●阪神は 3回、ヤクルト山田哲人内野手(25)の 2度の敵失で先制すると、ウィリン・ロサリオ内野手(29)の「4号2ラン、糸井嘉男外野手(36)の7号ソロ」で一挙 5点を加えた。ヤクルトは 4回、阪神先発ランディ・メッセンジャー投手(36)を攻め、中村悠平捕手(27)の中前への「2点適時打」などで 3点を奪った。阪神はその裏、福留孝介外野手(41)の右犠飛で加点した。阪神は 7回、大山悠輔内野手(23)と梅野隆太郎捕手(26)の適時打で 2点を追加した。ランディ・メッセンジャー投手がセ・リーグ単独トップの「7勝」目をあげた。初回から四死球でピンチを作るなど、この日は苦しい投球が続いた。 5点の援護を受けた直後の 4回には四球の後、 3連打を浴びるなどで 3失点。 6回までに要した球数は今季最多の 131球。それでも冷静に打者 1人 1人とにらみ合い、 6回 7安打 3失点。先発の仕事を果たした。試合後は苦笑いを浮かべた。倉敷は1995年の開場以降、阪神と相性がいい。この日の白星で「25勝14敗1分け」の好成績だ。2003年阪神優勝監督で、 1月に亡くなった星野仙一氏の故郷。チームの功労者に勝利をささげた格好だ。「2連敗」で食い止め、巻き返したい。
●阪神の「4番ウィリン・ロサリオ内野手」に11試合ぶりの本塁打が飛び出した。 2- 0の 3回一死 2塁、ヤクルト石川の 4球目をとらえると、打球は左翼中段へ飛び込んだ。 8日の巨人戦(東京ドーム)以来となる「4号」。苦しむ中での本塁打に、ロサリオは 3塁コーチャーの高代延博ヘッドコーチ(64)と飛び跳ねて喜んだ。 5月は 4日まで、無安打で金本知憲監督(50)から心配されたこともあった主砲。倉敷の地で快音を響かせた。そんなロサリオにつられるかのように、「5番糸井嘉男外野手」も右翼へ「ソロ本塁打」。「2者連続ホームラン」で虎党を沸かせた。お立ち台は 2人で共演しロサリオが笑顔を大爆発させた。自らに言い聞かせるように、ロサリオは前を向く。夏に向けてドンッ、ドドドドンッと、花火を打ち上げ続けていく。
●梅野隆太郎捕手が技ありのセーフティーバントでダメ押し点をもぎ取った。 7回、 4点リードとしてなお二死 3塁。その初球からバットを寝かせ、 3塁線ギリギリに絶妙なゴロを転がした。意表を突いた打球はそのままコロコロと転がって 3塁ベースにコツン。適時内野安打となり、充実感を漂わせた。
記事をまとめてみました。
<阪神 8- 3ヤクルト>◇ 5回戦◇阪神 3勝 2敗 0分◇22日◇岡山県倉敷スポーツ公園野球場・マスカットスタジアム
阪神は 3回、ヤクルト山田哲の 2度の敵失で先制すると、ロサリオの「4号2ラン、糸井の7号ソロ」で一挙 5点を加えた。
ヤクルトは 4回、阪神先発メッセンジャーを攻め、中村の中前への「2点適時打」などで 3点を奪った。阪神はその裏、福留の右犠飛で加点した。
阪神は 7回、大山と梅野の適時打で 2点を追加した。メッセンジャーは 6回 3失点で「7勝」目を挙げた。ヤクルトは「4連敗」。石川は「初黒星」。
6回 3失点と好投したメッセンジャー投手はボールを指に乗せ遊ぶ=倉敷マスカットスタジアム
ランディ・メッセンジャー投手がセ・リーグ単独トップの「7勝」目をあげた。
初回から四死球でピンチを作るなど、この日は苦しい投球が続いた。 5点の援護を受けた直後の 4回には四球の後、 3連打を浴びるなどで 3失点。 6回までに要した球数は今季最多の 131球。それでも冷静に打者 1人 1人とにらみ合い、 6回 7安打 3失点。先発の仕事を果たした。
「本当に苦しい投球になってしまった。ブルペンでは調子が良かったけど、本当に違う投球になってしまった」と試合後は苦笑いを浮かべた。
これでメッセンジャーは地方球場で通算「8戦7勝」。昨季も倉敷で先発し、 7回 1失点で「白星」をあげていた。チームの連敗も止めて「連敗ストップだけじゃなくて、連勝していかないといけない」と口調は熱かった。
ランディ・メッセンジャー投手(中央右)はヤクルトに勝利しナインをハイタッチで出迎える=倉敷マスカットスタジアム
阪神が貧打地獄から抜け出した。 3回に 2塁山田哲の 2度の失策から先制の 2点を刻むと、不振だったロサリオが左翼へ「4号2ラン」を放ち、糸井も「2者連続」となる「7号ソロ」を右翼に架け、一挙 5点を奪った。打線も久しぶりに爆発。試合前まで、 6日中日戦から12試合連続 1桁安打で、20年ぶりの窮状だったが、この日は13試合ぶりに 2桁安打に達した。
金本知憲監督は「もともと、相手のミスからもらった点でしたけど、そこからつけ込めた点では良かった。ロサリオも久しぶりというか、スカッとする当たりで糸井も続いてくれた。あれで、ちょっと雰囲気が変わった気がしますね」と話した。
倉敷は1995年の開場以降、阪神と相性がいい。この日の白星で「25勝14敗1分け」の好成績だ。2003年阪神優勝監督で、 1月に亡くなった星野仙一氏の故郷。チームの功労者に勝利をささげた格好だ。「2連敗」で食い止め、巻き返したい。
阪神の「4番ウィリン・ロサリオ内野手」に11試合ぶりの本塁打が飛び出した。 2- 0の 3回一死 2塁、ヤクルト石川の 4球目をとらえると、打球は左翼中段へ飛び込んだ。 8日の巨人戦(東京ドーム)以来となる「4号」。苦しむ中での本塁打に、ロサリオは 3塁コーチャーの高代ヘッドコーチと飛び跳ねて喜んだ。
5月は 4日まで、無安打で金本知憲監督から「メンタルが参っているね」と心配されたこともあった主砲。「しっかりと自分のスイングをすることができたね。チームに貢献することができて良かった」と倉敷の地で快音を響かせた。
そんなロサリオにつられるかのように、「5番糸井嘉男外野手」も右翼へ「ソロ本塁打」。「ロサリオのホームランを『いいなあ!』と思いながら見ていました。自分もいいスイングをしようと思って打席に向かいました。いい結果になってくれて良かったです」と「2者連続ホームラン」で虎党を沸かせた。
3回裏阪神一死 1塁、左中間へ「2点本塁打」を放ちバットを投げて喜ぶロサリオ内野手=倉敷マスカットスタジアム
ウィリン・ロサリオ内野手に11試合ぶりの本塁打が飛び出した。 2- 0の 3回一死 2塁、ヤクルト石川の 4球目をとらえると、打球は左翼中段へ飛び込んだ。 8日の巨人戦(東京ドーム)以来となる「4号2ラン」だ。
「チームを助けるために、いつでも準備しているので結果が出てよかった」
5月初旬には金本知憲監督から「メンタルが参っているね」と心配されたこともあった主砲。「しっかりと自分のスイングをすることができたね。チームに貢献することができて良かった」と倉敷の地で快音を響かせた。
ヒーローインタビューでガッチリ握手をするウィリン・ロサリオ内野手(左)と糸井嘉男外野手=倉敷マスカットスタジアム
そんなロサリオに続いて「5番糸井嘉男外野手」も右翼へ「7号ソロ」。「ロサリオのホームランを『いいなあ!』と思いながら見ていました。自分もいいスイングをしようと思って打席に向かいました。いい結果になってくれて良かったです」と、今季初の「2者連続ホームラン」で虎党を沸かせた。
お立ち台は 2人で共演し「いい感じで打てたのでうれしいですね。なんとかチームのためにずっとやってたので、きょう実現できてほんとにうれしく思います。(糸井は)ほんとにすごい選手だと思ってましたし、 2人でホームラン打つのはほんとに最高です!」とロサリオが笑顔を大爆発させた。
3回、ロサリオ内野手(左)は「2者連続アーチ」を放った糸井嘉男外野手(右)とジャンプして喜び合う=マスカットスタジアム
主砲が打って連敗ストップ! 阪神はヤクルト戦(倉敷)で11安打を放って 8得点を奪い快勝。ウィリン・ロサリオ内野手が 3回に「4号2ラン」を放ち、打線を活気づかせた。 1試合 4得点以上が11試合ぶりなら、 1試合 2桁安打も13試合ぶり。やっぱり主役が打てば景気がよろしいな。きょうも続けて頼んまっせ!
ドンッ! 轟音(ごうおん)に誰もが空を見上げる。うっすらと闇に包まれ始めた美しい山並みを背景に、待ちわびた一発が映えた。振り切って打ち上げた、ロサリオ自身が見とれていた。 5回終了後に上がった倉敷恒例の花火よりも大きな一発。連弾を呼び、虎打線が一気に弾けた。
「いい感じで打てたので、本当にうれしい。何とかチームのためにと思ってずっとやっていたので、それが実現できて本当にうれしく思う」
ロサリオ内野手は 3回、左翼席に「4号2ラン」を放った=倉敷マスカットスタジアム
2塁・山田哲の立て続けの 2塁悪送球で、 2点をもらった直後の 3回一死 2塁。カウント 1- 2と追い込まれたが、スーッと入ってきた 130キロにバットを伸ばし、つかまえた。11試合&45打席ぶりの「4号弾」。左中間席中段まで運び、 4- 0になった。糸井も今季チーム初となる「2者連続アーチ」で続き、今季最多タイの 1イニング 5得点だ。金本監督も「ロサリオも久しぶりにスカッとした形で、糸井も続いてくれて。あれで雰囲気が変わった気がします」とうなった。連敗も「2」でストップ。泣かされ続けた貧打からも、大脱出だ。
R砲の調子が、そのままチームの波だった。「看板直撃3号弾」を放ち、 9- 0と大勝した 8日の巨人戦(東京ドーム)以来チームは10戦連続 3得点以下。その間、「2勝8敗」だった。一発が出ては当たりが止まった。12日の広島戦(マツダ)では来日以来初めて「4番」を外れ「5番」に。苦しみ抜き、この日の試合前には2013年にシーズン「60本塁打」の日本記録も打ち立てたバレンティン(ヤクルト)にも助言を求めた。
3回、ヤクルト・西浦直亨内野手の打球を好捕するロサリオ内野手=倉敷マスカットスタジアム
なんとか復調してくれ-という周囲のソワソワも、少し話しかけづらそうにする空気も、敏感に感じ取っていたという。そんな中、鳥谷が「韓国も経験しているから、そういうことに気が付くんだろうな」と気にかけ、話しかけてくれた。どうしても“ひとり”になりがちな外国人選手だが、R砲は違った。助っ人である以上、チームの浮沈の責任を負う。だが、この夜のように打ってベンチではしゃぎ回る姿を、みんなが待っている。
13試合ぶりとなる 2桁11安打を放ち、火曜は開幕以来5勝無敗の「ハッピーチューズデー」だ。 1月 4日に膵臓がんで死去した星野仙一元監督(享年70)の生まれ故郷・倉敷で、闘将が見守ってくれている空へ向かって-。絶対に打ち続けなくてはならない男たちが、花火をささげた。
「若い選手が多いので、新しく、みんなの打撃の調子が上がって、勝ちにつながるようにしていきたい」
自らに言い聞かせるように、ロサリオは前を向く。夏に向けてドンッ、ドドドドンッと、花火を打ち上げ続けていく。
3回、2点本塁打を放ったウィリン・ロサリオ内野手=倉敷マスカットスタジアム
★ロサリオ内野手に対し試合前にアドバイスを送ったヤクルト・ウラディミール・バレンティン外野手
「彼だけじゃないけど、外国人が最初から活躍するのは難しい。『メンタルの方が体調よりも大きく左右するよ。そっちをしっかりするようにしないといけない』という話はした」
★片岡篤史ヘッドコーチ
「いつも言うように4、5番が打ってくれれば試合になる。(一発が出た)ロサリオも(11安打した)打線も、きっかけにしてくれれば」
◇データBOX◇
◎…阪神の 1試合 4得点以上は 5月 8日の巨人戦(東京ドーム)で 9得点して以来11試合ぶり。
◎…阪神の 1試合 2桁安打は 5月 5日の中日戦(甲子園、○ 7- 2)で11安打して以来13試合ぶり。
◎…阪神の 1イニング 5得点は、 4月 8日の中日戦(京セラ)の 7回、 5月 6日の中日戦(甲子園)の 6回以来、今季 3度目。
7回裏阪神二死 3塁、 3塁線へ「適時バント」を決めた梅野隆太郎捕手=倉敷マスカットスタジアム
梅野隆太郎捕手が技ありのセーフティーバントでダメ押し点をもぎ取った。
7回、 4点リードとしてなお二死 3塁。その初球からバットを寝かせ、 3塁線ギリギリに絶妙なゴロを転がした。意表を突いた打球はそのままコロコロと転がって 3塁ベースにコツン。適時内野安打となり、「向こうのポジションも考えてやりました。うまくいきました」と充実感を漂わせた。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(05月)
2018年 公式戦 日程と結果(06月)