●中日先発は松坂大輔投手(37)。 2、 4回に 1点ずつ失いながらも 7回に突入。二死満塁のピンチも代打上本博紀内野手(31)を空振り三振に仕留めた。前回 5日巨人戦(ナゴヤドーム)より長い 7回 2失点だったが、打線の援護なく「2敗目」を喫した。チームは「5連敗」。勝利した阪神は小野泰己投手(23)が「2勝」目を挙げた。阪神は 2回に糸原健斗内野手(25)の犠飛で 1点先制。中日はその裏、一死 2、 3三塁から阪神小野の暴投で同点に。松坂は 4回、自らの失策から無死満塁のピンチを作り、福留孝介外野手(40)の併殺打で 1点を勝ち越された。小野は 3回以降は無失点。阪神が 1点リードを守り、「3連勝」とした。先発小野は「2勝」目。ラファエル・ドリス投手(30)は「7セーブ」目。
● 18.44メートルを挟んでの再会を、勝負師らしく快音で祝った。痛烈なライナーで右前へ運び、一気に追い詰めた。日本中の野球ファンが注目する一戦を動かしたのは、やはり福留のバットだった。全力で向かってきた松坂を、全力で打ち返した。 0- 0の 2回。先頭のウィリン・ロサリオ内野手(29)が死球で出て、無死 1塁で打席へ。中日時代の2005年の交流戦は 8打数無安打に封じられ、メジャーでの対戦はない。フルカウントからの 6球目。外の変化球を技術で引っ張り込んだ。ロサリオの好走塁も手伝い一気に無死 1、 3塁。13年越しの怪物撃ちで、糸原の先制犠飛へつなげた。今月26日で41歳になる大ベテランは、怪物とは1999年の同期入団。2004年アテネ五輪で銅メダル、2006、2009年には第 1、 2回のWBCでともに「世界一」を成し遂げた盟友だ。ついに実現した対戦で、アツく弾き返した。「平成」はあと 1年あまりで終わる。だが、怪物と福留がつむぐ「平成の名勝負」は今まさに、再び始まった。
●糸原健斗内野手が怪物松坂から先制犠飛を放った。 2回無死 1、 3塁のチャンスで外角の直球を振り抜くと、飛球は中堅のフェンス手前まで到達。タッチアップでロサリオが本塁へ生還した。 2年目同期入団の先発小野をバットで援護した。打撃が好調で、この日の試合前まで打率は「3割」を超えた。
●小野泰己投手が 6回 2安打 1失点と粘りの投球を見せた。レジェンド松坂との注目の対決で、両者譲らずの攻防を繰り広げた。 1点リードを守りきり、勝ち投手の権利を得た。小野泰己投手が 6回「2安打1失点(自責0)」の好投で、今季「2勝目」を挙げた。憧れだったレジェンドの中日・松坂大輔投手との投げ合いを制し、チームも今季初の「3連勝」や!!先発予定だった17日の中日戦(豊橋)が雨天中止となり、巡ってきたマッチアップ。ゲームになれば気にせずとも、登板前は気持ちは高ぶっていた。一ファンだった少年が十数年の時を経て、同じマウンドを踏んだ。今後の糧になる勝ち星になった。ルーキーイヤーに先発13試合目で「初勝利」を挙げた男が今季は 3度目の登板ではや、昨季の白星に並んだ。怪物との投げ合いにも勝った23歳の快進撃は止まらない。
記事をまとめてみました。
(時間は、公式ホームページの終了時間に合わせておりますので、実際の終了時間とは誤差が出ております)
<中日 1- 2阪神>◇ 5回戦◇阪神 3勝 2敗 0分◇19日◇ナゴヤドーム
中日先発は松坂。 2、 4回に 1点ずつ失いながらも 7回に突入。二死満塁のピンチも代打上本を空振り三振に仕留めた。前回 5日巨人戦(ナゴヤドーム)より長い 7回 2失点だったが、打線の援護なく「2敗目」を喫した。チームは「5連敗」。勝利した阪神は小野が「2勝」目を挙げた。
阪神先発の小野泰己投手=ナゴヤドーム
中日は松坂が今季 2度目の先発。阪神は 2回に糸原の犠飛で 1点先制。中日はその裏、一死 2、 3三塁から阪神小野の暴投で同点に。
松坂は 4回、自らの失策から無死満塁のピンチを作り、福留の併殺打で 1点を勝ち越された。小野は 3回以降は無失点。
阪神が 1点リードを守り、「3連勝」とした。先発小野は「2勝」目。ドリスは「7セーブ」目。中日松坂が 7回 2失点で好投したが、打線の援護がなく、「2敗」目。
18.44メートルを挟んでの再会を、勝負師らしく快音で祝った。痛烈なライナーで右前へ運び、一気に追い詰めた。日本中の野球ファンが注目する一戦を動かしたのは、やはり福留のバットだった。全力で向かってきた松坂を、全力で打ち返した。
「13年前と比較するわけじゃないけど。大輔も知っているし。懐かしいという感じもあり。でも勝負は勝負だから」
0- 0の 2回。先頭のロサリオが死球で出て、無死 1塁で打席へ。中日時代の2005年の交流戦は 8打数無安打に封じられ、メジャーでの対戦はない。フルカウントからの 6球目。外の変化球を技術で引っ張り込んだ。ロサリオの好走塁も手伝い一気に無死 1、 3塁。13年越しの怪物撃ちで、糸原の先制犠飛へつなげた。
今月26日で41歳になる大ベテランは、怪物とは1999年の同期入団。2004年アテネ五輪で銅メダル、2006、2009年には第 1、 2回のWBCでともに「世界一」を成し遂げた盟友だ。ついに実現した対戦で、アツく弾き返した。
2回、松坂から快音を響かせた福留孝介外野手。ともに日本代表でも戦った怪物から 2安打を放ってみせた=ナゴヤドーム
1- 1の 4回無死満塁では遊ゴロ併殺で“決勝点”も。今季はすでに 3度も決勝打を放っているが、福留だからこそできる「最低限の最低限」といえる仕事で、試合を決めた。 7回の痛烈右前打も含め、金本監督は「オジサン、頑張ってくれてますよ。オジサンも代えてあげたいんだけど(笑)。もうちょっと暑くなるまで頑張ってもらわないと」とねぎらった。
この日の試合前にも、「オジサン」はヒーローだった。ティー打撃中。そばでジッと見つめていた少年の腕を、ネット越しに打球がかすめてしまった。冷や汗をかき「危ないよ! フェンスから離れてね」と、お詫びに打撃手袋をプレゼント。受け取った中村光喜くん(小学 4年=愛知・瀬戸市)は、中日のユニホームTシャツを来ていたが「きょうから阪神の、福留さんのファンになります!」。少年の心を撃ち抜いてから、さすがの怪物撃ちへつなげた。
「連打連打するのは難しいから。取れるところで取れたのはよかった」
「平成」はあと 1年あまりで終わる。だが、怪物と福留がつむぐ「平成の名勝負」は今まさに、再び始まった。
4回、併殺打に倒れた福留孝介外野手=ナゴヤドーム
◇中日・松坂について阪神・片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ
「変化球、打たされてたなあ。まだ(登板が) 2試合だから、どれが本当の姿か分からない」
★長女バースデー
福留にとって、「4.19」は特別な日だ。松坂との対戦を心待ちにしていたことだけじゃない。長女・桜楓(はるか)ちゃんの 7歳の誕生日だった。「今年は卒園と入学もあってバタバタしててね」。2013年もヤクルト戦(甲子園)で延長12回二死満塁に左翼ポール直撃のサヨナラ満塁弾を放っていたが、メモリアルに決めるパパは、カッコイイ!
★阪神vs松坂大輔投手VTR
松坂が西武時代、2005年、2006年の交流戦で 2度ずつ対戦。初対戦の2005年 5月18日(甲子園)は、桧山が「先制2ラン」を放ち、同世代の杉山、藤川、久保田のリレーで投げ勝った。 6月14日はインボイスで、井川が 6回無失点の好投。 3回に鳥谷が先制打を放ち、 6回には代打浜中の適時打で 2点を加えた。松坂は打線の援護がなく、 8回 3失点。 2006年は 5月26日にインボイスで「3安打14三振」で松坂に完封されると、 6月 9日には甲子園で 1失点完投。 8回には松坂にプロ初アーチを許した。
2回表阪神無死 1、 3塁、糸原健斗内野手は先制の中犠飛を放った=ナゴヤドーム
糸原健斗内野手が怪物松坂から先制犠飛を放った。 2回無死 1、 3塁のチャンスで外角の直球を振り抜くと、飛球は中堅のフェンス手前まで到達。
タッチアップでロサリオが本塁へ生還した。糸原は「なんとしても先制点が欲しかったので、最低限のバッティングはできた」。 2年目同期入団の先発小野をバットで援護した。
2回、中犠飛を放った糸原健斗内野手=ナゴヤドーム
阪神は糸原の中犠飛で先制した。 2回無死 1、 3塁から「好機をつくってくれたので犠牲フライでも 1点という気持ちで入ることができた」と、松坂の外角球を中堅の深めの位置まで飛ばし、 3塁走者を余裕で生還させた。
打撃が好調で、この日の試合前まで打率は「3割」を超えた。開幕から先発出場を続けるプロ 2年目の内野手は「何としても先制点が欲しかったので、最低限の打撃はできたと思う」と話した。
中日戦に先発し力投する小野泰己投手=ナゴヤドーム
小野泰己投手が 6回 2安打 1失点と粘りの投球を見せた。レジェンド松坂との注目の対決で、両者譲らずの攻防を繰り広げた。 1点リードを守りきり、勝ち投手の権利を得た。
小野は「悪いなりに最少失点でなんとか粘れて良かったですが、全体的にボール先行の投球となり、球数が増えてしまったことが反省点です」。中継ぎ陣にマウンドを託し、ベンチで見守る。
6回 2安打 1失点の好投をみせた小野泰己投手。若虎がレジェンドに投げ勝った=ナゴヤドーム
若虎が怪物に投げ勝った! 小野泰己投手が 6回「2安打1失点(自責0)」の好投で、今季「2勝目」を挙げた。憧れだったレジェンドの中日・松坂大輔投手との投げ合いを制し、チームも今季初の「3連勝」や!!
全く動じない。球場の独特な空気もどこ吹く風だ。世間が注目した一戦。プロ 2年目の小野が勝った。世界を股にかけたレジェンド、松坂との投げ合いを制し、「2勝」目をつかんだ。
「そこ(松坂との投げ合い)は意識することなく、集中できました。打者を一人一人抑えることだけを考えていました。しっかり真っすぐで押せていた投球だったかなと思います」
ヒップタッチをする福留孝介外野手、俊介外野手、糸井嘉男外野手(左から)=ナゴヤドーム
6回「2安打1失点(自責0)」。打線が先制した直後の 2回に先頭打者に四球を与え、味方の失策が絡んだ末、自身の暴投で同点に追いつかれたことは「反省します」。それでも、なお二死 1、 3塁から打席に入った松坂を 147キロの直球で 3ゴロに仕留め、最少失点で切り抜けた。序盤はフォームの軸足が折れていたため、上体が上を向き、抜けるボールも目立ったが、試合中に微調整。香田投手コーチも「修正できるようになったのは成長です」と目を細めた。
先発予定だった17日の中日戦(豊橋)が雨天中止となり、巡ってきたマッチアップ。ゲームになれば気にせずとも、登板前は気持ちは高ぶっていた。「こういう機会はめったにない。いい経験になります」。北九州市立大原小 1年からソフトボールを始め、野球にのめり込んでいった小野。テレビで見ていた西武の絶対的エースの姿は脳裏に焼き付いている。「小さい頃から見ていたすごい投手。西武のときのイメージが強いですね」。一ファンだった少年が十数年の時を経て、同じマウンドを踏んだ。今後の糧になる勝ち星になった。
試合に勝利し小野泰己投手を迎える金本知憲監督=ナゴヤドーム
四六時中、投球のことが頭から離れない。職業病がある。例えば、電車の待ち時間。サラリーマンがゴルフのシャドースイングをするように、暇さえあれば、右腕を振ってしまう。「知らない間にやってしまって。癖ですね」。ただ、周囲の目を気にせず、無理にやめようとしない理由が憎めない。「大谷君もやっていたよ、と教えてもらって。あれは、うれしかったです」。富士大時代に、いまや米大リーグ・エンゼルスで大活躍する二刀流をよく知る関係者から“共通点”を聞かされたという。それが、ちょっとした誇りだ。
これで、チームは今季初の「3連勝」で貯金は最多タイの「2」。金本監督は「小野はしっかり投げていた」と評価した一方で、松坂を打ちあぐねた打線には「球種が多いみたいだから、絞りにくさとかもあったのかもわからん。全然、不満足な勝ち」と話し、気を引き締めた。殊勲者もヒーローインタビューで誓った。
8回、中日・大島洋平外野手の飛球を好捕した俊介外野手=ナゴヤドーム
「チームが勝つのが一番。しっかりチームのために投げていければ」
ルーキーイヤーに先発13試合目で「初勝利」を挙げた男が今季は 3度目の登板ではや、昨季の白星に並んだ。怪物との投げ合いにも勝った23歳の快進撃は止まらない。
★キャッチボールでも変化球多めに
2年目の飛躍を予感させる小野の快投の裏に意識改革があった。もともと、 150キロ超の直球が武器だが、このオフのテーマに挙げたのは「変化球でストライクを取れること」。ブルペンだけではなく、キャッチボールから変化球を多めに投げ、感覚を養ってきた。この日も自慢の速球で押しつつ、カーブ、スライダー、フォークを効果的に駆使。好投につなげた。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(04月)
2018年 公式戦 日程と結果(05月)