●阪神が後半戦開幕戦を接戦で落とした。阪神は 1回にエフレン・ナバーロ内野手(32)の「右前適時打」で 1点を先制。巨人は 2回、 3回と得点圏に走者を進めるも、決定打が出ず無得点。巨人は 5回にケーシー・マギー内野手(35)の「左前2点適時打」で逆転に成功した。阪神は巨人先発内海哲也投手(36)から 6回まで 6安打を放つも 1得点止まり。巨人は 8回に亀井義行外野手(35)の「9号2ラン」で追加点。 7回以降は継投で逃げ切った。内海が「3勝」目。スコット・マシソン投手(34)「3セーブ」目。阪神は終盤に反撃するも借金「4」となった。ランディ・メッセンジャー投手(36)「6敗」目。金本知憲監督(50)は 8回の追い上げについて問われたが言葉少なで悔しさをにじませた。 8日DeNA戦(甲子園)以来、 8日ぶりの公式戦で白星を挙げられなかった。
●阪神新助っ人エフレン・ナバーロ外野手が 2安打 2打点と初めての伝統の一戦で奮闘した。 6月に途中加入した新外国人は前半戦終盤に体調を崩したが、球宴期間に英気を養った。自身初となる巨人戦で 4回には中前打を放った。エフレン・ナバーロ内野手が先制打を放った。 1回二死 1、 2塁で打席に入ったナバーロは、巨人内海の 136キロのストレートをとらえライト前へ抜けるヒット。 2塁走者の福留孝介外野手(41)がホームを駆け抜け 1点を先制した。ナバーロは喜んだ。 3点を追う 8回、一死 2、 3塁の場面では遊ゴロの間に植田海内野手(22)が生還し、 1点を返した。金本監督は評価。打率も「3割1分6厘」まで上昇。来日からまだわずか 1カ月で、早くも日本の野球に順応しつつある。心はこの日着用した「ウル虎ユニホーム」のように燃えていた。試合前から、周囲に米大リーグのヤンキース対レッドソックス戦のようなもの、と説明されうなずいていた。そんな宿敵を前にして気合が空回りしたのか、 5回の守備では一死 1塁から吉川尚輝野手(23)の左前打への処理でファンブル(失策)し、 2、 3塁とピンチを拡大。マギーの「逆転2点打」の呼び水となってしまった。ただ、懸命に日本野球を吸収しようとしている助っ人は、 1- 4の 8回一死 2、 3塁でも追い込まれながら遊ゴロを放って、 2打点目。金本監督も評価した。前を向いた背番号「99」。ファイティングポーズは崩さない。糸井嘉男外野手(36)、ウィリン・ロサリオ内野手(29)不在の穴を埋め、ポイントゲッターの役割を全うしていく。
●ランディ・メッセンジャー投手は球数がかさみながら 6回 2失点(自責点 1)と粘ったが、「6敗」目を喫した。13日にオールスター戦で登板してから中 2日での先発だった。 4回まで 0点に抑えていたが、 5回一死から四球と連打で逆転を許した。それでも許した 4安打はいずれも単打。 6回は三者凡退と崩れず、大黒柱として試合はつくった。自身通算「7度目」となる「2桁勝利」はお預けとなったが、粘りの投球は見せた。次は中 5日で22日のDeNA戦(横浜)に先発予定だ。
●マルコス・マテオ投手(34)が痛恨の1発を浴びた。 1点ビハインドの 8回に「3番手」で登板したが、先頭の岡本に安打されると、続く亀井に左翼ポール際に飛び込む「2ラン」を被弾。その裏に 2点を奪い 1点差まで詰め寄ったが、結果的にこの「2ラン」が響いた。マテオは前向きだったが、香田勲男投手コーチ(53)は課題を指摘した。
●阪神は16日、巨人戦の前に西日本豪雨の被災地支援のための募金活動を行った。午後 4時前から甲子園球場外の 1号門付近で福留外野手、鳥谷敬内野手(37)、梅野隆太郎捕手(27)、中谷将大外野手(25)、能見篤史投手(39)、藤浪晋太郎投手(24)、秋山拓巳投手(27)、桑原謙太朗投手(32)の 8選手が 2組に分かれて15分間ずつ募金箱の前に立った。その後にOBも参加した。
記事をまとめてみました。
<阪神 3- 4巨人>◇13回戦◇阪神 5勝 8敗 0分◇16日◇阪神甲子園球場
阪神は 1回にナバーロの「右前適時打」で 1点を先制。巨人は 2回、 3回と得点圏に走者を進めるも、決定打が出ず無得点。
巨人は 5回にマギーの「左前2点適時打」で逆転に成功した。阪神は巨人先発内海から 6回まで 6安打を放つも 1得点止まり。
巨人は 8回に亀井の「9号2ラン」で追加点。 7回以降は継投で逃げ切った。内海が「3勝」目。マシソン「3セーブ」目。阪神は終盤に反撃するも借金「4」となった。メッセンジャー「6敗」目。
8回投手交代を告げた金本知憲監督=阪神甲子園球場
阪神が後半戦開幕戦を接戦で落とした。 3点差をつけられた 8回無死 2、 3塁の好機を築くと、ナバーロの遊ゴロの間に 1点をかえし、二死 1、 2塁で代打原口が左前適時打を放った。だが、なおも二死 1、 2塁の同点機で梅野が空振り三振。あと 1歩、及ばなかった。
金本知憲監督は 8回の追い上げについて問われたが「まあ、そうですね」と言葉少なで悔しさをにじませた。 8日DeNA戦(甲子園)以来、 8日ぶりの公式戦で白星を挙げられなかった。
エフレン・ナバーロ内野手が先制打を放った。
1回二死 1、 2塁で打席に入ったナバーロは、巨人内海の 136キロのストレートをとらえライト前へ抜けるヒット。 2塁走者の福留がホームを駆け抜け 1点を先制した。ナバーロは「打ったのはおそらくツーシーム。(内海が)良い変化球を投げていたので、大振りせずにセンター返しを心掛けていました。後半戦のスタートにいいバッティングができました」と喜んだ。
1回裏阪神二死 1、 2塁、右前に先制適時打を放ったエフレン・ナバーロ内野手=阪神甲子園球場
阪神新助っ人エフレン・ナバーロ外野手が 2安打 2打点と初めての伝統の一戦で奮闘した。
初回二死から福留、陽川の連打でチャンスを広げ、迎えた打席。巨人内海が投じた内角低めの変化球を引っ張り、右前に先制となる適時打を放った。「 1打席目はチャンスだったので、プランを持ちながら打席に入れました」と振り返った。
3点を追う 8回、一死 2、 3塁の場面では遊ゴロの間に植田が生還し、 1点を返したが、「最後の打席で結果が出なかったところは悔いが残る」と反省した。金本監督は「四球も選んだりしてくれていますし、塁に走者がいてタイムリーも打ってくれたり」と評価。打率も「3割1分6厘」まで上昇。来日からまだわずか 1カ月で、早くも日本の野球に順応しつつある。
1回、先制の右適時打を放ったエフレン・ナバーロ内野手=阪神甲子園球場
阪神はナバーロの適時打で先制した。 1回二死 1、 2塁の場面で内海の 136キロを捉え、右前へ鋭い打球をはじき返した。「(内海が)いい変化球を投げていたので、大振りせずにセンター返しを心掛けた。後半戦のスタートにいい打撃ができた」と振り返った。
6月に途中加入した新外国人は前半戦終盤に体調を崩したが、球宴期間に「肉体的にも精神的にもリラックスできた」と英気を養った。自身初となる巨人戦で 4回には中前打を放った。
1回、先制タイムリーを放ったナバーロ内野手。後半戦開幕で最高のスタートを切ったが…=阪神甲子園球場
ずっとこの重みを味わってきたかのように、冷静に、そして心は熱かった。 6月に来日し、伝統の一戦初見参となったナバーロは、後半戦チーム初得点をたたき出すなど 2安打 2打点 1四球。宿敵のベンチにも、ファンにも、その名をしっかりと印象づけた。
「(先制点は味方の)安打が絡んでのチャンスでした。いいプランを持って入れました。スコアラーからの情報も頂いていたので、助かっています」
1回二死走者なしから福留、続く陽川が 2者連続の左前打で 1、 2塁とし、内海と初めて対峙した。内角初球のスライダーを見送り、コースを広く使ってくる36歳のベテラン相手にじっくり球筋を見極め、 4球目の真ん中に入ってきた直球系の 136キロを右前へ弾き返した。先制の適時打に加え、 1- 0の 4回先頭では中前に打球を飛ばして 2試合ぶり今季 2度目のマルチとし、 6回は一死から四球を選んで 3出塁と奮闘した。
心はこの日着用した「ウル虎ユニホーム」のように燃えていた。「(この一戦は)伝統あるチーム(同士)という感じがして、モチベーションがあがりました」とナバーロ。試合前から、周囲に米大リーグのヤンキース対レッドソックス戦のようなもの、と説明され「( 2球団の)ライバル関係に、長い歴史があるのは分かっている」とうなずいていた。
ナバーロ内野手(右)は 4回にも中前打。初G戦で闘魂をみせた=阪神甲子園球場
そんな宿敵を前にして気合が空回りしたのか、 5回の守備では一死 1塁から吉川尚の左前打への処理でファンブル(失策)し、 2、 3塁とピンチを拡大。マギーの「逆転2点打」の呼び水となってしまった。
ただ、懸命に日本野球を吸収しようとしている助っ人は、 1- 4の 8回一死 2、 3塁でも追い込まれながら遊ゴロを放って、 2打点目。金本監督も「まあフォアボールを選んだりしてくれていますし。タイムリーを打ってくれたり」と評価した。
「勝つために来ている。そのためにプレーしているので」と前を向いた背番号「99」。ファイティングポーズは崩さない。糸井、ロサリオ不在の穴を埋め、ポイントゲッターの役割を全うしていく。
阪神のメッセンジャーは球数がかさみながら 6回 2失点(自責点 1)と粘ったが、「6敗」目を喫した。13日にオールスター戦で登板してから中 2日での先発だったが「短い間隔で投げられるのは自分だけだと思っている。そこは影響ない」と話した。
4回まで 0点に抑えていたが、 5回一死から四球と連打で逆転を許した。それでも許した 4安打はいずれも単打。 6回は三者凡退と崩れず、大黒柱として試合はつくった。
阪神先発のランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
球宴での登板から異例の中 2日で、 3年連続 5度目の後半戦“開幕投手”を任されたメッセンジャーは 6回 2失点。打線の援護に恵まれず、自身通算「7度目」となる「2桁勝利」はお預けとなったが、粘りの投球は見せた。
「クオリティスタートだから、試合を作ることはできたと思います。打たれたのもシングルばかりだったからね」
2回一死満塁は 2者連続三振でしのぎ、 3回二死 1、 2塁も亀井を変化球で空振り三振。最速 152キロもマークしたが、 1- 0の 5回だ。四球と安打に左翼・ナバーロのミスも重なり、 一死 2、 3塁からマギーに逆転の 2点打を浴びた。
悔しい「6敗」目。それでも「(中 2日という)短い間隔で投げられるのは自分だけだと思っている」とプライドをのぞかせた。次は中 5日で22日のDeNA戦(横浜)に先発予定だ。
1回、坂本勇人内野手を右飛に打ち取ったメッセンジャー投手。「10勝」はお預けとなった=阪神甲子園球場
★阪神・香田勲男投手コーチ(八回のマテオ投手投入に)
「私のミス。あそこで頑張って自分の仕事をしてほしい選手」
★マテオ投手(亀井義行外野手に2ランを浴びるなど1回2失点)
「結果は出てこなかったけど、球の切れは前に戻っている」
◇データBOX◇
◎…メッセンジャーの後半戦開幕投手は 3年連続 5度目。 3年連続は球団では井川慶(2004-2006年)、外国人ではキーオ(0987-1989年)以来。
◎…球宴に登板した後、後半戦初戦に先発した阪神投手は、1996年の藪恵壹以来(中 5日)。中 2日は1982年の工藤一彦以来。また、江夏豊は後半戦開幕に先発した1970-1974年の 5年間すべて球宴に出場し、1972年には中 2日で先発した。
8回表巨人無死 1塁、亀井善行外野手に「2点本塁打」を浴びたマルコス・マテオ投手=阪神甲子園球場
マルコス・マテオ投手が痛恨の1発を浴びた。
1点ビハインドの 8回に「3番手」で登板したが、先頭の岡本に安打されると、続く亀井に左翼ポール際に飛び込む「2ラン」を被弾。その裏に 2点を奪い 1点差まで詰め寄ったが、結果的にこの「2ラン」が響いた。
マテオは「結果は出なかったが、球のキレ自体は前に戻ってきていると思う」と前向きだったが、香田投手コーチは「スライダーの曲がりとか良くなっているが、それだけでは。右打者の内角を攻めて行けるように投球の幅を広げてほしい」と課題を指摘した。
豪雨被害の募金活動をする、左から福留孝介外野手、鳥谷敬内野手、梅野隆太郎捕手、中谷将大外野手=阪神甲子園球場
阪神は16日、巨人戦の前に西日本豪雨の被災地支援のための募金活動を行った。午後 4時前から甲子園球場外の 1号門付近で福留、鳥谷、梅野、中谷、能見、藤浪、秋山、桑原の 8選手が 2組に分かれて15分間ずつ募金箱の前に立った。その後にOBも参加した。
選手会長の梅野は「被災された方の力に少しでもなれればとの思いで募金活動を行いました。 1日でも早く平穏な生活に戻れることを祈っていますし、私たち野球選手としては勝利を届けることが一番だと思いますので、今日から始まる後半戦も気持ち新たに戦っていきたいと思います」とコメントした。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(07月)
2018年 公式戦 日程と結果(08月)