●阪神がフレッシュなパワーで「巨人戦3連戦3連勝」を達成した。阪神は 2回、「5番」中谷将大外野手(25)の「左越え2ラン」で先制。先発才木浩人投手(19)は 2回に「3者連続三振」を奪うなど、序盤は無失点で立ち上がった。巨人は先発野上亮磨投手(30)が 5回 4失点と誤算だった。才木は 6回「7奪三振2安打無失点」と好投し、「プロ初勝利」の権利を持って降板した。阪神は終盤も加点し、今季最長の「5連勝」。才木がプロ初勝利を挙げた。巨人は拙攻を重ね、「4連敗」で借金生活に入った。野上は「4敗」目。伝統の一戦は、何とも珍しい「レフトゴロ併殺」で幕をじた。 9点を追う巨人は 9回一死満塁から長野久義外野手(33)が左翼への飛球。左翼手中谷はボールをグラブにいったん入れたかと思われたが落球。 3塁走者岡本和真内野手(21)はホームインしたが、ボールは 3塁へ転送された後、 2塁へ転送。 2塁走者ケーシー・マギー内野手(35)、 1塁走者亀井義行外野手(35)は捕球後の落球と判断したのか、スタートをきっておらず、それぞれフォースアウトとなりゲームセット。高橋由伸監督(43)がベンチを出て約 3分抗議したが、判定は覆らなかった。巨人ベンチは、キツネにつままれたような表情を誰もが浮かべ、阪神ベンチは大喜び。伝統の一戦は、珍プレーで試合終了となった。試合後の金本知憲監督(50)は納得の表情だった。
●打撃不振で「7番」に初降格したウィリン・ロサリオ内野手(29)は、 2回に打球がイレギュラーする幸運な 2塁内野安打。 3打数 1安打で 6回終了後、守備固めが出て、ベンチに下がった。プラス思考の助っ人に対して金本監督は降格理由を説明。今後の起用に関しては、状況に応じてのスタメン落ちに含みも残した。
●阪神「ドラフト3位」ルーキー熊谷敬宥内野手(22=立教大學)がプロ初打席初安打をマークした。 8回無死 1塁の場面で代打出場。巨人池田駿投手(25)のチェンジアップを左前にはじき返し 3遊間を突破した。
●大山悠輔内野手(23)が「2試合連続猛打賞」を記録した。 2回に右前打を放つと、無死 1塁の 4回には巨人野上の直球をたたき左中間へ「適時2塁打」。さらに 8回には左腕池田のチェンジアップを中前に運んだ。
●高卒2年目の才木浩人投手が巨人打線を 6回 2安打無失点に抑え、プロ初勝利をつかんだ。これでチームは今季最長の「5連勝」でセ・リーグ「2位」に浮上した。前回登板した20日中日戦(ナゴヤドーム)では 5回12安打 5失点でプロ初黒星を喫していただけに、見事にリベンジを果たした。金本監督はやりとりがあったことを明かし、満足げに笑った。ウィニングボールをつかんだ才木は、すでに次戦を見据えていた。ヒーローインタビューでは、笑顔で記念の「1勝」をかみしめた。ボールは29日から約 1カ月、「D3位・熊谷敬宥内野手」のプロ初安打ボールとともに甲子園歴史館に展示され、その後両親に手渡される。
●才木の後を受けた藤川球児投手(37)。中 9日と間隔が空いたが、 2回を 1安打無失点。直球も最速 150キロを計測し、 3三振を奪った。金本監督もベテランの好投にうなずいた。
記事をまとめてみました。
(時間は、公式ホームページの終了時間に合わせておりますので、実際の終了時間とは誤差が出ております)
<阪神 9- 1巨人>◇12回戦◇阪神 5勝 7敗 0分◇27日◇阪神甲子園球場
阪神は 2回、「5番」中谷の「左越え2ラン」で先制。先発才木は 2回に「3者連続三振」を奪うなど、序盤は無失点で立ち上がった。
巨人は先発野上が 5回 4失点と誤算だった。阪神才木は 6回「7奪三振2安打無失点」と好投し、「プロ初勝利」の権利を持って降板した。
阪神は終盤も加点し、今季最長の「5連勝」。才木がプロ初勝利を挙げた。巨人は拙攻を重ね、「4連敗」で借金生活に入った。野上は「4敗」目。
初勝利を挙げた才木浩人(中央右)を称える金本知憲監督(同左)=阪神甲子園球場
伝統の一戦は、何とも珍しい「レフトゴロ併殺」で幕を閉じた。 9点を追う巨人は 9回一死満塁から長野が左翼への飛球。左翼手中谷はボールをグラブにいったん入れたかと思われたが落球。 3塁走者岡本はホームインしたが、ボールは 3塁へ転送された後、 2塁へ転送。 2塁走者マギー、 1塁走者亀井は捕球後の落球と判断したのか、スタートをきっておらず、それぞれフォースアウトとなりゲームセット。高橋監督がベンチを出て約 3分抗議したが、判定は覆らなかった。巨人ベンチは、キツネにつままれたような表情を誰もが浮かべ、阪神ベンチは大喜び。伝統の一戦は、珍プレーで試合終了となった。
勝利を確認した金本知憲監督(左)と、ハイタッチする才木浩人投手(中央)ら=阪神甲子園球場
阪神がフレッシュなパワーで「巨人戦3連戦3連勝」を達成した。 2回無死 2塁で中谷が左翼に「先制2ラン」。 4回にも無死 1塁で、大山が左中間を破る「適時2塁打」をマークし、試合の主導権を握った。先発はプロ 2年目の才木だ。19歳の右腕は速球で押し、中盤から変化球も交えて巨人打線を 6回無失点に抑え、プロ初勝利を挙げた。
前回、甲子園で巨人と戦った時は「3連戦3連敗」。金本監督は「悔しさを持っていない選手はいらない」と断じていた。今回は意地のリベンジ。「前回、やられているので。選手たちはそういう思いを持ってくれていたと思いますよ」と振り返った。不振だった大山や中谷が快音を響かせ、「5連勝」。貯金「2」で交流戦に臨む。何よりも、今回、巨人相手に示した「反発心」が頼もしく映る。
2回、「2点本塁打」を放った中谷将大外野手=阪神甲子園球場
阪神は投打の歯車がかみ合い、巨人に「同一カード3連勝」。今季初の「5連勝」となった。先発の 2年目右腕・才木浩人投手(19)が 6回、95球を投げ「7三振」を奪うなど 2安打無失点で「プロ初勝利(1敗)」を手にした。試合後の金本監督は納得の表情だった。
--巨人に「3連勝」
「この前 3つやられているので、お返しというか。 3つ勝ててよかった」
--投打にかみ合った
「大山も『3本』打って。本当にみんな若手、べテランもしっかり役割をきっちり果たしてくれた。きょうはみんなで勝ったという感じですね」
2回、「2点本塁打]を放ち生還した中谷将大外野手を出迎える金本知憲監督=阪神甲子園球場
--才木について
「反省をふまえて捕手と相談してやってくれた。予想以上に抑えてくれたので、できればもう 1回、と思っていた。でも球威が落ちていましたから次回のお楽しみというところで」
--どんな言葉をかけた
「『バテたな」っていったけど、『バテてません』って言うから、『嘘つけ』って言いました」
--中谷の活躍
「大山とね、先制パンチとしてはあの 2人で 2点取れたのは大きかった。昨日の勢いをそのまま持ち込んでいけましたね」
--山崎、熊谷は初ヒット
「 6点差で勝ちパターンのピッチャーを使わないといけないところで、彼らのヒットで取った 3点で 9点差。本当によかった。継投の面で楽になった」
--次は交流戦
「去年は貯金『2』でしたか。今年の交流戦は 4つ 5つと増やせるようにがんばります」
ロサリオ内野手が「7番」に降格し、糸井嘉男外野手が「4番」=阪神甲子園球場
打撃不振で「7番」に初降格したロサリオは、 2回に打球がイレギュラーする幸運な 2塁内野安打。 3打数 1安打で 6回終了後、守備固めが出て、ベンチに下がった。「(状態が)良くなるように毎日、練習している。結果が出て良かった」。プラス思考の助っ人に対して金本監督は「メンタルが楽なところでという意図はありました」と降格理由を説明。今後の起用に関しては「相手の先発をみながら」と、状況に応じてのスタメン落ちに含みも残した。
8回表阪神無死 1塁、ルーキー熊谷敬宥内野手はプロ初安打となる左前打を放った=阪神甲子園球場
阪神「ドラフト3位」ルーキー熊谷敬宥内野手がプロ初打席初安打をマークした。
8回無死 1塁の場面で代打出場。巨人池田のチェンジアップを左前にはじき返した。「正直、打てると思ってなかったです。昨日(前日26日)盗塁に失敗したので、ホッとしました。記念のボール? 実家に送ろうと思います」と初々しい笑顔を見せていた。
プロ初打席で初安打をマークした熊谷敬宥内野手=阪神甲子園球場
プロ入り後、スイッチに転向した「D3位・熊谷敬宥内野手」がプロ初打席で初安打をマークした。 8回無死 1塁、代打で登場。左腕・池田に対し右打席に入ると、低めのスライダーに食らいつき 3遊間を突破した。「正直、打てると思っていなかったので、ほっとしています。ファームから追い込まれても何が何でも食らいつくという気持ちでやってきた」と、笑顔で振り返った。
8回裏阪神無死、大山悠輔内野手は中前安打を放った=阪神甲子園球場
大山悠輔内野手が「2試合連続猛打賞」を記録した。
2回に右前打を放つと、無死 1塁の 4回には巨人野上の直球をたたき左中間へ「適時2塁打」。「練習通り、自分のポイントでしっかりとスイングすることができました」。さらに 8回には左腕池田のチェンジアップを中前に運んだ。
26日に続く 3安打にも「一番はチームが勝ったことなので、それに貢献できて良かったです」と冷静に話していた。
高卒2年目の才木浩人投手が巨人打線を 6回 2安打無失点に抑え、プロ初勝利をつかんだ。
「チームが連勝中だったので自分でストップして交流戦に、というわけにはいかないと思っていた。連勝でいい流れのままでよかったです」
これでチームは今季最長の「5連勝」でセ・リーグ「2位」に浮上した。
前回登板した20日中日戦(ナゴヤドーム)では 5回12安打 5失点でプロ初黒星を喫していただけに、見事にリベンジを果たした。
持ち味の快速球で、巨人相手にプロ初勝利を挙げた才木浩人投手。頼もしい19歳や!!=阪神甲子園球場
金本監督は「前回の反省とか踏まえて、いろいろ捕手と相談しながらやったと思う。予想以上にジャイアンツ打線を抑えてくれました。本当に、できればもう 1イニング行きたかったけど、球威も落ちてきたので、そこは次回のお楽しみというところで」と期待を込めた。ベンチで声を掛けた際には「『ちょっとバテたなあ』と言ったんですけど『バテてません』と言うから『ウソをつけ』と」というやりとりがあったことを明かし、満足げに笑った。
ウィニングボールをつかんだ才木は「今日よくても次は全然ダメとなると、全く意味がない。継続していい流れに持っていければなと思います」と、すでに次戦を見据えていた。
ポーズをとる「プロ初勝利」を挙げた才木浩人投手=阪神甲子園球場
孝行息子や!! 阪神の高卒 2年目、才木浩人投手(19)が 6回 2安打無失点の好投で、「プロ初勝利」を挙げた。
才木はお立ち台で、満面の笑みでウイニングボールを取り出した。「両親に渡します。高校、中学だとか野球をやっている上で一番支えてくれた人たちなので、本当に今、こうしてここで野球ができていることにすごく感謝しています」と頭を下げた。ボールは29日から約 1カ月、「D3位・熊谷敬宥内野手」のプロ初安打ボールとともに甲子園歴史館に展示され、その後両親に手渡される。
巨人戦初勝利をあげウイニングボールを手に笑顔を見せる才木浩人投手=阪神甲子園球場
才木浩人投手が、伝統の一戦でプロ初勝利をマークした。自身 3試合目の登板は甲子園でのプロ初先発。巨人打線をわずか 2安打に抑え、 6回を無失点。 4万6000人を超える観衆に強烈なインパクトを与えた。ヒーローインタビューでは、笑顔で記念の「1勝」をかみしめた。
-どんな気分
才木 最高です。
-投球をふりかえって
才木 野手の方たちが先制点取ってくれて、しっかり守ってもくださったので、すごく楽に投げることができました。
ケーシー・マギー内野手、亀井義行外野手、長野久義外野手と 2回圧巻の3者連続K!=阪神甲子園球場
-何がよかった
才木 今日は真っすぐでしっかり攻めていけたので、それがよかったと思います。
-甲子園ではプロ初先発。この満員の中でいいピッチング
才木 いやもう、最高です。 -兵庫出身(須磨翔風高校から入団)。少年時代、甲子園はどんな場所だったか 才木 すごくあこがれの場所だったので、今こうして、その場所で投げて、こうやってインタビューしていただけるってのはすごく、光栄に思います。
ケーシー・マギー内野手、亀井義行外野手、長野久義外野手と 2回圧巻の3者連続K!=阪神甲子園球場
-巨人戦「3連勝」。チームの雰囲気は
才木 すごくよかったので僕で連勝絶対止めるわけにはいかないと思ってたので、そういうピッチングができてよかったです。 -ウイニングボール、どうしましょう 才木 両親に渡します。
-両親への感謝の思いを
才木 高校とか中学とか、そこから野球やってるうえで、一番支えてくれた。今こうして、ここで野球ができていることに、すごく感謝しています。
-将来どんなピッチャーに
才木 もちろんエースと呼ばれるくらいのピッチャーになれるように頑張ります。
ケーシー・マギー内野手、亀井義行外野手、長野久義外野手と 2回圧巻の3者連続K!=阪神甲子園球場
才木の後を受けた藤川。中 9日と間隔が空いたが、 2回を 1安打無失点。直球も最速 150キロを計測し、 3三振を奪った。「後ろの投手を休ませないと。(才木は)よかったね。そういう投手を何人もみてきたから」と笑顔。金本監督も「 150キロねえ。全盛期を思い出したような。休養十分でしたから」とベテランの好投にうなずいた。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(05月)
2018年 公式戦 日程と結果(06月)