●阪神は11日、天候不良によりロッテ戦(甲子園)が中止。午後 6時に発表されると、糸井嘉男外野手(36)らは猛スピードで球場を後にし、関西空港発の航空機で札幌入りした。札幌ドームは2004年から 9年間、在籍した北海道日本ハムの本拠地。チームも雨天中止の次の試合は「7戦7勝」。北の大地で超人が大暴れする。試合開始を待たずして、雨が聖地をぬらした。予備日にずれ込んだロッテ戦は、またしても天候不良により午後 6時に中止が決定。その約 2時間後、なんと糸井は関西空港に姿をあらわした。次なる舞台は、札幌-。あっという間に機上の人になった。チーム本隊は12日、ゲーム当日移動の予定だったが、糸井とともに福留福留孝介外野手(41)、鳥谷敬内野手(36)のベテランも姿を見せた。片岡篤史ヘッド(48)、金村曉投手コーチ(42)も到着。札幌行きの航空機が新千歳空港に到着したのは、 9時51分。中止決定からわずか 4時間弱、素早い判断で執念の弾丸移動。次なる戦いの舞台に着いていた。糸井にとって札幌は特別な地。野手転向に、リーグ優勝。2004-2012年までの 9年間を北海道日本ハム戦士として過ごし、プロとしての礎を築いた。最後に札幌ドームでプレーしたのは、オリックス時代の2016年 9月15日。「1番・右翼」として出場すると、プレーボール初球をいきなり右翼席へ。キャリア初となる 1試合「3発」を記録した。北の大地に 635日ぶりの“凱旋”となる。この日も金本知憲監督(50)はオーダー表に「4番、右翼・糸井」と書き込んでいた。雨天中止は今季に限れば、間違いなく虎の吉兆。チームは雨天中止の次の試合で「7戦7勝。勝率10割」と文字通り“無敵”の状態だ。チームは借金「2」の「3位」。課題が打線にあることは明白。北海道日本ハムは先発・斎藤佑樹投手(30)。甲子園優勝投手を糸井を中心とした打線で攻略していく。ここ 5試合は「打率0.375」と絶好調。愛してやまない北の大地にチームよりも一足早く入った超人。暴れる準備はできている。
●小野泰己投手(24)の登板が、またも雨で流れた。小野は当初、 9日ロッテ戦(甲子園)に先発予定だったが、 8日の同カードが雨天中止となり岩貞祐太投手(26)が 9日にスライド先発。小野は11日に回った。しかし、この日も試合開始直前に雨が強まり、午後 6時に中止が発表された。11日のロッテ戦(甲子園)の雨天中止を受けて、先発ローテを微調整。先発予定だった小野泰己投手が13日の北海道日本ハム第 2戦(札幌ドーム)にまわる。怒とうの「9連戦」の予定も「6連戦」になり、リリーフ陣にとっても恵みの雨になった。香田投手コーチは困り顔だったが、すぐに再び虎を上昇させるべく手を打った。この日先発予定だった小野は、13日に回る見込み。先発予定の試合が雨天中止になるのは10日に引き続き 2戦連続も気合を入れ直していた。当初は13日に才木浩人投手(19)が先発する公算が大きかった。しかし才木の登録にあたり中継ぎ陣を 1人抹消する必要があるため、小野が13日に。才木は17日の楽天第 3戦に回る見込みだ。週初めにランディ・メッセンジャー投手(36)、小野が投げることで、秋山拓巳投手(27)をリーグ戦再開初戦の22日の広島戦(甲子園)にぶつけることもできる。恵みの雨を味方に、交流戦にスパートをかけていく。再編した必勝ローテで、パの強打者たちをねじ伏せる。
●阪神が、 5月に国内FA権を取得した西武浅村栄斗内野手(27)と、 8月にも取得する広島丸佳浩外野手(29)が今オフに権利を行使した場合に備えて調査を行っていくことが11日、分かった。野手補強に積極参戦する可能性もあり、準備を重ねる。
記事をまとめてみました。
<日本生命セ・パ交流戦:阪神-ロッテ=雨天中止>◇11日◇阪神甲子園球場
弾丸札幌入り!! 阪神は11日、天候不良によりロッテ戦(甲子園)が中止。午後 6時に発表されると、糸井嘉男外野手らは猛スピードで球場を後にし、関西空港発の航空機で札幌入りした。札幌ドームは2004年から 9年間、在籍した北海道日本ハムの本拠地。チームも雨天中止の次の試合は「7戦7勝」。北の大地で超人が大暴れする。
試合開始を待たずして、雨が聖地をぬらした。予備日にずれ込んだロッテ戦は、またしても天候不良により午後 6時に中止が決定。その約 2時間後、なんと糸井は関西空港に姿をあらわした。次なる舞台は、札幌-。あっという間に機上の人になった。
14:330甲子園室内で練習=阪神甲子園球場室内練習場
「急いでいるから」
猛然と球場を後にした。報道陣に「(今)何時?」と確認するほどの急ぎようで、大股で階段を駆け上がっていった。 8日に同戦の中止が決定したときには「『9』!? まじで!?」と仰天していた「9連戦」を免れた。恵みの雨を最大活用した。
チーム本隊は12日、ゲーム当日移動の予定だったが、糸井とともに福留、鳥谷のベテランも姿を見せた。片岡ヘッド、金村投手コーチも到着。札幌行きの航空機が新千歳空港に到着したのは、 9時51分。中止決定からわずか 4時間弱、素早い判断で執念の弾丸移動。次なる戦いの舞台に着いていた。
18:00ロッテ戦中止発表=阪神甲子園球場
前日移動の効果は計り知れない。糸井、福留、鳥谷は前日入りすることで、休息が取れた。睡眠をしっかり確保することができ、リフレッシュもできた。最遠隔地への当日移動はチームでもおそらく前例がない事態。ベテラン 3人が午前中の飛行機に乗り、大阪から札幌まで約 1500キロの空路当日移動してゲームの強行軍を回避できたのは、大きなメリットだ。
いうまでもなく、糸井にとって札幌は特別な地。野手転向に、リーグ優勝。2004-2012年までの 9年間を北海道日本ハム戦士として過ごし、プロとしての礎を築いた。最後に札幌ドームでプレーしたのは、オリックス時代の2016年 9月15日。「1番・右翼」として出場すると、プレーボール初球をいきなり右翼席へ。「13号」となる先頭打者アーチを古巣にお見舞いすると、さらに右へ左へ「14号、15号」。キャリア初となる 1試合「3発」を記録した。北の大地に 635日ぶりの“凱旋”となる。
20:20関西空港出発
この日も金本監督はオーダー表に「4番、右翼・糸井」と書き込んでいた。「4番」起用は 7試合連続。前日10日のロッテ戦でも 1回に「2点左前打」で、チームに先制点をもたらした。主砲としての立場を「4番目や、4番目」と笑うが、「打率0.306、9本塁打、33打点」は堂々の「チーム3冠」だ。大砲として期待されたロサリオが 2軍に降格している中、孤軍奮闘の働きをみせている。
雨天中止は今季に限れば、間違いなく虎の吉兆。チームは雨天中止の次の試合で「7戦7勝。勝率10割」と文字通り“無敵”の状態だ。
21:51北海道入り
チームは借金「2」の「3位」。課題が打線にあることは明白。北海道日本ハムは先発・斎藤佑。甲子園優勝投手を糸井を中心とした打線で攻略していく。
ここ 5試合は「打率0.375」と絶好調。愛してやまない北の大地にチームよりも一足早く入った超人。暴れる準備はできている。
◇データBOX◇
◎…糸井は北海道日本ハム戦には「通算362打数122安打、打率0.337」と相性がいい。札幌ドームでは「通算995打数292安打、打率・294」。
ロッテ戦が雨天中止となりベンチを引き揚げた小野泰己投手=阪神甲子園球場
小野泰己投手の登板が、またも雨で流れた。
小野は当初、 9日ロッテ戦(甲子園)に先発予定だったが、 8日の同カードが雨天中止となり岩貞が 9日にスライド先発。小野は11日に回った。
しかし、この日も試合開始直前に雨が強まり、午後 6時に中止が発表された。「( 2度も登板が流れたのは)初めて。仕方ないです。次に投げるところでしっかり投げられるように準備したいです」と次戦を見据えた。
試合開始直前で中止が決定。ベンチに座る阪神先発予定だった小野泰己投手=阪神甲子園球場
必勝ローテ再編!! 阪神は11日のロッテ戦(甲子園)の雨天中止を受けて、先発ローテを微調整。先発予定だった小野泰己投手が13日の北海道日本ハム第 2戦(札幌ドーム)にまわる。怒とうの「9連戦」の予定も「6連戦」になり、リリーフ陣にとっても恵みの雨になった。
雨上がりの不敗神話を継続する。午後 6時、今季 8度目の雨天中止が決定。阪神は12日から始まる北海道日本ハム戦(札幌ドーム)、15日からの楽天戦(楽天生命パーク)の「6連戦」の先発ローテーションを再編した。
香田投手コーチは「困りますね…。組み直します。優先順位をいろいろ考えながら決めていきたい」と困り顔だったが、すぐに再び虎を上昇させるべく手を打った。
この日先発予定だった小野は、13日に回る見込み。先発予定の試合が雨天中止になるのは10日に引き続き 2戦連続も「しっかり次の対戦相手に向けて心も体も準備していきたい」と気合を入れ直していた。
試合開始直前で中止となった甲子園。ベンチの端から空を見上げる金本知憲監督=阪神甲子園球場
当初は13日に才木が先発する公算が大きかった。しかし才木の登録にあたり中継ぎ陣を 1人抹消する必要があるため、小野が13日に。才木は17日の楽天第 3戦に回る見込みだ。これによってブルペンを 8人確保したまま、北海道日本ハムとの 3連戦を戦うことができる。週初めにメッセンジャー、小野が投げることで、秋山をリーグ戦再開初戦の22日の広島戦(甲子園)にぶつけることもできる。
恵みの雨を味方に、交流戦にスパートをかけていく。再編した必勝ローテで、パの強打者たちをねじ伏せる。
左から西武浅村栄斗内野手と広島丸佳浩外野手
阪神が、 5月に国内FA権を取得した西武浅村栄斗内野手と、 8月にも取得する広島丸佳浩外野手が今オフに権利を行使した場合に備えて調査を行っていくことが11日、分かった。
金本阪神は野手のFA補強には慎重だった。だが、育成が進んでいないのが現状。野手補強に積極参戦する可能性もあり、準備を重ねる。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦・交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(06月)
2018年 公式戦 日程と結果(07月)