●金本知憲監督(50)が｢打率０．１３６｣と不振が続く鳥谷敬内野手(36)と｢歴代２位の連続試合出場記録(１９３４)｣についての話し合いをすでに終えていることが21日、明らかになった。22日のヤクルト戦(倉敷)で終止符が打たれる可能性が高まった。借金｢３｣で｢最下位｣転落危機にある中、手段を選ばず、心を鬼にする。ついにＸデーを迎えるのか。2004年 9月から鳥谷が積み上げ、｢１９３４｣まで伸びた試合連続出場記録に、ピリオドが打たれる可能性が高まった。金本監督は前日20日の中日戦後、｢打率０．１３６｣と不振に陥りながらも記録を継続させている鳥谷について崖っぷちであることを明かし、直接会談の必要性を訴えていた。球団関係者の話を総合すると、すでに 2人の間での話し合いは終えていた。22日のヤクルト戦の相手先発は左腕・石川雅規投手(38)。13打席連続無安打の鳥谷はベンチスタートが濃厚。これまで通り、代打として待機し、試合展開によっては連続試合も継続されるだろうが、記録を継続するための急な守備固めや代打といった起用法はなくなる見通しだ。連続フルイニングの世界記録(１４９２)、｢歴代３位｣の連続試合出場記録(１７６６)を持つ金本監督にとっても、心を鬼にしての決断を強いられることになる。チームは｢４カード連続負け越し｣で借金は今季最大の｢３｣で｢５位｣。首位・広島とは｢７ゲーム｣差も離された。今回のヤクルト 3連戦で仮に 3連敗でもすれば｢最下位｣に転落という異常事態に陥っている。もどかしい思いは鳥谷だけではなく、当然、金本監督にとっても同じ。勝負の就任 3年目。わらにもすがる思いで打開策を練っている。そのひとつが、鳥谷問題。いよいよ、間近になってきた。
●20日の中日戦(ナゴヤドーム)で初めて｢１番｣に起用された植田海内野手(22)について、片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(48)は21日、新神戸駅で取材に応じ、当面｢１番｣で継続起用することを明らかにした。若きスピードスターが、貧打にあえぐ虎打線の突破口を開く役割を託された。虎の快足王がリードオフマンに指名された。鳴尾浜で取材に応じた植田はこれまでの｢２番｣起用から打順が昇格したことについて｢とにかく塁に出ることだけ｣と話した。20日の中日戦では試合開始直後の初球をセーフティーバント。アウトにはなったものの、出塁へのこだわりを見せた。 6回の第 3打席には左前打で出塁。チームは連敗し、｢５位｣に転落したが、首脳陣は改造した打線の中でも｢１番植田｣については、手応えを得たようだ。植田は今季｢２番｣で15試合に先発し、｢打率０．２７１、出塁率０．３９４｣。糸井嘉男外野手(36)に並ぶチームトップの 8盗塁を決めており、リードオフマンとして起用するのに申し分ない成績を残している。消去法でなく、満を持しての｢１番｣固定。連敗ストップ、そして再浮上へ。虎の先陣を切り、チームを導く原動力となる。
●阪神は21日、甲子園で投手練習を行った。22日ヤクルト戦(倉敷)に先発するランディ・メッセンジャー投手(36)らが参加。キャッチボールやノックで汗を流した。メッセンジャーはここまでハーラートップタイの｢６勝｣をマーク。倉敷では昨季の 7月11日中日戦で登板し 7回 9安打 1失点で白星をマークした。“地方の鬼”が勝利をもたらし、再びチームに活力を与える。地方球場で負け知らずのメッセンジャーが倉敷の地で昨年の快投を再現し、チームの連敗を止める。現在、大瀬良大地投手(26＝広島)と並ぶリーグトップの｢６勝｣。22日に勝てば、｢単独トップ｣に躍り出る。どんなチーム状況でもブレずに自分を信じて戦う。虎のエースがピッチングで鼓舞し、再びチームを上昇気流に乗せる。
記事をまとめてみました。
22日にも連続試合出場が途切れる可能性が高まった鳥谷敬内野手。チーム状況が好転しないめ、金本知憲監督が断を下すか－
金本知憲監督が｢打率０．１３６｣と不振が続く鳥谷敬内野手と｢歴代２位の連続試合出場記録(１９３４)｣についての話し合いをすでに終えていることが21日、明らかになった。22日のヤクルト戦(倉敷)で終止符が打たれる可能性が高まった。借金｢３｣で｢最下位｣転落危機にある中、手段を選ばず、心を鬼にする。
ついにＸデーを迎えるのか。2004年 9月から鳥谷が積み上げ、｢１９３４｣まで伸びた試合連続出場記録に、ピリオドが打たれる可能性が高まった。
金本監督は前日20日の中日戦後、｢打率０．１３６｣と不振に陥りながらも記録を継続させている鳥谷について｢本人と話さないといけないところもある｣と崖っぷちであることを明かし、直接会談の必要性を訴えていた。
球団関係者の話を総合すると、すでに 2人の間での話し合いは終えていた。別のチーム関係者は｢数日前に鳥谷が監督室に呼ばれていた｣と証言。球団首脳は｢記録を継続させることが、鳥谷のひとつのモチベーションになっているのは確かだが、チーム最優先という考えはしっかりと持っている。鳥谷も監督にお任せしますと伝えたのではないか｣と会談内容を推察した。
鳥谷敬内野手との直接会談を終えていた金本知憲監督。心を鬼にする
22日のヤクルト戦の相手先発は左腕・石川。13打席連続無安打の鳥谷はベンチスタートが濃厚。これまで通り、代打として待機し、試合展開によっては連続試合も継続されるだろうが、記録を継続するための急な守備固めや代打といった起用法はなくなる見通しだ。先の首脳は｢鳥谷自身も覚悟しているだろう｣と話した。
連続フルイニングの世界記録(１４９２)、｢歴代３位｣の連続試合出場記録(１７６６)を持つ金本監督にとっても、心を鬼にしての決断を強いられることになる。チームは｢４カード連続負け越し｣で借金は今季最大の｢３｣で｢５位｣。首位・広島とは｢７ゲーム｣差も離された。今回のヤクルト 3連戦で仮に 3連敗でもすれば｢最下位｣に転落という異常事態に陥っている。
打線は20年ぶりとなる12試合連続ひと桁安打が続いており、中谷の今季初昇格を決めたばかり。ありとあらゆる手段を探り、少しでも打てる可能性がある選手を使って勝利を目指さなければいけない状況だ。配慮はしたいが、最下位が迫る状況ではその余地はもうない。まさに苦渋の決断。鳥谷の連続試合出場記録という“聖域”を残している場合ではなくなった。
鳥谷は常々｢できることをやるしかない｣と前向きな姿勢を崩さないが、｢打率０．１３６、０本塁打、５打点｣と数字はなかなか伸びてこない。通算｢２０１３試合｣の出場はすでに藤田平氏を抜き、｢球団トップ｣に立っているだけに、球団内では｢そろそろ、連続試合も潮時なのでは｣という声もある。
前日20日の中日戦の 3回、外野フライに倒れた鳥谷敬内野手。 3打数無安打で金本知憲監督 (右)の期待に応えられなかった＝ナゴヤドーム
もどかしい思いは鳥谷だけではなく、当然、金本監督にとっても同じ。勝負の就任 3年目。わらにもすがる思いで打開策を練っている。そのひとつが、鳥谷問題。いよいよ、間近になってきた。
★金本知憲監督のケース
◆フルイニング出場ストップ：2010年の開幕前にチームメートと接触し、右肩の棘(きょく)上筋部分断裂。悪化し、本塁送球などができなくなり、 4月18日の横浜戦(横浜)の試合前、首脳陣に｢これ以上出てもチームに迷惑がかかる｣と申し出て、世界記録だった連続フルイニング出場が｢１４９２試合｣でストップした。
◆連続試合出場ストップ：連続試合出場は継続して、翌2011年シーズンは開幕。 4月15日の対中日戦(ナゴヤドーム)、 8回表二死 1塁で代打で登場したが、打席中に 1走俊介が盗塁に失敗し、打席未完了のままイニングが終了。試合出場は記録されるが、連続試合出場の条件には満たないため、連続出場記録が｢歴代３位の１７６６試合｣で終わった。
◇データＢＯＸ◇
◎…連続試合出場のプロ野球記録は衣笠祥雄（広島、故人）の２２１５試合。鳥谷が並ぶのは、年間１４３試合と想定して３８歳で開幕を迎える２年後の２０２０年シーズンの３４試合目（５月上旬）になる。
｢１番｣に固定される植田海内野手。虎の新スピードスターに期待＝ナゴヤドーム
20日の中日戦(ナゴヤドーム)で初めて｢１番｣に起用された植田海内野手について、片岡篤史ヘッド兼打撃コーチは21日、新神戸駅で取材に応じ、当面｢１番｣で継続起用することを明らかにした。若きスピードスターが、貧打にあえぐ虎打線の突破口を開く役割を託された。
虎の快足王がリードオフマンに指名された。鳴尾浜で取材に応じた植田はこれまでの｢２番｣起用から打順が昇格したことについて｢意識の違いは特にない。とにかく塁に出ることだけ｣と話した。
20日の中日戦では試合開始直後の初球をセーフティーバント。アウトにはなったものの、出塁へのこだわりを見せた。 6回の第 3打席には左前打で出塁。チームは連敗し、｢５位｣に転落したが、首脳陣は改造した打線の中でも｢１番植田｣については、手応えを得たようだ。片岡ヘッド兼打撃コーチは｢植田をね、こないだ『１番』にしたように。交流戦まであと 1週間くらいだけど、ある程度植田を固定しようかと思っています｣と明かした。
鳴尾浜からタクシーに乗り込む植田海内野手。フレッシュな力に期待
切り込み隊長に誰を据えるか－それは虎の悩みの種だった。 4月の後半から｢１番｣起用され好調を維持していた上本が、 5日に負傷離脱。その後植田も含め 5人を｢１番｣起用したが、結果は 4カード連続の負け越し。金本監督も｢『１番』で使う選手が、どうしても出塁率が悪いというか。何もできないわね、ちょっと…｣と17日の試合後に話していた。貧打解消を 4年目の若虎に懸ける。
植田は今季｢２番｣で15試合に先発し、｢打率０．２７１、出塁率０．３９４｣。糸井に並ぶチームトップの 8盗塁を決めており、リードオフマンとして起用するのに申し分ない成績を残している。消去法でなく、満を持しての｢１番｣固定。連敗ストップ、そして再浮上へ。虎の先陣を切り、チームを導く原動力となる。
阪神は21日、甲子園で投手練習を行った。
22日ヤクルト戦(倉敷)に先発するランディ・メッセンジャー投手らが参加。キャッチボールやノックで汗を流した。
メッセンジャーはここまでハーラートップタイの｢６勝｣をマーク。倉敷では昨季の 7月11日中日戦で登板し 7回 9安打 1失点で白星をマークした。｢いい球場というイメージはあるけど、ホームまでの距離は変わらないから、やることは代わらない。チーム状態は良くないけど、自分に出来ることをやるだけです｣と語った。
甲子園で調整するランディ・メッセンジャー投手＝阪神甲子園球場
阪神のランディ・メッセンジャー投手が21日、甲子園での投手指名練習に参加。先発する22日のヤクルト戦(倉敷)に向けて調整した。地方球場での登板は通算 7試合に投げ、｢６勝無敗、防御率２．０９｣。“地方の鬼”が勝利をもたらし、再びチームに活力を与える。
地方球場で負け知らずのメッセンジャーが倉敷の地で昨年の快投を再現し、チームの連敗を止める。
｢ホームまで距離は同じなので、どこであれ自分の仕事をしたい｣と意気込んだ。この日は、キャッチボールやショートダッシュなど軽めの調整で汗を流した。倉敷で行われた昨年 7月11日の中日戦では、 7回 1失点の好投で勝利。今年もすでに 4月25日のヤクルト戦(松山)で先発し、 7回 1失点で勝ち投手となった。地方球場では 7試合｢６勝無敗、防御率２．０９｣と無類の強さを発揮している。
甲子園で調整するメッセンジャー投手。地方の鬼に連敗ストップを期待＝阪神甲子園球場
場所を問わず快投する最強助っ人は借金｢３｣で重苦しい雰囲気の中、人一倍声を出して練習を盛り上げた。
｢チームとしてこうしないといけないというより、みんなが自分の力を信じてやるだけ｣とチームメートを鼓舞した。
現在、大瀬良(広島)と並ぶリーグトップの｢６勝｣。22日に勝てば、｢単独トップ｣に躍り出る。得意の地方球場でも｢自分のやることは変わらない｣。どんなチーム状況でもブレずに自分を信じて戦う。虎のエースがピッチングで鼓舞し、再びチームを上昇気流に乗せる。
全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって、全員で力を合わせて進め！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(05月)
2018年 公式戦 日程と結果(06月)
