●阪神は 2回、鳥谷敬内野手(37)の適時打、梅野隆太郎捕手(27)の「5号2ラン」で 3点を先制した。阪神は 3回までに 4点リードを奪い、「3連勝」を飾った。 3回にはウィリン・ロザリオ内野手(29)の左翼フェンス直撃適時打で 1点を追加した。DeNAは 4回二死満塁で大和内野手(30)が適時打を放ち 2点をかえした。阪神は 6回、糸原健斗内野手(25)の適時打、北條史也内野手(240)の中犠飛などで 4点を追加した。阪神は投打がかみ合い「3連勝」。先発小野泰己投手(24)が 8回途中 3失点と粘投。「6勝」目を挙げた。先発小野これで今季は 6回裏終了時点でリードを奪えば「37勝1分け」。金本知憲監督は救援陣をねぎらった。DeNAは先発濱口遥大投手(23)が 3回途中で降板と誤算で「3連敗」を喫した。
●阪神がベテランパワーで主導権を握った。 2回、無死 1、 2塁で鳥谷敬内野手が右前打を放って先制。鳥谷は 6月27日DeNA戦(横浜)以来、 1カ月半ぶりの適時打だった。鳥谷らしいライナーが、ムシッとした横浜の空気を切り裂いた。まだ、終わっちゃいない。大事なシーズンに合わせるかのようにもう一度、エンジンをかけてきた。東克樹投手(22)に続き、またもや、昨季「5戦3敗」の難敵・濱口を攻略! 2試合連続の先制に成功したのは 2回だった。先頭・糸井嘉男外野手(37)の「右翼線2塁打」からエフレン・ナバーロ(32)が四球。 143キロ直球を振り抜いた。 6月27日の同球場以来、実に30打席ぶりとなる適時打。 5回にも左翼線に 2塁打を放ち、 2試合ぶりのスタメンで底力を証明した。もともと、この日のスタメンは鳥谷だったもようだが、大山悠輔内野手(23)が打撃不振に陥っている以上、今後は鳥谷がメーンとなりそうだ。昨季も 8月は月別で最高の「打率0.333」をマークした夏男。金本知憲監督は期待。舞台が用意された以上、もう結果を出すのみだ。
●梅野隆太郎捕手(27)が「5号2ラン」を含む、 2安打 2打点の活躍で、チームを今季初の「3カード連続勝ち越し」に導いた。 2回、 1点を先制し、なお二死 3塁。 2ストライクと追い込まれてからDeNA東の 3球目、真ん中に甘く入った直球を逃さず、左翼席に運んだ。 6回にも先頭でエスコバーから左翼への 2塁打を放ち、ビッグイニングの足場を築いた。 7月 4日中日戦(甲子園)以来の 1発を振り返った。ハマスタ大好き!今季「9勝1敗」の横浜では、甲子園を抜く「10戦13発」。長期ロードなのにまるで“ホーム”の居心地だ。広島の優勝マジック点灯をまたも阻止し、「2位・巨人」とゲーム差なしと肉薄。真夏の快進撃が加速や!虎の正妻に、らしいパンチ力が戻ってきた。フルスイングで高々と打ちあがった打球は、長い滞空時間を経て左翼席に着弾。梅野が流れを一気につかむ「5号2ラン」だ。ダイヤモンドを回る表情は悠然でも、ベンチに帰ってくると“梅ちゃんスマイル”が弾けた。 1点を先制し、なお無死 1、 2塁で俊介が 3ゴロ併殺。二死 3塁とチャンスはしぼみかけ、梅野が打席に入った。 2ストライクと追い込まれた 3球目、 143キロ直球を一閃だ。真っ黄色に染まる左翼席に着弾すると、横浜の虎党は「六甲おろし」に酔いしれた。 7月 4日の中日戦(甲子園)以来、20試合ぶり。昨季は「3勝」を献上したDeNA・濱口に、阪神戦で初めて黒星をつける一発となった。金本監督は、恋女房の一撃が虎に勢いをもたらした。12安打 8得点の猛虎劇場で、今季初の 3カード連続の勝ち越しを決めた。梅野は 6回無死でも左翼線に 2塁打を放ち、今季12度目のマルチ安打とハッスル。リードで小野の「6勝」目もアシストした。この日は 5人がマルチ安打を記録。打線爆発のきっかけを、横浜で確実につかんでいる。プロとして大きな一歩を踏み出したのもここ、横浜だった。ルーキーイヤーだった2014年 4月277日、左中間スタンドへ「プロ初本塁打」をほうり込んだ。記念球は福岡の実家にある。だが、年末などに帰省しても決して思い出に浸るようなことはない。 8月は 2度目の「3連勝」で「6勝2敗」。借金は「3」にまで減り、またしても広島のマジック点灯を阻止した。「2位・巨人」とゲーム差なしと肉薄。頼もしく中心に座る正妻がいれば、虎の夏はもっと熱くなる。
●痛烈すぎる左越え適時打ののち、激しすぎる空振り三振。そして最後は「適時2塁打」で爆走。「チーム12本」の安打も、喜怒哀楽が野球をしているような、この男の前ではかすんでしまう。ヨコハマがロサリオ劇場と化した。 1回は濱口の得意球、チェンジアップを 3球ブンッと振りにいき、空振り三振に倒れた。前日10日の同戦はナバーロが 1塁で先発出場。 7月18日から16試合連続で先発出場していたR砲だったが、相手先発の相性によって、今後は併用となる流れだった。この日は福留孝介外野手(41)の休養日となり、両助っ人がスタメンに。 2回に梅野の「2ラン」が飛び出すと、自分のことのように喜び、ベンチでお先にナインとハイタッチ。チームのためにも、全力で結果を残しにいった。そして、 3回一死 2塁で迎えた第2打席で、左翼フェンス直撃の適時打で、貴重な追加点をたたき出した。 1塁からベンチへこぶしを突き上げる。感情爆発は止まらない。 4回二死 1、 2塁の第 3打席は、空振り三振で膝から崩れ落ちると、そのままバットをたたきつけ真っ二つに折ってしまった。まさにロサリオ劇場だ。出場 4試合ぶり今季「14度目マルチ安打」で、出場10試合連続出塁だ。ここまでの怒りを全部発散する、夏にしてみせる。
●糸原が貴重な中押し点をたたき出した。 2点差に詰め寄られていた 6回無死 1、 3塁でエドウィン・エスコバー投手(25)が高めに投じた 154キロ直球に反応し、鋭く 3塁線突破。 3回先頭でも 1塁内野安打で、 6試合ぶりのマルチ安打。疲れもたまっている中、全試合出場に向けても、また盛り返してきた。
●小野泰己投手が自己最長の 7回 2/3を投げて、「6勝」目を飾った。味方の援護をバックに、安定した制球力で 3失点にまとめた。 9奪三振も自己最多タイだった。 5点リードの 8回に二死満塁のピンチを招いて途中降板したことを反省。福岡・折尾愛真高校から富士大學を経て2016年「ドラフト2位」で入団。甲子園初出場を決めた母校は、前日10日の初戦で日本大学第三高校に敗れた。阪神は12安打 8得点でDeNAに勝って、「3連勝」とした。「3番」に座ったウィリン・ロサリオ内野手(29)が 2安打 2打点の活躍。先発した小野泰己投手は 7回 2/3を投げ 8安打 3失点で「6勝目(3敗)」を挙げた。先発した小野泰己投手は 7回 2/3を投げ 8安打 3失点で「6勝目(3敗)」を挙げた。ヒーローインタビューに呼ばれた小野は声を弾ませた。
●藤川球児投手(36)は 5点リードの 8回二死満塁で、珍しい 1球ホールドだ。大和を初球で遊ゴロに料理し頼もしい。登板「5戦連続の今季14ホールド」目だ。チームは 6回終了時にリードしていると、「37勝0敗1分け」で「勝率10割」。ラファエル・ドリス投手(30)がセーブに失敗した 2戦も、延長戦を勝ってきた。金本監督も大きくうなずいた。
記事をまとめてみました。
<DeNA 3-8阪神>◇16回戦◇阪神12勝 4敗 0分◇11日◇横浜スタジアム
阪神は 2回、鳥谷の適時打、梅野の「5号2ラン」で 3点を先制した。 3回にはロサリオの左翼フェンス直撃適時打で 1点を追加した。
DeNAは 4回二死満塁で大和が適時打を放ち 2点をかえした。阪神は 6回、糸原の適時打、北條の中犠飛などで 4点を追加した。
阪神は投打がかみ合い「3連勝」。先発小野は「6勝」目を挙げた。DeNAは先発濱口が 3回途中で降板と誤算で「3連敗」を喫した。
7回裏DeNA攻撃終了、小野泰己投手はピンチを最少失点で踏ん張り鳥谷敬内野手とグラブタッチ=横浜スタジアム
阪神は 3回までに 4点リードを奪い、「3連勝」を飾った。
2回に鳥谷の先制打、梅野の「2ラン」などで勢いづくと、先発小野が 8回途中 3失点と粘投。これで今季は 6回裏終了時点でリードを奪えば「37勝1分け」。金本知憲監督は「去年のパターンだよね。勝っている試合を必ずモノにする、という。今年は中盤ちょっとリリーフが 1点 2点負けているところでさらに追加点を取られて、というのが続いて。追い上げもむなしく、というのは)あったけど。反対に勝ちゲームを取っているというのはリリーフさまさまですね」と救援陣をねぎらった。
勝利を祝う、左から鳥谷敬内野手、金本知憲監督、岩崎優投手、小野泰己投手、藤川球児投手=横浜スタジアム
阪神がベテランパワーで主導権を握った。 2回、無死 1、 2塁で鳥谷敬内野手(37)が右前打を放って先制。「甘く来たボールにしっかり反応できた。先制できてよかったです」とコメントした。
鳥谷は 6月27日DeNA戦(横浜)以来、 1カ月半ぶりの適時打だった。
2回表阪神無死 1、 2塁、鳥谷敬内野手は右前適時打を放った=横浜スタジアム
鳥谷らしいライナーが、ムシッとした横浜の空気を切り裂いた。まだ、終わっちゃいない。大事なシーズンに合わせるかのようにもう一度、エンジンをかけてきた。
「甘くきた球にしっかり反応することができた。とりあえず真っすぐを、と思っていました」
東に続き、またもや、昨季「5戦3敗」の難敵・濱口を攻略! 2試合連続の先制に成功したのは 2回だった。先頭・糸井の「右翼線2塁打」からナバーロが四球。無死 1、 2塁で鳥谷は「バントもあるかな、と思っていたんですが、打たせてもらったので」と振り返った中、 143キロ直球を振り抜いた。 6月27日の同球場以来、実に30打席ぶりとなる適時打。 5回にも左翼線に 2塁打を放ち、 2試合ぶりのスタメンで底力を証明した。
夏男や! 2回に先制打を放つなど、鳥谷敬内野手がマルチ安打をマークした=横浜スタジアム
「常に準備して、いわれたところで、しっかりやるだけです」
試合前、好調虎にアクシデントが襲った。これまで主に 3塁を任されていた陽川が右肘痛を発症。屋外でのフリー打撃は回避し、打球捕も相手にグラブトスで返すなど右肘をほぼ使わず…。12日の抹消が決まった。
もともと、この日のスタメンは鳥谷だったもようだが、大山が打撃不振に陥っている以上、今後は鳥谷がメーンとなりそうだ。昨季も 8月は月別で最高の「打率0.333」をマークした夏男。金本監督は「春先よりは今の方がだんだん振れてきているしね。暑いときに調子を出すタイプですからね」と期待。舞台が用意された以上、もう結果を出すのみだ。
「目の前の試合を何とかするしかない」と鳥谷は力を込める。借金はまだ3ある。ためたパワーを思う存分発揮してほしい。
梅野隆太郎捕手が「5号2ラン」を含む、 2安打 2打点の活躍で、チームを今季初の「3カード連続勝ち越し」に導いた。
2回、 1点を先制し、なお二死 3塁。 2ストライクと追い込まれてからDeNA東の 3球目、真ん中に甘く入った直球を逃さず、左翼席に運んだ。 6回にも先頭でエスコバーから左翼への 2塁打を放ち、ビッグイニングの足場を築いた。「(本塁打は)久々の感触でした。チェンジアップも頭にあった中でストレートを引っ張れたのはよかった」と、 7月 4日中日戦(甲子園)以来の 1発を振り返った。
2回表阪神二死 3塁、梅野隆太郎捕手は左越えに「2点本塁打」を放った=横浜スタジアム
ハマスタ大好き! 阪神は梅野隆太郎捕手が「5号2ラン」を放つなど、DeNAに 8- 3の快勝で「3連勝」。今季「9勝1敗」の横浜では、甲子園を抜く「10戦13発」。長期ロードなのにまるで“ホーム”の居心地だ。広島の優勝マジック点灯をまたも阻止し、「2位・巨人」とゲーム差なしと肉薄。真夏の快進撃が加速や!
虎の正妻に、らしいパンチ力が戻ってきた。フルスイングで高々と打ちあがった打球は、長い滞空時間を経て左翼席に着弾。梅野が流れを一気につかむ「5号2ラン」だ。ダイヤモンドを回る表情は悠然でも、ベンチに帰ってくると“梅ちゃんスマイル”が弾けた。
「久々の感触でした。実戦で結果が出たのは大きいです。次(打者)が小野だったので少々ボールでもいかないと、といった結果が最高の結果になってくれました」
1点を先制し、なお無死 1、 2塁で俊介が 3ゴロ併殺。二死 3塁とチャンスはしぼみかけ、梅野が打席に入った。 2ストライクと追い込まれた 3球目、 143キロ直球を一閃だ。真っ黄色に染まる左翼席に着弾すると、横浜の虎党は「六甲おろし」に酔いしれた。
「雰囲気を変えられてよかった」と胸を張る一発は、 7月 4日の中日戦(甲子園)以来、20試合ぶり。昨季は「3勝」を献上したDeNA・濱口に、阪神戦で初めて黒星をつける一発となった。
金本監督は「向こうの失投でしょうけどね。あっこで…」としたが、恋女房の一撃が虎に勢いをもたらした。12安打 8得点の猛虎劇場で、今季初の 3カード連続の勝ち越しを決めた。梅野は 6回無死でも左翼線に 2塁打を放ち、今季12度目のマルチ安打とハッスル。リードで小野の「6勝」目もアシストした。
これでチームは今季、横浜スタジアムで「9勝1敗」。チーム本塁打は10試合で「13本」で42試合で「12本」だった本拠地・甲子園を抜き去り、球場別トップに躍り出た。指揮官も「みんな、ここにきたらよく打つよ」と笑うように、この日は 5人がマルチ安打を記録。打線爆発のきっかけを、横浜で確実につかんでいる。
プロとして大きな一歩を踏み出したのもここ、横浜だった。ルーキーイヤーだった2014年 4月277日、左中間スタンドへ「プロ初本塁打」をほうり込んだ。記念球は福岡の実家にある。だが、年末などに帰省しても決して思い出に浸るようなことはない。
2回、「5号2ラン」を叩き込んだ梅野隆太郎捕手。横浜では甲子園よりも打つで~!=横浜スタジアム
「今はね。そういうのは全部、プロ野球人生が終わったときに振り返るものだと思うから」
あの瞬間から 4年-。今季からは選手会長となった。「何も変えるようなことはないよ」と不変を強調するが、背負うものも増えた。だからこそグラウンドでもあえて感情を出すことで、チームを鼓舞している。
「チームが借金を抱える中で、自分も何かを変えないと。守備でも攻撃でも、いい意味で感情を出していけたら」
8月は 2度目の「3連勝」で「6勝2敗」。借金は「3」にまで減り、またしても広島のマジック点灯を阻止した。「2位・巨人」とゲーム差なしと肉薄。頼もしく中心に座る正妻がいれば、虎の夏はもっと熱くなる。
◆金本知憲監督(小野に)
「前回よりはストライクが入っている。あの球の勢いと変化球の攻めがあれば、ストライクさえ取れれば、試合をつくれる」
◆鳥谷敬内野手(先制打を含む 2安打で先発起用に応え)
「常に準備して、言われた時にやるだけ」
◆ナバーロ内野手(来日初の 3安打)
「スコアラーがいい情報をくれて、それが助かっている。調子は悪くないし、それがいい方向に出た」
◇データBOX◇
◎…DeNAには今季「12勝4敗」で、横浜スタジアムでは「9勝1敗」。12日も勝てば、今季の対戦カード勝ち越しが決まる。
◎…阪神がDeNAに「2連勝」で、今季初の 3カード連続勝ち越し。 8月 4、 5日のヤクルト戦(京セラ)で「2勝」、 7- 9日の巨人戦(東京ドーム)で「2勝1敗」だった。
◎…阪神は横浜スタジアムで、球場別では最多の「13本塁打」。うちロサリオが最多の「3本」で、梅野と糸井が「2本」。セ・リーグの本拠地で最も少ないのがナゴヤドームの「1本」。
4回のチャンスで三振に倒れ、バットをへし折るロサリオ内野手。悔しさをあらわにした=横浜スタジアム
痛烈すぎる左越え適時打ののち、激しすぎる空振り三振。そして最後は「適時2塁打」で爆走。「チーム12本」の安打も、喜怒哀楽が野球をしているような、この男の前ではかすんでしまう。ヨコハマがロサリオ劇場と化した。
「有利なカウントだったし、得意なゾーンのボールに集中していた。いい追加点が取れてよかった」
1回は濱口の得意球、チェンジアップを 3球ブンッと振りにいき、空振り三振に倒れた。前日10日の同戦はナバーロが 1塁で先発出場。 7月18日から16試合連続で先発出場していたR砲だったが、相手先発の相性によって、今後は併用となる流れだった。この日は福留の休養日となり、両助っ人がスタメンに。 2回に梅野の「2ラン」が飛び出すと、自分のことのように喜び、ベンチでお先にナインとハイタッチ。チームのためにも、全力で結果を残しにいった。
3回、左越えの適時打を打ったウィリン・ロサリオ内野手=横浜スタジアム
そして、 3回一死 2塁で迎えた第2打席で、左翼フェンス直撃の適時打で、貴重な追加点をたたき出した。 1塁からベンチへこぶしを突き上げる。感情爆発は止まらない。 4回二死 1、 2塁の第 3打席は、空振り三振で膝から崩れ落ちると、そのままバットをたたきつけ真っ二つに折ってしまった。まさにロサリオ劇場だ。
6- 2の 6回一死 1、 2塁でも左翼線適時打を放って 2塁上からほえた。金本監督は「ロサリオも最後、ああいう三振が 2つ続いたけど、もうちょっと駆け引きをやっていきましょうか」とこの日は大目に見た。 4打数 2安打 2打点、 3三振に1バット折り。怒りを見事パワーに変えてみせた。
3回、左越えの適時打を打ったウィリン・ロサリオ内野手=横浜スタジアム
グラウンド外でも、こんな“怒り”をあらわにしたことがあった。イカした金髪に染めようと思い立った、夏前のこと。一部分だけ染めてもらうようお願いし、美容院の席に着いた。だが、うまく伝わらず大部分がオレンジ色に…。すぐにやめた。元の色に戻した。そんな繊細な一面もある。バットに八つ当たりしたくなる、夜もある。チームのため、自分のため、必死で結果を出そうともがいている。
出場 4試合ぶり今季「14度目マルチ安打」で、出場10試合連続出塁だ。ここまでの怒りを全部発散する、夏にしてみせる。
糸原が貴重な中押し点をたたき出した。 2点差に詰め寄られていた 6回無死 1、 3塁でエスコバーが高めに投じた 154キロ直球に反応し、鋭く 3塁線突破。「追い込まれていたので。次につなげようと。いいところに飛んで、タイムリーになってよかったです」。 3回先頭でも 1塁内野安打で、 6試合ぶりのマルチ安打。疲れもたまっている中、全試合出場に向けても、また盛り返してきた。
阪神先発の小野泰己投手=横浜スタジアム
小野泰己投手が自己最長の 7回 2/3を投げて、「6勝」目を飾った。味方の援護をバックに、安定した制球力で 3失点にまとめた。 9奪三振も自己最多タイだった。
「素直にうれしいです。前半に点を取ってもらったあとにしっかりゼロに抑えられたのはよかったと思います
5点リードの 8回に二死満塁のピンチを招いて途中降板したことを反省。「前回の登板でも中継ぎの人たちには苦労をかけてしまった。なんとか長いイニングを投げられるようにと思って投げたんですけど。あそこで投げ切れれば自分の自信になったのかと思います」
福岡・折尾愛真から富士大を経て2016年「ドラフト2位」で入団。甲子園初出場を決めた母校は、前日10日の初戦で日大三に敗れた。「昨日、残念な形で負けてしまったんですけど、なんとか自分は活躍できるようにと思って今日は臨みました」と先輩の貫禄を示した。
4回、打球の行方を見つめる小野泰己投手=横浜スタジアム
阪神は12安打 8得点でDeNAに勝って、「3連勝」とした。「3番」に座ったウィリン・ロサリオ内野手が 2安打 2打点の活躍。先発した小野泰己投手は 7回 2/3を投げ 8安打 3失点で「6勝目(3敗)」を挙げた。ヒーローインタビューに呼ばれた小野は声を弾ませた。
--6勝目です
「素直にうれしい。梅野さんのミットを信じて、全力で投げた」
--きょうの良かった点は
「前半は点をとってもらった後に0で抑えたのが良かった」
--テンポも良かった
「きょうは自分のピッチングができた」
8回途中まで投げ 3失点と力投した小野泰己投手=横浜スタジアム
--八回は途中で降板
「前回の登板でも中継ぎの方に苦労をかけたので、次は長いイニングを投げられるようにしたいと思っていた。あそこをしっかり投げきれれば、自分の自信になったのにと思う」
--カーブなど変化球がさえた
「緩急を使えていた。その分まっすぐも良かった」
--母校・折尾愛真が甲子園出場
「きのうは残念だったが、自分は活躍できるように、と思って投げた」
--次回に向けて
「次回もしっかり腕を振って、味方を信じて点を取ってもらえるまで粘って勝ちにつながる投球ができればいい」
藤川は 5点リードの 8回二死満塁で、珍しい 1球ホールドだ。大和を初球で遊ゴロに料理し「 7、 8回はそういう(出て行く)可能性がある。ドリスを休ませないといけないので」と頼もしい。登板「5戦連続の今季14ホールド」目だ。チームは 6回終了時にリードしていると、「37勝0敗1分け」で「勝率10割」。ドリスがセーブに失敗した 2戦も、延長戦を勝ってきた。金本監督も「勝ち試合を全部とっているというのは、リリーフさまさまですね」と大きくうなずいた。
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
全身全霊を懸けて不屈の精神で立ち向かう。たとえ、どんなに苦しい局面になろうとも、最後の最後まで絶対に勝負を諦めない。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。そうした強い決意をスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2018年のシーズンロゴとしても展開して参ります。
2018年公式戦順位表
2018年交流戦順位表
2018年 公式戦 日程と結果(08月)
2018年 公式戦 日程と結果(09月)