●試合前のファーストピッチセレモニーに女優の桜庭ななみ(25)が登場した。映画「焼肉ドラゴン」(鄭義信監督)のPRを兼ね、赤いTシャツで登場。自身 4度目の“始球式”で意気込んでいたが、ノーバウンドとはいかなかった。阪神は 3回一死満塁、福留孝介外野手(41)の犠飛で先制した。オリックスは 3回に金子千尋投手(34)がバントを失敗するなど序盤は走者を進められない。オリックスは 6回に吉田正尚外野手(24)の「適時3塁打」で同点に追いついた。その裏、阪神は鳥谷敬内野手(36)が右中間に「適時2塁打」を放ち、勝ち越した。阪神は 7回 1失点の秋山拓巳投手(27)から桑原謙太朗投手(32)、ラファエル・ドリス投手(30)とつなぎ連敗を「2」で止めた。秋山は「5勝」目。金本知憲監督(50)の選手起用が的中した。今季初めて鳥谷を「3塁」でスタメンで使った。好守を見せ、決勝打を放つなど、指揮官の期待に応えた。今季初めて「1番」に置いた糸原健斗内野手(25)も 2安打を放ち、リードオフマンの役割を果たした。打撃に安定感のある糸原に、ポイントゲッターとしての役割も期待していた。ロースコアの接戦を制し、連敗を「2」で止めた。関西ダービーを「1勝1敗」の五分とした。
●鳥谷敬内野手が今季初の「3塁」で輝いた。 1- 1に追いつかれた直後の 6回二死 1塁で、金子千尋投手のチェンジアップを拾って右中間へ。まさに不死鳥や!鳥谷敬内野手が 6回、右中間へ「決勝2塁打」を放ち、オリックスとの接戦にケリをつけた。 1塁から糸井が一気に生還し、勝ち越しに成功した。今季初のお立ち台では大歓声を浴びた。昨季「ゴールデングラブ(GG)賞」を獲得した 3塁守備でも見せた。 4回一死 1塁でクリス・マレーロ外野手(29)の痛烈な 3塁線への打球を横っ跳びで捕球。素早く 2塁に転送し、 3- 2- 1の併殺を完成させた。ピンチも救った。輝きを取り戻したベテランの活躍で、連敗も「2」でストップ。交流戦では甲子園初勝利で、「リーグ2位」に再浮上や!黄色く染まったスタンドから「鳥谷」コールが鳴り止まない。まさに不死鳥-。苦難を乗り越え、今季初めてお立ち台に立ったベテランの姿に、涙するファンもいた。遊撃手として「4度GG賞」を獲得した鳥谷は昨季初めて 3塁に本格転向。いきなり「GG賞」を受賞するなど高い守備力を発揮した。今季は若手の大山悠輔内野手(23)を 3塁で使うチーム方針もあり、わずか1年で今度は 2塁に再コンバート。今季は 2塁以外を守っていなかった。鳥谷は最後に金本虎の結束を強調した。「リーグ2位」に再浮上。まだ間に合う。ここからだ。13年ぶりの「リーグ優勝」に向け、信頼を築き上げる。
●秋山拓巳投手が 2年連続でオリックス金子に投げ勝った。 6回に吉田正に「適時3塁打」を浴びたが、それ以外は粘りの投球が光った。 7回 1失点の好投で今季「5勝」目。昨年 6月 6日のオリックス戦もエース金子が相手だった。敵地で 8回を 2失点に抑え、打線の援護も受けた。今回は本拠地甲子園で、秋山が投手戦を制した。拳を握ってほえた。感情をむきだしにして正念場をねじ伏せた。秋山が粘投でオリックスのエース金子に投げ勝ち、今季「5勝」目を手に入れた。追いつかれても、追い越させない-。なおも一死 3塁で「4番」マレーロ。タイムを取った梅野隆太郎捕手(26)から声を掛けられた。フルカウントからの 6球目。 143キロ直球で 1邪飛に仕留めた。続く小谷野も 2ゴロ。意地の投球で中軸を封じた。 7回を 7安打 1失点。敢えて投げさせた 7回を三者凡退で締めた右腕に、金本監督もうなずいた。チームトップの「12勝」を挙げた昨季。坂本誠志郎捕手(24)と組んだ10試合では「5勝2敗、勝率0.714」だったが、梅野とは15試合で「7勝5敗。勝率0.584」にとどまった。しかし、今季はひと味違っている。昨季に比べ直球の手応えに苦しむ中で、カーブやフォークは良化。持ち球が、いつも梅野と組んでいるメッセンジャーに少し寄った。梅野も納得顔。昨年 6月 6日も金子と投げ合い、 8回 2失点。 9失点で 6回途中に降板した相手エースに投げ勝ち、今回は白熱した投手戦を制した。チームの連敗を「2」で止め、「交流戦2勝目」を呼び込んだ。エースの風格を漂わせる右腕が、虎を上昇気流に乗せていく。
記事をまとめてみました。
(時間は、公式ホームページの終了時間に合わせておりますので、実際の終了時間とは誤差が出ております)
<日本生命セ・パ交流戦:阪神 2- 1オリックス>◇ 2回戦◇阪神 1勝 1敗 0分◇ 7日◇阪神甲子園球場
試合前のファーストピッチセレモニーに女優の桜庭ななみが登場した。
映画「焼肉ドラゴン」(鄭義信監督)のPRを兼ね、赤いTシャツで登場。自身 4度目の“始球式”で「届かせたいと思っていました」と意気込んでいたが、ノーバウンドとはいかなかった。「ドキドキでした。初めての甲子園だったので、テレビで見ているのと同じだ、と思った。緊張しました。心臓が躍っているのが聞こえてきます」と振り返った。
映画「焼肉ドラゴン」のPRでファーストピッチを行った桜庭ななみさん=阪神甲子園球場
阪神は 3回一死満塁、福留の犠飛で先制した。オリックスは 3回に金子がバントを失敗するなど序盤は走者を進められない。
オリックスは 6回に吉田正の「適時3塁打」で同点に追いついた。その裏、阪神は鳥谷が右中間に「適時2塁打」を放ち、勝ち越した。
阪神は 7回 1失点の秋山から桑原、ドリスとつなぎ連敗を「2」で止めた。秋山は「5勝」目。オリックス金子は 6回 2失点で「5敗」目。
「5勝」目を挙げた秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
金本知憲監督の選手起用が的中した。今季初めて鳥谷を「3塁」でスタメンで使った。好守を見せ、決勝打を放つなど、指揮官の期待に応えた。「去年も経験しているし、(相手が)右投手ということで、ベテランの力を借りようかというのもあった。トリも調子を上げてほしいので、 4打席立ってほしいというのもあった。いい仕事をしてくれた」とたたえた。
オリックスに勝利し、秋山拓巳投手(手前左)らナインと笑顔でハイタッチする金本知憲監督=阪神甲子園球場
今季初めて「1番」に置いた糸原も 2安打を放ち、リードオフマンの役割を果たした。指揮官は起用の理由をこう説明した。「植田海が調子を落としているんで。梅野が最近良くなってきて、投手で送って 1番という所で、悩んだ所もあった。多少いじりました」。打撃に安定感のある糸原に、ポイントゲッターとしての役割も期待していた。
ロースコアの接戦を制し、連敗を「2」で止めた。関西ダービーを「1勝1敗」の五分として、「同じ関西ということで、リーグは違うが、負けられないというのはありますね」と語った。
鳥谷敬内野手が今季初の「3塁」で輝いた。
1- 1に追いつかれた直後の 6回二死 1塁で、金子千尋のチェンジアップを拾って右中間へ。 1塁から糸井が一気に生還し、勝ち越しに成功した。今季初のお立ち台では大歓声を浴びた。
「(試合に)出られないときも打席に立ったときにすごい歓声をいただいていたので、本当に感謝しています。(お立ち台は)久しぶりすぎて何だかよく分からないけど、これからも 1回でも多く立てるように頑張りたい。 1打席目のチャンスで走者をかえせなかった。打球がいいところに飛んでくれて、糸井もしっかり走ってくれました」
昨季「ゴールデングラブ(GG)賞」を獲得した 3塁守備でも見せた。 4回一死 1塁でマレーロの痛烈な 3塁線への打球を横っ跳びで捕球。素早く 2塁に転送し、 3- 2- 1の併殺を完成させた。
オリックスに勝利し、お立ち台でポーズを決める秋山拓巳投手(左)と鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
「昨年 1年間守ったポジションだったので守りやすさはあったけど、チーム事情もあって、その意味ではもっともっと試合に出られるように頑張っていきたい。自分のところに飛んできたボールは全部アウトにしてやろうという気持ちでいた。ゲッツーになってよかった」
遊撃手として「4度GG賞」を獲得した鳥谷は昨季初めて 3塁に本格転向。いきなり「GG賞」を受賞するなど高い守備力を発揮した。今季は若手の大山を 3塁で使うチーム方針もあり、わずか1年で今度は 2塁に再コンバート。今季は 2塁以外を守っていなかった。
「なかなか交流戦は勝てていないので、ここからどんどん連勝して、チームとして頑張っていきたい」とインタビューを締めた。
7回、金子千尋投手(手前)から「勝ち越し2塁打」を放った鳥谷敬内野手。攻守で大活躍だ=阪神甲子園球場
まさに不死鳥や! 鳥谷敬内野手が 6回、右中間へ「決勝2塁打」を放ち、オリックスとの接戦にケリをつけた。今季初めてスタメン出場した 3塁の守備でも、横っ飛びでピンチも救った。輝きを取り戻したベテランの活躍で、連敗も「2」でストップ。交流戦では甲子園初勝利で、「リーグ2位」に再浮上や!
黄色く染まったスタンドから「鳥谷」コールが鳴り止まない。まさに不死鳥-。苦難を乗り越え、今季初めてお立ち台に立ったベテランの姿に、涙するファンもいた。
「出られないときも、打席に立ったときにすごい声援をいただいていたので。本当に感謝しています」
4回、クリス・マレーロ外野手の打球を横っ飛びで好捕した鳥谷敬内野手。今季初の 3塁スタメンで魅せた=阪神甲子園球場
虎党の心を焦がしたのは、 1- 1と試合を振り出しに戻された直後の 6回二死 1塁だった。昨年の対戦で「3ラン」を放った金子から、徹底した外角攻めにされた。 2回一死 3塁の先制機も遊ゴロに打ち取られ、 4回も 2ゴロ。同じ配球でやられないのが、ベテラン。カウント 1- 1から外角チェンジアップを拾い、右中間に運んだ。糸井が 1塁から生還。接戦に終止符を打った。
スタメン出場は 2試合ぶりも 3塁では今季初。その守備でも 4回一死 1塁で、マレーロの 3塁線を襲う痛烈なゴロにダイブ。 5- 4- 3の併殺を完成させ、ピンチを救ってみせた。
「( 3塁は)昨年 1年間守ったポジションだったので。守りやすさというのはありましたけれど、チーム事情もあっていろいろあったので。そういう意味では、もっともっと試合に出られるように頑張っていきたい」
鳥谷は「いろいろあった」と殊勝に振り返るが、すべてにおいて、悔しさが先行したはずだ。
6回、「適時2塁打」を放った鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
昨季は遊撃から 3塁にまわって「ゴールデングラブ賞」を獲得するも、今度は大山の 2年目にかける金本監督から 2塁にまわるよう指示された。その 2塁も糸原らとの併用で、代打稼業も慣れず…。「歴代2位」の連続試合出場記録も「1939」で終止符。 1日の西武戦(メットライフ)からシートノックで 3塁に入り、「打率0.214」と低迷する大山の“代役”を狙うしかなかった。
「出られるところを探すしかない。いろんなポジションを練習して…」
鳥谷の 3塁起用について金本監督は「まだまだ(固定しない)。本調子だったら、もちろんいく。いいもんを使うんですから、僕は」と、ジョーカー的な存在と強調した。今季52試合目、主砲ロサリオも不振で 2軍落ちし、 1軍復帰の見通しすら立っていない。球団フロントも新たな外国人獲得に向けて、調査も開始。どうにも波に乗りきれない中で、時計の針を戻さざるを得なかったのも事実だろう。
ヒーローインタビュー後、記念撮影に応じる秋山拓巳投手と鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
「ここからどんどん連勝して、チームとして、頑張っていきたい」 鳥谷は最後に金本虎の結束を強調した。「リーグ2位」に再浮上。まだ間に合う。ここからだ。13年ぶりの「リーグ優勝」に向け、信頼を築き上げる。
★鳥谷敬内野手の昨年交流戦での金子千尋投手から「3ラン」VTR
2017年 6月 6日のオリックス戦(京セラ)の 3回二死 1、 2塁。金子の内角への 142キロ速球を振り抜いた。高々と舞った打球は、そのまま右翼席最前席に入る「2号3ラン」。この回に上本、高山、原口が適時打を放ち、一挙 6点の猛攻。逆転に成功し、11- 4で快勝した。
6回に勝ち越し打を放ちファンの歓声に応える鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
鳥谷敬内野手が今季初めて 3塁でスタメン出場した一戦で、攻守で活躍。今季初めて、甲子園でのお立ち台に上がった。鳥谷のヒーローインタビューの主なやりとりは以下の通り。
-ヒーローインタビューに出てくる前から、スタンドから鳥谷コールが起きていた
鳥谷 出られないときにも、打席に立ったときにやっぱりすごい大きな声援をいただいてたので、ほんとに感謝してます。
-今年初めてのお立ち台
鳥谷 久しぶりすぎて何だかよく分からないですけど、これからも、 1回でも多く立てるように頑張っていきたいと思います。
お立ち台でヒーローインタビューを受ける鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
-サードでのスタメン出場はCS以来
鳥谷 去年 1年間守ったポジションだったので、守りやすさっていうのはありましたけど、チーム事情もあっていろいろあったので、その意味ではもっともっと試合に出られるように、頑張っていきたいと思います。
-( 4回に 3塁守備で)マレーロ併殺
鳥谷 自分のところに飛んできたボールは、全部アウトにしてやろうという気持ちでいたので、そういう意味ではゲッツーになってよかったと思います。
2018年 6月 7日 お立ち台でポーズを取る秋山拓巳投手と鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
-同点直後決勝タイムリー
鳥谷 1打席目にチャンスでランナーをかえせなかったので、なんとかつないでいこうというのが、打球がいいところ飛んでくれたので、糸井もしっかり走ってくれて、決勝点になってよかったと思います。
-代打での出場が続く中、鳥谷さんが出場するとその日一番の歓声。どんなふうに聞こえていた
鳥谷 ほんとにありがたいというか、なかなか結果が出ない中で打席に立ったときにこの声援というのはすごい力になったので、ほんとに感謝しています。
-連続試合出場が途切れてからも歓声はずっと続いていた
鳥谷 個人的な記録なので、ここでどうというのはないんですけど、やっぱりファンの声援というのは本当にありがたく思っています。
7回、選手交代を告げる金本知憲監督=阪神甲子園球場
阪神はオリックスとの接戦を制し、連敗を「2」で止めた。先発した秋山拓巳投手が 7回 7安打 1失点の好投で「5勝目(5敗)」。「6番・3塁」で先発出場した鳥谷敬内野手が同点の 6回に「適時2塁打」を放ち、これが決勝点になった。金本監督の試合後、鳥谷をたたえた。
--接戦だった
「欲を言えばもう 1、 2点あれば、楽に勝てた試合だった。まあ投手陣がよく頑張ってくれた」
--秋山について
「あんまりいい日ではなかった。でも調子が悪い中、よく粘って投げてくれた。 7回はギアチェンジして、よくビシッと抑えて終わってくれた」
--打線を入れ替えた
「ちょっと植田が調子落としている。その中で梅野が調子が上がってきていたので、多少いじりました」
--鳥谷のスタメン起用
「去年も経験しているポジション。右ピッチャーということもあってベテランの力を借りました。トリも調子上げてほしいので、 4打席立たせましたが、よくやってくれた。さすがの働きですね」
阪神先発の秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
--決勝打に
「前の打席ででやられているボールだったと思います。同じ失敗はしないというか、きっちり とらえてくれた。糸井も足が速かったですね」
--ベテランの力も必要
「彼の本調子ではない。調子を上げていってほしい。これをいいきっかけにしてほしい」
--オリックスとの関西ダービー
「特に、ないんですが。同じ関西で、リーグは違いますが、負けられないというのはある」
--次戦に向けて
「もっと打線が活発に打って、走って引っ張っていかないと波に乗っていけない」
好投を続ける秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
秋山拓巳投手が 2年連続でオリックス金子に投げ勝った。 6回に吉田正に「適時3塁打」を浴びたが、それ以外は粘りの投球が光った。
7回 1失点の好投で今季「5勝」目。「先制してもらって、相手もいいピッチャーなので、ロースコアの戦いになると思っていた。そこで何とか粘り強くと思っていたが、 6回に追いつかれて、その裏、すぐに取り返してくれたので、 7回は意地でも抑えてやろうと思った」。
昨年 6月 6日のオリックス戦もエース金子が相手だった。敵地で 8回を 2失点に抑え、打線の援護も受けた。今回は本拠地甲子園で、秋山が投手戦を制した。
今季5勝目をあげキー太とハイタッチを交わす秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
拳を握ってほえた。感情をむきだしにして正念場をねじ伏せた。秋山が粘投でオリックスのエース金子に投げ勝ち、今季「5勝」目を手に入れた。
「やっぱり勝ちたかったので、それが表に出たなと思います」
1点リードの 5回一死 2、 3塁で、山崎勝を遊ゴロに仕留めると、金子は空振り三振。無失点で切り抜けると、ガッツポーズが出た。そして、最大のピンチは 6回。一死 2塁から、吉田正に右中間へ同点 3塁打を許してしまった。
追いつかれても、追い越させない-。なおも一死 3塁で「4番」マレーロ。タイムを取った梅野から「外一辺倒では抑えられないから、インコースは腕を振って。なるべく低めに」と声を掛けられた。フルカウントからの 6球目。 143キロ直球で 1邪飛に仕留めた。続く小谷野も 2ゴロ。意地の投球で中軸を封じた。
走者を出しながらも踏ん張った秋山拓巳投手。表情を出して気迫をみせた=阪神甲子園球場
7回を 7安打 1失点。敢えて投げさせた 7回を三者凡退で締めた右腕に、金本監督も「調子が悪い中で何とか粘って投げてくれて。あと 1イニング、最後の 7回、ギアチェンジをしてくれた」とうなずいた。
チームトップの「12勝」を挙げた昨季。梅野とのバッテリーでは「あまり数字を残せなかった」。坂本と組んだ10試合では「5勝2敗、勝率0.714」だったが、梅野とは15試合で「7勝5敗。勝率0.584」にとどまった。しかし、今季はひと味違っている。
「僕の球種だとかがなんとなくメッセンジャーに近づいた感じ。それで去年よりも(梅野が)配球しやすくなっているのかなと思います」
5回のピンチに、金子千尋投手を空振り三振に仕留めた秋山拓巳投手。意地で失点を阻止した=阪神甲子園球場
昨季に比べ直球の手応えに苦しむ中で、カーブやフォークは良化。持ち球が、いつも梅野と組んでいるメッセンジャーに少し寄った。梅野も「たしかに、リードしやすくなってきている感じはある」と納得顔。昨年 6月 6日も金子と投げ合い、 8回 2失点。 9失点で 6回途中に降板した相手エースに投げ勝ち、今回は白熱した投手戦を制した。
「攻撃でも守備でも助けられました。頼れる偉大な先輩です」とお立ち台で鳥谷に感謝した秋山。チームの連敗を「2」で止め、「交流戦2勝目」を呼び込んだ。エースの風格を漂わせる右腕が、虎を上昇気流に乗せていく。
★ 9回を三者凡退に仕留め、リーグ単独トップの16セーブ目を挙げたラファエル・ドリス投手
「 1週間ぶりぐらいかな。久々だったけれど、問題なかった。ストライク先行で投げられたよ」
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦・交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(06月)
2018年 公式戦 日程と結果(07月)
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