●阪神-ロッテ 3回戦の観客が、阪神の甲子園での主催試合としては2005年の実数発表後では最少となる 2万4127人だった。この日は雨天中止による振り替え開催だったことや、雨が降ったりやんだりの悪天候、前日18日に大阪北部を襲った地震の影響、サッカーW杯の日本代表が初戦を戦うことなどの条件が重なった。スタンドの空席が目立つ、甲子園には珍しい光景だった。ロッテは 1回、中村奨吾内野手(26)、角中勝也外野手(31)の連続適時打で 2点を先制した。 2回も荻野貴司外野手(32)の左前適時打で加点し、阪神先発ランディー・メッセンジャー投手(36)を攻めた。阪神は 4回、高山俊外野手(25)の右前適時打で 1点を返し、反撃した。ロッテ先発石川歩投手(30)は 5回 1失点の好投で降板。試合を優位に進めた。ロッテは石川がハーラートップタイの「8勝」目をマーク。交流戦を「3連勝」で終えた。内竜也投手(32)が「15セーブ」目。阪神は打線がつながらず、連敗した。メッセンジャーが「4敗」目。阪神は難攻不落のロッテ先発石川を崩せなかった。 1回無死 1塁の好機で植田海内野手(22)がバントで送れず、チャンスを築けない。 3点を追う 3回には無死 1、 3塁の好機をつくったが後続がつながらなかった。 4回に高山の右前適時打で 1点をかえすのが精いっぱい。この日は 5度、イニングの先頭打者が出塁したが、得点につながらなかった。石川は交流戦で勝利数、防御率で「2冠」と好調だ。チームとして 9安打も放った。でも、奪えたのは 4回二死 1、 2塁から高山が右前に運んだ適時打の 1点のみ。 1回先頭・糸原健斗内野手(25)が四球を選んだが続く植田が犠打を失敗し、見逃し三振。 3回も先頭・高山が 2塁打、梅野隆太郎捕手(27)が 3遊間を破って無死 1、 3塁としたが、そこでもホームが遠かった。 1、 2、 9回以外は「H」ランプを灯せていたのだから、決定力不足といわざるを得ない。12日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)では10得点。翌13日の同戦でも今季最多の16安打を放った打線はどこに…。借金「3」で「リーグ4位」に転落。最後は笑って、次に向かいたい。勝つしかない。
●糸井嘉男外野手(36)はマルチ安打&盗塁と気を吐いた。試合途中から降り続いた強い雨の中、足とバットでチームを鼓舞した。まずは四回一死、先発・石川のシンカーを左前に落とし出塁。二死後、今季14個目となる 2盗を決めると、高山の右前適時打でホームを踏んだ。 6回先頭でも低めの直球を拾い、痛烈な右前打。今季21度目の複数安打を記録した。勝手知ったるパ・リーグとの戦いも、20日のオリックス戦(甲子園)で最後。交流戦期間で絶好調の超人が、打線を引っ張る。
●高山俊外野手が、チーム唯一の得点となる適時打を放った。 3点を追う 4回二死 1、 2塁で打席へ。ロッテ先発石川の投じた外角低め 128キロシンカーに懸命に手を伸ばすと、打球は右中間芝生に弾んだ。 3回には先頭打者として左 2塁打を放ってチャンスメーク。12日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)以来今季 7度目のマルチ安打を記録した。この日の 2安打で、 1割台に低迷していた打率も 2割に乗った。20日オリックス戦でも、高山が存在感を示していく。
●植田は 0- 2の 1回無死 1塁で初球からセーフティーバントを仕掛けたがファウルになり、最後はバントの構えから 5球目を見送って三振に倒れた。 3点を追う 3回は二死 2、 3塁で 1ゴロと凡退したが、失敗を引きずらずに 5回にはきっちり投前犠打を決めた。反省も糧にして成長を目指す。
●ランディー・メッセンジャー投手がロッテ戦に先発し、 7回 8安打 3失点で降板した。「9勝」目はならなかった。メッセンジャーは 1回、一死 2塁から中村に「適時2塁打」を浴び先制点を許すと、なおも 2塁から角中に右中間に「適時2塁打」を浴び 2点目を奪われた。 2回は二死 2塁から荻野に左前適時打を浴び 0- 3。その後は追加点を与えなかった。打線は 4回、二死 1、 2塁から高山が右中間へ適時打を放ち 1点を返した。メッセンジャーは、リーグ戦再開後の巻き返しを誓った。
記事をまとめてみました。
<日本生命セ・パ交流戦:阪神1-3ロッテ>◇ 3回戦◇阪神 1勝 2敗 0分◇19日◇阪神甲子園球場
阪神-ロッテ 3回戦の観客が、阪神の甲子園での主催試合としては2005年の実数発表後では最少となる 2万4127人だった。これまでの最少は、2011年10月20日の横浜戦での 2万4688人。交流戦での最少動員数は、2014年 5月277日ロッテ戦の 2万6441人だった。
この日は雨天中止による振り替え開催だったことや、雨が降ったりやんだりの悪天候、前日18日に大阪北部を襲った地震の影響、サッカーW杯の日本代表が初戦を戦うことなどの条件が重なった。スタンドの空席が目立つ、甲子園には珍しい光景だった。
7回 3失点で降板する先発ランディー・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
ロッテは 1回、中村、角中の連続適時打で 2点を先制した。 2回も荻野の左前適時打で加点し、阪神先発メッセンジャーを攻めた。
阪神は 4回、高山の右前適時打で 1点を返し、反撃した。ロッテ先発石川は 5回 1失点の好投で降板。試合を優位に進めた。
ロッテは石川がハーラートップタイの「8勝」目をマーク。交流戦を「3連勝」で終えた。内が「15セーブ」目。阪神は打線がつながらず、連敗した。メッセンジャーが「4敗」目。
7回裏阪神攻撃終了、守備変更を話し合う金本知憲監督(右)と久慈照嘉コーチ=阪神甲子園球場
阪神は難攻不落のロッテ先発石川を崩せなかった。
1回無死 1塁の好機で植田がバントで送れず、チャンスを築けない。 3点を追う 3回には無死 1、 3塁の好機をつくったが後続がつながらなかった。 4回に高山の右前適時打で 1点をかえすのが精いっぱい。この日は 5度、イニングの先頭打者が出塁したが、得点につながらなかった。石川は交流戦で勝利数、防御率で「2冠」と好調だ。
金本監督は「得点圏でしっかり、走者をかえす打撃を。そんな力まないように。(気負わずに)『楽に』と言ったら、おかしいけど」と振り返った。チームは連敗し、20日オリックス戦の交流戦ラストゲームへ。交流戦最下位こそ楽天との直接対決で勝ち越しているため、まぬがれているが、白星で終わりたいところ。指揮官も「締めくくりたいですね。ルーキーに期待です」と語気を強め、先発する「ドラフト1位新人」の馬場に託した。
ベンチで険しい顔を浮かべる金本知憲監督(左)と片岡篤史ヘッド。快音は出ても、チャンスに打てない=阪神甲子園球場
チャンスでカチカチやん!! 阪神はロッテ相手に9安打を放ちながら、わずか 1得点の拙攻、拙攻…。チャンスに打てない打線に、金本知憲監督(50)は「力まないように」と苦言。20日の交流戦最終オリックス戦(甲子園)は絶対に勝ってな~!!
シトシトと降り続いていた雨は、予報通りに最後はジャジャ降りに。もどかしい。ジメジメと、うっとうしい。今の虎の打線を象徴していた。金本監督の言葉にも“不快指数”がにじんだ。
「( 3点ビハインドも)いけると思ったけどね。ま、いけんかったな。そんなに力まないようにね。楽にといえばおかしいけど、カチカチにならずにね」
チームとして 9安打も放った。でも、奪えたのは 4回二死 1、 2塁から高山が右前に運んだ適時打の 1点のみ。 1回先頭・糸原が四球を選んだが続く植田が犠打を失敗し、見逃し三振。 3回も先頭・高山が 2塁打、梅野が 3遊間を破って無死 1、 3塁としたが、そこでもホームが遠かった。
3回一死 2、 3塁から、糸原健斗内野手は 1ゴロ=阪神甲子園球場
1、 2、 9回以外は「H」ランプを灯せていたのだから、決定力不足といわざるを得ない。12日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)では10得点。翌13日の同戦でも今季最多の16安打を放った打線はどこに…。最近 3試合で 2点、 0点、 1点。逆にロッテ打線はメッセンジャーの低めを捨て、高めを狙うという徹底したベンチワークで 3点をもぎ取っていた。お互い打線に外国人はいない。あまりにも対照的だった。その特効薬は力みをなくすことなのか-。
20日のオリックス戦(甲子園)が交流戦最終戦。 1試合を残して、中日、広島と並んでセ・リーグ最低勝率は確定した。最終戦で負ければ「6勝12敗」。楽天と並ぶが直接対決で勝ち越しているため、交流戦最下位は免れるものの、セ・リーグでは「単独最下位」となる。
22日の広島戦(甲子園)から、またリーグ戦が再開する。開幕から低調だった打線に、快音は出始めた。だが、これを得点につなげなければ勝てない。ここぞのチャンスで力んでは、13年ぶりのリーグ優勝も遠い。
「もちろん、勝って、締めくくりたいですね。ルーキー(先発のD1位・馬場)に期待します」
借金「3」で「リーグ4位」に転落。最後は笑って、次に向かいたい。勝つしかない。
マルチ安打をマークした糸井嘉男外野手。交流戦好調の4番の打棒が頼りだ=阪神甲子園球場
糸井はマルチ安打&盗塁と気を吐いた。試合途中から降り続いた強い雨の中、足とバットでチームを鼓舞した。
「風邪引いてまんねん、風邪」
試合後は、思わずそう漏らしたが、グラウンドではハッスルだ。まずは四回一死、先発・石川のシンカーを左前に落とし出塁。二死後、今季14個目となる 2盗を決めると、高山の右前適時打でホームを踏んだ。 6回先頭でも低めの直球を拾い、痛烈な右前打。今季21度目の複数安打を記録した。
勝手知ったるパ・リーグとの戦いも、20日のオリックス戦(甲子園)で最後。「最後にいい勝ち方で交流戦を締めくくりたい」という問いかけに、小さく「はい」と答えた。交流戦期間で「打率0.333(60打数20安打)」と絶好調の超人が、打線を引っ張る。
3回裏阪神無死、高山俊外野手は左越え 2塁打を放った。投手石川歩=阪神甲子園球場
高山俊外野手が、チーム唯一の得点となる適時打を放った。
3点を追う 4回二死 1、 2塁で打席へ。ロッテ先発石川の投じた外角低め 128キロシンカーに懸命に手を伸ばすと、打球は右中間芝生に弾んだ。
3回には先頭打者として左 2塁打を放ってチャンスメーク。12日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)以来今季 7度目のマルチ安打を記録し「今日はよかったですね」と話した。
この日の 2安打で、 1割台に低迷していた打率も 2割に乗った。「また明日は明日ですね」。20日オリックス戦でも、高山が存在感を示していく。
続く植田海内野手も 1ゴロに倒れ無得点=阪神甲子園球場
高山のバットが、チーム唯一の得点を生んだ。 0- 3の 4回二死 1、 2塁。先発・石川の外角シンカーをバットの先で拾った。打球は右中間に弾み、 2走・糸井が生還。 3回先頭でも左中間へ 2塁打を放ち、今季 7度目のマルチ安打をマークした。「きょうはよかったです。あしたはあしたですね」と淡々と振り返り、ロッカーへと引き揚げた。
3回、 1ゴロに倒れた植田海内野手=阪神甲子園球場
植田は 0- 2の 1回無死 1塁で初球からセーフティーバントを仕掛けたがファウルになり、最後はバントの構えから 5球目を見送って三振に倒れた。「(初球は)セーフティーで(自分も)生きようと…。決めれなかった。それが僕の仕事。流れを作れなかった」と猛省した。 3点を追う 3回は二死 2、 3塁で 1ゴロと凡退したが、失敗を引きずらずに 5回にはきっちり投前犠打を決めた。反省も糧にして成長を目指す。
阪神のランディー・メッセンジャー投手がロッテ戦に先発し、 7回 8安打 3失点で降板した。「9勝」目はならなかった。
メッセンジャーは 1回、一死 2塁から中村に「適時2塁打」を浴び先制点を許すと、なおも 2塁から角中に右中間に「適時2塁打」を浴び 2点目を奪われた。 2回は二死 2塁から荻野に左前適時打を浴び 0- 3。その後は追加点を与えなかった。
打線は 4回、二死 1、 2塁から高山が右中間へ適時打を放ち 1点を返した。
阪神先発のランディー・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
ランディ・メッセンジャー投手が 7回 3失点と力投も、「4敗」目を喫した。
立ち上がり、先頭の荻野への四球から一死 2塁のピンチを招き、中村、角中に連続適時 2打を浴びて 2点を失った。 2回も二死 2塁から荻野に 3遊間を破られ、 3点目を奪われた。 3回以降はロッテ打線を散発 4安打無失点に抑えるも、阪神打線もロッテの継投の前に 1点に抑えられた。
メッセンジャーは「試合を壊さずに 7回まで投げることができた。(相手打線に)うまく打たれてしまった」と、リーグ戦再開後の巻き返しを誓った。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦・交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(06月)
2018年 公式戦 日程と結果(07月)