●阪神園芸スタッフの奮闘で、阪神は甲子園球場で試合前練習を行うことができた。阪神園芸スタッフが午前 9時に作業を開始。14時からの試合前練習にはグラウンドが使える状態にまで回復させた。大雨の影響で、 5日の中日戦(甲子園)から今日 7日DeNA戦(甲子園)が雨天中止となり、 3試合連続延期となった。 3戦連続で試合が延期になるのは1995年 7月 4~ 6日横浜戦(甲子園)以来、23年ぶりのことだった。先発は阪神岩貞祐太投手(26)、DeNA井納翔一投手(32)。DeNAは 3回、阪神北條史也内野手(23)の失策の間に先制した。今季初先発の井納は 3回まで 2安打無失点。阪神は 5回、 6回と得点圏に走者を送るも決定打が出ず無得点。DeNAは 6回途中に先発井納から「2番手」砂田毅樹投手(22)にスイッチした。DeNAは小刻みな継投で阪神の反撃を防ぎ、 5投手による無失点リレーで 1点を守った。あと 1本が出なかった。 9日からの広島 3連戦が中止となり、前半戦最後となった試合。金本知憲監督(50)は先発岩貞を 5回で下ろし、勝ちパターンの中継ぎ陣を総動員する攻めの采配を振ったが白星はつかめなかった。
●打線沈黙で 2年ぶり借金ターン…。阪神はDeNAに 0- 1で敗戦。 4日ぶりの試合で快音は響かず、今季 7度目の無得点負けとなった。西日本豪雨で 9日からの広島 3連戦(マツダ)が中止となったため、これで前半戦が終了。 9日からの広島 3連戦が中止となり、思わぬ形で前半戦が終わった。しかも今季 7度目の無得点負けで、借金は「3」-。金本監督は16日の巨人戦(甲子園)からの出直しを誓ったが…。前半戦での「5割」以上を「最低限」としていただけに、表情は厳しかった。 4日ぶりの試合は、「セ・リーグ最下位のチーム打率0.243」を象徴するような寂しい内容だった。糸井の死球骨折も痛いが、それ以前にチームの「基本形」が定まらないまま、開いていった首位広島との「7ゲーム」差だ。「チーム防御率3.72」は「リーグ1位」だが、自慢の投手陣も猛暑に入る。勝負の就任 3年目、ここからどう立て直すか。過密日程確実な後半戦、より手腕が問われる。
●雨天中止の影響で登板が 2度変更となった岩貞祐太投手が 5回を投げ、 3安打 1失点(自責点 0)で降板した。 3回二死 2塁から宮崎をゴロに打ちとるも、遊撃を守る北條が失策。 2塁走者の桑原が生還し、 1点を先制された。 4、 5回は連続で 3者凡退にしとめた。粘りの投球をみせるたが、味方の援護なく負け数先行の「4敗」目を喫した。前回登板はヤクルトの青木の頭部に当て、危険球退場となったが、影響を感じさせなかった。
●「2番・遊撃」で出場した北條は、 3回二死 2塁で宮崎の 3遊間への打球をグラブに当てて後逸し、痛恨の適時失策で先制点を与えてしまった。これが決勝点となり猛省した。 6回裏は左前打で 7試合連続安打とした。
●死球で右腓骨を骨折し出場選手登録を抹消されている糸井嘉男外野手(36)は 8日、鳴尾浜の室内で超音波治療などをおこなった。選手間投票で選出されているオールスターに何とか間に合わせ、16日から始まる後半戦に照準を合わせていく。
記事をまとめてみました。
<阪神0-1DeNA>◇11回戦◇阪神 8勝 3敗 0分◇ 8日◇阪神甲子園球場
阪神園芸スタッフの奮闘で、阪神は甲子園球場で試合前練習を行うことができた。
阪神園芸スタッフが午前 9時に作業を開始。その段階では「なんとか(18時開始の)試合までには間に合わせたいですね」と話していたが、14時からの試合前練習にはグラウンドが使える状態にまで回復させた。
「何日も室内で練習していたわけだから、晴れた日は(打球を)気持ちよくスイングして、かっ飛ばしてほしいですね」
大雨の影響で、 5日の中日戦(甲子園)から今日 7日DeNA戦(甲子園)が雨天中止となり、 3試合連続延期となった。 3戦連続で試合が延期になるのは1995年 7月 4~ 6日横浜戦(甲子園)以来、23年ぶりのことだった。
阪神園芸スタッフは、常に選手たちが気持ちよくプレーできる環境を整えている。
阪神甲子園球場
先発は阪神岩貞、DeNA井納。DeNAは 3回、阪神北條の失策の間に先制した。今季初先発の井納は 3回まで 2安打無失点。
阪神は 5回、 6回と得点圏に走者を送るも決定打が出ず無得点。DeNAは 6回途中に先発井納から「2番手」砂田にスイッチした。
DeNAは小刻みな継投で阪神の反撃を防ぎ、 5投手による無失点リレーで 1点を守った。阪神と並んで「2位タイ」に浮上した。井納が「3勝」目。山崎は「18セーブ」目。阪神岩貞が「4敗」目。
9回裏阪神無死、金本知憲監督(右)は大山悠輔内野手が中飛に倒れて渋い顔=阪神甲子園球場
阪神は打線に決定打が出ず敗れた。 3回に北條の適時失策で先制点を奪われると、打線はDeNA井納に苦戦。 5回は二死 3塁、 6回は二死 1、 2塁と得点圏に走者を送ったが、あと 1本が出なかった。
9日からの広島 3連戦が中止となり、前半戦最後となった試合。金本知憲監督は先発岩貞を 5回で下ろし、勝ちパターンの中継ぎ陣を総動員する攻めの采配を振ったが白星はつかめなかった。「いい当たりもしている。ちょっとな、糸原のレフトへの当たりとか、陽川の当たりとか、惜しい当たりもあったからね」などと振り返った。
阪神は今季 7度目の完封負けを喫した。借金「3」ターンが決まり、金本知憲監督は「後半戦、いち早くかえせるように行くしかない。調整するだけ。投手も行かせるし。( 2軍戦がある)鳴尾浜に、明日から」と語気を強めた。
力投していた先発岩貞に代打原口を送った。
「攻めないとと思って」。
金本監督のその他一問一答は以下の通り。
-何とか 1点を取りたかった
まあ、遠かったですね。
-得点圏での打撃か
そうですね。いい当たりもしている。ちょっとな。糸原の当たり、レフトとか。陽川の当た りとか。惜しい当たりもあったからね。
-日程変更で実戦感覚も影響があるか
3試合でしょう。 3試合は別に関係ないでしょう。
-岩貞は前回、死球の危険球退場だった。今回は
尻上がりに良くなったかなという感じはしますね。
1点が遠い展開に、渋い表情で試合をみつめる金本知憲監督。右は片岡篤史ヘッド=阪神甲子園球場
打線沈黙で 2年ぶり借金ターン…。阪神はDeNAに 0- 1で敗戦。 4日ぶりの試合で快音は響かず、今季 7度目の無得点負けとなった。西日本豪雨で 9日からの広島 3連戦(マツダ)が中止となったため、これで前半戦が終了。金本知憲監督勝負の就任 3年目。借金「3」の原因、誤算はなんなのか-。
9日からの広島 3連戦が中止となり、思わぬ形で前半戦が終わった。しかも今季 7度目の無得点負けで、借金は「3」-。
「後半戦、いち早く(借金を)返せるようにやっていくしかない」
金本監督は16日の巨人戦(甲子園)からの出直しを誓ったが…。前半戦での「5割」以上を「最低限」としていただけに、表情は厳しかった。
23年ぶりの 3試合連続中止による調整の狂いは「 3試合でしょ? 3試合は全然…関係ないでしょ」と首を振ったが、 4日ぶりの試合は、「セ・リーグ最下位のチーム打率0.243」を象徴するような寂しい内容だった。
春季キャンプを打ち上げた際、指揮官は「これまでのチームで一番強い」と胸を張った。優勝への手応えを明確に口にして、臨んだシーズン。その誤算とは-。
7回、内野安打を放った鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
(1)遊撃など、固定できていないポジション
戦前から課題と言われていたセンターライン。開幕は捕手・梅野、遊撃・糸原、 2塁・鳥谷、中堅・高山で迎えたが、74試合を消化し、そのままなのは梅野だけだ。上本の故障離脱で糸原は 2塁でほぼ固定されたが、要の遊撃は植田、熊谷、そして北條が日替わりで出場。ただこの日、北條が適時失策したように遊撃手のミスは目についた。
今季の「チーム失策数51」も、「12球団ワースト」。就任 1年目が「リーグワースト97」、昨年も「同ワースト2位86」で、守備の立て直しを図った中、さらに悪化させている現状は、固定できないポジションにあらわれている。
(2)大山の伸び悩み
昨季、 3塁で「ゴールデングラブ賞」を獲得した鳥谷を 2塁にまわしてまで金本監督は 3塁・大山にこだわった。だが大卒 2年目には敷居が高かったか。「打率0.204、2本塁打、16打点」。 6月下旬には一度、 2軍落ち。ウエートの強化で大山本来の柔らかい打撃が薄れてしまったのでは、という声も漏れ聞こえる。
9回、安打を放った鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場
(3)ロサリオの不振
金本監督の今季の開幕前の手応えは、なんといっても年俸 3億4000万円で獲得したロサリオだった。しかし本人は一挙手一投足が注目されることを極度に嫌がった。「俺は野球をしに日本にきたんだ…」。配球の読みにも欠点を露呈。マジメな性格が空回りしてパニックに陥り、 6月上旬に 2軍落ち。元々、球団内では外国人野手 2人制のプランもあったが、現場の肝いりでR砲を獲得したため緊急補強も慎重に。ナバーロを 6月中旬に獲得したが、後手後手感は否めなかった。
糸井の死球骨折も痛いが、それ以前にチームの「基本形」が定まらないまま、開いていった首位広島との「7ゲーム」差だ。「チーム防御率3.72」は「リーグ1位」だが、自慢の投手陣も猛暑に入る。勝負の就任 3年目、ここからどう立て直すか。過密日程確実な後半戦、より手腕が問われる。
◇データBOX◇
◎…阪神の無得点負けは今季 7度目。 6月17日の楽天戦(● 0- 8、楽天生命)以来。甲子園では 5度目。 0- 1敗戦は 5月29日のソフトバンク戦(甲子園)以来。
◎…雨天中止の次の試合は、今季はここまで 9試合で「8勝1分け」と無敗だったが、初敗戦となった。
阪神先発の岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
雨天中止の影響で登板が 2度変更となった岩貞祐太投手が 5回を投げ、 3安打 1失点(自責点 0)で降板した。 3回二死 2塁から宮崎をゴロに打ちとるも、遊撃を守る北條が失策。 2塁走者の桑原が生還し、 1点を先制された。 4、 5回は連続で 3者凡退にしとめた。
「 4回、 5回と自分のリズムで投げることができましたが、序盤にもう少し丁寧な投球をするべきでした。先に点を与えてしまったことが悔やまれます」。粘りの投球をみせるたが、味方の援護なく「4勝」目はお預けとなった。
3回表DeNA二死 2塁、遊撃手北條史也の適時失策で先制点を許した岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
阪神の岩貞は前半戦最後の登板で 5回 1失点(自責点 0)と持ち味を見せたが、負け数先行の「4敗」目を喫した。 3回二死 2塁で宮崎を迎えて 3遊間にゴロを打たせたが、北條が打球をはじいた間に 2塁走者が生還。「先制点が全ての試合になった。あそこでどうにか粘れないといけなかった」と悔やんだ。
前回登板はヤクルトの青木の頭部に当て、危険球退場となったが、影響を感じさせなかった。自身も選出された球宴を挟んで臨む後半戦へ「自分にもチームにも勝ちがつくように長いイニングを投げられるように」と話した。
3回二死 2塁で、宮崎の打球を捕れず、先制を許した北條史也内野手=阪神甲子園球場
「2番・遊撃」で出場した北條は、 3回二死 2塁で宮崎の 3遊間への打球をグラブに当てて後逸し、痛恨の適時失策で先制点を与えてしまった。これが決勝点となり「岩貞さんにもチームにも迷惑をかけてしまいました。もっと練習して投手からもチームからも信頼されるようにならないと」と猛省した。 6回には筒香の 2遊間への当たりを横っ飛びで好捕し、その裏は左前打で 7試合連続安打とした。悔しさを糧に後半戦で挽回する。
死球で右腓骨を骨折し出場選手登録を抹消されている糸井は 8日、鳴尾浜の室内で超音波治療などをおこなった。帰り際には「骨には日光浴がいいらしいで」と言い残すなど、元気なようす。杉本 2軍チーフトレーナーは「日々ようすを見ながら、やれることはやっています」と説明。選手間投票で選出されているオールスターに何とか間に合わせ、16日から始まる後半戦に照準を合わせていく。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(06月)
2018年 公式戦 日程と結果(07月)