侍候補や！稲葉監督、阪神の若虎３戦士に熱視線！秋山７日先発！植田はめげない！再加速誓った！

●金本知憲監督(50)が 6日、今季 6度目となる雨天中止(対オリックス 2回戦)に｢やってもよかったし｣と話した。今季チームは、中止直後の試合で｢５勝０敗｣と好成績を残しており、金本監督は力を込めた。この日は、視察に訪れた侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)と、室内練習場で会話するシーンも見られた。侍ジャパンの稲葉篤紀監督が 6日に甲子園球場を訪れ、阪神、オリックスの両指揮官と会談した。試合は雨のため中止になり、室内練習場で練習を視察。金本監督とは今年 3月に代表に呼んだ大山悠輔内野手(23)や若手投手陣の話題になった。特に大山は開幕から打撃不振に苦しんでいるが、エールを送った。オリックスでは左腕の田嶋大樹投手(21)に注目した。ルーキーながら、早くも｢５勝｣を挙げている。先発左腕は球界全体を見ても、貴重な存在だ。侍ジャパン・稲葉篤紀監督は、金本知憲監督を“熱烈取材”。才木浩人投手(19)、小野泰己投手(24)、Ｄ２位の高橋遥人投手(22＝亜細亜大學)といった伸び盛りの 3投手に興味津々だった。苦境の虎を救うのは、東京五輪の星たちや！！その存在だけで空気が引き締まる。ビシッと着こなした｢侍ジャパン｣オフィシャルスーツに、日の丸をあしらった胸元のピンバッチがキラリ。瞳の奥も、鋭く光っていた。稲葉監督だ。世界をにらむ将が、虎で何より知りたかったのは“あの３人”のことだった。雨で試合は中止となり練習も室内だけ。それでも打撃ケージ裏で虎将と熱心に意見交換した。話題の中心は若虎、しかも投手。気になるのだから仕方がない。続々と登場してくる虎の新星が、まぶしかった。虎は現在｢セ４位｣、交流戦も14年目でワーストペースの｢１勝６敗｣発進だ。梅雨入り前から打線は湿り、踏ん張る投手を見殺しにする展開が続く。そんななかで希望の光が、この 3人だった。この日、才木は雨空を何度もうらめしそうに眺めた。雨天中止によって、 7日の先発予定は流れたが、 9、10日のロッテ戦(甲子園)では小野、高橋遥が続けて先発する予定。才木も次週以降、チャンスは何度も来る。金本監督も、稲葉監督との会話についてニンマリ。大きく育ってもらう。虎をもっと上へと連れていってもらうために。

●阪神は 6日、オリックス戦(甲子園)の雨天中止を受けて、先発ローテを再編した。この日、先発予定だった秋山拓巳投手(27)が 7日にスライド登板する。秋山は雨天中止が決まると、ブルペンに入って再調整。表情を引き締めた。今季はこれまで 9試合に先発して、｢防御率２．１８｣も｢４勝５敗｣と負けが先行している。きょうの登板に向けて力を込めた。

●植田海内野手(22)は 6日、雨天中止となったオリックス戦(甲子園)の試合前練習で汗を流した。前日 5日には勝負どころでセーフティースクイズを失敗して、金本知憲監督からカミナリも。最近 3試合で安打のない若虎は、思うようにいかない苦しさを明かしつつ、巻き返しを誓った。梅雨入りでジメジメした空気も悔しい思いも、チームに漂う停滞感も吹き飛ばしてみせる。前日、金本監督から“叱責”された植田が試練を乗り越えることを誓った。この日も復調に向けて、フリー打撃やノック、前日失敗したバントの練習で汗を流した。昨季の13試合出場から今季はすでに40試合に出場。叱られるのは期待の裏返しだ。心は折れていない。“水入り”を境に、また攻撃陣の先頭を走っていく。

●阪神は 6日、阪神オリックス 2回戦が雨天中止となったため、来場者プレゼントを予定していた｢虎ドレッド｣を 7月 4日中日戦(甲子園)に順延して配布すると発表した。

●サンテレビは 6日、29日のヤクルト戦(神宮)の中継で、田淵幸一氏(71)と掛布雅之氏(63)が地上波では史上初となるダブル解説を務めると発表した。

記事をまとめてみました。

　＜阪神－オリックス＝雨天中止＞◇ 2回戦◇阪神 0勝 1敗 0分◇ 6日◇阪神甲子園球場

　金本知憲監督が 6日、今季 6度目となる雨天中止(対オリックス 2回戦)に｢やってもよかったし｣と話した。

　今季の試合中止が多いことについて｢できるだけ(試合を)流したくないですけどね｣と語った。今季チームは、中止直後の試合で｢５勝０敗｣と好成績を残しており、金本監督は｢そうなりゃいいけどね｣と力を込めた。

　この日は、視察に訪れた侍ジャパンの稲葉篤紀監督と、室内練習場で会話するシーンも見られた。

　金本知憲監督(左)と笑顔を見せて練習を見守る日本代表稲葉篤紀監督＝阪神甲子園球場室内練習場

　侍ジャパンの稲葉篤紀監督が 6日に甲子園球場を訪れ、阪神、オリックスの両指揮官と会談した。試合は雨のため中止になり、室内練習場で練習を視察。阪神金本監督とは今年 3月に代表に呼んだ大山や若手投手陣の話題になった。特に大山は開幕から打撃不振に苦しんでいるが、｢まだまだ彼も若いので。去年やれたとはいえ、まだ 1年しかやれていない。これからいろんな壁にぶつかりながら、成長してくれると思う。今後も続けて、見ていきたい｣とエールを送った。

　オリックスでは左腕の田嶋に注目した。ルーキーながら、早くも｢５勝｣を挙げている。先発左腕は球界全体を見ても、貴重な存在だ。｢非常に球の出所が見づらい。ソフトバンクの和田投手に似た投げ方で。強い球を投げているし、コントロールもいい。これからオリンピックに向けて、非常に期待したいピッチャーだ｣と話した。

　才木浩人投手は高卒 2年目で初勝利＝阪神甲子園球場

　若虎はまぶしいッ！　阪神は 6日、オリックス戦が雨天中止となり、甲子園の室内で練習した。視察に訪れた侍ジャパン・稲葉篤紀監督は、金本知憲監督を“熱烈取材”。才木浩人、小野泰己、Ｄ２位の高橋遥人といった伸び盛りの 3投手に興味津々だった。苦境の虎を救うのは、東京五輪の星たちや！！

　その存在だけで空気が引き締まる。ビシッと着こなした｢侍ジャパン｣オフィシャルスーツに、日の丸をあしらった胸元のピンバッチがキラリ。瞳の奥も、鋭く光っていた。稲葉監督だ。世界をにらむ将が、虎で何より知りたかったのは“あの３人”のことだった。

　小野泰己投手は昨季を上回るペースだ＝阪神甲子園球場

　｢阪神も若い投手が、いい投手がドンドン出てきているので、そういう話もさせていただきました。(具体的には)才木、小野、高橋遥ですね。気になりますので、金本監督とお話をさせていただきました｣

　雨で試合は中止となり練習も室内だけ。それでも打撃ケージ裏で虎将と熱心に意見交換した。話題の中心は若虎、しかも投手。気になるのだから仕方がない。続々と登場してくる虎の新星が、まぶしかった。

　高橋遥人投手も鮮烈デビューが記憶に新しい＝阪神甲子園球場

　虎は現在｢セ４位｣、交流戦も14年目でワーストペースの｢１勝６敗｣発進だ。梅雨入り前から打線は湿り、踏ん張る投手を見殺しにする展開が続く。そんななかで希望の光が、この 3人だった。

　高卒 2年目の才木は 5月27日の巨人戦(甲子園)でプロ初勝利(１勝１敗)。 2年目の小野は昨季の｢２勝７敗｣を早くも上回り｢３勝(２敗)｣。Ｄ 2位ルーキーの高橋遥に至っては、 4月11日のプロ初登板初先発での初勝利からすでに｢２勝(２敗)｣。肩周りの筋力不足を指摘され、登板間隔を開けながらではあるものの、白星を重ねている。

　キャッチボールする高橋遥人投手＝阪神甲子園新室内練習場

　 3人に共通するのは｢直球｣の強さだ。前日までにも多くの球団を視察した稲葉監督は、選考ポイントを改めて｢外国人相手では強い球が必要かなと思っています｣と言い切る。才木、小野、高橋遥らが一番の武器をさらに磨くことができれば｢２０２０　ＴＯＫＹＯ｣のマウンドを託されるのも夢物語ではない。

　大山悠輔内野手と握手を交わす日本代表・稲葉篤紀監督＝阪神甲子園新室内練習場

　今秋11月 9－15日には 6試合、侍ジャパンが戦う｢２０１８日米野球｣(東京ドーム、マツダ、ナゴヤドーム)が組まれている。そこへ食い込み羽ばたくためにも、もっと虎を勝たせる。メッセンジャー、秋山らの確固たる柱に加え、 3人が頼もしく一本立ちすれば、今は打線の苦境にあえぐ虎も、もっと勝ちきれるはず。この日、才木は雨空を何度もうらめしそうに眺めた。雨天中止によって、 7日の先発予定は流れたが、 9、10日のロッテ戦(甲子園)では小野、高橋遥が続けて先発する予定。才木も次週以降、チャンスは何度も来る。

　稲葉篤紀監督(右)は金本知憲監督(左)と話す。阪神の若手投手はいいですね！＝阪神甲子園球場室内練習場

　金本監督も、稲葉監督との会話について｢ピッチャーは、楽しみなピッチャーがいっぱいいますよ、と(話した)｣とニンマリ。大きく育ってもらう。虎をもっと上へと連れていってもらうために。

★石崎剛投手＆大山悠輔内野手も参加

　2017年から野球日本代表の指揮を執る稲葉監督は、野球が復活する｢２０２０年東京五輪｣を視野に入れて、各球団の若手を積極的に登用している。阪神からは昨秋の｢アジア・チャンピオンシップ｣に石崎が参加。今春の豪州との強化試合には、石崎に加えて大山も参加した。

　秋山拓巳投手は 7日にスライド登板。甲子園の室内で調整した＝阪神甲子園球場室内練習場

　阪神は 6日、オリックス戦(甲子園)の雨天中止を受けて、先発ローテを再編した。この日、先発予定だった秋山拓巳投手が 7日にスライド登板する。

　秋山は雨天中止が決まると、ブルペンに入って再調整。｢(今季は)雨天中止が多いですけど、自分(の先発予定の試合)は初めてなので、ピッチングに入って調整しました｣と表情を引き締めた。今季はこれまで 9試合に先発して、｢防御率２．１８｣も｢４勝５敗｣と負けが先行している。きょうの登板に向けて｢(（コンディションは)大丈夫です｣と力を込めた。

　また、秋山のスライド登板に伴い、 7日に先発する見込みだった才木浩人投手は登板を 1回、飛ばすことになった。

　植田海内野手(左)は北條史也内野手(右)とバント練習。次はしっかりと決めてみせます＝阪神甲子園球場室内練習場

　苦しい！　でも乗り越えてみせる！！　植田海内野手は 6日、雨天中止となったオリックス戦(甲子園)の試合前練習で汗を流した。前日 5日には勝負どころでセーフティースクイズを失敗して、金本知憲監督からカミナリも。最近 3試合で安打のない若虎は、思うようにいかない苦しさを明かしつつ、巻き返しを誓った。

　梅雨入りでジメジメした空気も悔しい思いも、チームに漂う停滞感も吹き飛ばしてみせる。前日、金本監督から“叱責”された植田が試練を乗り越えることを誓った。

　｢(出場機会が増えて)うれしさは感じられないですね。苦しさの方が多いですが、試合に出させてもらっている以上、しっかりやりたい｣

　バントの練習をする北條史也内野手＝阪神甲子園球場室内練習場

　雨天中止が決まり、報道陣でごった返すクラブハウスへの通路で、吹っ切れたようにハキハキと言葉を紡いだ。

　前夜は 1点を追う 5回一死 1、 3塁でセーフティースクイズしたが、ファウル。ヒッティングに切り替えるも、空振り三振に終わり、将から｢普段、何やってるんかというふうになりますよね。ああいうタイプですから、打力を期待して出しているわけじゃないし｣と厳しく指摘された。

　バントの練習をする北條史也内野手(中央)と平野恵一コーチ(右)＝阪神甲子園新室内練習場

　 3日の西武戦(メットライフ)では失策に加えヒットエンドランを試みるも併殺に倒れて“懲罰交代”も…。 3試合連続無安打とバットも湿りがちだ。この日も復調に向けて、フリー打撃やノック、前日失敗したバントの練習で汗を流した。

　とはいえ、開幕から貧打に苦しむチームにあって、打線に活力を注いだのは植田だった。 4月29日の広島戦(マツダ)で｢２番・遊撃｣で今季初スタメン。出塁すれば自慢の俊足で盗塁を量産し、得点に結びつけた。 5月20日の中日戦(ナゴヤドーム)からは｢１番・遊撃｣に定着。ここまでチームトップの｢１１盗塁｣を積み重ねて、足でカバーしてきた。