入らない藤浪晋太郎投手…=東京ドーム
★金本知憲監督、藤浪晋太郎投手への激熱メッセージVTR
27日の京セラドームでの練習後、藤浪を開幕 2戦目に先発させることを公表。「まだ不安定さはあるんだけど。あえて『責任もって投げろ』ということ。それは本人に伝えました。チームを背負って、責任あるところで、開幕 2戦の巨人(戦)というところで力を発揮しなさいと」と話すと、「こっちが期待をかける以上に本人が背負いなさい。楽なところで投げさせる考えもあったんだろうけど、そうじゃなしに。責任を感じて投げてくれるでしょう。結果を出してくれるでしょう」と期待した。
7回に小林誠司捕手に勝ち越し打を浴びた桑原謙太朗投手。今季「1敗目」を喫した=東京ドーム
鉄壁のリリーフ陣が沈んだ。桑原、そして藤川が…。敗者の通路。黒星を喫した昨季の最優秀中継ぎ右腕は唇をかんだ。
「失点しているので。次、頑張りたい」
4- 4の 7回に桑原の出番が訪れた。先頭のマギーに「左中間2塁打」を浴びると、岡本に四球を与え、無死 1、 2塁。長野こそ 1邪飛に仕留めたものの、伏兵の小林にやられた。得意の外角スライダーを中前にはじき返され、これが決勝点に。マウンド上で顔をゆがめた。
1点ビハインドの 8回に登板した球児も負の流れを断ち切れない。吉川尚に左翼線 2塁打を許した後、細心の注意を払い、二死 1、 2塁まで持っていったが…。売り出し中の岡本への初球。外角フォークをジャストミートされた。
藤川球児投手は 8回、岡本和真内野手(奥)に「3ラン」を被弾=東京ドーム
「完璧にやられた。(ボールは)イメージ通りだったけど、思っていた反応と違って悔しい」
高々と舞った打球は左翼席中段に消える「3ラン」となり、万事休す。東京ドームはG党の大歓声に包まれ、虎党からは嘆き節が漏れた。
昨季の救援陣は12球団トップの「防御率2.64」。桑原をはじめ、プロ野球史上初となる 5人が60試合登板(50試合以上は 6人)を果たすなど、無類の安定感を誇った。今季も主要どころは大きな故障なく、メンバー入り。一方で、蓄積疲労を心配する声もあるだけに…。ブルペンリーダーの藤川は前を向いた。
「ボール自体は悪くない。また、やり返します」
戦いは始まったばかりだ。13年ぶりの「リーグV」へ、リリーフ陣はチームの“生命線”。ここが崩れるわけにはいかない。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(03月)
2018年 公式戦 日程と結果(04月)