●王者カープに今年こそ勝つ!! 阪神は 9日、10日の広島戦(甲子園)に向け、甲子園で投手指名練習を行い、入念な投内連係を実施した。開幕から「4勝4敗」。投手を含めて守りのミスが目立つだけに、金本知憲監督(50)は当たり前のプレーを強く求め尻を叩いた。通常のメニューでも、濃度も、漂う空気も、明らかに違った。午前11時半頃。投手指名練習に参加した面々が投内連係に励んだ。 5人しかいないなかで、実に約20分間。声を掛け合い、入念に動きをチェックした。10日は、甲子園の開幕戦。迎えるはリーグ連覇中のカープ。同じ過ちを繰り返しては、簡単に隙をつかれる-。球場には姿を見せなかった金本監督だが、今季初の広島戦へ、改めて原点回帰の姿勢を説いた。「4敗」を振り返れば、自ら首を絞めるシーンが目立った。 1日の巨人戦(東京ドーム)は高山俊外野手(24)の落球から傷口を広げ、逆転負け。前カードの中日戦(京セラ)でも 6日に先発した藤浪晋太郎投手(23)が悪送球、暴投、押し出し四球で試合を作れず。前日 8日にはベテラン能見篤史投手(38)が 1ゴロを処理したウィリン・ロサリオ内野手(29)の送球を捕りきれず、大量失点の引き金になった。決してファインプレーを求めているわけではない。堅実にアウトを重ねれば、勝利に近づく。まさに、この日、実施された投内連係は“戒め”のような光景に映った。赤ヘル軍団はすでに「6勝3敗」で首位タイ。虎は昨季「10勝14敗1分」など、 3年連続でやられ続けている。今年こそ、やり返す。そのためにも金本監督の言葉が、鯉倒への絶対条件になる。
●11日の広島戦(甲子園)にプロ初登板先発する予定の阪神の「ドラフト2位」・高橋遥人投手(22=亜細亜大學)が 9日、甲子園で投手指名練習に参加。球団では1959年の村山実(61歳没)以来となる甲子園での初登板先発勝利をつかむべく、強力カープ打線に真っ向勝負を挑む。11日の広島戦でのデビューに向け、キャッチボールやダッシュなどで調整した。初登板先発で白星となれば球団では2016年の青柳晃洋投手(24)以来だが、甲子園でとなると、1959年 4月14日。完封で成し遂げた村山実まで遡る。通算「222勝」のレジェンド以来-。しかも「甲子園+左腕」となれば球団史上初だが、本人はいたって冷静だ。手元で伸びる自慢の直球で、真っ向勝負する覚悟はできている。ウエスタン・リーグではここまで 3試合に登板し、「0勝3敗」も防御率は「2.75」。前回 1日のオリックス戦(舞洲Bs)ではプロ入り後最速の 150キロをマークした。さらに切れ味抜群のスライダーに、亜大伝統のツーシームで打者を翻弄していくつもりだ。“真剣勝負”は常葉橘高 2年の夏以来となる甲子園のマウンド。セ界最強のカープ打線をねじ伏せるべく、金本監督の秘蔵っ子が目を輝かせた。
●ランディ・メッセンジャー投手(36)が 9日、ストラックアウトに緊急挑戦した。甲子園球場で行われた投手指名に参加後、センターバックスクリーン下に移動。リニューアルオープンする「CoCo PARK(ココパーク)」のお披露目に姿を見せた。ストラックアウトコーナーには新たにスピードガンが設置された。メッセンジャーは軟式ボールを握り、自ら体験。持ち球は10球で、 3年前と同じ 6枚を抜いた。最速は 111キロだった。施設内には、糸井嘉男外野手(36)・才木浩人投手(19)の垂直跳び記録に挑戦するフォトスポットが新設された。10日の本拠地開幕戦(対広島)からオープンする。
●阪神の本拠地甲子園球場に併設する甲子園歴史館が 9日、 4月10日から 7月29日まで、企画展「タイガース歴代監督特集~虎の名将たち~」を開催すると発表した。若林忠志氏、藤村富美男氏、藤本定義氏、吉田義男氏、星野仙一氏、岡田彰布氏ら総勢24人のエピソード、写真のほか、ゆかりの品などを展示する。
記事をまとめてみました。
さあ、甲子園開幕! 王者カープに今年こそ勝つ!! 阪神は 9日、10日の広島戦(甲子園)に向け、甲子園で投手指名練習を行い、入念な投内連係を実施した。開幕から「4勝4敗」。投手を含めて守りのミスが目立つだけに、金本知憲監督は当たり前のプレーを強く求め「(練習の)成果をみせてくれ」と尻を叩いた。
通常のメニューでも、濃度も、漂う空気も、明らかに違った。午前11時半頃。投手指名練習に参加した面々が投内連係に励んだ。 5人しかいないなかで、実に約20分間。声を掛け合い、入念に動きをチェックした。
10日は、甲子園の開幕戦。迎えるはリーグ連覇中のカープ。同じ過ちを繰り返しては、簡単に隙をつかれる-。
入念に投内連係を行う小野泰己投手(後方は左から藤浪晋太郎投手、メッセンジャー投手)ら投手陣=阪神甲子園球場
「投手もメイン球場で(昨)秋からずっと投内連係、バント処理を繰り返して(きた)。わざわざメインでやっているんだから、その成果をみせてくれないと」
球場には姿を見せなかった金本監督だが、今季初の広島戦へ、改めて原点回帰の姿勢を説いた。
「ひと区切りというわけじゃないけど、『4勝4敗』か。どういう試合で勝っているのか、どういう試合で負けているのか。負けているときはだいたい失策が絡んでいる。記録には出ないけどね。高山の中飛とか、押し出し…。やれることをやっていないから負けただけ」
「4敗」を振り返れば、自ら首を絞めるシーンが目立った。 1日の巨人戦(東京ドーム)は高山の落球から傷口を広げ、逆転負け。前カードの中日戦(京セラ)でも 6日に先発した藤浪が悪送球、暴投、押し出し四球で試合を作れず。前日 8日にはベテラン能見が 1ゴロを処理したロサリオの送球を捕りきれず、大量失点の引き金になった。
守備練習をする小野泰己投手=阪神甲子園球場
決してファインプレーを求めているわけではない。堅実にアウトを重ねれば、勝利に近づく。まさに、この日、実施された投内連係は“戒め”のような光景に映った。
前回 4日のDeNA戦(横浜)で今季初勝利を挙げ、“聖地開幕投手”を担う 2年目・小野は、「前回ミス8投ゴロを 1塁へ悪送球)もあったので。あした(10日)ミスをしないために、しっかり取り組めたんじゃないかなと思います」と気を引き締めた。
赤ヘル軍団はすでに「6勝3敗」で首位タイ。虎は昨季「10勝14敗1分」など、 3年連続でやられ続けている。今年こそ、やり返す。そのためにも「当たり前のことを当たり前にやるだけですよ」という金本監督の言葉が、鯉倒への絶対条件になる。
★この日の投手指名練習参加者
ランディ・メッセンジャー投手、能見篤史投手、藤浪晋太郎投手、小野泰己投手、高橋遥人投手、金村曉投手コーチ
いよいよ、聖地でデビューだ。11日の広島戦(甲子園)にプロ初登板先発する予定の阪神の「ドラフト2位」・高橋遥人投手が 9日、甲子園で投手指名練習に参加。球団では1959年の村山実以来となる甲子園での初登板先発勝利をつかむべく、強力カープ打線に真っ向勝負を挑む。 59年ぶりの快挙へ-。期待のルーキー・高橋遥が歴史的白星をかけ、聖地のマウンドに立つ。
「(広島は)すごく打つイメージですね。自分の力がどれだけ通用するか…。思い切り投げるだけだと思います」
11日の広島戦でのデビューに向け、キャッチボールやダッシュなどで調整した。初登板先発で白星となれば球団では2016年の青柳以来だが、甲子園でとなると、1959年 4月14日。完封で成し遂げた村山実まで遡る。通算「222勝」のレジェンド以来-。しかも「甲子園+左腕」となれば球団史上初だが、本人は「いつも通りです。そんなに緊張していなくて、普通に練習できたと思います」といたって冷静だ。手元で伸びる自慢の直球で、真っ向勝負する覚悟はできている。
「真っすぐがやはり軸になるボール。しっかり投げきれるようにしたいです」
ウエスタン・リーグではここまで 3試合に登板し、「0勝3敗」も防御率は「2.75」。前回 1日のオリックス戦(舞洲Bs)ではプロ入り後最速の 150キロをマークした。さらに切れ味抜群のスライダーに、亜大伝統のツーシームで打者を翻弄していくつもりだ。
デビュー戦へ向け、汗を流す高橋遥人投手。快挙なるか-=阪神甲子園球場
3月11日の巨人とのオープン戦でも経験したが、“真剣勝負”は常葉橘高 2年の夏以来となる甲子園のマウンド。「当たり前のことじゃないので。(甲子園で)投げさせてもらえるということをいろいろかみしめて投げたいです」。セ界最強のカープ打線をねじ伏せるべく、金本監督の秘蔵っ子が目を輝かせた。
★高橋遥の恩師、亜細亜大學・生田勉監督
「金本監督が優しいから先発のチャンスがもらえるのでしょう。若さでストレートでグイグイ押してほしい。広島に大学の先輩の岩本(貴裕)がいるけど、左対左で対戦はないでしょう」
★12日の広島戦に先発予定のランディ・メッセンジャー投手
「去年は去年のことだから。(チームとして)あしたの 1試合目から大事。集中してやっていきたい」
◇データBOX◇
◎…阪神投手のプロ初登板先発での勝利は過去15人(新人では12人)。最近では2014年 4月 2日の岩崎優(対中日、京セラ)、2016年 6月 1日の青柳晃洋(対楽天、コボスタ宮城)。
◎…甲子園では1959年 4月14日の村山実(対国鉄)が最後で、過去 5人。
◇高橋 遥人(たかはし・はると)
投手。1995(平成 7)年11月 7日生まれ、22歳。静岡市出身。小 3から西奈少年野球で野球を始め、常葉橘中では 3年夏に「2番手」投手で全国優勝。常葉橘高時代には 2年夏に甲子園出場。 3年秋にプロ志望届提出も指名されず、亜大進学。 1年秋からリーグ戦に出場。2018年「D2位」で阪神入団。 1メートル80、78キロ。左投げ左打ち。年俸1200万円。背番号「29」。
STRUKCOCOに挑戦するランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
ランディ・メッセンジャー投手が 9日、ストラックアウトに緊急挑戦した。甲子園球場で行われた投手指名に参加後、センターバックスクリーン下に移動。リニューアルオープンする「CoCo PARK(ココパーク)」のお披露目に姿を見せた。ストラックアウトコーナーには新たにスピードガンが設置された。
メッセンジャーは軟式ボールを握り、自ら体験。持ち球は10球で、 3年前と同じ 6枚を抜いた。最速は 111キロだった。「子どもはじっと座って、野球を見るのが難しい。エネルギーを発散できる場所があるのはいいことだ。スタンドから見ると、ストライクを取るのが簡単に思えるかもしれないが、実際にやると難しいんだ」と笑みを浮かべた。
施設内には、糸井・才木の垂直跳び記録に挑戦するフォトスポットが新設された。10日の本拠地開幕戦(対広島)からオープンする。
阪神の本拠地甲子園球場に併設する甲子園歴史館が 9日、 4月10日から 7月29日まで、企画展「タイガース歴代監督特集~虎の名将たち~」を開催すると発表した。
若林忠志氏、藤村富美男氏、藤本定義氏、吉田義男氏、星野仙一氏、岡田彰布氏ら総勢24人のエピソード、写真のほか、ゆかりの品などを展示する。また、「月刊タイガース創刊40周年記念」として、監督が表紙になっている当時の月刊タイガースを特別展示する。問い合わせは同館電話0798・49・4509まで。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年 オープン戦・公式戦 日程と結果(04月)
2018年 公式戦 日程と結果(05月)